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女性ちろこさん

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なんかすごい展開きたぁ〜〜〜

3巻で何かあるような終わり方だったので警戒してましたが、新章……なるほどそうきましたか。

平和な日常がやってきたかと思ったのに、これは新章もかなり重ためのストーリーになりそうですね。何せ、"ジーノ"の存在に大きく関わる核心の元凶がやってきたのですから、これは荒れるぞ〜〜〜((((;゚Д゚)))))))

今巻の台風の目は、"ジーノ"です。
ダンテが愛して止まないファミリーのボス・ジーノではありませんよ。そう、あの"ジーノ"です。
今はウィリアムと名乗る"ジーノ"は思いもよらないカタチで一大勢力の組織のボスになっており、ジーノと再会するやいなやあり得ない提案をブッこむ強気の姿勢。イケメンのマスクの甘さとは裏腹に、底知れぬ腹黒さが垣間見えるウィリアムですが、ジーノの弱みを握ることができる唯一の相手だからこそ彼の無茶なお願いがジーノをとことん苦しめます。

なぜ彼はジーノの前に現れたのか。2人の"ジーノ"は何を思い何を語るのか。新章で巻き起こっていく展開は、またも血や争いを見る結果となるのかどうか非常に気になるところでしょう。
波乱の幕開けのゴングが鳴らされた今、ガルディノファミリーはどう動くのか?ジーノとダンテの関係は?この街の平和は?未来は???ジーノはダンテと共にこの街の平和な日常を守ることができるのでしょうか。
これから大きな局面を迎えていくであろうウィリアムとの駆け引きから目が離せません。

ウィリアムがジーノやガルディノファミリーに目をつける理由が他にもありそうで、まだ新章の全貌が読めないうちはモヤッとしちゃうかも。ジーノがピンチに立たされるなか、やはり恋人ダンテの存在感は頼もしいですね。ファミリーの仲間たちの心意気にもグッときました^ ^
不穏な描画もありますが、ダンテとの甘い時間もちゃんとあるので、嫌な読後感にならずに読み終えることができると思います。苦味を極上の甘さでリフレッシュしつつ、今後の展開をしっかりと見届けていきたいです。

彼らの愛が向かう終着点の景色とは

この2人の間に流れるゆったりとした恋愛の空気感が好きです。
急がず焦らず、時に不安を感じることもあるけど、それでも共に手を取り合いながらお互いの懐にそっと入り込んでいく寄り添い方にジンワリ。丁寧な恋愛に身を置く彼らの想いが響く続編です(*´∀`*)

恋人同士になって、恋人の知らなかった一面を見て、どんどん自分の恋人を好きになっていく2人の恋愛の尊さに、果てのない萌えゴコロの終わりを見出すのが大変でした。
ひょんなことから同じ会社で働く同僚となり、秘密の恋人同士の背徳感に加え、営業とSEとで業務内容が違うお互いの仕事風景が横目に見えるようになった環境の変化をベースとして新たな恋愛の波風が立とうかというのが今巻の見どころです。

波風といってもそんな嵐のような暴風じゃないのでご安心を。
御木の人たらしなキャラクターに、夏目の中でモヤモヤっとした感情が湧き上がるレベルのもので、それがすれ違いを生むとか嫉妬で不穏な感情をぶつけるとかそんなことはございません。
読めば分かりますが、御木は夏目に超ゾッコンで、相手に思わせぶりな態度をとるのは…まぁあまりよろしくないにしても(笑)、御木は夏目以外眼中にナシ。モテる御木の姿を俯瞰で見て、夏目は御木がもし自分以外と付き合っていたら〜…とか色々と考えを巡らせてしまうことはありますが、御木の隣を譲るまいと宣言する意気込みは、最高に頼もしい!!
夏目が心を明け渡さない強い男子で本当に良かったです。

プライベートとは違う仕事姿勢にオンモードの真剣な表情、恋人の別の顔に刺激を受けつつもますます惚れ直していく御木と夏目の恋愛のステージは、プライベートでは見ることができない2人の仕事人としての魅力もいっぱいでした。
仕事を選んだ理由や仕事への向き合い方にも触れ、2人のバックボーンが露わになったことで御木と夏目のキャラクター像がより深くなった旨みを存分に味わえるのではないでしょうか^ ^

決して派手なストーリーじゃないけど、現代日常もののストーリーの良さをしっとりと、そして爽やかに感じられる作品だと思います。
絵柄の美しさや清流を流れるような恋愛の調べに心ゆくまで浸ることが出来て大満足の読後感でした。

"かわいい"の概念が大きく変わる刺激的な一冊

なんだなんだ、このかわいい生き物は……!!

身体がデッカイのにかわいい。
たまに見せるふわっとした笑顔がかわいい。
控えめで純情な性格がかわいい。
イケメン顔なのにかわいいい。
佐伯を見つめる眼差しがかわいい、仕草がかわいい、エッチなことが好きなのもかわいい……とにかく全てがかわいい結城のキャラクターに終始メロメロでした♪

受けのコは攻めよりも身体が小さくて、しかも中性的で…っていうのがBL受け界のセオリーですが、結城はその逆。女子よりも女子的な容姿を持つキャラが多数所属している受け界において、タッパのある体格とムッチリとした筋肉、整ったイケメン顔の結城は、まさに受け界のニュースター!こんな"かわいい"があったんだ、を気付かせてくれるキュートな彼の恋心に萌えゴコロが疼きました。
見た目は優しいクマさんのような風貌で、容姿だけを見れば完璧に攻め側ですが、シャイでおっとりとした柔和な雰囲気は庇護欲がムズムズと掻き立てられ、思わず守ってしまいたくなるような彼の自然体の魅力にどっぷり。洗練されていないからこそ引き立つ素朴な可愛さが愛おしさで埋め尽くされました♪( ´▽`)

ラッキースケベのような展開から愛が育まれていくストーリーにしても、エロが主軸のようでストーリーがキチッとしているのもこの作品の見どころだと思います。
ユキハル先生のエロ描画は官能的で目を引きますが、それ以上に結城のキャラがインパクトが大きいんですよね。自己肯定感の低い彼の劣等感の裏には、こんなにも魅力的な一面が隠れているんだよと佐伯の目線から教えてくれる視点展開が素敵だなと思いました。
佐伯も佐伯で、結城の恋心につけ込んでおイタするような男じゃなくてホッとしましたし、好みのタイプじゃなかった結城にどんどんハマっては振り回されていく佐伯の恋愛観の変化も楽しい恋模様でした。

身体もデカけりゃ、想いもデカい。ピュアで純真な恋のメロさから目が離せない、ドキドキいっぱいのストーリーでした^ ^
1つ気になったのは、結城は何で生計を立ててるんだ?ということ。彼にはまだ謎多き部分があるので、いつか続編などでまた2人の恋愛の延長戦を拝むことができたらなと思っています。

シャイで、控えめで、自信なさげで、ネガティブだけど、でもとっっっってもエロい痴態を惜しげもなく見せつけてくれる、とびきり刺激的な受けのコとの出会いを求めている方にオススメの一冊です♪

読みたかったものがこの番外編にギュギュッと濃縮

R18版の電子で購入しました。

はぁ〜〜〜〜……サイッッッッコウに良かったです!\(//∇//)\

本編読み終わりのときに、恋人期のあまあまが少し物足りないなって思っていたので、本編を読み終わった瞬間すぐに飛びつきました。
1ページから甘い雰囲気がふわぁ〜っと漂っていて、そこから濃厚セックスへと繋がる場面展開は最高オブ最高の極みです…!!

諒太のフェラ、69、背面座位、エロが過ぎて困りました。
R18の描画の精度も相まって、官能のエッセンスにどっぷりと浸かりました(//∇//)
「おれの、なか…きもちい…?」
そんな可愛いこと言ったら、集の暴発が止まらんぜよ。諒太のトロい表情に煽られる集の「うんっ…♡」に私の萌えゴコロが止まりませんでした。
弥生れい先生の描くキャラの表情もセリフも、私のBLゴコロにグサグサと刺激しまくって、あーもうホントに最高の読後感です( ´∀`)

この番外編をもって「フォーカス・オン・ユー」の作品は一区切りとなるそうで非常に寂しいですが、何かの機会でまた集と諒太の2人に出会うことが出来たら嬉しいなと思います♪

耐えどころが多いけど、乗り越えた先は最高の景色でした

BLアワードノミネート作品キッカケで気になって購入してみたのですが、これは確かにノミネートされるだけある……!!親友に片想いするストーリーの王道ではありますが、キャラがとても良くて、表情とか心理描写とか物語全体の見せ方がうまい作家さんだなと思いました。

片想いをする側の攻めと、片想いされている側の受けとで抱える想いが真反対にあるのが少々焦ったかったですが、最初は擬似恋人として、恋人ができたときの練習名目であれやこれやと距離の近いことをたくさんスるというコミカルラブな側面にニヤニヤ。でもそれが核心に迫るやいなや、一気に切なめジクジクのストーリーへと展開……これが本当に辛くて堪んないのですが、でもこれを超えなきゃ2人の関係に動きはないので、この作品一番の耐えどころでした。

片想いをずっとしていた攻め側の気持ちが受け視点でも強く見えちゃうのがこれ系の作品の見せ場かなと思います。親友の諒太に片想いをする集の秘めた恋心に心臓がギューっと締め付けられっぱなしでした。
それというのも、諒太の無自覚な発言がすごくズキズキくる。いつか彼女が〜…とか。彼女ができたら〜とか…。彼女彼女彼女…って、諒太うるせーー!これ以上集の心を抉らんといてって何度思ったことか分かりません。諒太のことが中盤ちょっと嫌になりそうでした。゚(゚´Д`゚)゚。

親友に気持ちを乱されていく諒太の気持ちも分からんでもないけど、集との関係が親友のままで良いのか…その真を問う意味で、擬似恋人だった期間は価値があったと思います。
諒太が動かなければこの恋人ゲームは動かない。選択権は諒太に委ねられている状況が本当にもどかしかったです。
それ故に集の気持ちが報われた瞬間は最高に最高の瞬間でした!

集の嬉しさが手に取るように分かる鼻血の表情とか、ああいうのグッときちゃいますね。どれほどこの時を待ち焦がれていたのかが分かるシーン描写に完全に気持ちを持ってかれました。
親友の顔も恋人の顔も持つ2人の恋愛は、そのままの自然体の姿でゆっくりと愛を育んで欲しいと思うし、彼らならそれができると思います。

個人的にはもっと恋人期のラブラブプリーズでしたが、番外編があると聞いて早速購入しました。しかもR18版……今から読むのが楽しみです♪^ ^

時代背景の重みは苦しいけど、その先にある光をぜひ最後まで見届けて欲しい

時代背景はおそらく明治後期か大正あたりかと。
遊郭で働く下男を見初めた貿易商の若旦那との、苦しくて切ない…涙・涙の恋のお話でございます。

いやーーーーー……この時代のリアルがめちゃしんどい…
BLどうこうより、時代背景がまずキッッッッッツイです((((;゚Д゚)))))))
最後は見事にハッピーエンドではありますが、そこに至るあれやこれや…また、下男の志津夫の生きてきた背景がグサグサ刺さります。貧しい家の子は器量良しだと遊郭にスカウトされちゃうのは知識としてありましたが、遊郭内のブラックな事情がこと細やかに描写されている物語の重さがズッシリと響きました。

野原耳子先生の物語のアプローチがすんごくて、つい最近西洋系のお話を読んだなと思っていたら、その次は異世界転生もので、その次は西アジア系のお話、そしてこの日本と…多岐に渡るストーリーの幅の広さがえげつない。そしてどのお話も深いから尚更すごい。
この作品も人物描写や背景描写が見どころとなっていて、物語に深入りさせてしまう引き込み方は一級品です。志津夫と姉が、ここ遊郭にきた理由も涙だけど、遊郭で過ごす日々にもまた涙……。明日の食べるものにも困る生活を強いられていた田舎での暮らしから遊郭へと2人でやってきた姉と弟の絆の深さにもまた涙でした。

そう。このお話はですね、BLがもちろん一番の見どころではありますが、遊郭に身を置く姐さんたちとの人情話とか志津夫と姉の姉弟愛とか、そういう部分でもストーリーを魅せてくれるんです。時代背景は苦しいけど、遊郭で共に働く者たちのと関わりは温かかったりするので、嫌なことばかりじゃないことが読み進める上での拠り所でした。
最も最悪で嫌な奴は遊郭を仕切る親父殿で、コイツは志津夫の目に深い傷を作った張本人。この狸親父は志津夫に異常な執着を見せます。とはいっても恋愛的にはではなく、過去の自分と志津夫を重ねて見ていて、志津夫が幸せになるのを許せない…といった意味での執着です。
この親父の志津夫への執着がこの物語のキーとなっており、志津夫が自由を手に入れるかどうか、糸夜との愛を貫けるかどうかにかに注目しながら、志津夫が最愛の人と結ばれてゆく激動の恋愛模様をぜひ最後まで見届けて欲しいと思います。

志津夫と姉が幸せになりゆく最後の最後は、感激で何も言えない素晴らしいエンディングでした。なので、途中しんどくても諦めずに読み切って欲しいです!!!
糸夜がこれまた素敵な男で、この男になら志津夫を任せられると誰もが思うはず。最高の余韻に浸って下さいね♪

かの有名なおとぎ話を西洋BL風にアレンジしてみると

おそらくこのお話を読んでみた方ならば、すぐにあの有名なおとぎ話がモチーフだと分かるはず!
そう、あれですあのお話です。竹から生まれたお姫様のあのお話です。
作中にも数多の求婚を断る策として「ルナ・カグーヤ大作戦」なる単語が登場し、おいおいそのまんまじゃねえか……と思わず笑ってしまいました( ´∀`)

というわけで、傾国の美貌を誇る王子様と、求婚者英雄騎士様との結婚を巡るバトルのゴングが鳴らされたこの作品。結婚をしたくない王子様が無理難題の条件を出し、騎士の求婚を突っぱねていくというストーリーとなるのですが、竹から生まれたお姫様のお話と違うのは、騎士がかなりの猛者だったということです。
腕っぷしの強さに加え、強運にも好かれた英雄騎士・ケネスは、人喰い魔物の生首、大サソリの毒針、人魚の涙など、調達困難なシロモノをあっさりと獲得し、その都度求婚の手土産として持参する始末。あまりにもサクッと難題を次々とクリアするもんだから、アンデルの目論みは大きくハズレてしまいます。

アンデルの結婚逃れの悪あがきは正直言い訳がましくて情けない限りですが、それよりなによりもアンデルのめちゃくちゃな要求を黙らせるケネスの超人的スキルが恐ろしい……。それ、どうやって調達するの?っていう場合でも、対象アイテムの方から自ら転がり込んでくるほど、運に愛された男でもあります。
淡々と課題をクリアするケネスの目的はアンデルとの結婚でしかなく、盲目的な愛は非常に頼もしい。ケネスのめげない一途さは、いつしかアンデルの心を動かしていきます。

もーーーーホンッッッッットに、アンデルが意地っ張りでツンデレで、いい加減にしなさーいって感じなんですが、このワガママ王子様の振り回しもケネスへの想いが強くなっていくにつれて、少しずつですが変化が生まれていくことにご注目です。アンデルは結婚が嫌なんじゃなく、美しい容姿を持つ自分と結婚をしたい男との結婚が嫌なんだなということが分かってくると思います。
あの無理難題な課題の突き付けも、顔じゃなくて、中身をちゃんと見ない男たちへの怒りの現れだったのかもしれません。

もちろんケネスはアンデルを顔だけで判断するような男じゃなく、アンデルに執着する理由はちゃんとあります^ ^ じゃなきゃあんな危険を冒してまで結婚を申し込むわけがない。
英雄の求婚の熱量を楽しむ一方、結婚に頑なな態度をとる王子さまの心に恋心が宿っていく変化を楽しんで欲しいなと思います。
本家のおとぎ話のお姫様の方は成就とはいきませんでしたが、こちらはちゃんとハッピーエンド。アンデルが幸せの温もりを手に入れることができたことが嬉しい読後感に繋がりました♪

いつか田村にも恋の訪れがやってくることを願う

田村ことキャン子目線のお話は、コミカルに描かれているけど、結構切ないなぁと思ってしまった。そしてキャン子、健気で良い子っっっ!

小野めーーー…女の子の恋心を弄びやがってと思わなくもないぞ。キャン子の志望校のランクを上げさせて、オシャレも頑張らせて。で、告白するまでもなく、天然純粋培養のゆづきに持っていかれちゃうと。
キャン子〜〜〜ファイトだ!!
BL界隈ではすまんが君の恋を応援はできなかったけど、いつか素敵な彼氏ができることを祈ってるぞい。小野の友だちとか、ほら…(笑)
学食で小野とゆづきがランチしてるときに割って入ってきたときは、何じゃこの女はと思ってしまったけど、その後はホントは良い子だと分かったし、何よりこの番外編でガッツあるスタミナ女子だということを知ることが出来てキャン子のことが好きになりました。

本編のサイドストーリーとして、キャン子の魅力に触れた番外編でした。
そしてそのあとに収録されている3編のショートストーリーも、小野とみづきの楽しい交際模様が描かれていて、笑いのエッセンスがいっぱい。あっという間に読み終わってしまったけど、良き読後感に包まれてホッコリと癒されました^ ^

無自覚激重アイドルはようやく気付きました

すみません、今から司波に怒ります↓↓↓

自分で自分のケツも拭けねぇガキが、三家の仕事を軽んじてんねじゃねぇよ。
周りを振り回して、事務所に後始末させてメンバーにも心配させて、遊びならちゃんと遊ぶ相手を選ぶべき。あんな風にしつこく迫ってくるような相手と遊んでるようじゃあ、プロとして失格。脇が甘すぎる。

アイドルに未練があるからダンスの振り付けをチェックしてるんでしょ、だぁ?
はい、地雷ーーーー。三家が怒るのも無理はなし。ノンデリくそ野郎め。
三家がどんな気持ちでシアンの振り付けをチェックしていたか。
テメェとのこれまでの時間を大事にしていたいからに決まっとろうが。それをアイドルへの未練…ひいてはADという仕事へのディスりに繋がる発言、全く容認できませんな。

司波が三家から突き離されて、ようやく三家の存在を自分なりに振り返ることができた今巻。1巻では、三家のことをどう見ても好きっぽいなのに、当の本人は完全に無自覚…しかも重めの執着増し増しがすごかったので、その感情が何か分かってない司波にアンビリーバボーでした。
これまでの奔放な遊びや、三家を弄ぶアプローチからは司波の腹黒キャラ性が垣間見え、コイツ調子のってんな感がすごかった。なので、三家の怒りを買うカタチで、自分のやらかしに気付いて落ち込む姿には正直ザマァミロでした。

ただ。この芸能界、色んな大人たちの思惑に小さい頃から巻き込まれてきた背景を考えると、司波があんな風に歪むのも分からなくはないかなと思ってしまうところもあり。榛名はともかく、もし三家とデビューできていたら、少しは司波のメンタルも落ち着いていただろうか……そんなことを考えてしまいました。
前作での三家はあんまり好きじゃなく、司波に振り回されてちっとは痛い目みろなんて思っていた1巻でしたが、榛名から見たら悪意ある描写も、三家サイドから見るとあの暴走も少し共感できてしまうから困ったもんです。結局、三家は司波のことが大好きで、これに尽きるんですよね。
司波がメンバーや榛名に恋愛相談してるシーンを見ると、肝心なところの感情が分かっていなくてやれやれ…。三家との関係を終わらせたくないと縋るその姿こそが答えなのに、何故そこに気付かないんだろう。

司波が自分の気持ちの所在に気付くまであとちょっと。三家の気持ちと通い合うまでには、司波のピンチヒッターでダンスリハを行う三家のダンスシーンがあったりなんかして、ラストまでの盛り上がりの勢いがすごかったです。復縁と成就が叶ったエンディングはめちゃくちゃ最高の景色でした!

お兄ちゃん的ポジションも良いけど、やっぱり恋人ポジの甘々モードはいいな^ ^
背中の傷は愛されてる男の勲章!その傷に愛おしさを感じる司波の三家への愛が、これからもとめどなく続きますように。

怜央の素顔のギャップにご注目

えーーーっと……( ̄∀ ̄)
まず一番に驚いたのは、怜央が受けだったってこと。

本作は「君の名はアイドル」のリーダー・怜央が主人公のスピンオフ作ですが、あのBLYの中にいての圧倒的お兄さん感はメンバー間でも目を引いてましたが、ううううう受け…???!!!((((;゚Д゚)))))))
どこをどうみても、攻めのオーラがプンプンですが、ううううう受け???!!!

この意外性とギャップは正直予想してませんでしたが、「BLY」と元所属グループの「an+t」では立ち位置が違うので、怜央が受けでもまぁ納得でした。というのも、お相手の慈雨が雄味が強いワイルド系あんちゃんなので、「BLY」内の怜央の大人のカッコ良さも慈雨と並べば可愛く見えちゃうんですよね。
今作の怜央は、どちらかといえば「君の名はアイドル」では丈偉やナナ的ポジションでしょうか。お兄ちゃんたちに可愛がられている末っ子感が、あの怜央にもあったんだなぁとちょっとホッコリ和みました♪

不祥事や炎上多発の落ち目アイドルグループの中に、起爆剤として投入されたティーンズ時代の怜央……つまり、アイドルデビューしたての頃の怜央の過去に触れながら、怜央が人気アイドルへと成長・熟成していく変遷を、慈雨との関係に絡めて描かれているのが本作の見どころです。やさぐれアイドルだった慈雨が、怜央の加入によって生き生きと生まれ変わっていく姿も、怜央に惹かれていく心の揺れ動きも、「an+t」が徐々に人気グループになっていくのに比例して盛り上がっていくのを楽しく見届けました。
「君の名はアイドル」で、「an+t」が今後どうなるのかを軽く知っていたのでハラハラとした気持ちを頭の片隅に置きながら読むのは少し怖くもありましたが、「an+t」での活躍、「an+t」解散の経緯、そこから「BLY」への加入に至る怜央の目まぐるしい環境変化と共に、慈雨との恋愛が深まっていく恋愛模様から目が離せなかったです。

慈雨といるときの怜央は適度に力が抜けていて、怜央ってこんな表情や態度を見せるのかといった素顔の表情に彼の魅力の底知れなさを感じるところでした。
怜央は意外と柔和でコミカルなところもあり、慈雨の前で見せる年下ワンコ感は特別に可愛い^ ^ ファンの前では2人ともゴージャスキラキラだけど、ベッドの上では違う色味を見せる2人だけの甘い時間をたっぷりとご賞味下さいね。

このシリーズ作品が今後も続くとしたら、さてお次はどのメンバーがくるのかと妄想していますが、私は総合プロデューサーのあの人(サングラスの人)の話が見たいに一票(笑)
いつか読める日がくるといいなとこっそり期待しています。