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萌×2作品

エキスパートレビューアー2023 ソムリエ合格

女性kaya。さん

レビュー数11

ポイント数236

今年度13位

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伸びしろが果てしない。

1巻に引き続き。

前巻ラストで突如累から
「しばらくひびのこと好きなのやめる」と
衝撃宣言をされてしまった響。

夢オチかと思ってたら、夢じゃ…なかったぁあ゚(゚`ω´ ゚)゚
どうしてこんなことになってしまったかというと…
主役に抜擢され、与えられた役をまっとうするために響断ちを決断した累。
不器用だけど、真面目で一生懸命で、いい子なんですよね。

だけど、問題はその後。
映画の撮影を無事に終え、目標を達成した後もなぜか響を避け続け…
そんなぎこちない累の様子に響も一体何がダメだったんだろう?と
これまでの累とのあれこれを思い返し、ぐるぐると苦悩しておりました。
そして、考えに考え抜いた結果、思考はあさっての方向に辿り着き…

響も読者も、どうして?累に一体何が起きてるの?と
不安を煽られまくりでしたが、理由が明らかになると
そのあまりにもなくだらなさに、なんじゃそりゃぁ!と
内心叫び散らしたのはきっと私だけではないと思う。
なんだよー結局はお惚気かよー…( *´艸`)

散々色々なすれ違い展開を予想してみたものの、
累が響を好きになりすぎて一人で勝手に迷走していただけでした(笑)

マネージャー・吉川の入れ知恵によりラッキースケベ工作を図ったり、
塩対応を復活させたり、互いに色々と試行錯誤を重ねる二人。
見事なまでに的外れですれ違いまくる二人も面白かったけれど、
理由もわからずに嫌われたかも、と思い悩んでいた響がちょっと不憫でした。
何はともあれ、仲直りできて良かった…これで安心して眠れそうです。

そして、仲直りからの久々のイチャイチャと
累のご奉仕えっちが最高でございました(◞‸◟)トゥトィ…
やっぱり二人にはいつだって甘々のエロエロでいてほしい!
その後、同棲生活も始まり、まだまだイチャ甘エピソードに事欠きません。
もう…ラブの伸びしろが果てしなさ過ぎてすごい。

これで一件落着してしまったことだし、終わってしまうの?と
思いきや、あとがきでさらなる続編情報が!!
夜中だけどこっそりと歓びの雄たけびをあげたことは言うまでもありません。

次はどんなお話が読めてしまうのでしょうか?
今から続編が楽しみで仕方ありません♪

ご褒美おかわり編♡

え?続編?
しかも、1巻ってことはまだ続くってこと!?
前作の上下巻だけでもあんなに心潤わせていただいたのに
この上まだまだご褒美をいただけちゃうんですか?贅沢!!

今巻はグアム旅行からスタート!
初っ端からハネムーンですか?(*ノˊᗜˋ*)ノワーイ と思いきや、
お仕事でした。うん、なんとなくわかってた。
とはいえ、前作でアイドルの相棒から晴れて恋人同士となり、
甘甘甘々モード全開の累と響。
もう響なんて作中で何回「可愛い」言った?ってくらいに
累さん可愛いを連呼しまくりのデレデレっぷりなんです。
さすがは10年愛。
まさか響の甘えたモードが拝めるなんて…( # ˘ᾥ˘ )尊

一方、累も累で今までとは違う甘くて優しい響にときめき、
今更ながらに付き合ってるのを実感してドキドキしてしまったり、
二人ともに前作よりも一層ラブがヒートアップしていて、
もうどこからどう見ても完璧なバカップルに仕上がっておりました♡

そんな中、二人の映画出演が決定し、共演者や事務所の後輩など
新キャラも続々登場し、もしやこれはすれ違いの前触れか?
不穏な展開きちゃう?と若干構えながら読んでおりましたが、
別段そんなこともなく、本当にどこまでも読者を甘やかしてくれる
作品だなぁとこの作品に出会えた幸せを噛みしめておりました。

そしたら、最後の最後で突然どでかい爆弾が落とされちゃった。
え!え…?なに?どういうこと?
響じゃないけど、(;゚Д゚)!?ってなっちゃった。
これもきっとあれでしょ?クリフハンガー的なあれでしょ?
いざ2巻が始まったら何事もなかったかのようにイチャイチャしてるんですよね?
という夢を見たのさ、とかそんなオチだってきっと信じてます!
頼む、私のオアシスよ…と切実な祈りを込めて次巻へ。

サービス精神ドカ盛すぎる件

なんでもっと早く読まなかったんだ自分…!
読み始めて15ページくらいで今までこの作品を読むのを
後回しにしていた愚かな自分を呪いまくりました。

だって、めちゃくちゃ楽しいんだもん!
明るいエロの癒し効果すごい!!
腐女子へのサービス精神がドカ盛すぎる!!!

正直、アイドルジャンルにそこまでハマったこともなかったし、
なので当然ナマモノの魅力を浴びたこともなかったわけで。
だけど、この作品を読んじゃうと、
ナマモノジャンルめちゃくちゃ楽しそう!なんて思えてきちゃいました。

なんといっても、二人のキャラが秀逸すぎます。
ポンコツかわいい系お兄さんの累と塩っ気満載の響。
この全く相容れない感じなのに、学生時代からの先輩後輩で仲良しとか…
ほんと、土壌が豊かすぎ。
腐女子の妄想を掻き立てるための素材が揃い過ぎていて、
これは二次創作界隈が賑わっちゃっても仕方ない!

はじめはあざとく感じた累も読み進めていくうちに
本当に天然由来のおバカで、ただただ根っからのいい子なんだなぁと、
どんどん天使度が増してゆきました♡
かと思えば、快楽には激弱でエッチの最中はエロ漫画かよってくらいに
エロ台詞で響を煽っちゃったり、天使は天使でも彼は罪深き堕天使でした。

そして、相方・響はというと、塩対応と見せかけて
執着ダダ漏れで実はめちゃくちゃ累のこと好きじゃねーか!と
たくさんの萌えを提供してくれました。
ありがとう、ありがとう…
寡黙攻めからの執着溺愛攻めって大好物なんです、ごちそうさまです。
誰にでも満遍なく塩対応だけど、累以外からは触られるの嫌がったり、
累だけには甘えてみたり、同じ塩を装っていても累だけは特別枠なんだ!と
“特別扱い”に大いに萌え悶えさせていただきました(*˘︶˘人)

二人が恋人同士(仮)になったきっかけが同人誌というのも面白かったです。
だって、どこかの腐女子が汗水たらして描いた同人誌が二人が付き合う(仮)
きっかけを作ったってことでしょう?
自らの妄想が推したちのキューピッド役を果たしていて、その妄想が具現化
してしまうなんて…感無量すぎる。
なんて腐女子に優しい作品なんでしょう。

上巻は突然のビジネスカップル命令によって恋人同士(仮)となり、
イチャエロライフを満喫していたところへ当て馬が登場。
互いの大切さに気付き始めた二人…というところでおしまいでした。
響は片思い確定ですが、あとは累がなぁ。。。
早く自分の気持ちに気づいて~とじれじれしてしまいました。

ところでストーリーにはあまり関係ないけれど、
マネージャーの吉川さんが腐女子事情に精通しすぎていて笑いました。
もしかして、腐男子?というか、よもや『無限快楽メスイキ地獄』の
作者とかではないですよね?なんて疑いを抱いてみたり。

見ようによってはバカップル

こちら、今回が初読みの作家さんだったのですが…何このキャラの強さ。
あ、物理的な強さではなくて(物理的にも強いんですが)、
読み手を引き寄せて離さないキャラの濃さがすごい!!
ストーリーは少し展開に癖があって時折とんだ?と感じる箇所が
あったりもしましたが、キャラのインパクトは最強の1冊でした。

喧嘩好きな高校生・常盤はある日、近頃不良たちの間で噂になっている
“ヤバい転校生“牧田の喧嘩を目撃し、その血も涙もない圧倒的な強さに
一目惚れしてしまいます。
初対面で襲われかけるも、勢いで告白してみたらお付き合いすることになり…。

あらすじからも一応ヤンキーBLの要素もありますが、
どちらかといえばバカップルのお話に近いかもしれません。
ストーリーはそこまでの複雑さや劇的な展開はありませんが、
とにかくメイン二人のキャラクターが強かった…。

特に攻めの牧田君はタイトルに冠されるだけあり、ヤバさが突き抜けています。
まさに最強にして最狂!
普段はマイペースで飄々としているように見えますが、発言の所々で
ネジがぶっとんじゃってる…とサイコ臭がプンプン(笑)

見た目は地味で穏やかそうになのに、暴力を振るうことには
何の躊躇いもなく、徹底的に相手を潰すその凶暴性。
そして、小柄で攻めとしては魅力的とは言い難いビジュアルなのに、
初対面から常盤にベロチューをかまし、やたら経験豊富そうなギャップ。
読めば読む程に理解不能で、行動も思考も読めない牧田という男に
気付けば強烈に惹きつけられてしまっておりました。

対して、そんな牧田に出会ったその瞬間から
心を鷲掴みにされ、恋の奴隷と化してしまった常盤。
大きな体躯で腹筋もバッキバキ、ケンカも強くて、
黙っていれば立派なヤンキー攻めなのに、
牧田の前では無垢な乙女になってしまうのでした♡
恋人も、キスも全部が初めてなのに牧田に触られると
真っ赤な顔で涙ぐんでトロけてしまう常盤が可愛すぎました(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )キュン

ただ、従順・健気が行き過ぎて若干ヤンデレ予備軍な一面も(笑)
最初は牧田の強さへの憧れだけだったのがいつの間にか盲目的な愛に変わり、
牧田が望めば何でも喜々として受け容れるようになってゆきます。
果たしてそれはただの無邪気か、盲愛か?
そういう意味では常磐もある意味ではヤバさを内包していて、
案外似た者同士カップルなのかもしれません。

天然健気な常盤のおかげでギリ甘々感が出ているけれど、
正直、途中までは牧田の常盤に対する気持ちって、
本当に愛なのかな?と疑っていました。
だって、交際のきっかけも「常盤がおもしろかったから」なんて
新しいオモチャ見つけた程度の好奇心で、そこに恋愛感情ではないんです。
独占欲はあるけれど、甘さはなく、体の関係だけが着々と進むので、
恋の駆け引きによるときめきだとか、キュン要素はちょっと薄味気味。

常盤の盲目スキ♡モードのお陰で辛うじて糖分摂取できますが、
できればもうちょい牧田の常盤好き好きエピソードも欲しかったかも。
牧田の愛はちょっと歪み成分が強いんですよね…。
すれ違いの末、最後の最後でようやく常盤への好きを自覚したときも、
「俺のことだけ考えてずっと苦しんで悩んでればいいのに」って…怖ぁ。
ラストの「君になら殺されてもいいかも」も告白というより呪いの台詞かな?と。
でも、かなり歪ではあるけれど、牧田の執着も呪いのような愛の告白も
ちょっと脳内変換してみれば、不器用で恋愛初心者な牧田の愛情になるのかも
しれません。

何より常盤がすごく嬉しそうだし!←ココ大事
常盤と一緒にいることで少しずつまっとうな恋愛感情を覚えてゆく
牧田もなんだか初々しくてちょっと可愛らしく見えてしまいました。
そうやって見方を変えてみれば牧田の歪な愛情表現も微笑ましく、
見ようによってはバカップル二人のお話に見えてくるのでした♪

描き下ろしでは嫉妬をしていたり、イチャついていたり、
意外にも普通にイチャ甘している二人のお話でした♪

『なまごろし』

アニメイト購入特典はモノクロ漫画ペーパーでした。

『なまごろし』
本編後日、ある日の二人のお話です。
恋人同士になってからというもの、とにかく甘々で
隙さえあればイチャイチャベタベタしてくるシゲ。
そんな恋人にクールを装いつつ、内心では
「今日する気かな」と期待しまくりな与一でしたが…。

そんなバッキバキに割れた腹筋見せて「スるぞ」って!笑
誘い方が受け感皆無だよ!こんな男前な誘い方ってある!?
与一のお誘いが男前すぎて笑ってしまいました。
ま、シゲはどんな誘われ方でも嬉しそうなんですけどね(*´艸`*)

出オチから始まる純愛

「ち●こ食わせて」
なんという出オチでしょう。
そんな攻めのとんでもない衝撃発言から始まるこのお話。

小学生からの唯一無二の親友の与一とシゲ。
だけど、実は与一は密かにシゲに片想いをしていて…
ノンケのシゲ相手ではこの先も自分の恋が叶うことはないと悟った与一は
シゲへの恋心を封印し、親友として傍にいることを決めるのでした。

もうね、与一がめちゃくちゃ健気なんです(´;ω;`)
見た目は筋肉がっしり系のクールなお兄さんなんですが、
中身はシゲへの想いに振り回され、苦悩する一途な乙女。
(ちなみに、エッチの時は相当エロイ表情で喘いじゃいます)
それでもシゲから離れられず、料理をふるまい、世話を焼く日々…

にもかかわらず!
与一が固く守り続けてきた一線を冒頭のトンデモ発言で軽々と超え、
与一の想いを踏み躙るシゲ。
好奇心から始まった行為は次第にエスカレートし、
ずるずると体の関係を持つようになってしまいます。

シゲの考えがわからず、だけど、触れられればやっぱり嬉しくて、
拒み切ることもできず、気持ちの伴わない関係に胸を痛める与一が
切なすぎました。

そんな与一視点からしてみれば、前半の与一の恋心を
弄ぶようなシゲの態度はただただ腹立たしい。
良く言えば、裏表がない。素直。純粋。
与一のカミングアウトにも動じず受け容れてくれる、本当にいい子。
ただし、それは親友の場合に限り。
それが色恋となると、無邪気が行き過ぎてもはや無神経の域なのです。

手を出してみたらうっかり親友の色気に煽られて、
挙句の果てに(抵抗もないけど)合意もなくエッチに及び、
本能の赴くままに与一を翻弄する在り様は超身勝手で、
もはやクズ攻め容疑者!

けれど、後半でシゲがようやく自分の気持ちを自覚すると事態は急展開へ。
元カレの影がちらつき始めたことで与一への独占欲が芽生え、
嫉妬に燃えまくるシゲ。

それまで一方通行だった好きのベクトルは対面通行となり、
与一→→→→→→♡←←←←←←シゲ まで一気に追い上げ、
それまでは飄々としていたのに、与一にまっしぐらで、
駆けずり回るシゲに攻めザマァ…!!とちょっぴり胸がすっとしました。

シゲの野郎、両想いになったとしても簡単に許されるとは思うなよ…!
とまで思っていたはずなのに、告白シーンでは人目も憚らず、
とにかく必死で、シゲの熱い愛の告白についつい絆されてしまった…。
感動的だけど、ドラマみたいで見てる方が恥ずかしくなっちゃうくらい
それはもう情熱的な告白でありました(*∩ω∩)///
でもね、与一の片想いが報われてめちゃくちゃ嬉しい!!

そこからのシゲがまた人が変わったように与一にベタ惚れで、甘々で、
ちょっとぶっきらぼうで恥ずかしそうにしつつも愛を噛みしめる与一が
幸せそうでなによりでした。
エッチも今まではされるがままだった与一が両想い後は俄然積極的に
なっちゃって、官能度も増し増しのエロエロでした。
ガチムチ体型な二人の熱をぶつけ合うような激しいエッチがもうどエロくて///
最後はプロポーズまでいただき、甘々ハッピーエンドごちそうさまでした♥

描き下ろしではこれまでの自らの鈍感さを悔い改め、
与一の数々の“初めて”を逃してしまったことを惜しがってくれる
シゲが見られました。
うんうん、こういう執着大好きです(*´꒳`*)
でも、一番大事な与一の初恋だけはシゲのものなのでいいじゃない♪
シゲからのたくさんの「好き」に埋もれ、とびきりの笑顔を見せる与一が
最高に可愛らしかったです♡

これぞご褒美小冊子

限定版に付属の28P小冊子です。

内容は全ページ漫画で、本編後の二人のお話ですが、
こちらも本編に劣らずエロエロ全開の1冊でした(〃ノдノ)

ある日、体育の授業中、突然の落雷に驚きポメ化してしまった保目谷。
愛らしい姿に沸き立ったクラスメイトの女子たちに追われていたところを
松田に助けられるが…。

すんでのところで保目谷を女子たちの魔の手から救った松田でしたが、
とっさに彼らが隠れ場所に選んだのはロッカー。

狭いところに性欲旺盛な、想い合う男子が体を寄せ合って二人きり。
この後の展開は言わずもがな。
ムラムラが最高潮に達した二人のこれでもかってくらいの
濃厚で激しいエロが待ち受けておりました♡

校内で声を押し殺して、ほとんど言葉もなく、
室内に響くのは二人の体がぶつりあう音だけ。
ぬぶぬぶ、ぱちぱち、にっぱにっぱ、たぱたぱ、ぬぱぬぱ、
ぱちゅぱちゅ、ぱんぱん、ぱすぱす、ずぽずぽ…擬音が多種多様すぎん?
よくこんなに表現思いつくな~とちょっと感心でした。
そして、互いを貪るような濃密エッチにドキドキしっぱなしでした///

以上、エロが濃縮されたご褒美小冊子でした♪

はじめましてのポメガバ

はじめましてのポメガバースでした。
ええ、お噂はかねがね聞き及んでおりました。

なるほど、もふもふ!
なるほど、かわいい!!
なるほど、癒し!!!

個人的にはどちらかといえば柴犬派だったのですが、
ポメラニアンもめちゃ可愛くない?と目覚めてしまいました(*´д`*)

小さくて地味メンな保目谷と人気者のイケメン・松田の王道だけど、
毛玉成分多めの格差ラブでした♡

保目谷のポメ化に関しては特にポメラニアンになってしまう「体質」、
ということ以外はなぜ?などそこまでの深掘りはされていないけれど、
すんなりと入っていけました。

ただ単にポメが可愛いだけじゃなく、幼げな見た目に反して
自分でお尻を開発しちゃうくらい性欲強めなむっつり保目谷や
クールでイケメンだけどちょっと変な感性の松田の意外性が
面白かったです♪

特に松田は表情があまり変わらず、保目谷のことをどう思っているのか
感情が読みにくい子でしたが、実はおばあちゃん思いだったり、
恋愛観はまっとうで一途だったり、といい方向にギャップが満載でした。

クラスメイトにからかわれていた保目谷に対してもはじめから優しく、
途中からはすっかり懐いた保目谷との組み合わせが主人と愛犬のようで、
素っ裸でしがみつく保目谷とそれを軽々と抱っこする松田が可愛すぎました♡

ただ、保目谷からお尻にまつわるエトセトラを聞かされても引くでもなく、
逆に興味津々だったり、褒めてきたり、なんというか反応がシュールな
一面もあって面白い子でもありました。

そんな二人がただのクラスメイトから距離を縮めて友人となり、
仲のいい友達としてベタベタしているうちにノリでえっちなことを
するまでになり、そして、恋へ。

言葉足らずからすれ違ってしまう保目谷と松田でしたが、
ラストでは顔に出ないだけで実は松田がかなり重い愛を
秘めていたことが発覚し、てっきり保目谷の一方通行だとばかり
思い込んでいたので、歓喜のニマニマが止まりませんでした(♡ˊωˋ♡)ピャー ⁾⁾

可愛いくて初々しい二人のお話でしたが、エロはかなり濃厚でした。
伝わるねっちり感、伝わる緩急がとにかくどエロい。
二人とも体格差はあれど双方ともにほっそりとした体型で、
なのにその肌感が妙に艶めかしくて、どきどきしてしまいました///

ちなみに保目谷の他にもポメラニアン化する人って一定数いるの?
ポメ体質は遺伝性なのかな?
ポメ体質ってΩのように冷たい目で見られたり、差別を受けたりするの?
ポメラニアン化してしまうことは周囲には秘密にしておくものなの?など、
初ポメガバースだったので色々と設定上の細部が気になってしまいました。
まだまだ学び?の余地があってポメガバの今後が楽しみです♪

個人的にはやたら存在感を放っていた兄のことも気になります。
兄メインでのスピンオフなんかもあるのかな…と期待してしまったり。

ほのぼの子育てBL?いえいえ、リアル子育てBLです。

多幸感溢れまくってんなーという表紙に惹かれて。
けれど、読んでみると少し思っていたのとは違いました。
読み手によって感想が分かれそう。

なんというか、想像よりもずっとリアル寄りなのです。
自身の経験や置かれた立場によって共感できるか、
あるいはしんどくて辛っとなるか、変わってきそうです。
求めるのは萌え一択!という方にはおすすめいたしません。

内容はノンケやもめ子持ちと独身ゲイが救い、救われ、
家族になっていく優しいお話でした。

若くして妻に先立たれ、残された息子・空の育児に奮闘する野々村。
仕事に育児に追われ、心身ともにギリギリの日々を過ごしていました。
そんなある日、野々村と空は一人の酔っ払いと出会いますが、
後日、その酔っ払い男・片岡が同じ職場に入社してきて…。

こうしてあらすじだけ並べてみると何の変哲もない子育てBLぽいですが、
本書の場合は物語の比重が恋愛よりも子育てに重きを置かれていて、
結構ガチめな子育て作品な印象でした。

なので、どうしても恋愛成分は物足りなく感じてしまうかもしれません。
萌えよりは野々村の子を想う親としての葛藤に胸を締め付けられたり、
父親としての愛情深さにじわっとする部分が多かったです。

息子を深く愛する野々村ですが、上手くやろうとする程に空回って
自分に失望し、自身をダメ親と責めてしまう不器用な人でした。
空の前では頑張って父親であろうとしていても、どこか頼りなげで。
いつも疲れ切った顔で、空のことになると周りが見えず、
ピリピリしてしまう姿が痛々しくて、あれ?私が読んでいるのは
ノンフィクションだっけ?というくらいにリアル感があり、
途中までは結構しんどかったです。

野々村にとって片岡の存在はまるで空の大好きなヒーローのようでした。
いい親にならないと、と自分の首を絞め続ける野々村を肯定し、
明るい笑顔で包み込み、一途に想いを寄せ続けた片岡。
自身の性的指向から親との関係に悩み、若干ヘタレな一面もありますが、
野々村が心折れそうなときには支え、弱さも丸ごと受け容れる包容力が
格好良く男前でした。

そんな片岡の優しさに頑なだった野々村の心も徐々に解かれてゆき…
と、明るい方へ向かうストーリーは良かったのですが、
一つ気になったのが野々村が片岡を意識しだしたきっかけ。
「空のこといい子って言ってくれた」ってそりゃ、
愛する息子を褒められれば嬉しいのだろうけれど、
そこからズルズル流されるままに片岡に惹かれてゆく野々村に
それって本当に恋なのかな?と。
なんだか恋の熱量よりも“自分の子を大切にしてくれる人”
という親としての下心のようなものが垣間見えてしまって、
心から萌えることができませんでした。
我ながら穿った捉え方してるとは自覚していますが、
片岡の恋心がまっすぐなだけに温度差が気になってしまって…。

でも、最終的には片岡の友人に嫉妬するまでにベタ惚れており、
空のことで喧嘩をして、仲直りをして、いつの間にか
本当の夫夫のような雰囲気を醸し出しているの野々村と片岡に
幸福感を噛み締めました。
やっぱり野々村は笑うとすごく可愛いわぁ( ´ー`)。о

ちなみに私はアニメイト限定版の小冊子付を購入しましたが、
本編から数年後の三人を見ることができるので、こちらを購入して
よかったと大満足しております♪

シリアスと見せかけて、溺愛ものだった気がする

表紙の印象からダークシリアスなストーリーを想像していましたが、
結末は予想以上に穏やかかつ甘々で読後感がとてもよかったです。
総じて溺愛ものだったのかな、という印象でした。

ちなみにこちらはDom/Subユニバース作品で、
それぞれ攻めは庇護欲、受けは被虐欲強めの二人のお話でした。

物語は攻めの篤史視点で展開してゆきます。
ある日、Domの篤史に突然叔父の訃報が伝えられます。
そして、それと共に伝えられたのは篤史と同じDomの叔父と
生前パートナー契約を結んでいた青年・塁の存在でした。

“自分の死後、塁に新しいパートナーを見つけること”
叔父の遺言を守るために塁の元へ向かう篤史でしたが、
対面した塁は手負いの獣のように敵意むき出しで…。

はじめは警戒心バチバチな塁でしたがプレイになると、
途端に初々しい反応を見せ、にもかかわらず快楽には弱く、
普段の強気な姿とはかけ離れた意外な一面がありました。
そして、一度心を許すと相手に心も体も委ねる従順さや人懐こさが
だんだんと可愛らしく見えてきてしまうギャップ萌え受けでした♪

対して、そんな塁とは正反対で紳士然とはしているものの、
DomとSubの関係性についてはどこまでもドライな篤史。
彼にとってはパートナーとのプレイは愛情のやりとりではなく、
食欲や睡眠欲など三大欲求と同様で本能を満たすだけのものでした。

塁のことももはや溺愛といっても良い程甘やかしっぷりですが、
それでもパートナーはあくまでプレイ上での関係にすぎず、
そこに愛情を持ち込まないというスタンスなのです。
マイルールに縛られすぎて塁への恋心に無自覚なのがじれったい…!

けれど、自称・元パートナーに塁を奪われかけて芽生えた嫉妬心により、
篤史の塁に対する感情がパートナー以上のものに変わり始めます。
甘い庇護欲は狂暴な独占欲へと変化し、自らのDom性に怯える篤史。

外出を禁じ、常に自分の目の届く場所に塁を置こうとする
篤史の執着っぷりは確かにちょっとヤバさを感じますが、
執着攻め好きにはたまらない展開かもしれません。

そんな自分の中のDom性の暴走を自覚した篤史は塁からの逃亡を図ります。
ここにきて一転、スパダリ溺愛攻めだと思っていたらとんだヘタレ攻めでした!
逆に自分の気持ちに素直で真正面から篤史に想いをぶつけられる塁の方が
遥かに男前なのかも。

ただ、篤史が塁に自分の弱さを打ち明け、塁がその弱さを受け容れたことで
それまでは一方のみが甘やかす関係だったのが、互いを甘やかし合える
対等な関係性に変ってゆくのがよかったです。

Dom/Subものというと“本能”や“欲”がメインテーマとなりがちですが、
本作ではそれだけではなく二人の関係性が信頼や愛情重視で描かれ、
最後は予想外に甘やかな結末を迎え、温かい余韻に浸れました。

エロ度はDom/Subユニバースということで、かなり高めです。
そもそもはじめはエロもプレイの一環として描かれていたこともあり、
色々と実験的に行っていたりと、そこそこの過激さもありました。
ただ、プレイとはいっても鞭でぶっ叩いたり、縛ったりする程度なので
そこまでの痛々しさはありません。
全くSM耐性のない方はご注意を。