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sorekara kimi wo kangaeru
ハッピーエンド的な結末が好みの私はこの本を初めて読んだ時、表題作の1話目を読み終わった後あまりにも切なすぎてどよーんと何ともいいようのない気持ちになりました。そして2話目も…
絵や作風が好きなので読みたい…3.4話目も読みたい!…でも読めないを繰り返しやっと1話目から最後まで読むことができました。
1.2話と案の定ゔぅーと辛く涙も出ましたが3.4話でホッ。もっと勇気を出して早く読破すればよかったと後悔しています。
間違いなく1巻を通して神作品です。ぜひ続きも読んでみたいです。
短編4本。
ザ・思春期の詰め合わせw
一人称の独白が小説みたい。
表題作のラストが美しかった。
切ないほろ苦いお話。
「Young oh! oh!」
ベタな展開だけど、ギャグテイストおもしろい。
「夜明け前が一番暗い」
見飽きた家族のごたごたが嫌というほどw
おまえとはぜったいにむり…のすぐ後にがっつり致していたのビビったw(行間読めない奴」
全体的に、絵や世界観がステキです。
余談ですが、
ヤングおー!おー!て大昔のバラエティ番組やん、懐かしすぎて記憶曖昧…と検索したら、それとは別に、英語表記でJpopで2曲くらいあるのね。
先程の短編のタイトルが引用だとしたら恐らく曲名からかな(そりゃそうだw
久々に読み返した小松先生デビューコミック、短編4本。
短編集はあまり読まないんですが、高評価に釣られて。
4作品とも全部良かった。全部好きです。
最初の2作は、ハピエンじゃないと嫌って方にはおススメしませんが、アンハッピーというわけでもなく、その先はどうなったんだろう?と余韻を残す切ない終わり方です。続き読みたいなぁという絶妙な終わらせ方じゃないかな。
3つ目の「Young oh! oh!」はちょっと他3作とは毛色が違って可愛いお話。辰郎くんが純粋ですごく良い人で、キャラ的には一番好き。他3作がちょっと重めな話なので癒されます。
最後の「夜明け前が一番暗い」タイトルが素敵ですね。切ないけどハッピーエンド。これだけエチあり。
表題作と最後のお話は、キャラの描き分けが弱くてちょっとわかりづらい所があったのが残念。
すごく好きなタイプの作家さんなので、今連載中のお話が早くコミックになるのを待ってます。
四つの短編集です。
表題作で泣きました。
こういう余韻を残す感じのアンハッピーエンドは嫌いではないですが、心を持っていかれますね。
途中、ヤスとタカシの髪型が似てきて顔だけではどちらがどちらか区別できなかったのは私だけなんでしょうか。
2番目の「最後の命令」もすごく短く、アンハッピーエンドなのですが、歪なかたちの両片思いがこういう終わり方をするのは不思議とストンと自分の中に落ちました。
切ない系ばかりかと思いきや3話目はコメディで可愛いお話でした。
ヤンキーの辰郎くんめっちゃ推せます。
4話目は幼なじみの高校生二人が思うようにならない人生を一緒に乗り越えていこうとするハピエンです。
辛いことを乗り越えてこそ成長した自分になれるし、そばで見守ってくれる人が居るっていう希望に満ちたお話でした。
どのお話も続きが読みたい系です。
リーフレットや特典ではその後が少し見れるみたいですね!
私の手元には無いのですが(泣)、ヤスとタカシがまた会えたなら私はそれで満足です。
全部高校生の話の短編集。
・それから君を考える
うーん、切なすぎて悲しい。
タカシがいるから継ぐ事にしたなら、タカシが東京の大学を目指してるのを知ったのは高2なんだし、豆腐屋継ぐの止めてもいいじゃんって思った。
「タカシいるから」なんだったら、いなくなるんだから、もうその町にいなくてもいいじゃん。
タカシと一緒に東京に行けばいいじゃん、豆腐屋継ぐ意味ないじゃんって思う。
このまま終わってほしくなくて、なんでタカシいなくなるのに豆腐屋継ぐつもりのままなの?って思って、せつなすぎて苦しかった。
まだヤスも若いし、この後、気が変わって継ぐの止めたっていいと思うし、この先、二人が離れたままとは限らないけど、そういう話はこの物語中に出てこないから、そうなってほしいという願望だけで、つらい。
ヤスとタカシの見た目が似てて、途中どっちなのかわかりずらいとこがあった。
・最後の命令
高校の同窓会で、佐野が周防のパシリにされてただろと元同級生に言われて、佐野が高校時代の周防との関係を思い出す。
佐野は周防の命令を聞いていたけど、いじめられてたとかではなく、佐野が周防の言うことを聞いてあげたくてやっていた。それは途中からキスをしろというような色欲が絡んだものになった。
周防の最後の命令は、「全部忘れてなかったことにしてほしい」。
佐野は周防の視線が忘れられず、その命令は一生叶えられないと回想しているが、その後、周防と連絡をとっていない様子で、忘れられないと言いつつ、結局そのまま離れてしまって、そのままなんだなぁという、なんとも言えない、せつない話。
周防がその後どうしているのかも全く何もわからない。
ただ、佐野が思い返しているだけの話。
・Young oh! oh!
佐古は美少女フィギュア好きだが、中学の時、初彼女にそれを見せたらキモいと言われたのがトラウマになり、それ以降、三次元女子は怖くて、高校生になった今も告白されても断り続けている。
何度も告白してくる女子を断るため、近くにいたヤンキーの腕を掴んで、佐古は自分はホモで彼の事が好きなんだと言ってしまう。
その場しのぎの嘘に付き合ってもらえればよかっただけなのに、ヤンキー荒井は、「好きです、付き合ってください」という佐古の告白を受け入れてしまい、嘘だと言い出せないまま、佐古は荒井と付き合うことになる。
見た目に反して荒井は純情&健気で、荒井から振ってもらおうと、佐古はマズイ手作り弁当を渡したり等いろいろやるが、荒井は優しく受け入れてしまうし、佐古のフィギュアがバレても「好きなもんに自信持て」と言われて、徐々に佐古は荒井にひかれていく。
が、佐古が荒井と付き合う事になったいきさつを話してた友人達にまだ付き合ってるのかとからかわれた時に、「さっさと別れたいけど、あいつが勘違いしてる姿が憐れで言い出せないだけ」と誤魔化そうとしたのを荒井に聞かれてしまい、「もう二度と話しかけねーから安心しろよ」と言われてしまう。
佐古は荒井の後を追いかけ、転けそうになった佐古を助けて気遣ってくれる荒井に「超大好きです」と泣きながら告白し、改めて付き合うことになる。ハッピーエンド。
荒井がピュアな感じなところが、すごくよかった。
・夜明け前が一番暗い
幼馴染の高校生、大輔と要。
要の家は、大企業に勤める父と母と妹の裕福で幸せな家庭だったが、父は浮気して夫婦仲が悪くなり、妹はグレて、バラバラになっていく家族を、要は良い子でいる事で繋ぎ止めようとしていたが、結局、両親は離婚することになった。
自暴自棄になった要は大輔を呼び出し、大輔の友人のツテでホテルの一室を借りて、要がしばし家出するのに付き合う。
電話をかけてきて要を家に返してくれるよう大輔に言ってくる要の妹に「そういう面倒事全部無視して、おまえは自由にふるまってきたんだろ」って大輔が言うのが、スカッとするし、こんな事言えるのって凄いなって思う。
ほんとならなかなか高校生に言えることじゃないよねって思うけど、そういう高校生もいるのかな。
若い女と浮気した父親を批判して、そんなにセックスはいいものなのかと言う要は、大輔の制止を振り払って、町で声をかけてきた女の人についていってしまう。
要の事が好きだった大輔は、戻ってきて、あの女とヤッた、セックスなんてたいしたことなかったという要に、やるせなくなって、どうでもいい女とヤッてたいしたことないのは当たり前、知ってる相手と試してみなよと言って、要にキスをして抱こうとするが、要嫌がるので途中で止めて謝る。
要は、大輔しか好きじゃない、どうでもいい女だからできたんだ、おまえとは絶対に無理、と言って大輔にキスをする。そして二人はセックスをする。
大輔は要が辛い時はいつも側にいると言い、要は一緒にいてくれてありがとうと礼を言い、自分以外の人間になりたいと思ってたけど、大輔のいない人生だとしたらやっぱり自分になりたいと言う。
そして二人は一緒に電車に乗って家に帰っていく。
ハッピーエンドでよかった。他の女の人と要が寝ちゃうのは嫌だったけど。
要がすっごく美形さんだった。
全体的に絵がいまいち安定してなくて、カットによって同じ人物の雰囲気がわりと違って見えたりしたけど。
全体的に空気感がとてもよかった。
ハッピーエンドが好きだから、最初の2つの話がせつなく終わってしまうのは残念で、特に最初の話は、この後、まだ若い二人がどうにかなってほしいと思った。
雰囲気重視の短編集です。
ストーリーはあるようでない。ポエム表現、雰囲気を楽しみたい、という人にはおすすめ。
作者が高校生好きということなので、高校生の話しかありません。
高校生が好きな読者ははまると思います。
シビアでリアル寄りの作品。
アナログっぽい作画なので一本一本整った繊細な線が好き、と言う方にははまらないと思います。
最後の短編だけエロがあります。ほかはエロなし。
攻めが受けをかわいいかわいい言ってるのが苦手なので、そういう点はよかったです。
良かった…!
と、ジャケ買いして感動してこちらに来て、限定リーフレット特典の存在を知って衝撃を受けましたww
そうか。帰って来るんだ。
良かった…!!特典のレビューありがとうございます!
ひとつひとつ、トーンもタッチまでも違う短編集で、どれも胸に来るお話でした。
でもやはり、後書きの二枚で表題作に立ち返るのが上手い〜!すごく切なくやるせなく終わっていて、一冊の造りがとても良かったです。表紙買いしましたし、イラストが凄い作家さんだなと思いました。
表題作、エロ無しなのに気づかないほど、胸に残ります。
3本目の「young oh! oh!」もえっちは無くて、しかも他の作品と正反対なほどコメディタッチですが、あとあと読み返せばこの作品がいちばんココロを引っかいてったかもしれません。
見た目はワルいのに実はすごく一途な辰郎くんが健気で…キスよりも手を繋ぐことがプライオリティ高いくらい。もう、もう、いじらしさに悶えました。
なりふり構わず応えようと思えたケイジも良かった…読後が幸せな作品で、とても好きです。
デビュー単行本だそうで、次回作も楽しみな作家様です。安心できる方が好きなので、次も同じ方向性だといいなあと祈ってます。
娯楽も何もない退屈な田舎町で幼い頃から共に過ごしてきたタカシくんとヤスくんは、高校生になった今でも一番の親友同士です。
しかし、ヤスくんはタカシくんに友達以上の感情を抱いていました。
想いを口にできないまま季節は受験シーズンへ突入し、そこでタカシくんから東京の大学に受験することを打ち明けられます。
地元の、噂がすぐに広まるほどの小さな世界を飛び出して、もっと広い世界に行きたい。自分のいるべき場所はここじゃない。もっと心を震わせる人生が欲しい。そんなタカシくんの気持ち、よくわかるなぁと思ってしまいました。
私も10代の時はそんな青臭いことを思っていたなと、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいです。
でも結局、人って変われないんですよね。どんな場所に身をおいても、結局はその人の器量と努力の量だと思うんです。個人的な意見ですが。笑
これがデビュー作だなんて、著者の小松さんは天才なのでしょうか、、?
同時収録作品もめちゃくちゃ面白かったです。
絵のタッチがとても好みで、田舎や海の描写に合うなぁと感じました。タイトルと表紙の雰囲気から長編作品だと思い込んでいましたが、4組登場するオムニバスです。どれも余韻の残る作品でした。
◆それから、君を考える(表題作)
これの後に収録されている『最後の命令』とも共通して、相手と離れたところで終わってしまう切ない作品です。このまま田舎にいると、自分の未来が透けて見えるというタカシ。田舎って都会にはない素敵なところもたくさんあるけれど、どうしてもできることは限られてくるので、彼の気持ちはとても分かります。そうやって東京を目指すタカシと、きっといろんなものになれたであろうに、タカシが好きだと言ったから実家の豆腐屋を継ぐと決めたヤス。限界を飛び越えて進む少年と、その中に留まる少年とに分かれてしまう2人が切なくて。でも、大人になって自由を手に入れたタカシが、ヤスに会いに来るかもなんていう希望も持ったりしました。
◆Young oh! oh!
他3作品がしっとりした雰囲気の中、ギャグ調で切なさを中和してくれる学園ものの作品です。展開はベタだけれど、心の広過ぎる初心なヤンキー辰郎が可愛くて悶えました。喧嘩が得意でも、好きな人にはとにかく優しい辰郎。初心でも彼氏力は既に100点満点ですよね。
◆夜明け前が一番暗い
懸命にいい子にしてきたのに、その努力も虚しく両親が離婚してしまった要。家族が壊れないよういろんなことを我慢してきた彼が、親友の大輔の前で吐いた胸の内が本当に悲痛でした。子供には親のことはどうしようもないという現実を、改めて突き付けられます。自棄になる要に、初めて自分の想いをぶつける大輔。彼もまた、要のために自分の気持ちを抑圧してきたわけですよね。離婚はけっして良いニュースではなかったけれど、要はそれをきっかけに、本当に自分を大切にしてくれる人を手に入れた。それもまた運命です。一途な大輔の言葉が真っ直ぐで、シンプルだけど要には響いただろうなぁと思いました。
久しぶりに切ない本を読みました。
表題作は高校生の物語。
お前がいたから好きだったという言葉に震えます。
BLではありますが、どこか懐かしいような恋のお話です。巻末のカットがとても印象的でした。
全部で4作品。激しい描写はありませんが、登場人物の心情の揺れ動きがよくわかります。台詞回しも素敵。「倒錯的な関係にあった」と懐古する2人の関係性は緩やかな熱を感じますし、「超大好きです」という言葉には思わず微笑んでしまいます。個人的には辰郎くんがMVPです。とても愛おしい2人でした。
デビュー作とは思えません。現在も活動されていらっしゃるみたいなので、少しずつ追って行けたらと思います。