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これは!
さすがはらださん。
なかなかここまで描けないですよ。すごいわ。
カス、クズ、クソ。
はい。めちゃくちゃ性にだらしない男たちばっかり登場します。
変態的性生活によりエリートコースを外れ左遷された粕谷が、左遷先の田舎でアナル好きな性癖がバレ、バレたんだからまぁいいかーとばかりにお隣さんのアナル好きな葛谷とネコ争いを繰り広げる。
とまぁホントどうしようもない話なんですが、クソライフをはらださんが描いたらこんなにも劇的になるんだーって、感動すらしました。
とにかくおもしろい。エンタメとして最高。
いやでも、仕事とか人間関係とかモラルとか、そんな理性を取っ払った素直な男の本能を素直に描いたらこうなるかもね?と思える、ある意味目から鱗な作品なんですよ。
イジメとか強姦とか、快楽重視のエロだけの関係とか、純愛とは程遠い内容です。
(イジメ犯のレオは、葛谷に対して純愛のつもりはあるんですけどね。相手に全く受け入れられてないというのが大問題)
そんなところから、2巻ではどうなるのかな?
基本ネコ取り合いのポジション争いは好きじゃなかったのですが、あまりにあからさまに快楽を求めていく粕谷葛谷の正直っぷりにやられました!
いっそ清々しいわ。
なにこれ、サイコーに笑える!
はらだ先生の新刊‼︎と、あらすじも読まずに飛び付きました。
今のところ、完全なるエロコメディ(笑)
表紙のカッコ良さはどこいった⁉︎
ただのクズとカスのあれこれを描いてるだけだし、
二人の過去も甲乙つけ難いくらいの黒歴史。
それなのに、全て笑い飛ばすテンポとキャラ、
そして、何よりも画力の高さよ!
表情が最高に面白い(笑)
描きようによってはディープになる話を、
コメディ要素たっぷりに仕上げるはらだ先生の手腕に脱帽です。
主人公は、エリートサラリーマンから一転してど田舎に左遷された落ちぶれリーマン・粕谷と、
ど田舎の隣人ニート・葛谷。
粕谷が左遷された理由が、すでにハード(笑)
社長令嬢の彼女との深夜のプレイを目撃されたうえ、
そのプレイが、ペニバン付けた彼女と逆AFを楽しんでいたというもの^^;
それが本社にも左遷先にも広まっちゃってるんだもん……
生き地獄じゃね?
と思うけれど、粕谷って意外とメンタル強者なのよね。
そして、左遷先の人たちも受け入れてくれてる⁉︎
ここは意外と生きやすい場所なのかも(笑)
対する葛谷は、中学時代からいじめにあっていて、
レオという男にオナホ扱いされていました。
祖母の年金で暮らしていたけれど、
その祖母も亡くなり現在はニートに。
このレオのおかげで掘られることにハマってしまったという、
どうにも救い難い男なんです。
こんなアナル好き同士が出会ってしまったら、
もうやることは一つ(笑)
完全なリバですが、女の子好きな自称ノンケです……
とにかく笑えるネタが多すぎるし、
突然ファンタジー要素ぶっ込んでくるし、
葛谷の元カノと元セフレがレオの家族だったり……
とにかくメチャクチャ(笑)
一話完結のオムニバス形式なのですが、
大筋として繋がっています。
粕谷と葛谷は恋人ではなく、
まだまだ恋愛には発展しそうにありません。
喧嘩しながら仲を深めていくのでしょうね。
すでに、お互いを必要としている感じは伝わってきます。
類友故の同族嫌悪(笑)
低レベルな言い争いには毎回笑ってしまいました。
この二人がどうやってラブに向かうのか気になります。
まわりの人々のキャラも個性的で、
特に葛谷の因縁の相手・レオの存在感がすごい!
番外編は、このレオ目線のお話。
葛谷への一方的な愛は全く伝わらない展開が可哀想でもあり、
面白くもあります(葛谷にとっては笑い事ではない)。
葛谷の出自も謎のままだし、
まだまだこれから深まっていく作品のような気がします。
とっても笑えて楽しかったけど、
病み要素もたくさん含まれる内容です。
評価は分かれるかな?と思いつつ、
私の評価は文句なしの〝神〟です!
ふたりにハッピーライフは訪れるのか?
首を長くして次巻を待ちたいと思います^^
はらだ先生のファンで、迷わず作家買いした者です。
あらすじを見た時点では「エロを全面に押し出した内容か…どんなエグい作品なんだ!?」と、恐れ慄きながら楽しみにしていました。
しかし!恐れることは何もありませんでした。
面白すぎます!!!
深夜ページをめくりながら、何度も大声で笑ってしまいました。終始アダルトな内容なのにエグいどころかむしろ爽やかな読後感は、さながら生搾りのオレンジジュース。濃厚さを失わずに喉をすっきりと駆け抜けていきます。
これほど官能から離れて官能の世界を描くことができるんだ、と感動しました!
見た目は薦めにくいのに、読むと誰かに薦めたくなる作品です。そして、自分はやはりはらだ先生が大好きだなあ、と実感する作品でもありました。