泣き虫受は可愛い
一冊丸々表題です。
絵柄は可愛らしい感じでお上手ですが少し好みは分かれる気がします。
個人的にはお上手だなと思いました。
仕事も出来て愛想も良いモテ男の営業部エースなイケメン攻×仕事は出来るけど無愛想で怖いと言われているが実は涙脆いのを隠してるだけの泣き虫受というカプです。
あらすじは省略します。
【感想】
メインの坂本と鳴海は滅茶苦茶好きでした。
涙脆く泣き虫な鳴海に対して可愛くてでも泣き顔も見たくてな溺愛攻の坂本のやり取りは王道といえば王道なんですが安心して読んでいられました。
そこに絡んでくる千羽(坂本に好意を持っている)と日下部。
お話の展開を盛り上げる要員としては凄く良い仕事をする二人なのですが……
個人的には千羽のキャラが苦手でした。
自意識過剰な少女漫画の当て馬モブ女子みたいなキャラだなと思ってしまって…
そこさえ無ければなと思ってしまう位には個人的には苦手キャラでしたね……
でも坂本が全く相手にしなかったのでそこは安心できました。
最初から最後まで突飛な展開は無いですが王道の甘々でハピエンなので安心して読めました。
じれったい！！おまけに甘酸っぱい！！
一冊丸々表題です。
絵柄はお上手ですが筋肉質体型受になるので苦手な方は注意が必要です。
個人的には曲線や柔らかそうな肉感的な感じが凄く上手な作者様で最後まで眼福でした。
一途な童貞大学生で付き合いの長い年下攻×年上純情で一途でエッチなお兄さんな付き合いの長い年上受というカプです。
お話は中学の頃から親友である日朝とホストクラブを経営している煌夜(受)は日朝の弟が可愛くて仕方ない。
弟の夕真(攻)が２０歳になったら告白してお付き合いして童貞を貰うと決めていた煌夜だったが誕生日の夜に夕真から男を紹介してくれと言われてショックのあまり……という感じで始まります。
【感想】
とにかく一途にお互いが想い合ってるのにたった一言「好き」が言えてないばかりに見事に擦れ違います。
でも読者は夕真の気持ちも煌夜の気持ちも分かってるからじれったい！！
そんな気持ちを味わいながら楽しむ一冊って感じですね。
ただ突飛な展開や大どんでん返しがある訳じゃないのでこの先はこうなるんだろうなと思っている通りに展開していきますので先は滅茶苦茶読めます(苦笑)
そのかわり話の流れが悪かったり切り張り的な薄っぺらさも無いので安心して最後まで楽しめる作品でした。
この先、可愛い可愛いだった夕真がスパダリに成長した話が読みたかったなと思いました。
個人的には煌夜がエッチでお色気むんむんなお兄さんなのにそれを喰う勢いで夕真がアザと可愛い感じなのが萌２にならなかった理由ですね……
ノンケなの？チョロすぎない？
一冊丸々表題です。
この巻だけでは完結していないので注意です。
絵柄は癖はあまり無くそこまで好みは分かれないかなと思います。
ただ筋肉質体型なので華奢な体型が好きな方は注意かな。
個人的には平均的でした。
イケメンで高身長な一途でワンコなゲイ攻×婚約者にフラれて1ヶ月家無しになる程のお人好しで流されやすいお尻を開発済なノンケ受というカプです。
お話はイケメンで高身長のモデルでもいける程の容姿の柳瀬千皓(攻)はゲイ。
しかも直属の上司である中村幸介(受)の顔と体が好みのドストライク。
おまけに性格まで好みだがノンケである幸介に恋はしないと決めていたのに初日で好意を持ってしまう。
日々、欲望と戦う毎日だったがそんなある日ゲイ専用マッチングアプリで幸介の体そっくりの相手を発見してマッチング。
幸介であるはずが無いと思う千皓の待つホテルの部屋にやってきたのはまさかの幸介で………という感じで始まります。
【感想】
正直、読んで思ったのが幸介が微妙……設定的には良くあるモノで展開もそこまで突飛なものではないのですが…
うーん……いくらBLとはいえ…ノンケの幸介チョロすぎない？しかもあんなにチョロくて簡単にお尻を弄らせるのに俺はゲイじゃない……説得力がない。
ゲイじゃないなら何故自棄になってゲイ専用マッチングアプリ？そういう事をしてくれるお姉さんのお店もちゃんとあるよ？ノンケでお尻弄るのが好きなら自分でもいくらでも気持ち良くなれるしそういう店もあるよ？なのにあえてゲイ専用マッチングアプリで男性にお尻を弄って貰おうと思ったの？とちょっとノンケ設定が甘いなと思ってしまいました。
しかもお人好しとかいうレベルじゃない位流されやすすぎて……なんかノンケで上司という設定を期待しすぎたのかなと思う位思っていた感じでなかった……
ただ！！攻の千皓が良かったので評価は萌にしました。
ゲイでしかもノンケには恋しないと言ってるのに直ぐに幸介に恋に落ちちゃう所は年下らしくて可愛いなと思ったしその後も遊び人なのかなと？と思うけど結局千皓自身も自分の方が好きになるし必死になるって自覚してるところが応援したくなるし頑張れ！！って言いたくなりました。
この作品は受の幸介のチョロさや良く分からないノンケ意識に対してあまり気にならなければ楽しめると思います。
個人的には幸介がもっとちゃんとノンケでもう少ししっかりとしたエピがあればもう少し評価が高かったなと思いました。
藤江は萌る！！でもなー…
一冊殆どが表題ですが少しだけ吉田家の蜜月記<和眞×優>のお話が収録されています。
絵柄は癖もなく好みは差程分かれない作者様だと思います。
個人的にはいつもお上手で綺麗だなと眼福です。
チャラくて軽薄な印象のゲイ攻×生真面目で真っ直ぐだが堅物のメガネ受というカプです。
お話は生真面目すぎる大学生の藤江(受)の最近の悩みは一番の友人である吉田に親しげに近付く大嶋春樹(攻)のことだ。
大嶋の軽薄な言動やゲイだという噂に２人の近すぎる距離感も相まってデキているという話まで流れ始め………という感じで始まります。
【感想】
前作の幼馴染みだけど～のスピンオフ作品のこちら。
私は幼馴染みだけど～は読んでいないのですがこちらの作品だけでも十分にお話は分かりますし楽しめます。
さてこちらの作品なんですがタイトルにあるヒステリックというのがどうしても引っ掛かっていてなかなか手を出せずにいたんですが評価も良かったし好きな作者様の作品でもあるので思いきって購入！
読んでみて思ったのがあれ？別に全然、藤江ヒステリックじゃなくないか？寧ろ堅物で真面目ででもちゃんと自分の非を認めて反省できるとってもいい子！！！
可愛い！！と萌え萌えニヤニヤしました(笑)
ただ、萌評価になったのが春樹なんですよね……うーん…なんだろうチャラくて軽薄な攻としては極標準的なんですけど終始、本気かどうかが今一つ伝わってこない。
なので結構な厚みがあるんですがこう春樹の必死さとか本気度がなかなか伝わらなくていまいち乗り切れなかった……
続刊がでるならもうちょっと焦ったり本気で藤江を好きでカッコ悪くダサく追い掛ける春樹の姿がみられたら良いな。
だって絶対今のままじゃ恋愛幼稚園生な藤江が春樹の本気疑うだろうなって思うしなぁ……
好き嫌いが分かれる作品
半分ほどが表題で同時収録で鬼のてほどきという作品が入っています。
絵柄は癖も無くお上手で最後まで眼福です。
執着心の強いノンケ攻×過去にトラウマがある不眠のセックス依存症の受というカプです。
お話は男に抱かれないと眠れない結城(受)は昼間はサラリーマンで夜は本番有の出張ホストをしている。
ある晩、入った予約は片想いの相手である同僚でノンケの伊丹(攻)で……という感じで始まります。
【感想】
吾妻検事～を読んで他作も読んでみたいと思い手にしました。
個人的には吾妻検事の方が好きでしたがこちらの作品はこちらの作品で楽しませて貰いました。
結城が過去に義父から倫欠行為を強いられているし結構しっかりめに描かれているのでそういった描写が全般的に受け付けない方は止めておいた方が良いです。
王道的な展開で王道的な結末なので安心して読めますがその代わりBLを読みまくってる方には細かい部分の詰めの甘さが気になるかなと……
でも個人的には作者様の描かれる執着攻と愛着が湧いちゃう系受が好きなのでこちらの作品も最後にはハピエンで萌しました。
ただ同時収録をもう少し削って表題の２人の話をもう少し丁寧に描いてくれていたら萌２だったなと少し残念でした。
同時収録作品は黒髪攻で白髪受だったので読んでいないので感想は省略します。
王道中の王道のオメガバ
一冊丸々表題です。
絵柄はかなりお上手で終始、眼福です。
運命を信じる一途で真っ直ぐなアルファ攻×運命を信じていない過去にトラウマを持つオメガ受というカプです。
お話は運命の番を夢見る一途で真っ直ぐな性格の伊織(攻)。
伊織は自分の運命の番に出逢ったらあることを決めていた。
そんなある日、廊下で擦れ違ったレオ(受)を運命の番だと意識し腕を掴んで引き止め………という感じで始まります。
【感想】
初買いの作者様でした。
以前から絵柄がドストライクで気にはなっていました。
読んでみて思ったのがもう王道中も王道のオメガバです。
運命の番や番に捨てられた後のオメガの末路。
オメガ性で生きていくことの大変さ全てが詰め込まれています。
なので話自体は重いし痛い。
ただ！伊織が愚直に真っ直ぐ零王を想い続けることと零王がしっかりと自分の足で立って生きている事、零王の周りの友人達の支えがあることで陰鬱で暗い話では無いのが救いです。
ただ個人的にはハピエンで良かったのですが王道のオメガバというだけあって重いエピが多いのが少ししんどい……
それに幸せになった数年後の２人とその子供を描き下ろしで読みたかったなというのがありました。
ハイテンションラブコメ
表題のカプ話が４話と同時収録で２話店長(黒髪)×上原(金髪)のカプが入っています。
絵柄はそこまで好みは分かれないかなといった印象。
個人的には平均的な感じかなと思いました。
ワンコ系で可愛い尽くしたがりの年下攻×エロい事が好きで男前な年上メガネ受というカプです。
お話は高校の剣道部の先輩と後輩の太一(受)と叶(攻)。
社畜の太一と看護師の叶は勤務時間が合わずに物理的に擦れ違い。
漸く太一の１４連勤が終わって漸く叶とセックスが出来ると期待を膨らませるも太一の方が寝落ちてしまい……という感じで始まります。
【感想】
短編を集めて一冊にしてあるこちらの作品は初っぱなからお付き合いに同棲してる叶と太一のラブラブ日常を覗き見って感じでした。
なので出会い～お付き合いまでの丁寧なお話を期待されていると少し違うかなと思ってしまうかな。
個人的にはエロギャグだったので短編短編を楽しむといった感じで読めました。
叶は本当に可愛い攻で喘ぎますしリードもされますのでそういった攻が苦手な人は注意が必要かなと。
何も考えずにエロとギャグを楽しみたいときには良いと思いました。
同時収録の上原は黒髪受ではないので読んでないので感想は省略します。
王道のオメガバ
初買いの作者様です。
書き方は癖もなく読みやすいと思います。
個人的には行動描写や情景描写は想像しやすい程に盛り込まれているが表情描写や心理描写が少なく感情移入しずらいなといった印象でした。
聡明怜悧だがクールな絶世の美形の第三王子のアルファ攻×明瞭活発で一途な地方貴族の子息で士官学校を卒業したベータ(後にオメガ)受というカプです。
お話は裕福ではない地方貴族の子息であるデュラン(受)は幼い頃に一度だけ領地に来ていた第三王子のリカルド王子(攻)に一目で心を奪われる。
けれど裕福ではない地方貴族のデュランが王家に遣えるのは夢のまた夢。
だが剣の師匠にならば士官学校へ行きなさいとアドバイスを受け何時かリカルド王子の護衛になることを目標に日々邁進していた。
そして士官学校を卒業しやっとリカルド王子の護衛になれると意気込んでいたが実際はベータは城警備にしか着けないと言われてしまい落胆する。
そんな時何故かリカルド王子直々に呼ばれて……という感じで始まります。
時代設定が中世ぐらいなのでオメガバとしては王道の設定だと思います。
王族にはアルファしか認められずオメガはアルファやベータから虐げられ嫌悪されているという感じで王道の中の王道だと思います。
そこにちょっと一捻りとして加えられているのが潜在的オメガという設定で運命のアルファに出会わなければベータで運命と出逢うことによってオメガとして転移してしまうというものでした。
そしてこの潜在的オメガというのがデュランです。
明るく前向きで天真爛漫な性格で少女の様な愛らしい見た目のデュランと聡明怜悧でクールな絶世の美形のリカルドの運命の番としてのハッピーエンドラブストーリーなのです。
個人的にはハピエンモノで前向きで一途で一生懸命な受が好きなのでデュランのキャラはとても好感が持てました。
そしてこの物語で重要なポジションのアンジュも可愛くて聡明で凄く良かったです。
デュランとアンジュのやり取りは可愛くて読んでいてほっこりするところもあったりで楽しめました。
ただ個人的にリカルド王子がイマイチ……。
生い立ちや置かれている立場を考えればそうなっても仕方ないと思うのですが…
うーん……リカルド目線の描写が無いのでこの時リカルドはどう思ってるんだろう？とかこの言い方した後は？とか疑問ばかりが浮かんできてしまい物語の世界に没頭しきれずでした。
リカルド側の行動描写と心理描写が書かれていれば萌２になったなぁと思いました。
王道のオメガバ展開
一冊丸々表題で描き下ろしがあります。
絵柄は最近流行りの絵柄で癖も少なくお上手でした。
溺愛したいハイスペックで受に対してゲロ甘なアルファ攻×ベータ偽装しているオメガらしくない腕っぷしも強い平凡地味オメガ受というカプです。
お話は自他共に認めるオメガらしくない平凡地味系でしかも腕っぷしも強いオメガの真(受)はベータと偽って芸能事務所のマネージャーとして働いていた。
これまでは事務所になるべくアルファではなくオメガのマネージャーにと頼んでいたがある時アルファである人気モデルの理央(攻)のマネージャーに任命され………という感じで始まります。
王道の芸能オメガバBLでした。
ただオメガは小さくて可愛らしい容姿の子が多い中で真は平凡地味系なオメガでしかも軽いヒート状態にある時でもアルファを返り討ちに出来る程の腕っぷしなので自分の第２性を偽って生きていてるというのは面白い設定だなと思いました。
ただこの後の展開が教科書通りといいますか…今まで誰からも好意を寄せられたり可愛いと言われたことの無い真に惜しみ無い愛情を示し好意を口にして溺愛しまくる王子様な理央。
しかも理央は裏表もなく本気で真を溺愛していますし可愛いって言ってますのでソコで下手に拗れる展開も無いです。
正に最初から最後まで王道のシンデレラストーリーって感じでした。
ハピエン好きなので安心して読めたのでそこは良かったですがもう少し捻りが欲しかったです。
山下は最高でした
一冊まるまる表題です。
絵柄はあまり癖もなくお上手だと思います。
ただ筋肉質ではありますのでそういった体型が苦手な方は注意が必要だと思います。
口下手で人間関係苦手なシステムエンジニアの年下ノンケ攻×世話焼きのふわふわ雄っぱいの持ち主な営業の年上ゲイ受というカプです。
お話は仕事は好きだけど口下手のせいで対人関係が苦手な山下(攻)は帰宅の満員電車で疲労困憊の中、押されて掴んだのが最高のふわふわな魅力的な雄っぱい。
しかもその雄っぱいの持ち主が会社の営業部の主任、姫川(受)で……という感じで始まります。
すみません。
以下辛口です。
タイトルの感じの通りエロは盛りだくさんです。
ただ個人的になんですが受の姫川がハマらずでした。
エロシーンも丁寧に描かれていて見せ方もお上手だと思うのですが姫川がハマらない…なので萌えない。
なんというかエロいというよりも姫川のスポーツエッチを見させられてるような感じ…。
たぶん姫川って仕事も出来て面倒見も良くてモテる色気のある男って設定なんだろうなって思ったけど何一つその良さが伝わりませんでした…姫川に色気を全く感じられなかった…
でも山下が凄く良かったので萌にしました。
一途ワンコの良いところが詰め込まれてて年下攻の王道な山下の可愛くて格好いい所はめちゃくちゃ萌える！
姫川がハマれば楽しめたんだろうなと思うと余計に残念でした。
帯に書かれている通り姫川は確かに上司や先輩としての包容力はありますが恋人としての包容力は終盤になるまで？？なので出来る年上受がワンコの年下攻を包んで甘やかして時々翻弄してそれでもイチャイチャラブラブしてるのを期待してるとガッカリすると思うので注意した方が良いと思います。
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