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半壊の花 コミック

早寝電灯 

大切に磨かれた玉のようです。

表紙が気になり手に取りました。
短編集なので期待していなかったのですが、素晴らしい作品群でした。
全体の雰囲気を通して、絵の暖かさと独自の世界観が素敵。
筆者独特のタッチは「垢抜けない・まだ未熟な男の子」の描写が抜群に似合い
ちょっとジレンマを抱えた臆病なキャラクターの描画は見事のひとことに尽きます。
ザ・メインキャラクターというキャラクターよりも、普段は街並みにまぎれているような青年が
密かに悩みや恋を抱えているような作品ばかりです。

中でも私は巻末の稲穂に帰る道、稲穂につづく道がとても好きです。
2話でワンセット、幼い頃の恋と、大人になってからの恋を描いています。
同じ二人の時間を経た愛を描いているのですが若かりし日を知っているからこそ、大人になっても忘れられないひたむきな恋心が切なくてたまらなくなります。
田舎の風景と、大人になっても驚くほど純真な二人が、正体を隠しながら連絡を取り合うところは
読みながら誰もが応援したくなるのではないでしょうか。

ストーリーとしての帰着はとてもスタンダードなのかもしれません。
それでも絵のタッチや、モノローグの使い方で早寝先生の独自の魅力がぎゅっと詰まった
作品になっていると思います。

エロ度は低めですが、胸の温まる作品です。

ギヴン 1 コミック

キヅナツキ 

序章

キズナツキ先生は同人誌時代に読んだことがあり、購入しました。
表紙もめちゃくちゃお洒落で格好いいです!

さすがの圧倒的世界観…!という感じですが、1巻だけだとまだまだ序章なんだなという感じ。
誰と誰がくっつくんだろう、という妄想や、モノローグの切なさで世界に引き込まれて行くのを楽しむ感じです。
恋をする前の彼らが何を求め、何に飢えているのかを丁寧に描写しているので
凄くワクワクが募ります。個人的には真冬くんの心の雪解けを丁寧に描いてもらえたら
とても嬉しいなと思います。
脇キャラも名脇役揃いで、個性のある面々のキャラクターの掘り下げがありがたいです。
ただ皆イケメンすぎるのでキャラクターの描きわけという点においては今後に期待…!
ただ、やっぱり圧巻の作画なんですよね。物語が嫌いでも絵を見ているだけで楽しいと思います。

味のある作品

表紙とタイトルに惹かれて購入、短編集です。

濃い短編集でどのお話も楽しめました。濃いめの1冊なのでは無いでしょうか。
私はとても好きでした。基本的に切ないとか、現実のシビアさみたいなものもあって
どこか物悲しいような人間の描写が好きな人にオススメです。

ただ、表題作に関しては終わり方は肩透かしというか、
読む読者さんの「汲む技量」に助けられている作品だと感じました。
もちろん、それだけではなくて独特の作家性というものがあってこそだと思いますが。
またここに関しても、表紙とはまた違った味がありました。
表紙の印象よりは、ちょっと玄人向けかなと思っています。

個人的には、青春の思い出を切り取った一コマとして
キラッと光った一瞬だけをつまんだような読後感があり、たまに思い出してしまいます。

ボコり愛として見なければ良し!

丸々一冊表題作、たっぷり読めます。
試し読みで数ページ読んで面白そうな題材だったことや暴力表現が好みだったので購入しました。

正直、宣伝文句の「暴力」が前に出過ぎてて勿体無いなという印象。
折角二人の関係が変化して行く様を丸々一冊書ける作家さんなのに
暴力というものが飾りのようになっているなと感じました。
絵柄の良さと味があるので、まとまりよく描けてしまっているだけに
「暴力」をキッカケにこの作品に出会ってしまったが故に「暴力」である必要性が欲しかった。
暴力ではなくて二人の人間関係に重きを置いて打って欲しかったなという印象。
ボコり愛としては、ちょっと色々納得がいかないかも。
でも作品としてのクオリティは間違いなく素晴らしかったです。

キャラ描写の濃さに萌え!

綺麗な正三角、のレビューの通り、綺麗な三角関係になって終わります。
なんですが、結論は…!?というのが正直なところ。
未来の道しるべがあるようで無く、ふわっとバトンを手渡されます。

未来が見たいようで見たくない、もしかしたら、三角が崩れるかもしれない。
そんなちょうどいいところを綺麗に切り取った作品かなという印象です。
読者によって、想像する未来が幾億通りにもなるような
そして誰もが彼らの行く末を想像してしまうような人間関係の描写の濃い作品です。