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ボタンの掛け違いもまた愛の育みのひとつ

タイトル、そのまんまです(笑)
ストーリーの9割方が読めてしまうタイトル。なかなか攻めてますね^ ^

でもこれはこれである意味で正解。というのは、両想い(両片想い)であることよりも、大事なのは両想いを確認し合っていく過程だからです。
誤解と思い違いがベースにあるねじれ婚を、どう解していくのかがこの作品の見どころとなっており、お互いに好意を抱いているのに片想いの枠に囚われてしまっている両者の恋心から目が離せませんでした。
お互いの気持ちが推し量れなくて切なくなったり、意地悪姉さんも登場したりと、両想いの障壁となるトラップ案件が発生しますが、あまり重くならずに楽しめるポップな物語展開が読み欲をそそるのがいい。作品自体はラブコメ寄りで陰鬱にならずに見守ることができるのが推しポイントです。

その一番の理由としては、なんと言っても2人のキャラクターの面白さでしょう。
積極的で溌剌としたリオのキャラクターは一般的なΩらしいΩではなく、でもそのやんちゃなところがかえってリオの魅力を引き立たせています。健気で明るくて、しかも喧嘩まで強いリオの可愛さは必見です。
もちろん、クラウス側から放たれる激重な執着もキャラの魅力という部分では負けてません!仕事では冷静かつクールにこなすクラウスが、リオのことになると少々思考がオカシくなるのも見逃せないニヤニヤポイントです^ ^

最初から両想いだと分かるのでそこまで不安にならずに読み進められる安心感はありましたが、誤解が誤解を生み、余計に想いが拗れて心がすれ違っていく2人を見るのは、やはり胸が痛みました。゚(゚´Д`゚)゚。
ただ。
胸の痛みはある程度は仕方ないんです。逆に言うと、それがなければただの単調な相愛の物語にしかならないので、胸の痛みはウェルカム!!なんです。
切ない胸の痛みは、この両片想いのすれ違いが盛り上がると言ってもいいくらい大事なエッセンスで、それは2人がお互いにお互いのことを大好きすぎる証明にもなっています。
好きだから嫉妬もするし、不安にもなる。その胸中が互いに共有できていないのがもどかしく映りますが、両視点という覗き見設定が装備されていることにより、読者側の負担が格段に少ないのは非常に有り難かったです♪( ´▽`)

両視点をずっと交互に見てますと、もーいい加減に早くくっ付けよと思いながら(いや、結婚してるんですけどね 笑)、もどかしく思う気持ちが湧いてきますが、ここはひとまず我慢我慢……。
この2人って、政略結婚で交際0日婚じゃないですか。つまり、恋愛せずにいきなり夫婦になってるわけで、愛の育み期間が全くないんです。このすれ違い期は2人にとっての恋愛期間でもあるわけなので、恋から愛に育て上げる意味でも大事な時間だと思えば、その道のりを見届けるのもまた楽しかったです。

結婚はゴールではないというけどまさにその通り!
心身ともに夫婦となっていく愛の成長と鍛錬の物語をたっぷりと堪能させてもらいました。
ラストには、2人の子どもたちも登場するのですが、驚くべきはその人数。
クラウスのビッグダディ化、リオのビッグマミィ化……笑っちゃいました♪
毎日ラブラブで幸せな家族の姿にホッコリ。満足感に包まれて幸せいっぱいです^ ^

とんでもない余韻を置き土産に残してくれたものだ

わーーーーお!!
宮緒先生が魅せる本格ファンタジーの世界の壮大なスケール感、奥行きある物語運び、複雑に絡み合う因縁と怨恨、謎多き背景……めちゃくちゃすんごいです。
重厚な趣きがありながらも次へ次へとページが進んでしまう読み当たりの良さは、さすがの宮緒先生といったところ。簡単には手の内を明かさないミステリー要素も絡んでか、先のストーリーが読めないドキドキ感も読み欲に繋がりました。

本作はBL小説界ではすっかりお馴染みとなった異世界転生ものですが、主軸は復讐を至上命題とした物語です。
新名がいる世界と聖者の青年・アウルムのいる異世界とが夢の中で繋がり合い、友人関係となった2人の絆が、不慮の事故で死を迎えることになった新名の魂をアウルムの力で自身の肉体へと召喚。新名がアウルムに転生してしまうことからストーリーが始まります。
なぜそれが復讐劇に派生していくかというと、この国の王妃が自分の息子である王子を聖者にしたいと目論み、アウルムの聖者としての神力を異端の魔道具で搾取し、王子に横流しするという卑劣な行為を知ってしまったからです。神力の吸い上げに加え、幽閉されている屋敷の使用人たちに苛烈な虐待を受けて衰弱死に追いやられてしまった友のため、唯一アウルムに心を寄せていた記憶喪失の奴隷・ジンと共に復讐を開始。まずはアウルムに危害を加えていた使用人たち、そしてラスボスである王妃たち王族へ……と、着実にコトを進めていく制裁の道のりにハラハラワクワクでした。

新名とジンからフルボッコされる使用人たちへの断罪は、最高にスカッと!聖者の偽装工作に関わってきた王妃と王子への成敗劇も最終決戦らしい読み応えがすごかったです。
もはやアウルムの復讐だけじゃなく、聖者偽装のために犠牲になった数えきれない者たちの復讐をも兼ねているといってもいいスケール感はどえらいこっちゃでした。あれだけのことをしてきたことの報いとしては納得の終幕かと思います。スカッとというよりは、哀れだなぁ…って感じかな。

そうしたラストの断罪に大きく貢献したのは、新名の神力ではなくジンの魔力です。ジンの魔力は復讐を遂行するのにもかなりの戦力となってきたのですが、彼の存在自体がこのストーリーの大きな鍵となっていることにご注目いただきたい。
記憶を失っていることからしても、ジンには何か隠しネタがありそう……と思った読者の方々。その勘は合ってます(笑)
最後の最後に全てが明らかになるので、ここはネタバレせずに実際に読んでみてジンの背景に驚きまくって下さいね。トンデもない出自に、トンデもない年齢なので、色々と情報処理が追いついていかないかもですが、悪役たちの最後を見届けつつラストを彩るに相応しい衝撃の真相を存分に楽しんで欲しいなと思います^ ^

それと。一番気になるラブ展開ですが、ワンコな執着攻めを描かせたらBL界最強の宮緒先生なので、その色味は文句なしでした。
あの作品やあの作品のような犬感のあるクセの強い攻めキャラではないけど、ちょっとしたところに宮緒節が見えるところにニヤニヤ。新名の手から生み出された水を飲むのがご褒美なんて、変態の兆しが隠しきれてないぜよ…(//∇//)
精液の青臭さがむわっと香るような濃密なベッドシーンも堪能しました。

それにしても……
最後のページのあのワンシーンは、え?となりました。
とんでもない余韻を置き土産に残してくれたものですね。そこは完全にノーマークでした。
これ、続きがあったら面白いなと思うので、もし宮緒先生の頭の中に構想があればぜひともお願いしたいです!!

月王の魅力がついに公式なものとなってくれました

フフフ……やっと月王の高スペックに触れて下さいましたね……( ̄∀ ̄)

マスク越しでも分かるイケメンオーラ、加えてあの高身長にモデルばりのスタイル。これのどこがイケメン枠でないというのか。高3の女子たちは目が節穴なのでしょうか。

どう見ても、めちゃくちゃイケビジュの塊やないかいっっ…!!!

ストレート黒髪に塩顔のクールフェイスの月王を、私は衛星よりも猛烈に推してました。
1巻のときからすごいイケメンだと思ってたのに、どうして陰キャのオタクカテなのかさっぱり意味が分かりませんでした。学校では目立たないように気を付けていると言っていたけど、いやいや隠せてないよと。
あの陰な佇まいも月王のミステリアスな魅力に繋がっていますし、何より学年3位の頭脳と、ゲーム配信の世界でも人気者(ということはお金もある)というハイスペ情報が今巻アップデートされ、月王の隠れ一軍感がオープンになりました!ヽ(´▽`)/

"俺の彼氏がカッコ良かった説"に衝撃を受ける衛星……一応キミはオシャレ男子族だろう?今まで月王のことを客観的に見れていなかったって、ちょっと信じられません。
やっぱ、このコは天然さんなんだなぁ……無自覚人たらしなのも納得。
恋人同士になってから月王の知らない一面をたくさん知っていくにつれて、焦りや戸惑い嫉妬といった感情に振り回されていく衛星の反応は面白かったです。また、衛星と会えない日々が続いて恋人不足に陥る月王の憔悴ぶりはもーーーっと面白いです!(特にあの死んだような顔よ… 笑)

会う会わないのひとことを巡る恋愛の駆け引きは今巻の見どころだと思います。
どちらも恋人の手の平の上で踊らされているピエロと化し、1巻のときの幼馴染み兼セフレのような関係でいたときとは違う感情に振り回される恋愛模様をお楽しみ下さいね。

陰キャの月王と陽キャの衛星とのキャラクターのコントラストが良い感じにハマりながら、時に切なく時にコミカルに物語が展開していくのも良き味わいでした。
今巻では月王の弟の暁と、衛星のお母さんもちょいキャラだけど良い存在感を放っています。ミニ月王みたいな弟はめっちゃ可愛いし、美魔女の衛星ママンも素敵な人。
続編あるならば、ぜひまたこの2人を登場させて欲しいです!(合掌)

キャラクターたちに物申す

表紙の2人があまりにも素敵だったから期待したけど、うーん……騙されました。

なんなの、あの表紙のラブラブのイチャつきようはぁぁぁ〜!
ブライダル服の装いにも期待しちゃったじゃないかぁぁぁ〜〜!!

表紙のイメージと中身がここまで伴ってない作品も珍しいかと。
2人の進展を期待した身としてはガックシでした…

先のストーリーは分からないけど、この2巻が一番の耐えどころだと思います。
前半は良い感じに距離を縮め、鳩羽の気持ちも犬塚との結婚を考える方向へと向いていたのに、まさかの刺客登場。ここで2人の仲を邪魔してくるあの娘の感じが予想通りに嫌な女で、こめかみピクピクでした。案の定な展開に、鳩羽がどんな反応をするのか分かってしまったけど、あんな風に犬塚を突き放して欲しくなかったです。未練タラタラで見てられなかったし、この別離がストーリー的には最大の見せ場だとしても、すごく見るのが切なくてモヤモヤしっぱなしでした。

鳩羽に、犬塚、そして犬塚の従姉妹の夏美。
今巻のメインキャラですが、3人ともに物申したい。

まず、鳩羽。
誰と婚活してんだよ。犬塚とでしょ。なぜ夏美との話で、今後の犬塚との関係を決めちゃうわけ?傷付いてるのは自分だけとでも?犬塚が傷付くのを分かっててあんな誠意のない告げ方をするとかあり得ません。

そして、犬塚。
あんな面倒くさい従姉妹がいるんなら早々に手を打っとけ。このガードの甘さは警備会社の役員の名に恥じるぜよ。
子どもの頃の結婚の約束?適当に良い顔をした罰だね、これは。運命の相手が見つかったことに不満を抱く夏美のアクションにきちんと向き合うべきだったことを反省すべし。

最後に、夏美。
大好きな従兄弟のお兄ちゃんと結婚できなくなって悔しいのは分かるけど、大好きな人の気持ちを応援できず、挙げ句の果てにそのお相手を口撃するとは好意の向け方がやはりガキ。
夏美が犬塚を想う気持ちはただの恋であって愛じゃない。自分だけが幸せになればいいと考えている自己中な気持ちが、犬塚に刺さるわけなかろう。振り向かせるなら中身を磨かないといつまで経っても従姉妹枠だよ。
とは言っても、今から中身を磨いたところで犬塚の運命はもうほぼ決まりなんですが。

とまあ、今巻犬塚のも鳩羽にも夏美にも言いたいことがいっぱいあって、不安定極まりないザワザワの胸中でした。
鳩羽は目の前の運命に抗ってジタバタしてないで、とりあえず犬塚に本心をぶつけてみるべき。変に逃げ回っていてカッコ悪いです。
他の人との婚活の様子を見ていても、犬塚以外の人との結婚は不向きそうだし、早く犬塚とフォーリンラブGOすることを願います!

次巻でうまくこのすれ違いが回収できるといいですが、さてどうなることやら。
今巻は辛めの評価にしましたが、大好きな作品に変わりはないので、2人の恋愛の行方がどうなっていくのか最後まで見届けていきます^ ^

薬剤師は氷を陽だまりにする

わたしの個人的好みといってはなんですが、薬剤師受けってヤツが大好きで、並外れた薬草や医学の知識を活かして周囲に認められていく…それに比例して攻めに寵愛を受けていくストーリーと聞けば、まさに好みど真ん中!

"ひとりごと"の冠の付くあの人気作品の影響を多少受けていることは否定しませんが(笑)、今まで埋もれていた才能が日の目を浴びていくというのは何とも読み心地がいいものです^ ^
こちらの作品は攻めが王太子で受けが薬剤師という身分差設定も絡み、シンデレラストーリー的な楽しさまにまで加点がつくという最高にワクワクな物語展開を味わえることができました。

BL小説市場ではそこまで薬剤師受け作品は出回ってないので、作者さん!本当にありがとうございます…!!。゚(゚´∀`゚)゚。
仕事も恋愛も、時には国の未来を左右する大事な局面に駆り出されたりと、多方面で頑張る主人公の健気な働きに読み欲がそそられました。

特に王宮に来てからのリオンの活躍は素晴らしいもので、町の人たちに不吉がられていたあの息苦しい環境って一体何だったの?って感じでした。
リオンの薬草の知識や、毒草を見分ける眼識、優れた嗅覚に、他人のオーラが視える能力といった素晴らしいスキルがありながらも、周囲には気味悪がられてしかもあらぬ噂まで流されている状況はひどく腹が立つ。母を亡くし、父は病床に伏せている状況もリオンの不憫さをアップさせていて、物語序盤のリオンは可哀想な主人公オーラがすんごいです。

そんな状況を変えてくれたのが、王太子のレオ。
お忍びで城外を出ていたときにリオンに命を救われてからというもの、レオのリオンへの能力評価は元より寵愛に向けて加速していくBL展開は目に見えてドキドキでした!「氷の王子」と噂されている姿とは真逆の温かい人柄に触れ、レオに惹かれていくリオンの恋心にもまた注目です。嫉妬や失恋(もちろん勘違い)、すれ違いで気落ちする切ないシーンもありますが、最後まで温かく2人の関係をお見守り下さい^ ^

恋愛面だけでなく、政情においても不安定な緊張状態にあるなど、なかなか心に余裕が持てない状況に見舞われますが、そうした国難に関してもリオンの能力が活かされたりと、外交面で大きな存在感を放つリオンはもはや薬剤師の域を超える活躍っぷりでした。森の中で自分の存在を消すようにひっそりと生きてきたリオンの姿はもうありません。かつてリオンを遠巻きにしていた町の人たちめ、ザマァないぜ( ̄∀ ̄)

傷を治したり体の不調を整えたり、薬剤師の仕事は目に見える結果が求められがちだけど、リオンの一番の功労はレオとレオの弟とのわだかまりを解消したことかな。そして陰で「氷の王子」などとと称されてきたレオの心を癒したこと。
リオンが王宮に来てから宮内の空気感が浄化されたように様変わりしていくのは嬉しい変化でしたし、メインキャラたちはいい人たちばかりなのでリオンの味方が増えていく居心地の良さも格別の読後感に繋がりました^ ^

エンディングもこれ以上とないフィナーレを迎え、あー…最高!( ´∀`)
この先も幸せな未来しか視えない2人の姿に感無量で胸がいっぱいでした。

しっとりと響くノーブルな恋心に、最高の域値が限界突破しました

ちょっ……ちょっとちょっとーーー……(//∇//)

甘さが爆盛ってるんですが!
ドキドキなんですが!
萌えが限界突破なんですが!!

カイもノアも自分自身の恋心に気付き、ラブ的にはかなり良い流れに乗ってきた2巻。ノアはカイに、カイはノアにと、恋のベクトルが繊細にぶつかり合うストーリー展開は今巻の大きな見どころでしょう。
ノアがカイへの秘めた恋心を胸の奥に押し留める一方、カイもまたノアへの想いを募らせていく恋模様がしっとりと沁みました。

彼らの密やかな恋の趣きがパブリックスクールの舞台觀によく映えており、ゆっくりと気持ちを通わせ合っていくその空気感すらノーブルな色に染め上げられています。
両視点から語られるストーリーのおかげで、2人の心理が読者にフルオープンなのも有り難いですね。不安、葛藤、戸惑い、嫉妬……色んな感情が渦巻いていても、安心感を持って見守ることができるのはやはり心強かったです。

好き人を想う描写をここまで美しく描き出す作者さん、ホントすごい。自慰行為すら美しいってどうなの……。見てはイケないものを見てしまったような覗き見のドキドキ感は至福の思いでしたし、とっておきのセリフ、とっておきのキスに想いが過密になっていく2人の蜜愛から目が離せませんでした……!!(*´∀`*)
甘いシーンもそれなりにあって、視界が最高すぎました(笑)

ノアがお父さんとのことで自分自身を振り返ることができ、少し強くなった成長力もBLとは別のところでの読みどころでした。
父親の枷から外れ、籠の中の鳥だったノア自身の心が自由に羽ばたきますように。。。そしてカイと共に自分らしく生きられますように。

ルームメイトの関係を超えた2人の恋愛模様にずっと昂りが抑えきれない、そんな読後感でした。
終わったそばから既に3巻に気持ちが入っちゃってますが、次巻の発売を楽しみに待ち侘びたいと思います。

本編の延長みたい

せっかくの番外編なんだし、恋人同士としてのステップアップをもうちょい期待していた身としては、もちっと甘さが欲しいぃぃぃ!!( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
番外編じゃなく本編の延長戦みたいな感じだったので、できればあとちょっとの冒険心が欲しいかなと思いました。せめてキスだけは〜〜〜…プリーズ……

周りの目を気にしたり、恵麻と一緒にいる自分に自信が持てないなど、竜のネガティブな思考は番外編でも相変わらずでしたが、本編でかなりムカついていた後藤にクラスの皆が鉄槌を下してくれたおかげでヤツの愚行がこれを機になくなっていきそうなのは良かったです。あんだけ竜を虐めておいて、クラスの皆に批判されたくらいで大泣きとは…ダッサ。
竜のスクールライフもこれで正真正銘安寧が訪れてくれて、あーひと安心^ ^

番外編ではメインイベントが文化祭というのもあり、かっこよくて美しい恵麻の執事衣装に眼福でした(*´∀`*)
それ故に、もっと萌えを、ラブラブを、イチャイチャをーー…!
全くなくはないけど、薄めだったのでモアプリーズ。
続編がまたあるか分からないですが、そのときは甘み追加でお願いします!

惹かれ合うのもすれ違うのも全ては彼らの運命の世界線にある

藤野が文倉の尊敬する小説家であることをカミングアウトしてすぐに1巻が終わってしまい、その後の文倉の反応や2人のその後の関係もろもろがずっと気になったまま2年以上スリープ状態にありましたが、遂に物語が動きました!

あーーー……良かった。良かった、良かった!!。゚(゚´Д`゚)゚。
待ち侘びていた作品の続編がやっときたということにもだけど、2人の関係に進展があったことに対してもです。
藤野の迷子から始まった作家とファンの運命の出会いがちゃんと2人が望むカタチに収まってくれてひとまずホッとしました。

運命というならば、あの卒論並みの文倉のファンレターからもう既に藤野との運命が始まっていたと言っても過言ではなく、あのタイミングで藤野がスランプだったのも、迷子癖があるのも、藤野の作品の発売日当日だったのも、あの日あの場所に足が向いたのも、全てはこの恋愛に行き着くための歯車だったと思います。それまでの偶然と奇跡の重なり合いがあってこその運命であったことは間違いないでしょう^ ^

何はともあれ、作家とファンの関係から恋人同士の関係にステップアップできた2人の恋愛誘引力にまずはおめでとうと言いたいです!そのおかげで今巻はグンと恋人らしい蜜な時間も増え、甘いひとときにまったりと浸る喜びにたくさん触れることができました。
ただし、甘い時間もあれば、すれ違って余裕のない2人のギクシャク展開もあるので、恋愛の読みどころとしては切なくなってしまうシーンも…。
お互いの真意がきちんと伝わらないまま時間だけが過ぎていくもどかしさと戦いながら、少しずつ歩み寄っていく2人の関係にぜひ注目下さいね。

担当の屋久さんや、作家の布田といった脇キャラの面々との交流や掛け合いも楽しいひとときですので、2人の恋愛の世界線とは別のところでの面白さをたっぷりと堪能して欲しいなと思います( ´∀`)

とかしたあとに残るのは、共に歩む幸せな未来

前作「愛の温度を教えてよ」のとき、Hiカロリー先生の作品なのに、あれ?最後までシてない……これは珍しいなと思ってたら、あとがきにて続編の言及があったので、なぁんだそっかと。
いや、Hiカロリー先生のベッドシーンってどの作品も濃厚みがあってしかも画力の美しさがヤバくて、加えてキャラがイケメンに美人だから、やっぱり心のどこかで期待しちゃうじゃない?見たいと思っちゃうじゃない?(笑)

で、で、で!
その期待感がなんと、この続編で報われたことに大きくガッツポーズ!
前作から"待て"されていた状況が、今作で解禁されるとあっては胸の昂りが抑えられずにいられませんでした。それに、彼らにとって最後までスるのは悲願のような気がしていましたし、ぜひ最後まで完遂して欲しいと願っていた思いが無事に叶ってホクホクに嬉しかったです^ ^

ただ。
そこは前作から慎重にコトを進めきた2人。お互い男は初めて同士ということもあり、すぐにアナルインとはいきませんが、でもそうした時間のかけ方は、身体だけではなく心の方にも丁寧にアプローチする物語運びに繋がっています。好きの感情を再確認していく、またはどんどんもっと好きになっていく重さに比例してラブ度が上がっていく甘ったるさは格別でした。
思った以上に2人がセックスまでの段階を慎重に踏み、受け入れ側の戒の身体を万全の状態に慣らして解す共同作業シーンももちろんエッチィで最高の視界…!!(//∇//)
挿入だけが全てじゃないんだぞと。未到達の段階でも、表情からボディライン、アングルから指使いからもしっかりと魅せてくれるのは、さすがHi カロリー先生ですね。戒の身体を優しく労わる悠真のスパダリムーブの裏で、戒を手離すまいと執着していく悠真の黒い部分とのコントラストも見逃せないポイントでした。

恋人同士になっても、そこがゴールではないことの2人の心象描写や感情の高低差は大きな見どころだと思います。
恋人同士としての心の繋がりが強くなっていく悠真と戒の恋愛模様の行き着く先を、ぜひ最後までお見届け下さいね^ ^

隣人さんのウラの顔はトンデモないことになってます

思っていたより5倍くらいエロかった(笑)
そして思っていたより10倍くらい明るく楽しいコメディタッチのストーリーでした!!

両片想いの2人だけど、一方は隠れストーカー。そしてもう1人は隠れアナニストという異色の組み合わせに、期待感から初っ端からドキドキが止まりません。
一応身体から入った関係…ということになるのかな。
お隣さん同士で、幼馴染み。気心の知れたハイスペのお兄ちゃんに恋をしている真汐の健気な片想いが、まさかあんなカタチで吸収されるとは思わなかったです。

隣人のお兄ちゃんがまさかの自分のストーカーだったという爆弾ネタに、早くも物語のアクセルは全開でした。
気持ちは通い合ってないけど、身体だけはめちゃくちゃ繋げ合ってる2人の関係が、どこで収束するのか。一度身体を繋げた関係は、もうお互いの熱でしか心の隙間を埋められなくなっていることに、恋心からもエロティック展開からも目が離せません!

ホテルでの隠し撮りの一件は、あれヘタすりゃ犯罪よ?(笑笑笑)
孝臣のストーカーが思っていたよりも執着気質だったのもオモシロ要素でした^ ^
自分の部屋のポスターベタベタはまだいいもんとして(あれもそれなりにアブないけど)、好きな人だからそのアブなさが許せてしまうところにこの一連の恋のドタバタ劇の楽しさがあると思います。

そんな風に真汐に執着してるくせに、これが恋心だと分からない素っ頓狂な孝臣の反応にもご注目下さいね。おいおい、まさかだろうと誰もがツッコんだのではないでしょうか。
孝臣のストーカーな一面を側で見ている孝臣弟の反応もなかなかに笑えるので、笑いとエロのエッセンスにビタビタに浸りながら2人の恋を最後まで見届けて欲しいなと思います♪