ユキナ。さんのマイページ

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女性ユキナ。さん

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芸人BLイチおもしろかった

芸人BL、いくつか見ましたがどれも恋愛メインで(BLなので当たり前なのですが)漫才師の本業である漫才部分を避けがちな本格的なものはない印象でした。
しかしこの作品は、まずお笑いガチ勢の一穂ミチさんが原作なのでかなり深いところまで掘り下げており、すごかったです。舞台に立った瞬間の空気とか、笑いが起こる・起こらない・呑まれる・波に乗る、そんな演者の気持ちが絵柄から伝わってくる。
呑まれた(場の空気をものにできなかった)ときの「3分間の後悔処刑」という表現は言いえて妙だな…!となりました。

一穂さんが書かれた一般小説・芸人とOLの恋愛を描いた「パラソルでパラシュート」はなんか夢小説っぽくて私はハマらなかったのですが、今回の芸人同士BLとなると芸人の内側やお仕事感が見て取れて良かったです。
あと志村さんの絵柄も好きだ~。

あと青井鞠子さんというキャラも好きだ~~。

最愛の別人 コミック

京ゆき緒 

禁断の催眠術ラブ

とにかく絵が素敵でした。とくに透光のキャラデザが好き~~!涼し気な目元にあっさり塩顔。

見やすくて、お上手で、メインキャラからモブに至るまで良かったです。
催眠なりかわりlove。
攻めにも受けにも好きな人がいる、斬新でした。
倫理観的にはどうかな…って感じですし、何より受けの好きな人は声がわり前の少年しか愛せないショタコンの変態でした。
でも、最後はハッピーエンド。

大変申し訳ないのですがメインカプより透光×柴藤啓くんの話がグッときました。切ない~……

午後の光線 コミック

南寝 

最後の最後が……。

痛くて悲しい、けれどどこか光のある話でした。
絵柄も好きです。
村瀬くんの日記も誌的で、読みごたえがあります。
特殊な性癖に悩む村瀬と複雑な家庭環境に悩む淀井が徐々に距離を縮めていく描写はとても心に刺さりました。

~~~~以下ネタバレします。注意~~~

私的には、いままでのストーリーと関係ないところで、最後不慮の事故で死にました。おわり。系のオチが嫌いなのでウーン……。です。
(某膵臓を食べたいとかもそうですが)
もちろん、人の死は急にくることもあり、いままでのその人の物語が急に事故で終って、残された側が呆然としてしまうこともあります。
でも創作物で、最後の最後にそれをぶちこんで、人間って儚い!とされてもそれは投げっぱなしエンドなのでは?となってしまうのです…。このオチがすべてを台無しにするとは言いませんが、出会いから心のつながりまでずっと丁寧だっただけになんだかとても残念な気持ちになりました。

良い終わり方

良い終わり方でした。
このラスト1ページを見て、買って良かったと思いました。
粘ついた爽やかさ、冬の寒い空気があらわされている良い絵だと思います。
紆余曲折ありすぎたけれど、ハッピーエンドでよかった。

あと両が先生(教育実習生)のとき、女子生徒に見せる顔が
いままで幸太郎に見せてたヤンデレワンコではなく完全に大人の教師の顔で、その描き分けがすごくよかったです。

教師になって初めてわかる教師側の苦悩など、両の成長も見てとれるのが良かったです。

物語が終始暗いからこそ、ふたりの明るいシーンに救われました。

こわい


性的虐待描写とかわいそうな描写が続きます。


いや~~~つらい!!!!!!!
これはつらいです。

でも好き。

まずこの重たいテーマに、関西弁。これが良い。
舞台は大阪なので、受けも攻めも関西弁。
関西弁がヘキなのでめちゃめちゃ良かったです。


幸太郎は、義理の母親にウリをやらされている、と言ったらそれまでなのですが、
そこに宗教が絡み、他人の幸せや母親への愛情も絡みに絡んで逃げられない状態に。
どうにかしたいと思っても幸太郎本人が頑なで。母親への愛も本物なのでどうしようもなく。

両がした決断(通報)は正しいとは思うけれど、
ふたりの関係も壊れてしまう。

というか高校生ふたりで暮らすことって許可おりるのか??という疑問はさておき、

上巻は気になるところで終りました。
下巻も早く読みたい…となります。

※幸太郎とやってる信者が、涙を流しているんですよね…。この描写がすごい。

キツネ目攻め好き大歓喜

細目敬語後輩×黒髪ほだされ先輩と、キャラ造形が大好きすぎて買いました。
ビジュアルが好きすぎて、買ってよかったです。
ゆいつ先生は昔から好きな作家さんで、絵もお上手で大満足。

ご飯食べてるとき緩む眉間が好きという、わかりやすい好きポイントに萌え。

食×リーマン(スーツ)でフェチにも刺さる~

すごい大きなイベントというか、ドーパミン出る感じの起承転結がないのでお話しとしては緩やかですが、セックスまでが丁寧に描かれていました。

ストーリーがおもしろい!というよりは、ふたりを眺めていたいなという感じの話でした。

「その後」における、ヤってる最中の心さんの余裕のない顔、好きです。

美麗イラストと切ない本文がマッチしている

旧持ってますがこちらもどうしても欲しくて買いました。
美麗なイラストです…!

凪良ゆう先生は、人の生きづらさ、完璧じゃない人間の人生を描くのがすごく上手で、このお話もそうでした。
紆余曲折して、最後に一緒になる。口喧嘩をきっかけに別れるシーンはつらい。つらく苦しいシーンもありますが最終的にはハッピーエンドです。
紆余曲折が本当にいろいろあった……。大学生からアラフォーまでを見ることができるので、ふたりの人生を覗いているようでした。
受けにも攻めにも、良いところもあるけど悪いところもある。それは完璧ではないから。だからすれ違って、他の人と恋愛して、傷つけて傷つけられて、そしてまた戻ってくる。
美しいお話です。
なんかタイミングなのかなと思います。少しでもタイミングが違えば、それこそ都合よくふたりの彼氏が浮気してくっつかなければ、阿久津と水野が復縁することはなかったんじゃないかなと思います。
でも人生って、こういうタイミングですよね。

エロはほとんどないのですがそれすらも美しく切ない。

ツッコミたいところは2点
顆粒だしでも良いよね~~!?
出てくるキャラにゲイ多すぎ~!

ヤクザ快楽堕ち 電子 コミック

青長花芽 

もっと見たかった!エロ!

エッチでした~!
すごくエロい!ヤクザ凌辱モノが好きだったので電子で購入しました。
捕まってしまった部下を助けるために屈辱的なビデオを撮影される龍一のアニキ(受け)。
モブ2人に乳首攻め・アナル指入れで責められます。
筋肉もあり、入墨もあり。受け巨根でエロイ!!屈辱的な表情と感じているときの表情の描き分けがお上手で見入ってしまいます。フルカラーなのも嬉しいですね。
そんな兄貴の姿を見て勃起してしまう部下の蓮に、モブは「こいつとヤれ」と命令します。
兄貴に惚れていた蓮は「すまねえ」と謝りつつも兄貴の中にIN!!!!!!
そこからはもう迫力あるHで最高でした。

絵はとってもきれいで好み

あらすじ読んですごく面白そうだと思って、実際途中まで面白くて夢中で読んでました。
お互い人の心がわかるようになってしまって、ふたりで話すときだけは互いの心の声が聞こえないから、依存していく。
すごいお話だと思います。

でもいじめられっ子(受け)はずーーーーーっと被害者で報われない。終始かわいそうで、私にはハマりませんでした。
そもそも自殺するほど追い詰められてた子が、加害者の病んだ男に犯され共依存エンドって……。
終始ほの暗く不穏で、こういう雰囲気が好きな人なら好きだと思います。

クールな加害者(というか他人に興味がない)である攻めが、人の心が分かるようになってから狂っていき、受けに依存し、受けを神様として神格化し、狂人になっていくわけですが。そこが丁寧なのに、エロまでのオチがしょうもなくてびっくり。
メリバやバドエンも好きですよ!でももっとこう……。救いや光みたいなのがほしかったです。
サイコサスペンスならそっちに振り切ってほしかったし、BLにするならもっと受けからの攻めへの心の繋がりを描いてほしかった。
これじゃ洗脳です。

画力は高いので損した気持ちにはなりませんでしたが、評価が難しいお話でした。

紆余曲折の果てにある未来

付き合って、別れて、他の人と付き合って。さまざまなことを経て、お互いしかいないとまたくっつく。ふたりの人生の1ページを見ているようなお話でした。
主人公二人の大学時代からアラフォーまでを追うお話です。キャラクターの人となりがじっくり見てとれて良かったです。まさか二人が別の男の人と付き合ったときはどうなるんだこれと思いましたが……。紆余曲折の結果、ハッピーエンドで良かったです。
凪良先生の作品はBLではない一般小説しか読んだことなかったのですが、文章力が高く、本当にすらすらっと読めてすごい。好きです。
なんとなくだけど、凪良先生が本屋大賞をとった「汝、星の如く」の元になった話なのでは?と思ったり…。

攻めも受けもお互いに対しても、妻や恋人に対しても不誠実なところがあり、読者としてもちょっと思うところがあるのですが、その報いとして恋人に浮気されてフラれるという経験があるのですね…笑

完璧ではないからこそドラマがある。完璧ではないからこそ面白い人生。そんなお話でした。