藍原 想は普段は地味で目立たない会社員です。
でもプライベートでは女装姿をSNSにアップするのが趣味の、宅コスプレイヤーとして活動しています。
後輩の入谷くんとお付き合いすることになり、コスプレイヤーとしての活動も2人の関係もとにかく順調で楽しい日々。
藍原さん、待ってましたのお付き合い編です。
お付き合い開始後の甘々生活が描かれると共に、同じ会社で働いているのですが身バレの危険にさらされたり、お互いがちょっとしたことに嫉妬したり…とお付き合い後ならではの展開になっています。
中でも物語のメインはそれぞれの家族へのカミングアウトですね。
藍原さんも入谷くんもお互いを家族に紹介すると共にカミングアウトすることになります。
どうなるのかな、とドキドキの展開ではありますが、素敵な人たちしか出てこないのでそこは心配しなくて大丈夫です。
とにかくこの続巻でも入谷くんの愛に揺らぎが全くありません。
年下大型わんこみたいな彼の藍原さんへの愛はすごいです。
加えて藍原さんの可愛さは格段にパワーアップ。ますます、めちゃめちゃ可愛いです。
入谷くんも独り占め、隠しておきたくなっちゃいますねー
エッチなシーンもパワーアップ。
2人のイチャラブも堪能できる、幸せな一冊です。
エリート家系で育った遥貴はゲイであることを誰にも打ち明けられず暮らしています。
そして長年の願望がいつか叶いますように、と近所の神社で神頼みすることが日課となっていました。
ある日、境内で倒れている男を発見した遥貴。流れで自宅へ連れて帰ると、徒和と名乗るその男の正体はなんと神様だと言うのです!
神様とサラリーマンのピュアラブです。
神様っぽい…ではなく、本当に神様なのでファンタジーBLです。
周りにゲイであることを隠し、神頼み以外では本音を言えない遥貴はとってもピュアでいい子で可愛いです。
神様である徒和も、神様だからいい人なのは当たり前なのですがすごく純粋でピュア。
そんな2人の恋なので本当に可愛い!
人間と神様の恋は一筋縄で叶うわけは無く、一緒にいると神である徒和が消えてしまうかもしれない…という切ない展開になっていくのですが、そこは何とか乗り越えてハッピーエンドにたどり着きます。
ファンタジーものをハッピーエンドにするのは色々難しいところもありますが、いいなーという展開になっておりました。
会社の人達も2人の仲を知ることになるのですが、嫌な人はおらず、優しい世界でいいなーと思いました。
最後のきちんと結ばれてからのエッチシーンがとーってもよかったです。
描き下ろしも可愛くて、ずっと幸せでいて欲しいですねー!
周囲からはしっかり者の優等生と思われている希理。
しかし本当は、不安になるとおしゃぶりを吸わずにはいられないという秘密を抱えています。
寮の一人部屋で、内緒でおしゃぶりタイムを送っている希理ですが、キラキラ後輩の幸村と同室になることに。同室の幸村におしゃぶりのことがバレてしまい…
表紙を見るとそういうプレイなのかな?とも思ってしまったのですが、そういうことではなく本当におしゃぶりが手放せない男の子と後輩のお話です。
普段真面目で優等生の希理のおしゃぶりタイムは想像以上の破壊力!
お布団にくるまって、おしゃぶりを吸いながら泣いちゃうって…プレイじゃなくて本当にしているのですが可愛すぎてどうにかなりそうでした。
おしゃぶりを吸うようになったのには理由があり、手放したい葛藤等も描かれるのですが、もうそのままでもいいんだよ、という気持ちになりました。
キラキラで完璧な後輩幸村くんもすごーくよかったです。
聖母と例えられる彼は完璧!でも人一倍独占欲があって、そのギャップもよかったです。
お付き合いすることになり、描き下ろしでエッチする訳ですが、お付き合い後のイチャイチャ、もーっと見たかったです!
先生のあとがきにあるように、癒やされる優しいBLでした。絵もすごーくキレイです!
母親の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは、アラサー会社員でダンサーの淳。
社会人と大学生、もともと異性愛者が惹かれ合っていく物語です。
絵がとにかくきれいですね。はじめましての先生でした。
社交ダンスを舞台にした物語で、ダンスシーンもたくさん出てきます。特にそこが美しい!
晃介はダンスを通して淳に惹かれ、淳はもともとダンスを通して亡き晃介の母親に憧れていた、という物語なのでダンスがとても大切なキーになっています。
もともと2人ともノンケなのですが、悩みはするのですがそこまで大きな事件は無く、惹かれ合いお付き合いという形になります。そのへんはもっとじっくり読みたかったような気はしました。
最初から女の子が出てくるのですが、当て馬ではなく普通にいい子でした(幼馴染)
エッチシーンはエロ、というよりきれいな感じです。
お付き合い後のラブラブをもっと読みたいな〜と思いました。
お互いひねくれ者同士だけど、憎まれ口を叩きながらも前より素直な感情を伝えられる関係性に成長中の2人。
ナカしても5巻です!
楪に触発されて受験勉強に勤しむ常盤はある日模試の会場で元カノに遭遇します。
5巻はこの元カノとのお話がメインとなります。
この元カノは当て馬になることなどはなく完全に過去の人なのですが、常盤の過去が分かったり、楪が元カノの存在に嫉妬したり…そういったことを経てますます2人の関係は深くなっていきます。
ナカしてはそこまで大きな事件は起きなくても、2人の関係がゆっくり丁寧に描かれているのが本当にいいです。
そしてその間に挟まれるエッチシーンがたまらなく良い!
夏のお話なので夏祭りのシーンも楽しめます。浴衣!
このあとは秋になり、いよいよ2人の受験シーズンも到来ですね。
受験、大学生、その先社会人とずっと見ていたいー!
2人の関係が深まって、それぞれ素直な部分が増え、2人とも本当にいい子だしいい関係だし大好きです。
ミカイルとの戦闘がこの巻で終結します。
5巻のストーリーもかなり重く苦しいものでしたが、ミカの最後はまたかなり辛いものとなりました。
仕方がないという言葉では片付けられない、しんどい展開です。
そしてミカとの戦闘の中でエルヴァはアルトの秘密を知ることになります。
アルトは本当に自分の味方なのか?揺らぐエルヴァと自分を信じられなくなるアルト。
ミカとの戦闘の終結、アルトの出生の秘密、そして色々なことを知るためにアルトは島を一度離れることになります。
ストーリーがめちゃめちゃ進みました。
5巻、6巻でかなり進んだ印象です。
しんどい展開続き、最後はえ?どうなるの?というところで終わっていて早くも続きが気になります。
レビューを読んでいてもこのしんどい展開がつらいという人が多いのも分かるのですが…BLは置いておいてもめちゃめちゃ引き込まれる作品と私は常々思っています。
そしてこの巻はしっかりBL展開があるんですよ!
2人が結ばれる時を皆さんも目に焼き付けてほしいー!
2人がしっかり幸せになれる未来に早くたどり着いてほしいです。
藤永の主演の舞台が始まり、先天性難聴のケイトは、藤永の演技を目に焼き付け、そして、多くの人を魅了する姿を目の当たりにします。
そんな中、公演後の藤永から会いたいと連絡がケイトに入って…
3巻では2人の恋がくぐーーーっと進みます。
とは言ってもピュアな2人、2人のペースでちゃんと進んでいくのですが1巻2巻に比べると進むし深まった感じがすごくしました。
お互いがお互いのことを好きでたまらない感じ。
一緒にいるとフワフワして浮ついてしまったり、相手を独り占めしたいと思ったり、少しの時間でも一緒にいたくて無理したり、たまりませんね。
2人の気持ち的には完全なる両想いで心配は無いのですが、周りはちょっと不穏だったり不安なところも…
そのへんは4巻に持ち越しなのですが、あまり切ない展開にはなって欲しくないなぁ。
2人なら大丈夫と思っても、2人にはちゃんと幸せであってほしいです!
2人の気持ちを深く確かめあった3巻、すごーくよかったです。
色々持ち越しているので早く続きが読みたいです!
黄昏アウトフォーカスシリーズの残像スローモーション、新章スタートです!
このシリーズは他にも物語があるのですが、私はこの残像スローモーション、仁と義一のカップルが1番好きなので新章が読める、また2人に逢えるなんて嬉しすぎる!
仁の受験に始まり、卒業前の時間、卒業、卒業旅行、入学とストーリーは進んでいきます。
お互い不器用だったり、素直じゃないところもあったりで色々あるのですが、どんどん絆は深まっていて2人の時にはすごく素直になれたり、とんでもなく可愛かったり、とーってもよかったです。
仁は高校を卒業して遠くの大学に行ってしまう、仁も義一もそれをすごく寂しく感じていて、切なさと新しい暮らしへの気持ちとが混ざり合って青春だなぁ…と思いました。
これからのことを話すシーン、すっごくよかったです。
先生の絵は本当にきれいで、エッチなシーンもすごくセクシーでエッチなんだけどそれだけじゃない美しさがあります。画力の成せる技!
絵柄もあってみんなすごくセクシーだし、大人びて見えますね〜
2人だけでなくシリーズの登場人物が見れるのも楽しみの1つです。
ものすごく気になるところで終わっていて、まだ続くんですね!嬉しい、と同時に先が気になって仕方ありません。
亜依人は普通の大学生に見えますが、実は人魚姫としての前世の記憶を持っています。
そして人魚姫であった前世のトラウマから好きな人を前にすると立てなくなり声も出せなくなるという呪いにかかっています。
この呪い、というのが物語のポイントになっています。
恋なんて絶対にできない、という呪い。
亜依人は恋をしないように生きているのですが大学で出会った徹に一目惚れしたことでこの呪いと向き合うことになります。
前世の呪いに打ち勝つことはできるのか?
前世だったり、人魚姫だったり、浦島太郎?のような話が出てきたりとファンタジー要素が強いです。
呪いによって声が出ない、というのもファンタジー的ですね。
ただこの呪いは結果的に呪いではなかったのできちんとした形で解けます。
絵柄がとにかく美しいのでファンタジー的な物語にぴったりです。
エロ要素は無く、美しい物語を楽しむ、という感じです。お付き合い後の2人も、もっと見てみたい気持ちになりますねー!
喧嘩負け無し、その男気でみんなに慕われる番長。
そんな彼を誰より愛する相棒であり親友の司はその報われぬ思いを消化するため密かに番長を主人公にした同人誌を作っていました。
それが思いの外人気が出てしまい番長も知ることになって…
って、もうここまでの設定でめちゃめちゃ面白いですよね。
本当に面白くて笑いが止まらなかったです。
好きな人を描いた同人誌が流行ってしまい作者探しが始まってしまう展開!
司の片思いは胸キュンなのに、起こること起こること面白くて仕方がありませんでした。
番長と司の関係もすごく素敵だったし、司が表向きはヤンチャな感じなのに中身がほぼ乙女なのも最高でした。親友で相棒で、でも好きで、そしてファン、心の中が面白いくらいに複雑。
展開としてはくっつくところまで…なので、エロは無くとにかく笑えてキュンとします。青春!
クラスのモブ女子達がまるで自分を見るようで、何度も混ぜて欲しい、と思いました。
いよいよお付き合い編、が次は読めるようなので少し進んだ2人の関係を楽しみにしています。
本当に面白いのでたくさんの人に読んでほしいし、間違いなく神作品の名作品です!