乙子さんのマイページ

レビューした作品

女性乙子さん

レビュー数0

ポイント数1

今年度3900位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

物理的に下剋上しちゃった先には山あり谷あり!

最初は表記されている攻め受けが反対、つまり先輩×後輩だったのが、あるタイミングで下剋上が起きます。
序盤・中盤に無理やり要素があるので、ちょっとでもダメな人はおすすめできません。
が、他の方もおっしゃるように、近年ゲスい方面でメキメキ頭角を現しているはらだ先生の中では、一番読みやすい作品だと思います。
エロシーンはさすがといいますが、悔しいまでに男前で普段は胃に来るような暴言を振りまいてた先輩が顔をぐしゃぐしゃにしてあんなことやこんなことになります…!!
もちろん、はらだ先生なので完全ハッピーエンド!!という訳でなく、やっぱりちょっとどこか(麦ちゃんとか稲田に関して)でしこりが残るのですが、変なリアルさが漂うのがはらだ先生の魅力かなと思っています。

他収録されている短編もいい感じにアホエロで好みでした(笑)

ある意味この時代に出てきてくれてよかったと思える名(迷)作

王道BLのストーリー展開ではありません。
ギャグが合わない人もいるかと思います。
でもとにかく笑いました。
あらかたBLという枠で粗方のジャンルが出切った後に突然現れたと言っても過言ではない、ニュータイプのBLです。
くらいお話が苦手な方には間違いなくおすすめできます。

馬鹿を通り越してアホの子の生まれるべくして生まれたスーパー美形攻め様が、笑うと可愛いのに9割方目つきの悪い根暗の受に生まれて初めて恋をするお話。
テンションが振り切れているので、もはやBL漫画要素よりギャグマンガとしての側面が大きいのですが、ちゃんと最後はBのLです。
作中のテンションに負けないくらいキャラ付けがかなり濃いめにされているのですが、一応格差カップルの面もあるので、二人の生活レベルの違いも笑いどころかなと思います。

可笑しくも王道の歳の差ストーリー

幼いころから女顔で「女顔だから」とそういう役目を押し付けられて、その立場から脱却しようとあがいた結果、誰もが目を見張るパーフェクトなイケメンになった亨(攻)、ところが彼は悲しいまでに租チン…。
でもって、それで恋ができないとかではなく、彼は現在進行形で幼いころからずーーっとかかりつけ医の高木先生(受)が好き。
きちんと言葉に出して先生が好きだと伝えているけど、どうにも相手にされない。
それもそのはず、先生は根っからのショタコンだったから…!
彼が好きだったのはあくまで「幼いころの」亨だったので、成人男性の今の亨には興味が全くない。
ところが、亨が昔から全く成長しなかった租チンを見せると、まさかの態度豹変。
亨の租チン(おチン)に対する高木先生の愛でっぷりがいっそすがすがしいほどに気持ち悪いです(笑)
少年は好きだけど犯罪者にはなりたくない先生が、亨のおチンを愛でることでなんだかなし崩し的に抱かれる立場になっていく過程があまりに自然でびっくりしますが、きちんと山場もあって、ハッピーエンドですのでご安心を。
あまりに亨が不憫なので結構真面目に応援してしまいます。
租チンとショタコンというキャラ付けで忘れがちですが、高木先生結構いいお歳のはず。
歳の差でわんこ年下攻めが好きな人も結構おすすめですよ。

他、短編2作はギャグ色は薄いですが、BL・ブロマンス系で胸がぐっと掴まれるお話です。

おそらく好みはわかれる作品

オメガバースだけどまさかのΩ×αという内容に、正直待ってました!という気持ちでした。
他のレビュアーの皆さんも言っていますが、この作品はオメガバース色はかなり薄いです。
また、ギャグ描写で笑えるかは人によります!(私はかなり好きです)
一途でややヘタレなバリタチΩの横道のために、スパダリ天然受の烏丸が彼の気持ちを汲み取ったうえで受け身に回ってくれるのはさすがスパダリといったところです。
思ってたよりはとんとん拍子に二人が幸せになりすぎて、烏丸の友人のアラブの石油王のくだりはちょっと蛇足だったかな?と思ってしまうところがあります。
ですが、この石油王と、横道(攻)の同僚・金のためなら友情も捨てるβの田中の話がとにかく強烈すぎて最後の最後で全部持ってかれました。
何て奴だ田中……!恐ろしい子!!

最初から最後まで本当に人を選んでしまいがちな作品ですが、ある意味最後まで気の抜けない作品かと思います。

KOH-BOKU コミック

未散ソノオ 

とある二人の人生を見せてもらう話

物凄く劇的な山場があるという訳ではありませんが、人生も折り返しに入っている二人の関係がとてもいいです。
ただ、生きているうちにきっと起こりうるであろう出来事が淡々とつづられていて、読者側を彼らの人生の一部を見せてもらっているというような雰囲気です。
受け側が実はいいとこの出、とかちょっとしたプラスαの設定が個人的にツボでした。
シリアスになりすぎず、かと言ってコミカルすぎないちょうどいい店舗で、恋人というよりはパートナーという関係がぴったりです。
年上受でオヤジ好きな方でしたらぜひ読んでいただきたい一作です。

SEX PISTOLS 1 コミック

寿たらこ 

好きなカップルを見つければもっと面白い

寿たらこ先生のライフワーク的な作品になっている本作ですが、きちんと本筋の話(国政とノリ夫)の合間に繰り広げられる「同性異性関わらず妊娠が可能な斑類」たちの恋愛模様です。
BL作品なのでメインはもちろん男×男ですが、攻の国政の家庭はかなり複雑で、異父・異母兄弟がたくさんいることや、国政たち斑目兄弟の母親同士のお話(GL!)も後の巻に収録されているので、BL作品としてはかなり異色な方かな?と思います。
まだまだ先が長そうな作品ですが、完結しないでほしいなと思える作品です。
この作品には様々なカップルが(ゴールまでの距離は紆余曲折長短あれど)幸せになる物語です。
誰かお気に入りのカップルを見つけられるともっといいかなと思います。

他の方も言及していますが、最近人気の「オメガバース」に近い設定かと思います。
各種族には優劣があり、それが邪魔をしてしまう話もありますので、普通のオメガバースじゃ飽きてしまったなあという方にもおすすめします。

こじらせ愛

こういう作品を待っていました!
片思いを貫いて、20年以上も経てばさすがに「今の友人ポジションが一番美味しいし何事もなくていい」と思ってた受が、「全部清算してきたからこっち向けよ」とノンケ攻にめちゃくちゃ不器用な方法で振り向かされる過程がよかったです。
20年以上も寝かせた恋路だけあってお互いこじれにこじれており、どうしても受が素直にストレートに「好き」「嬉しい」と言えない様子がもどかしい。
お互いが40代というBL(確かにボーイズではない)が少ないので、あまり商業に手を出したことはなかったのですが、この作品は初めてと言っていいほど私の趣味でした。
40代、こじらせ、ノンケ攻や一途すぎてこじらせてる受が好きな人にはぜひおすすめします。

萌えの死角 コミック

今市子 

筆者が好きになれるかどうかで評価が分かれるエッセイ

この方の作品は嫌いではないし、この漫画のテーマである「人の数だけ萌えがある!」というのはよくわかります。
私もどちらかと言えばマイナーな傾向にあるので。
しかし、今市子さんの萌えと私の萌えが9割型一致しないことを抜きにしても、このエッセイはどうしても好きになれませんでした。
結局この方も自分がされてきて(おそらく嫌な思いもしたことがあるはずの)「え、その萌えはないわー」という書き方がたくさんあります。それどころか、マイノリティの方への発言があまりに軽薄で正直不快でした。
他にもそういう言い方しかできないのかな?と思う箇所は作品を通してたくさんあります。
要は萌えとかエッセイのテーマではなく、このエッセイを通して「今市子さん」という方を好きになれるかどうかの判断になるかと思います。
私は正直好きになれませんでした。残念ながら。

ひとまず1巻を読んで、
・わかるわかる!
・ああーまあそういうのもあるよね
という感想が出る方は読み進めていただいて大丈夫ですが、少しでも引っかかるなと思った人は先は読まなくていいと思います。