中華ファンタジーで「鴆」(中国読みでジェン、日本語だとチン)と呼ばれる猛毒をもつ鳥の擬人化もの。
かなり独特で凝った設定なので、最初はとっつきづらかったのですが、世界観が理解できてくるとすごくおもしろいです。よくこんな設定思いついたなと作者様の独特なセンスもさることながら、絵も独特でとても美しいです。
主人公2人の考えが終盤まで分かりづらいのですが、最後まで読むと「なるほど!」と納得。設定も思想も一貫していて良かったと思います。
もう1作短編が収録されており、花とその花粉を運ぶ虫の擬人化ものなのですが、こちらも設定が良くできていてオチも良かったです。
ちふゆ先生の溺愛攻め最高ですね。
登場人物がいきなり猫になったり人間になったりネコ耳になったりして、ツッコミどころ満載なんですが、すべてが可愛すぎるので、もう何でも許しちゃいます。冷静になると「服とかどうしてるの?」って思うけど、読んでる間は冷静じゃいられないぐらい可愛いくて気にならないです。ホント可愛いは正義です。
とにかく萌えの宝庫でセリフの一つ一つに悶まくり、休憩を入れながら読みました。
すべてが可愛くて愛に溢れてて最高です。
あと局部修正が白抜きなんですが、修正越しでも「…デカ過ぎないこれ?」とツッコミ入れたくなる大きさでした。最高です。