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女性なゆnayuさん

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相手のことが見えてなさすぎて…

大学生同士。
所謂カースト上位イケメン人気者の佐伯と、目つき悪くて誤解されがちシャイボーイ岡。

入学式の日に佐伯に助けられて以来佐伯を目で追うようになった岡は、何故か佐伯に気に入られて…

焦れったい両片想いを双方の視点から交互にじっくり描いているので、キャラが何を考えているのか分からないというストレスは感じずに読めた。

ただ、キャラの思考を把握した上で「なんでそう思うんだ、そうはならんやろ…」と思う場面がやや多かったので、両片想いすれ違いの切なさよりも彼らへの呆れと苛立ちが勝ってしまった。

一番「ないな…」と思ったのは、セックスする仲になってからもまだグダグダ両片想いを続けていたこと。
いや、双方の言い分「相手が自分のことを好きじゃないと分かるのが怖い」は分かる。だから関係を曖昧なままにしておきたいというのも分かる。
でも相手への想像が、「佐伯はセックスなんてなんとも思ってないかも」「岡は断れなくて流されてるだけかも」ていうのはどうも…相手のこと見えてなさすぎというか。
逆に、そんな不誠実な男だと思ってるのに好きなの?それでいいの?と思ってしまった。
好きな気持ちがないのにあそこまでやってたらドクズじゃん。

ドクズを好きになっても別にいいし、焦れったいすれ違い展開も嫌いではないけど、非合理的にズルズルとだと萎えてしまうなぁと思った。

色々と分かりにくいのがもったいない

砂漠の国の第二王子アルと、王子に拾われた異国民の側仕えヨナ。

「ヨナ」という名は出会ったときにアルが与えたもの。
ヨナは真っ白な髪と肌、赤い瞳。作中に言及はないがアルビノか?

絵もキレイだし、設定の作り込みもしているのだろうなと感じられるので悪くはない。悪くはないけど分かりにくくてもったいない部分も多く、ヨナの魅力の部分も自分の好みではなかった。

まず、アルとヨナが出会ってから結構な年月が経っているのが分かりにくい。
最初の回想の場面でアルの年齢が分かるようなカットがあるとよかったのになと思う。

作中、名前にまつわるエピソードの扱いが大きいが、この国、というか文化圏での「名前」というものの重要性、位置付けがよく見えてこなくて読者が置いてけぼりぎみ。
同時に「名を与える」意味、ヨナとアルの捉え方の違いもよく分からない。(アルの方は作中で語られるがヨナの方が分からない)

ヨナは「抱かれたらヨナでいられなくなる」という主旨のモノローグがあるが、その意味もモヤモヤと霞がかかってしまって捉えにくい。

ヨナの以前の名前「エマノン」の意味からすると、「抱かれたらエマノンになってしまう」ということなのかなと読後には思うが、
初見では「ヨナ」という名の方に特別な意味があるのかと思ってしまう。

あとは、個人的な好みの問題であるが、ヨナは体つきこそ筋ばっていて女性には見えないものの、立ち居振舞いやリアクションが可愛らしいのでどうも男性ぽくなくて…
最初から、男性に性の対象として見られるような存在として描かれている感じがして、
「エマノン」であろうと「ヨナ」であろうと「王子に抱かれる」というゴールが変わらないのはどうなの?と思う。

あと、ニーハイみたいな衣装がどうしても好きになれない。

作者の方で色々と作り込んでも読者に伝わりにくい描き方では台無しなので、
それならいっそなにもかもをフワッとしか決めずに「ヨナかわいい」「アルかっこいい」だけで走りきる漫画にしたほうが双方幸せだったのでは…と思う一冊だった。

多田の理屈がよく分からない

王様ゲームの罰ゲームで、1日恋人同士としてすごすことになるところから始まる高校生同士。

こういう、罰ゲームではやし立てられて…ていう展開はあまり好きではないので、最初はいまいちかなと思ったし、
多田が性的に手を出すのが早すぎてちょっと引いた。
罰ゲームで求められた域を越えておる。

守谷は守谷で、気持ちよさで流されてるのか多田が好きなのかよくわからなかったし。

多田の視点が入るようになってからは少し面白くなった。両片思いぽい感じで。


守谷の告白を止めた多田の言い分、
手に入れたら冷めちゃうと思うから、振りたくないけど聞きたくないてのはちょっと理屈がよく分からなかった。

守谷が告白したいって察知した時点で手に入ってしまったも同然で、そこで「失いたくない」って思うならイコール「手に入っても冷めない」ってことじゃないんだろうか?

いや、もっと長期的なスパンで「冷める」のを想定してるのかもだけど…だとしたら、今告白聞かないのはなんの意味もないよな。

多田の言ってることはムチャクチャだし、彼の言い分を通すなら二人の関係は終わってたと思うので、守谷が頑張ってかじりついてくれてよかったねって感じ。

こういう「手に入ったら冷めちゃうかも」ってうじうじぐだぐだ言ってる奴見ると、うるせーー!!て思ってしまう。
そもそも相手から愛想尽かされる場合もあるからな。「手に入ったら」なんてのは傲慢だよな。

付き合ってからのベッドシーンはよかったので、過程で躓き要素があるの残念。

アドルフを好きになれない…

高校の英語の講師アドルフ先生と生徒の秋人。

う~ん。秋人は可愛いんだけど己の倫理観が邪魔をするな…。
いや、教師×生徒でも好きな作品他にあるしな…何が引っ掛かるんだろ。

先生であるアドルフが追いかけて秋人は腰引けてて…ていう構図がだめなのかな?
あ~。多分アドルフのことがあんまり好きじゃないんだな自分。仕事そっちのけで秋人を構ってるように見えるから。
そもそも講師とはいえ先生の立場で特定の生徒を家に招いて特別な関係に…てのがな。
職務を全うしていると思えない。
仕事をちゃんと真面目にしないヤツは私はキライだ。

その辺に目をつむれば秋人可愛いアドルフ顔いいで楽しめないこともない。
電話越しの秋人の甘え方とかとっってもキュートで大変よかった。
ただずっと「こいつが先生でなければな…」が頭のすみにチラつくのがやっぱりツライね。