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表題作ギヴン 9

上ノ山立夏
高校3年生・ギター担当
佐藤真冬
高校3年生・ヴォーカル&ギター担当

その他の収録作品

  • Strawberry Swing 01〜04
  • カバー下 キャラクター紹介

あらすじ

立夏からと柊からそれぞれ渡された2枚のチケットを握り、柊たちのバンド「syh」のライブ会場がある渋谷に降り立った真冬。立ち止まる真冬に声をかけたのは、東京にいるはずのない雨月だった。とある冬に始まった、真冬と彼を取り巻くひとたちの音楽と恋とのすべてがつめこまれた「ギヴン」いよいよ完結!!

作品情報

作品名
ギヴン 9
著者
キヅナツキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668807
3.8

(315)

(162)

萌々

(50)

(24)

中立

(42)

趣味じゃない

(37)

レビュー数
56
得点
1124
評価数
315
平均
3.8 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数56

恋と音楽の物語

賛否両論あるみたいですが、私はこの終わり方で満足です。
幼なじみで自分の半身のような恋人が、自分の言葉を引き金にしたように亡くなる。こんな事が起きたら普通の高校生じゃ立ち直れない。でも立夏という、真冬を過去を含めて愛してくれる存在と音楽があるから進みはじめた。
立夏は本当に懐が深い男といいますか、普通の高校生なら元彼の事をもっと知りたくなるし、嫉妬する。なのに立夏はそれを感じさせない。むしろ真冬の一部としてる感じすらある。
最後まで由紀と真冬に焦点が当たってる感じがする方も多いと思いますが、仕方がないとも思います。生者は死者には勝てないし、その反対に死者は新しい思い出を作ることはできない。真冬にはたくさん由紀への思いをお腹に抱えて、これからも立夏と生きていって欲しい。立夏と音楽と出会う前はきっとお腹の傷からたくさん血を流しているけど、それにすら気づかない日々だったと思うので。

ここからは……立夏推しの戯言ですが、もし由紀が生きていたとしても、いつかは別れがあった気がします。shyと立夏たちのバンド繋がりとかで、立夏と真冬は惹かれあい、結果的に由紀との関係も終わってしまったのかも。由紀という人物が一生の恋の相手としては真冬の手に余るというか……結果的に傷つけ合う関係になりそうで。立夏の類まれなる才能をもちつつも、普通の高校生的な感覚や優しく穏やかな気質が真冬とは激しい恋にはならなくとも、お似合いかなと。
立夏と真冬のイチャイチャシーンは少なかったですが、色々厳しい昨今、だからこそアニメや映画でも楽しめたのかなと思います。いいの、このふたりにはゆっくりゆっくり穏やかに恋を育んで欲しい。
イチャイチャシーンは脳内補完して楽しみます!笑
私はアニメを先に見た派ですが、改めてどちらも良きですね!コミックには歌詞はなかったのに、あんなすごい世界観を作り上げてくれた方々に改めて感謝です!!
この作品に出会えて本当に良かったです。
周りにBL好きな人がいなくて語り合えないけど、ギヴンの好きなシーンについて語り合いたい!!

0

誰かのとくべつな音楽の話

最終巻です
とてもとても良かった
やはり音楽×青春×恋は間違いなしですな

真冬の葛藤をみて背中を押したのが雨月な事がとても嬉しい
真冬に背中を押された雨月からの「大丈夫」
あー、雨月、幸せになってくれよほんとに……

雨月と秋彦と同じように、恋愛と音楽を天秤にかけることに怯える真冬
選ぼうが選ばないでいようがどちらにせよ時は進んでいくんですよね……

ライブの描写、めちゃくちゃ良い
音楽でまた由紀に会えたんだね
そしてそれを立夏から受け取った

音楽も恋愛もどちらも取ったわけです
最高ですよ
やはりハッピーエンドは大切です
真冬はやはり由紀のことは抱えていくんでしょう
でもそれも真冬の1部なのだと思います
そしてそれを立夏も分かっているんじゃないかな

欲を言えばもっとイチャイチャが見たかったな
立夏と真冬の初Hが気になりすぎる

全体的に満足感は高いです
ぜひ読んでくださいm(_ _)m

0

ゴールに迷った?

 うーん、けっして悪くはなかったのですが、長編シリーズとして続いてきた作品の最終巻、それもBL漫画の最終巻としては随分あっさりとした終わり方だったなぁというのが正直な感想です。というか、少なくとも私には脇役の方が魅力的で、話が本来メインである立夏と真冬に戻ってきた時に、もう2人の関係性にどっぷり浸れるような余地が残っていなかったという感じ。立夏の存在感も結局最後まで薄かった。ここまで結末が簡素なら、真冬と立夏の話が終わってから、タイトルを多少変えるなりしてスピンオフとして脇役たちに焦点を当てた方が良かったかもしれません。バンドの音楽で魅せる描写も弱いし、健全な関係を続けてきた後に「エッチする?」という台詞が飛び出すのも急すぎてちょっと萎えました。キャラクターに愛着はあるので、またアニメなどで出会えたら嬉しいと思います。

0

全巻一気読み

音楽の中に生き続ける、感じられる、音楽にはその力がある… 真冬の迷いとか立夏の感じるもどかしさとか…でも選択するその時に音楽がすべてを繋いでいて、素晴らしい物語でした… 雨月と秋彦の関係はしんどかった、泣いたよ…春樹もしんどかったよね…あの髪を切った時が1番ヒリヒリした。 登場人物すべてのキャラクターが魅力的で箱推しになるねこれは1人だけ最推しに選ぶなら玄純ですね…激重じゃんあの人…

1

ちゃんとした終わり

本誌で読んでいた時はこれで終わりということで凄く物足りなさを感じた。
9巻が出て改めて最初から読むと真冬と立夏から始まったお話しとしてはうまく最終回でまとめたんだなあと。
ただその肝心の二人の恋愛サイドが個人的に消化不良な感じがあって
そこがやっぱり物足りなかった。
けれども10年後の続編が始まったことでその部分が補完されるのかなと期待。

由紀と海に行った時、帰ったらセックスしようとの由紀の言葉に「やだ」と断った真冬が
今度は自分からそれを言うのがきれいな終わり方だなとも思った。
立夏の反応でちょっとコミカルにも感じるシーンだけど
もしかして真冬は由紀に「やだ」って言ったの後悔してるのかな…とチラッと思ったりして胸が痛んだ。

ところでギヴンの1巻が出た時のちるちるでの作者のインタビューを見つけたので読んでみたら
弟系童貞×不思議系非処女と言っていてなるほど!と。
そりゃ童貞攻めだったらエッチ描写しちゃったら非童貞になっちゃうから設定変わっちゃうよねと
いやそこ真面目にこだわってたと本当に思ってるわけではないですが(笑
10年後はどんな肩書き?になるか楽しみでもある。

0

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