タイトルの「KISS」の意味が全くわからない。
KISS感ありましたか……?
萌えみよりホラー寄りの続編に、すみません……私の好みからは大きくハズれました。
スタンダードにBLを楽しめるのは1本目の「ハッピーライフ」のみ。
「CURSE」「大人の玩具」は好みが分かれるストーリーだと思います。
前作の「HUG」のときと同じく三編構成で、それぞれにその後のストーリーが付いたカタチで計6本のストーリーが収録されており、後半のストーリーにいくにつれてドロドロです。
「ハッピーライフ」もBLの中ではちょっとクセ感あるけど、あまりみないストーリーと、どんどん苦手なタイプに絆されていく君島の心の揺れ動きが面白い。潔癖で完璧主義の君島と、ズボラで鈍臭い高梨との真逆にあるキャラクターの動かし方が上手いのはさすが木原先生ですね。振り回されるのも、やかましい男の存在にも、いつしか側にいないと落ち着かなくなってくる君島の心理描写にすっかり引き込まれました。
KISS感があるかないかは置いといて、トップバッターの作品としては申し分のない読後感でした。
で、問題はその後の2つ。
「CURSE」と「大人の玩具」は、テイスト的には「世にも奇妙な物語」風の系統が強く、前者と後者ともホラー寄りでしかもメス堕ちに至るという、何とも奇妙な後味で終わるのが複雑な読み感でした。
「CURSE」の方は、自信家で性悪のクズ医者への制裁の側面もあり、ザマァと思いつつも、裏で手を引いていた優男の研修医の計画性にゾワリ。自分の生に執着する先輩医師の恐怖感を、呪いの神託によってコントロールしていく追い詰め方がエグいです。でも一応そこには攻めの愛情が見え隠れしているぶん、ラブ的には成立しています。
結果的には攻めの手の平で転がされた男の哀れな末路を目の当たりにした物語でしたが、その後の2人の様子をみると……うん、まぁこれも幸せの1ページなのかなと。だいぶ歪んだ執着心ですが( ̄▽ ̄;)
対して、「大人の玩具」はエロメイン。複数レイプもので、度重なる行為により快楽堕ちしていく男に新たな性癖を植え付けたエンドには軽く衝撃でした。剃毛は私の趣味じゃないので萌えきれずに終了…。
まぁ、変化系や特殊系、キワモノ系が好きな方には堪らないストーリーだと思います。完全に「KISS」の範疇を超えてる展開の不気味さは私にはしっくりハマらずでした。
作品のタイトルが「KISS」でなく、「OCHI」(落ち・堕ち)なら納得したかな。3本の作品をトータルで判断して、「中立」評価にしました。
いつでも温かく見守ってくれる友に抱く親愛、信頼する同僚への尊敬愛、ライバルに向ける同志愛、愛しい恋人に捧げる慈愛と性愛……他にも家族愛や友愛、独占愛などなどたくさんの愛のカタチがこの作品には詰まっています。
エドと礼。それにスタンに桂人。
2カップルの恋愛模様を主軸としながらも、サブキャラたちの視点から彼らの恋愛のあれこれを覗き見ると、また違った両カップルの恋愛の趣きが感じられました。
メインキャラの視点に立つと、恋愛目線が一方通行になりがちで、互いの恋人に向かう嫉妬やネガティブな感情が強めに反応してしまいがちですが、これが第三者の目線となると、双方向の動きがよく分かります。
みんな本当にカップルたちをよく見ていて、いつも近くにいる者たちからの脳内リポートは、更にカップルたちの姿を深掘りする上での有り難い情報源になっていました。エドに関して言うと、誰の視点であっても激重執着独占欲の塊を向けてくるスタンスが揺るぎなく、天井知らずの嫉妬ムーブがめちゃくちゃ面白いです。
王は、愛し方もキング級。
いつでもどこでも礼のことばかりを考え、礼の恋人という最上位のポジションを得たとしても、嫉妬にまみれて心が全く穏やかにならない独占欲は、もはや嫉妬と独占欲はエドの趣味かなと思うくらいでした。そのうち人間にとどまらず、礼が吸う周りの空気にすら嫉妬する日がくるのかもしれません( ´∀`)
今巻はスタンと桂人のストーリーも前巻よりボリュームアップし、たくさんの人たちとの関わりの中で将来の展望を見出していく桂人の進路が見どころです。そこには礼の言葉が桂人の背中を後押しする一幕もあり、2つの物語が繋がり合っていく不思議な縁に喜びの感情が抑えきれませんでした。
改めて振り返ってみると、礼と桂人は似ているところが多いですよね。見た目や雰囲気、出自だけじゃなく、恋人が極上にカッコいいところとか、自然と周囲を魅了していくところとか、モテモテなところとか。誰の視点で見ても、みんなを虜にする魔性っぷりがすごくて、礼と桂人のモテモテエピソード集みたいになってるのも楽しい読み心地でした。
エドと礼も、スタンと桂人も。共に隣に居続ける未来への確約が得られたエンディングは最高の景色でした…!!。゚(゚´Д`゚)゚。
読みながら自然と涙が……あああ…こんなにも幸せな気持ちにさせてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。セレブでハイソな男たちの紡ぐ恋は、どこまでも上質でした。
両カップルの背景には、彼らを見守り応援してきた多くの友人や同僚たちの姿があることも忘れちゃなりません。恋人たちだけの物語ではなくチーム全体としての幸せの物語となっていることにも注目して読んで欲しいなと思います!
恋人関係になってから半年後くらいの時が流れた続編。
リオンの生活もすっかりこの街に溶け込み、たくさんの人たちとの繋がりも増え、仕事も恋愛もご近所付き合いも充実した毎日が伺えました^ ^
ほのぼのとした日常は、リオンにとって贅沢な時間で宝物です。
アイドル時代のトラウマ感情がふとした瞬間に湧き上がってくるものの、レストランの仕事をこなす忙しさと大我と過ごす穏やかな時間は、そんなリオンの不安を忘れさせてくれる大きな救いに繋がっています。
今のリオンには味方がたくさんいますし、彼を肯定し認めてくれる人たちとの関わりや絆が、いつかその心の傷を完全に取り払ってくれることでしょう。
リオンの中からネガティブ感情が跡形もなく消え去るのはまだ時間がかかりそうですが、この街と人たちは、新しい居場所で頑張る人間を受け入れてくれる包容力があることが文面から伝わってきます。リオンのことを世間を騒がせた元アイドルという肩書で評価するのではなく、「黒谷リオン」という1人の人間として接してくれる人々の自然体の温かさにジンときました(*´︶`*)
大我とリオンはまだお付き合い歴半年ということもあり、お互い考えていることが上手く伝わらない、真意が汲み取れなくて気持ちが噛み合わない……なんて一幕も出てきます。
言葉足らずで突き放したような言い方は大我らしさといってもいいけど、この偏屈なクチュリエはどうしてこんなに誤解されるような言い方に持っていくのでしょうね。もっと分かりやすくストレートに伝えてくれたら、感じなくていいモヤモヤにリオンが悩む必要もないのに(笑)
でもこの不器用さが大我の短所であって長所なのかもしれません。一見冷たく見えるセリフの真意を紐解いていくと、実はデレの照れ隠しになっていて、それってこういう意味だったのか…から分かってくるリオンへの愛の重さがあとから沁みてきます。
手先は器用でも、伝える思いは不器用な恋人に振り回されるのも幸せの証の1つ。素直じゃない男から垣間見えるデレの萌え香にたっぷりと浸って下さいね^ ^
来斗の強火オタクの大成が、今巻は何やらご乱心です。
これまで周りを振り回すキャラ枠だったのは来斗の専売特許だったというのに、どうしたことかそのお役は大成になりました。このお付き合い編ではむしろ来斗の方が冷静で落ち着いています。大成との交際についても意外と受け入れているし、何なら満たされているような匂いまで……^ ^
仕事が順調にきていることの余裕なのか、来斗の方が大成との交際にちゃんと向き合えていることに拍手でした。いつもは塩対応なんだけど、ちゃんとデレてもくれますし、なるほど……この来斗だったら確かに人気が上がるのも分かるかもです。
来斗を取り巻く環境に変化が現れたことで、焦ったり怖がったり自分で自分を追い詰めたりと、恋人の来斗の気持ちを置き去りにして暴走する大成の思いが今巻の肝の部分。感情が盛り上がったり盛り下がったり、くっつきたがったり離れたがったり…来斗のこととなると変態ヤンデレと化す恋人の距離感が来斗への独占欲を助長させ、そのことがすれ違いに繋がっていくのは痛々しく映りました。
来斗のことが大好きすぎて空回っているくらいなので、大成の来斗への愛に揺らぎがないのは絶対領域です。いつもは引くくらい来斗にガンガン攻める大成に見慣れ過ぎていたから、今巻みたいな控えめな大成を見るのはレア。けど、それもまた新たな2人の一面を覗き見ることに繋がりました。
いやーーー……来斗が今巻良いですね。恋人としても男優としても一皮剥けた成長っぷりが見てとれました♪
コミカルとギャグ、それに切ないのをバランス良くミックスして配置してくれる阿部あかね先生の魅せる技に、最初から最後までニヤニヤウフフの虜でした。シニアになってもずっと一緒にいると誓い合う恋人たちの展望に、幸福の余韻はMAX値ですヽ(´▽`)/
期待の大型新人の登場に来斗のやる気も漲っておりましたし、今もこれからも彼らの未来は明るそうですね。シニアの働き方改革を推進する優良企業として事務所が旗振り役となり、ますますこの業界が活気付いていくことを期待しています。
コスメティック・プレイラバーもついに最終巻を迎えたということで、斗真と棗の出会いを振り返るために1巻をちょろっと読み返してきました。
初エッチは斗真が棗を脅すカタチで職場の更衣室で半ば強引に。セフレ関係から始まった2人の関係が、よくぞここまでの関係にステップアップしてくれたなと感慨深い思いでいっぱいになりました^ ^
すれ違いもあったし、遠距離恋愛にもなった。スキルアップに、ステージアップ……技術の向上に努め、メイクの研鑽に励む2人のお仕事描写と絡めながら、洗練されていく恋愛模様にたっぷりと浸ってきたコスラバの世界です。
最初の方こそBLの続刊っぽく当て馬やすれ違いのシーンもあったけど、いつしかお互いへの信頼やリスペクトに重きを置いたストーリーがメインになり、互いに見守り支え合う2人の成長には何度も感動を覚え、今日の今日まで温かく2人の関係を見守ることができました。
巻を追うほどに斗真の嫉妬も溺愛もパワーアップし、斗真の一番の理解者である最愛の恋人に向ける愛の重さは最終巻でもスペシャルでした。遠距離恋愛の終わりを迎えた2人のラブラブっぷりは、ほゎゎー…何て愛おしいのでしょうか( ´∀`)
相性がいいだけでは言い表せない、彼らの間に纏う唯一無二の空気感にすっかり当てられて、これで見納めとなる恋人たちの幸福なひとときをこの目にしっかりと焼き付けました。
あんなこともあった、こんなこともあったと思い返せるほど、斗真と夏目の恋愛の歴史が私のBLアルバムにはいっぱい詰まっています。
多くの経験と多くの人たちとの繋がりをベースに、今この10巻のときを迎えられていると思うと何だか胸がいっぱいでウルッときたりもしました。
これが10巻分の重みなんですね^ ^。
これまで積み重ねてきたものの集大成が、まさにここにアリの極上のラスト巻でした!
時を同じくして、ビターネスの2人のトコも一区切りつきました。
この2人のストーリーはコスメティックのバーターみたいな位置付けにしては勿体無いくらいのクセありカップルなので、トワイライトの2人みたいに1巻まるまるでいつか出てくれないかなと期待しています♪
詳細な造船技術の知識と情報に裏付けられたストーリーは、恋愛の流れに程よい重みを与えてくれていて、それが大きな読み応えに繋がっているのは一目瞭然でした。
"フィヨルド"や"白夜"のワードから北欧あたりのお話だなと想像でき、かつての大航海時代のことやバイキングのことなど、海の覇権を巡って争っていたヨーロッパ諸国の時代背景を感じさせる物語からは、大航海への夢見るロマンが香ります。
そうした歴史の色味が漂うリアルの部分と、オメガバースのファンタジーの部分とがうまく調和されていることにより、壮大なファンタジーのドラマが深く強調されているのはこの作品の推せるポイントでしょう。
オメガバース作品だけど、そこまでオメガバース設定が主張してる感じでもなく、αやΩのバース性に左右されずに2人が惹かれ合う理由がしっかりと構築されている恋愛模様は非常に質がいい。素性を隠したワケアリの王子と男娼奴隷との愛の育みは下町の情景にすっかり溶け込んでいて、王子であっても奴隷であっても恋の前では皆等しい存在であることがジンワリと響きます(*´︶`*)
恋愛描写もさることながら、想像以上に造船や航海に関連する知識がしっかりしてるおかげで、BL部分に説得力が増すのも更なる読み欲に繋がりましたし、造船関連の情報量の多さには、作者さんのガチっぷりに平伏……。
桜部さく先生は、造船オタクか何かでしょうか?(笑)さりげなく入れてるけど、専門知識がめちゃすんごかったです。
背景描写の緻密さが恋愛の深みに繋がるストーリーをじっくりと堪能し、階級制度の無慈悲さや、国力衰退と上流階級への不信といった政情の不安定を解決に導く、最後は逆転満点のハッピーエンドとなる展開はまさにドラマチックでした!
王子と奴隷の身分差の問題、バース性の問題、また父親との確執と王太子継承の問題等を抱える両者の不安材料が全てクリアになっていくラストはスッキリの読後感。国も、彼らの未来も、これから明るくなりそうな余韻に包まれながら読み終えることができてホッとしました。
ただ、アレクサンデルの父にはもっともっとお灸を据えさせて欲しかったですね( ̄^ ̄)
今までアレクサンデルを酷く扱ってきた報いにしては、少し大人しめだったかなと。結局反省もしないまま王位には就いたままだけど、王太子であるアレクサンデルの方に実質の権力を移譲して、父王はポジションだけの存在に成り下がって欲しいです。アバズレの王妃も。
アホな愚王からなぜこんなにも聡明な息子が生まれるのかサッパリ謎でしたが、今は亡き元王妃の母親似で良かった。かつての先祖たちの矜持を取り戻し、国の発展と繁栄、国民を幸福に導く善王になってもらい、より洗練された国家づくりに努めてもらいたいと思います^ ^
世話焼きのエミルにフォローされながら、2人で幸福な人生の航海に赴いてくれることを願っています。
極上の男たちのシークレット愛にドキドキ感情が追いつかなかったです(//∇//)
人当たりの良い嵐と、ダウナー系の透とのタイプ違いコンビの相性が抜群!
人気稼業の業界ということもあり、表向きは芸能然とした表情を見せながらも裏ではエロチックな姿を惜しげもなく見せる透のギャップが何とも刺激的でした。
物語の頭の方から濃密なベッドシーンに突入するなど、ストーリーの入り口で既に掴みはOK。俳優の嵐が会員制クラブで偶然出会った男の素性は、まさかの人気実力派俳優の透で、しかもその後2人は共演者同士になるという、運命の女神さまのイタズラが過ぎる展開にヒャッホウでした!!
身体だけの都合の良い関係…同業者だし、共演者だしで疑われにくいメリットを提案して成立したセフレ関係ですが、明らかにセフレ以上の感情を抱き始めてるよね?の心情描写は読み応えたっぷりです。
人付き合いが乏しく、口数が少なめな透の性格からしても彼が何を考えてるか分かりにくい感じだけど、嵐への信頼感や心を許してる感が端々から滲み出ており、嵐だけは特別な存在として認識しているのが伝わってくると思います。
幾度となく逢瀬を重ねていくうちに、透のガードが緩んでいく変化にニヤニヤ。正直透が恋愛ムーブに落ちてくれるのにはもっと時間がかかるかと思っていたので、嵐に心を明け渡している透の姿には嬉しくなりました。
合鍵を嵐に渡しちゃうなんてよっぽどですよね。2人が公私ともにパートナーとして洗練されていく経過は絶品の萌え感でした^ ^
ストイックに演技に向き合う透のプロ姿勢もさることながら、嵐も透との共演を通して魅力的な演技力をしていくなど、彼らの仕事の充実感も良い読み欲に繋がりました。
甘いシーンが多いのもGOOD。クールな透が嵐にしか見せないデレ顔は必見です!
透の綻んだ表情1つで、場の空気感がホロッと変化するドキドキ感を大いに楽しみました。
すんごいエロティック!!
目のやり場に困るコスチューム、水音が聞こえてきそうな濃密なベッドシーン、人目のあるところで読むのはまずやめた方がいいレベルで心臓がドッキドキでした\(//∇//)\
ハッテン場のシーンといい、艶かしいセックスといい、非日常の臨場感に思わず釘付けになり、特にハッテン場のシーンは何だか生々しくて、イケナイものを見てる背徳の気分にドボン。夜の世界の片隅で繰り広げられているオトナの社交場は異世界の空間となっており、ウサギもトラも皆が獣のようにまぐわうシーンは暴力的なエロスワールド全開でした……!!
ハッテン場やセックスシーンにどうしても目が向いてしまう作品ですが、この作品の最大の目玉は"純愛"です。
この始まりで…?主人公はビッチ系なのに…?
確かに旭のガワだけ見るとそうかもしれませんが、旭のセックス持論を根こそぎ変えてしまうほどの大きな運命がハッテン場にはありました。
旭がハッテン場でセックスをしたトラマスクのあの男。あの謎の男が全ての鍵を握っています。
旭を見て驚いていたのはなぜか?旭に執着めいた気持ちをぶつける理由とは何か?
同じ人とは2回目以降のセックスで気持ちよくならない、の前提を覆すトラマスクの男の存在から目が離せません。
あらすじでもトラマスクの男については触れていないので、このレビューでも敢えて伏せますね。ネタバレなしであの男の正体を知って欲しいので^ ^
少しだけヒントを言うと、トラマスクのカレと旭との関係に繋がる伏線が1話目の冒頭に既にあるんですよね。まさかこのなんでもないシーンがヒントになってるなんて誰が気付くでしょうか。…っていう物語の見せ方が、作者さん天才!
これを知ったとき、ゾワゾワしたしめっちゃくちゃ興奮しました!!
そしてトラマスクの彼の正体を知ってからの旭との関係の構築も、ハイ百点満点です♪
もっとあそこのシーンが、あそこの言動が…と言いたいことがたっくさんあるのですが、ネタバレに触れそうなのでここら辺でお口チャックしときます(笑)
ホントにドラマチックで、長年の想いが沁みる純愛にしっとりと酔いしれた作品でした。もう何度も何度も読み返しています。
もし可能であれば、番外編や続編をぜひ!こっそりと期待しています。
今巻、なんとイケメンの大祭典でごさいます……!!ヽ(´▽`)/
ロンこと龍悠の所属する「resonance」のメンバーたちと、千里が初めて出来た大学の友人たち、そして人気Vtuberのトレビス(もちろん中身はイケメン)が準レギュラー化し、千里のリアルな交友関係が一気に広がる眼福巻でした。
皆揃いも揃ってお顔が良いので、見てるだけでハッスルするのはもちろん、気安い良い子たちばかりなのも楽しい読み欲に繋がりました!
千里が怖がられていたのも今や過去の話で、準レギュラーの上記9名は千里の魅力に気付き、内1名は何やら千里に性的な目を向けてる模様……。千里が悪いとは言いませんが、あのムッチリお尻を無防備に晒すのはイエローカードです。
鍛え上げられた千里の臀部筋がジーンズ越しにも隠しきれておらず、やたらとエロく見えるボディアプローチは女の私が見てもドキッとしました\(//∇//)\
そしてこのことが今後の展開への伏線になるなんて、どこに危険因子が潜んでるか分かりませんね。
龍悠としては勘弁して欲しい案件ですが、今はまだ相手からのアクションはないので、次巻から大きな動きが出てくる感じかな。
敵はロンにとって手強そうな相手だし、せっかくヌフレ関係から脱却した幸せウフウフムーブに水を差すことにならないと良いのですが、さてどうなっていくんでしょ。
願っていた千里との両想いのときを迎え、抜き合いっこに替わって挿入シーンが加わったことはずっと待ち望んでいた景色そのものでした。
筋肉と筋肉の融合体と、豊満な美胸筋、快楽と幸福の狭間で魅せるトロけた表情に、私は思わずクッションに突っ伏しました。エロとラブラブのパワーが凄まじい…!\(//∇//)\
脱ヌフレを果たした2人の次なるステージは、セフレを超えて恋人となるのでしょうか?
想いを交わし合ったとて、相手は人気のアイドル。今まで通りの関係とはまた違う変化が出てきそうですよね。それに当て馬(仮)の存在もありますし、目まぐるしく相関関係が動き出す展開をおわる先生はどう捌いていくのかドキドキ楽しみです。
更に愛が深まってゆく展開を期待しつつ、2人の恋愛を最後まで見届けていきたいなと思います^ ^
最後はとても甘く仕上がり、最高に素晴らしい着地点となったストーリーにひとまずホッとしました。
絵も可愛いし、評価も高い(私がレビュー投稿する時点)。
可愛いらしい話は大好きだし、なんとなく惹かれるように手にとってみましたが、受けの利一には思うところありです。
焦ったくてもどかしい恋愛模様が好きな方ならこのストーリーはウケるのかな。
私は利一の隼人への突き放し方にあまり共感できませんでした。
事故的に番ってしまったとはいえ、大好き同士。つまり、両想い同士なんですけど、これが番関係のせいで2人はどうにもすれ違ってしまっています。
Ωの利一の方がお兄さんで、αの隼人の方が年下なんですよね。因みに番ったのが隼人が10歳のときなので、隼人の未熟な成長度を考えると過失とも言える番事故と言えるでしょう。
隼人が幼かったこともあり、利一の方がこの関係に敏感に反応するのは理解できました。隼人の未来を考えると、自分以外のΩの方が良いんじゃないかと考えるのも…まぁ分かります。
でも、隼人も成長し今は19歳。一応成人の年齢だし、いつまでも年下の頼りない男の子というふうに接していて何だかなぁでした。
番になってからの9年、利一は隼人の何を見てきたんだろう。本当の番になるかどうか10年の期限を設け、接触のルールを決め、過剰に距離が近くならないように頑張ってきた隼人の気持ちを蔑ろにしてるようで少し残念でした。
ルールは隼人のためだなんて言っていたけど、自分のためにしか思えなかったです。
隼人のためならなぜ1人で決めちゃうんでしょう。隼人の意思は?隼人が年下だから自分の方が全部分かってますよ、って?
番関係の成立うんぬんは置いといて、隼人をパートナー扱いしてない利一の自己満足の方が問題だなと思いました。
隼人との触れ合いを避けるために抑制剤の適量を守らないのもあり得なかったし、大好きな人が自分のせいで体調を崩していくのを見せられる隼人の気持ちを考えると胸が痛みました。
20歳のボーダーラインなんて無意味。そんな期限よりも、番の…隼人の気持ちをちゃんと信じて受け止めてくれる意識変化の方が利一には必要なことだったと思います。
そして素直になること!
ただ。そんな利一の行動とは裏腹に、隼人のブレない行動は100万点でした!
抑制剤を過剰摂取していた利一を諌めるシーンは、本来なら怒って当然なところを、悲しみを滲ませながらの優しい言い方に攻め力のポテンシャルを感じました。
明るく前向きな隼人に元気をたくさんもらいましたし、何より利一に向ける溺愛ワンコっぷりが可愛い……( ´∀`)
隼人の直向きな可愛さは読み欲に繋がり、最後は大満足なエンディングに結びついてくれて嬉しい読後感でした♪