当初は前後編の作品だったとのこと。
おそらく、1・2話が、その前後編に当たる内容だったのでしょう。一応の区切りがついているような終わり方だったので、3話以降はなんとなく続編っぽい雰囲気でした。
個人的には前後編で終わった方が良かったかなと思いました。3話以降は、朔の迷いというか、何がしたいのかブレてしまっていて、1・2話の方が圭吾に執着する朔らしさがよく出ていたと思ったからです。
3話以降はより2人の関係を深掘りする内容でしたが、その中盤…圭吾の結婚式が終わってから肌を重ねたあと、なぜ姿を消したのか意味が分からない!!
圭吾が隆司に未練はなくなってふっきれたから
書けなかった小説が書けたから
圭吾が変わったから
じゃあもう自分はいらないね、って。それが圭吾から逃げた理由だなんて無責任すぎませんか?
圭吾が1人で不毛な片想いを乗り越えたわけじゃない。朔、あんたが側にいてくれたから乗り越えられたんだよぉぉぉぉ〜〜…!!と声を大にして言いたかったです。
やっと兄貴を吹っ切れてくれて良かった、じゃないの?
俺は兄貴じゃない。そのままの圭くんを見せてくれたらずっと隣できれいだねって言うから、って言ってたじゃん。(←2話参照)
ずっと自分のことを兄の代替品のように思って、好きな人を抱いてきたわけだけど、2話の終わりの感じは、圭吾はちゃんと朔を朔として見てる感じでした。明確な両想いのセリフや描写は確かに無かったけど、想いが通じ合ったハッピーエンド感ありましたよね。なのに、なぜまた引き戻されるのか謎でした。
よっしゃ、これで圭吾を自分のものにできるぞーと喜ぶなら分かるけど、去るのはナイでしょう……。ま、圭吾もちゃんと言葉で伝えてこなくて、朔にお任せコースみたいな感じで受け身一本だったから拗れてしまったんだろうけど。
朔は良い感じの健気執着攻めで育ってきたのに、ヘタレ執着攻めになってしまってそこだけが興醒めちゃいました。実は"兄の身代わり"に一番囚われていたのは朔の方だったのかもしれません。
圭吾には悪いけど、隆司を好きになる理由が1ミリも分からなかったので(笑)、完全に吹っ切れてくれて良かったの気持ちしか沸かない読後感でした。
どう見ても隆司より朔の方が良い男なので、圭吾は朔にオチて正解!
年下弟枠からの逆転愛がしっとりと沁みるお話でした。
もっと評価されても良い作品だと思います。
人物描写、心象描写、2人を取り巻く人間関係、どれもすごかった。引き込まれました。
セフレから恋人同士に昇格した、ただのケンカップルの話じゃありません。上巻でやっと恋人同士になった2人の想いが試される下巻です。
月島の両親に紹介され、ゆくゆくは結婚へ。順風満帆な幸せロードを突っ走るかと思いきや、まさかまさかの特大の試練が待ち構えていました。
篠崎を庇い大怪我を負った月島。彼の行動は、一見すると愛する人のことを想う優しい気持ちにしか見えないけど、篠崎にとっては…いや、篠崎だからこそなのか、再び孤独にオトされる恐怖でしかなりませんでした。両親を亡くし孤独を経験している篠崎だから、月島の行動は篠崎を一番悲しませる行為だったわけです。
でも、月島の気持ちも分かる。だって好きな人を巻き込んで、最悪命を落とすかも知れない状況にみすみす陥れますか?篠崎大好きな月島にとっては、自分の命よりも何よりも篠崎を守るのは分かりきった行動だし、咄嗟にそうするような月島だから好きになったとも言えるかと…。
かなり難しい状況だけど、あの場では何が正解とかはないんじゃないかと思うんですよね。2人とも死の淵を彷徨うリスクが最善の選択ってのはどうなんだろう。
お互いの気持ちが汲み取れていないせいで、いっときのクールダウン期間があったのは仕方ないとして、でもその試練を乗り越えた先のあまあまな展開は最高でした。
ストーリーが充実してるというか、取りこぼしがなくて濃密に進むストーリーの読み応えがとにかくすごい。人間模様もそうだし、読ませにくる作者さんの文章の魅力も格別でした。
主人公2人だけじゃない、周囲のキャラクターたちも魅力的なのでぜひその良さを味わって欲しいなと思います。キャラクター1人1人を大事にしている作者さんの生みの愛をひしひしと感じるストーリーがとても素晴らしかったです。
もっと色んな方に読まれることを願います^ ^
物語中盤。急にお仕置き・調教に話が振れたときは、えええ?!と同様しましたが、あとの展開は、そこまで肝を冷やす展開はなく、セフレケンカップルのジレモダい恋をたっぷりと楽しみました。
電子単話の方は評価低めだったので、正直どうなんだろうとそこまで期待せずに読んでみたのですが、いやいや面白いじゃん!!内容が面白そうだったので購入してみたのですが、自分の直感を信じて良かったです^ ^
月島の話し方がどこの高貴な身分の人?と思うところが多少引っ掛かりましたが、それ以外は全然。ストーリー自体はそこまで珍しい設定でもなく、割とすんなり頭の中に馴染みました。
同僚同士でバチバチやり合ってるのに、実は恋のベクトルが激しく向けられていて…っていう隠しネタは、この作品の見どころでしょう。攻めの月島の執着心がかなり濃厚に働いているストーリーで、後半にいくにつれて、もうそれギャグになってない?と思わしき健気な溺愛アピールに笑っちゃうことも多々出てきます。
特に笑ってしまったのが、間章の「第三回・篠崎聡攻略会議」のトコ。
篠崎が可愛がっている後輩の神原視点のお話ですが、彼のツッコミ力が秀逸なのと、真剣に何やってんねんっていう月島の本気のプレゼン能力にニヤニヤが止まらなかったです。バカですねー…恋に盲目になると、シゴデキ男もこうなっちゃうのかと驚きましたが、こういうの大好きなので大歓迎!月島に付き合わされるメンバーの温かい仲間意識も読み欲に繋がりました。
さぁて。執着攻め VS 意地っ張り受けの勝負はいかに。
じっくりかつ激しくねっとり愛をぶつける月島の重さを存分に楽しんで下さいね。
「アンノウン」のその後。
大学生になった大和と、遠恋になった智章との恋人イチャイチャをたーーーっぷり楽しめるアフターストーリーです。
遠距離になっても仲良し〜…( ´∀`)はぁ…尊き者たちよ、最高のイチャつきを見せつけてくれてありがとう。
大和の元カノが登場(でもちょっとだけ)し、なんか大和との復縁仄めかしでハァ〜?って感じでしたが、寝言は寝て言いなさんな。大和は自分のとキッパリ言う智章、強くなったなぁ。光ちゃんの強気発言もナイスでした!
元カノが何を言おうと、大和の目には智章しか映ってないっつーの。
大和の智章大好きは右肩上がりに上昇中で、何人たりとも侵入出来ない絆の深さは唯一無二の関係です。
幸せに包まれた2人の蜜月期は、映画のような雰囲気がめちゃくちゃ素敵。繊細な絵柄が耽美的で、ベッドシーンの美しさはため息とドキドキでいっぱいでした。
大和のお母さんも、やっとそのお顔を拝むことができましたが、び…美人……!!
叔母さんみたいな人が若い嫁さんと言っていたけど、何歳なんだろう。若々しく、今も亡き夫を想う貞淑な妻像からは芯の強さが滲み出ていました。
ただ。
もしかして、圭介って大和のお母さんのことを好きだったりするのかなーってちょっと思ったり。何というか空気感…?そんな感じがしましたが、私の思い過ごしかな。
明確な言及はなかったけど、そうだとしてもBLの範疇外なので、2人の関係はそっとしとくのが良さそう。
何はともあれ、大和と智章が幸せなのが何よりです!
予想以上にあまあまでラブラブで、イチャイチャのシーンも多くて眼福でした^ ^
雨宮里玖先生のオメガバースとジレモダラブのコンボは、鉄板中の鉄板ネタ。毎度毎度焦ったくて切ない気分にオトされるんですが、落ち込んだところからの満塁サヨナラ逆転ハッピーエンドがめちゃくちゃ気持ち良いのもまた雨宮先生流です。
オメガバースが孕むΩの劣等性とΩに執着するαの溺愛性の相性度は抜群にいい。運命のドラマを感じさせるスタートダッシュで既に物語の虜になりました。
つがいになってから始まっていく恋愛模様のすれ違いはとても苦しいですが、詰まりに詰まった胸のつっかえが解けていくエンディングは最高オブ最高!
読み心地の良さに、身体がスッキリと整うこと間違いなしでしょう^ ^
両片想いのすれ違いストーリーは、耐えどころの多い展開から避けられないのが厄介ですが、でもその苦味はのちの旨味の下味にもなります。
ああ……ラストで明かされる幸せな景色のために、あの苦しいシーンは必要だったんだと。胸の奥でジクジクと穿っていた鈍い痛みから解放される瞬間の嬉しさときたら、サンシャ◯ン池崎ばりのイェーーーイ!!の雄叫びでした(頭の中でですけど 笑)
すれ違いの裏に隠されている真実との答え合わせは、やっとかー…( ´∀`)という気持ちにしかならないですが、2人の気持ちが通い合うシーンは展開が分かっていても最ッッッッ高に楽しいです♪
物語の入りが事故つがいというのが難儀な恋模様でしたが、事故をホンモノに変えていく2人の想い合う心は堅実的で、"つがい"と呼べるだけの親密な関係性を構築していく姿にグッときました。
通常なら"つがい"はゴール。でもこの作品ではスタート地点にあり、うなじの噛み跡だけが証明ではない、心と心でちゃんと"つがい"になっていくところが最大の見どころだと思います。
αの北沢側は全てを知っていて、勇大だけが何も知らないチグハグな状況もまたやるせなさを生む原因の1つ。勇大の目線も切ないけど、全てを知っていて黙って見守るしかない北沢の立場はもっと切ないことにも注目しながら読んで欲しいです。
北沢が割と最初から溺愛ムーブで攻めているので、すれ違い展開があってもそこまで不安になることなく読めたのは良かったです。北沢のことをほじくればほじくるほど健気でナイスガイ過ぎて、社長としても1人の男としても魅力的なαの姿に惚れ惚れしました。
普段は強気な勇大も、恋心を前にすると途端に臆病になるところからは北沢への本気の想いが伝わってきて、狂犬がワンコになるギャップもGOOD!番外編では2人の甘々が突出してるので、より2人のつがい世界に浸ることができると思います^ ^
色んなおとぎ話の要素がぶっこみのお話だなと。そんな印象の物語でした。
結婚相手への厳しい条件 → 竹取物語
結婚に欠かせない必須アイテム → シンデレラ
真実の愛によって呪いが解ける → 美女と野獣
この作品は婚活話だと作者さんのあとがきにて言及があったのですが、なるほど。確かに上記の名作おとぎ話も、見方を変えると婚活話っちゃ婚活話だよなぁと納得でした(笑)
小さい頃から慣れ親しんできた物話のエッセンスが随所に散りばめられているだけあって、馴染みやすいお話だと思います。アルファは「天陽」、オメガは「銀來」の呼称に変わる中華風のオメガバースがベースとなっているオリジナリティも良い。獣人や魔獣といったアニマル系ファンタジー色が盛り込まれている設定も、ドキドキとワクワク感情を引き出して楽しませてくれました。
心琳の無邪気で素直な感情がとても可愛らしく、彼の純粋な向き合い方が1人の男の気持ちを救う温かい物語です。暗に濁らせていうと、アノ人とあの人物は同一人物なのですが、あの人物が仕掛けたトラップを心琳がいとも簡単にクリアし、懐にスッと入っていく距離の取り方が心地よい気持ちにさせていくんですよね(*´︶`*)
条件付きの結婚のお触れ書きを出した時点では、ただ条件をクリアする銀來の者なら誰でも良かった。それが、結婚の下心が全くなく、恐ろしい見た目の自分に怯えることなくワンコのように慕ってくれる心琳を見て、「条件をクリアした者」ではなく心琳だけとしか番いたくない気持ちに執着していく"魔獣"の気持ちの昂りが、心琳視点を通しても分かりやすいほど伝わってくるのがとっても楽しかったです。
心琳としては見ず知らずの王様(もちろん美丈夫)よりも、怖い見た目の魔獣の方が大好きっていう、ルッキズム関係なしの清き心の持ち主ですから、そんな心琳に惹かれていくのも納得でしょう^ ^
森の中で出会った魔獣の正体が誰なのかを一切分からぬまま魔獣のことを好きになってしまい、心琳としてはただ好きな人に会いにきてるだけなのに、いつしか王様との婚活レースの土俵に挙げられているミスマッチ感が面白かったです。心琳の素直な恋心が、魔獣サイドの思惑とうまく噛み合わず、魔獣とあの人物との同一性がややこしい事態に発展させていく滑稽さも併せてお楽しみ下さいね。
自身がセッティングした婚活イベントは大成功に終わったものの、自分で自分に嫉妬する悩める王様の姿も良い味わいでした。スパダリイケメンの恋愛に不慣れな一面が可愛いかったです。
ただ心残りはというと、結局呪いはどうなった?ということ。子どもが出来てないからなのかな、まだ呪いは続行中みたいです。
完全に解けてない…けど、でも幸せだからまぁいいか的な感じなので、このハッキリしてないところがモヤッとしなくもない。2人の子どもも見たかったですが、妄想の世界で処理するしかなさそうでちょい残念。子どもができて国中がフィーバーするところを見たかったなぁ〜…
チリチリとした痛みが疼く恋模様が切ない……
好きな人が恋する姿を見せつけられる嫉妬感情、女の子と仲良さげな姿を目の当たりにして胸が苦しくなる悲しみの想い……月城と内田の気持ちがうまく噛み合わなくてひどくもどかしかったです。
2人を取り巻く人間模様も彼らのドラマに彩りを与える重要なエッセンスとなっており、月城の従兄弟で内田の主治医の槇村、内田に似ている転校生の女子・光を交えた四角関係の香りが彼らの好き感情によりいっそう刺激を与えます。
ほとんどがキュッと胸が締め付けられるようなストーリーに覆い尽くされていますが、苦しさの中にも一緒にいて幸せを感じる幸福感情も巡っていて、好きの理由と過程に説得力が増していく恋の移ろいがめちゃくちゃ沁みる。
高校生らしい爽やかさやフレッシュさ、甘酸っぱさや初々しさを感じる青春のカラーを纏うストーリーがとても濃く、儚げに紡がれていく心情描写は素晴らしかったです。
繊細な絵とのマッチングも文句なし。ほろ苦さから甘さに変化する恋愛模様に存分に浸って下さい^ ^
獣人ものと、センチネルバースと、SFチックな要素が混ざり合って、今まで読んだことのない世界観。ジャーマンシェパードの獣人・ハヤテと、目の見えない真雪の強くて深い絆が魅せるストーリーです。
獣人(センチネル)と人間が共生していく社会を目指した福祉システム「アニマルバディ」を通して再会した2人。真雪の元に、犬獣人のハヤテが派遣されてきて……ってところからストーリーが始まるのですが、真雪はハヤテがずっと探していた"絆"で、しかも獣人の能力を制御できるガイド能力者ということが分かります。
その他にも、真雪は獣人の権利擁護活動『TOWER』の組織下にいてガイド覚醒を期待されていたとか、ガイド家系のサラブレッドだとか、昔にハヤテを保護したときにハヤテにマーキングされていたとか、視覚を失い施設を追い出されたとか、とにかく真雪の背景が濃い。目が見えなくなったことからしても、施設を出たことからしても、かなりの苦悩を経験してきたであろう真雪の心の傷を、ハヤテが癒していく姿はやっと運命のピースが埋まったかのような幸せの瞬間でした^ ^
ガイドになるには絆……即ちセックスをしなきゃということで、会った初日にもうベッドインとは展開がなんとまぁスピーディー(笑)
誘ったのは真雪の方という意外性もだけど、セックスのときのハヤテの獣態変化もビックリです。半獣のときはかなりの体格差が……真雪、壊れちゃわないか(お尻が)心配でした( ̄▽ ̄;)
ガイドに覚醒してから真雪を取り巻く環境が一気に変わっていくのが作品の見どころです。『TOWER』との間でゴタつくピンチな場面も出てきますが、規格外の絆で蹴散らしていく展開は見応えがありました!
強さや優しさ、心にギュッと響くエピソードを織り交ぜながら進むストーリーが温かかったです。ほんの少しの切なさを入れ込みながら、温もりの感情で最後オトすのグッときちゃいました。
ファングおじさんの話もめっちゃ良かったです。ちょっとの尺だったけど、あれは泣ける……。センチネルとガイドの絆ってホント深いんだなぁと実感。
2人の運命力に最後まで酔いしれた作品でした^ ^
わぁーー……サプスペース入ったマサ、あんな感じになっちゃうとか可愛いすぎるんですがっっ……!!
OTOからのコマンドを貰ってトロントロンになっちゃう姿、眼福でした(*´︶`*)
OTOとマサのラブラブ度はめちゃくちゃ安定していて、2人のパートナー関係が盤石であることを実感できた3巻。あまめのシーンもそれなりにあり、見てるだけで癒されるポイントが多数でした。
癒しに関して更にツッコむと、今巻から仲間入りしたあのコの存在もまた大きな癒しでしょう♪
マサのDom性を安定させるためのダイナミクス専門セラピー犬・ボンが新たな仲間に加わり、その愛くるしいビジュアルと仕草は癒しの塊そのもの。コロコロふわふわまんまるなボンに、ずっと骨抜きにさせられっぱなしでした^ ^
OTOとマサはラブラブ。ボンは底なしに可愛い。癒されシーンの多い3巻ですが、1つだけ厄介なことが。
OTOの後輩の新人モデル(Sub)が登場し、コイツがまーとんでもなくウザいです。間違った方向にポジティブだし、空気読まない、不快感しか沸かない距離感……正直モデルとしてのオーラも感じないし、一歩間違えばストーカーになりそうな危険人物、よく事務所は採用したねとしか言いようがない。
ヤツに発したDomコマンドを巡って、2人の間にちょっとした嫉妬感情も湧き上がり、当て馬にもなりきれないウザキャラのくせにー!キィーーッとなったのは私だけではないはず。OTOだけじゃなくマサにまで目を付ける節操のなさも不愉快でしかありません。
だけど、ヤツのあるまじき態度に向けたマサの本気の怒りはカッコよくて、猛烈にシビレました。その新人後輩くんの行動に、というよりOTOの後輩を心配する気持ちが裏切られたことに対する怒りというのがね、なんという愛の深さなんだろうかと。
マサの怒りを鎮めるOTOの「Stay」からの「Good boy」コマンドが、これまた最高に悦くてですね、OTOの本気のコマンドはマサだけのもの(テメェになぞ使うもんかという圧)という見せつけプレイからは、マサへの深い愛情が溢れていて、冷静に対応するOTOの姿がスマートで素敵さが沁みました( ´∀`)
で、この流れからマサのサブスペースに繋がっていくわけですが、甘みと優しさに包まれたコマンドとトロけるプレイが、果てしなく良かった……!!虚言つきまとい後輩野郎のイライラは、2人のあまあまプレイとボンの可愛さが消化してくれました。
ボンはさすがセラピー犬だけあってダイナミクスだけじゃなく、生活全般の心の安定をもたらしてくれる存在の大きさがありがたいですね。
2人と一匹の良好なパートナー関係にホッコリ。次巻も楽しみです♪
席が隣同士の距離感、そしてケンカップルスタイルから始まっていく恋愛模様。
高校生らしい爽やかな青春の香りを感じながら、恋や愛の感情に未熟な2人の不器用な想いが甘酸っぱく感じるストーリーでした。
同じクラスの同級生2人は、見た目も性格も違えば、優等生とやんちゃな生徒という立ち位置的にも真反対なキャラクターです。それ故衝突ばかりしていますが、意外な一面が少しずつ見えてくることで、いつしか気になり感情が恋心へと変化。自然と目で追っては意識して赤面したりと、ナチュラルな惹かれ合いに胸がくすぐったくなりました(*´︶`*)
さて。この2人なんですが、キャラが違っても根っこにあるものが同じという共通点があります。これはタイトルの由来ともなっていて、作品の大きな鍵です。
さりげなく人助けをする。善いことをする。この隠れマインドが、恋心を引き寄せます。
善行はとても素敵な心意気なのに、それを茶化したり皮肉ったりする周りの心無い声のせいで、"いい人"と言われることにネガティブな感情を抱いています。まぁ……友人間の何気ないやっかみですよね。間違ってるのはアッチなのに、子どもの世界は狭いしデリケートですから、友人の意見に同調して仲間ハズレにならないように立ち回るのは処世術あるあるです。
そうして自分の本質を誤魔化しながら過ごしてきたことを、改めて振り返させられたのが隣の席のアイツでアイツ。八嶋も海野もどちらも良いヤツなので、お互いの"良い人"行動に気付いちゃうんです。
"いいヤツ"の共感と認知が浸透したら、ハイ。あとはもうBLの芽生えコース確定です。彼らが互いに意識しながら想いを強くしていく流れがナチュラルで、純愛の色味がキュンと響きました^ ^
恋心への戸惑いやらドキドキやらで埋め尽くされていく彼らの初々しいやりとりがめっちゃ可愛いかったです。授業中のメッセの応酬…あれは最高の名シーン!!
あんな風なラブレターの送り合いは初めて見ました。少々雑だけど、そんなとこすら彼ららしい。ワチャワチャなやりとりはとびきりの萌え感でした( ´∀`)
描き下ろしの可愛いさも文句なしです!