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コミカルとシリアスの案配が絶妙

もっと早く読めばよかった!めちゃくちゃ面白かったです!

嗚呼、素晴らしきファンタジーBL…いやマジで、コメディとファンタジーとシリアスの見事な融合が凄く良かった…!(笑えるところもあって面白く、でもそれだけじゃなくて甘酸っぱさやもどかしさや切なさや胸キュンもあるっていう…。)

すうっと入ってくるような感じで、物語を進めるテンポもよく、全体的にライトな雰囲気でした。

何ていうか、周りのみんなからちょっとずれていて普通にもなれない、ダサくてカッコ悪くてモテなくて曖昧で冴えないイマイチなダメダメ劣等人間のくせに「自分はみんなとは違う」とか「やろうと思えばいつでも何でも出来るんだ」みたいな、結局は何にも出来ずにただ妄想に耽るつまらない日々を何となく過ごしているだけの、虚無と夢が混在している、あの悶々とした感じが痛い程よく分かるっていうか…。でも逆にそれが生きる力ともなっているっていう気もしますけどね。

子供時代の、高峰のことを思ったが故の篠のとても真っ直ぐな行動に対する、七塚の純粋な返答がとても良かった…
篠は少しホワ~ンとしていますが、実は強さを内に秘めているのではないかと思わせるところで、篠と「甘い運命」の湯原が似ている気もしました。

わりかし主人公たちに対し厳しいことを書き連ねてきた高遠さんも、この「天使と悪魔の1週間」では少し違った一面を見せてくれた気がします。

気持ちが移ろう様を七塚と高峰の入れ替わりや天使と悪魔と結びつけたのは見事としか言えないですね。(悲しいかな、高遠さんとは違って私の言葉にはこの素晴らしい作品を上手く紹介できる力がありませんorz)

書き下ろしは、恋人同士になった七塚×篠と高峰の3人で温泉旅行に行くお話(今度は七塚が仕掛けられる側なのが良い!)で、いつの間にかジーンときてしまってとても幸せな読後感です(´∀`)
受けたんの変貌っぷりも大変可愛らしいのでゼビ♪

何度も読み返している一冊

月村せんせーの名作の1つ、やはり問答無用でめちゃくちゃ良い!
ゲイに偏見のない青年と、恋愛を諦めているゲイの青年の心温まる物語で、落ち込んだ時や疲れた時に読み返す1冊です(*´ω`*)

派手さはないし、ストーリーだって珍しい訳ではないですが、この空気感・雰囲気がたまらなく好きです。

篤史はゲイであることが原因で、中学時代にはいじめにあって、家族と疎遠になり疎まれているのですが
そのいじめの発端ともなった、勘違い熱血教師の行動が腹立たしい。
こうして家にも学校にも居場所がなくなってしまったわけで…辛すぎ(´;ω;`)

そんな篤史を、率直かつ誠実に辛抱強く溶かしてゆく宮村に救われて、本当に良かった……!
すんごく理解ある宮村母のあたたかい言葉も傷口に染み入るー(´;ω;`)

宮村は人を信じる素直な心を、
篤史は傷ついても、また人を信じる道を選ぶという強さを教えてくれます

末永く幸あれ……!

プラトニックな青春ストーリー

まずこの表紙、めちゃくちゃ可愛い!
そんでもって内容も可愛かったです〜
特に電車内でお互いを意識しまくりな、両片想いな2人に終始萌えたぎったー(*´Д`*)
直接的な描写がないからこそ、むしろ無いことで妄想に拍車がかかりましたよ!
後はただただゴールインを見守るのみ…

本物の「愛してる」

高遠せんせーはかなりの好き作家さんですが、これはその中でもベスト3に入ります。
後の2つは『唇の上にキス 舌の上に愛』『壁の中の嘘と秘密』ですがこれがいちばん好き!ホントに大好きです〜(><)

内容はすでに書いてくださっているので割合m(__)m

秋広への気持ちを自覚しつつも、過去のトラウマや前科があり、相手の幸せを考えなければ…と葛藤するカオルが切ない(´ノω;`)
好きだからこそ絶対幸せになってもらいたい
という気持ちに、二人ともがんばれ!と応援しながら読んでいる自分がいました(´ノω;`)

そしてうさぎちゃん(秋広)が本当に健気で男前!優しいだけでなく愛する人の為ならとてつもない行動力を発揮する、何とも懐の深い受けです
傷ついたカオルを包んであげられるのはこの人しかいません!

それからカオルを探しに海外へ行き、ようやく再会できたとこでうさぎちゃんが 「愛してる」と零すシーンには涙が止まりません;;

この「愛してる」という言葉は、使い回されて陳腐なものと化した 世の中にありふれている「愛してる」とは明白に違います
芝居がかった言い回しは皆無、無色透明に心の底から自然と生まれてくる感情で…
ふたたび涙してしまいました(´ノω;`)

この痛みや切なさ、ほんの少しのあたたかさはシリアス話スキーにはたまらないですね。名作だと思います。

タイトルの意味を知って涙する

この作品に出会うまで、BLはコミックばかり読んでいて小説は全然読んだことが無かったのですが、この作品があまりに素晴らしすぎてそれから小説にものめり込むようになりました。思い入れ深い一冊です。
凪良せんせーに圧倒的感謝……!

もう、ただただ素晴らしいSF映画のようだったとしか言えない。世界観に入り込みすぎて読後の余韻が凄いです!
バリバリ近未来の話でファンタジーなのに、どこか妙にリアルなんですね。
戦争に向け徴兵命令とか、昨今の状況を考えるとこの先に起こってもおかしくないようなストーリーで焦燥感を掻き立てられます。

自分は丸型時代のシンが一番好きで、嬉しくて回ったり、不安で震えたりする健気さと愛らしさにやられます…!(´ノω;`)
そしてドールサークルの面々は楽しくて和みます(ノ∀`)

永遠ってなんだろうと考えてみると、人間同士の恋愛、結婚だって別れがつきもの。幸せには不幸がつきもの。 永遠って、死ぬ事以外無い気がします。死んでからが永遠? 死んでも生まれ変わっても、自分を愛する人の中では永遠に眠る人で有る事になるような。

何を守りたいのか。守りたいモノの為にどう生きるか。 社会において何が守られるべき存在であったのか。どんな未来を望むのか。
うーん、難しい…

賛否有るかと思いますが、私はハッピーエンドだと思います。
とても素敵な愛のお話でした!
そしてこちらを読んだあとに続編の「2119 9 29」も是非読んでほしいです(`・ω・´)