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最高糖度がもたらす幸福の絶対領域

スタンと桂人。そして、エドと礼の2カップルが奏でる濃密な愛のさえずりに、ああ…なんということでしょうか。素晴らしすぎて言葉が出ません……!!

パブリックスクールファンならこの番外編は絶っっっ対に読むべき。
これが読みたかったんです。これを待っていたんです。゚(゚´Д`゚)゚。
ファンの期待がパンパンに詰まったあまあまラブラブの世界をたっぷりと堪能しました。

言葉が悪くなりますが、クッッッッッソ最高でした。
収録されているエピソード2つとも、クッッッッッソ萌えです。
神評価ボタンを100万回くらい押したい。いや……それでも足りないくらいです。
何度読み返してもずっとニヤニヤが止まらない頬筋のコントロールが大変でした^ ^

本作は「パブリックスクール ―リーストンより愛をこめてⅡ―」の続きのストーリーです。
前出の作品での感動的なラストは記憶に新しいですが、そのあとの続きの物語にこんなにも神的景色が広がっていたとは…。どちらのカプも素敵なエンディングで、その後の甘いストーリーを私なりに頭の中に思い描いていたりもしたけど、やはり彼らの酸いも甘いも知り尽くした樋口美沙緒先生の描く世界はすごかった。最高舞台の演出力に圧倒されっぱなしでした。

濃密な楽園世界の広がりは至高の絶対領域でした。
これがスタンと桂人、エドと礼ぶんですからね。天国のような読み心地に、幸せ感情の生成が追いつかなかったです。
短かめでサラッと読めるページ数だけど、この中に詰まってる満足感はページ数に比例しません。読んでる途中から胸がアツくなるものを感じてたまらなかったし、読み終わってからもずっと途絶えぬ幸せの余韻にただただ浸りました。

色んなことを経験し、乗り越えてきた彼らの歴史を思えばこそ、この番外編の幸福度がより沁みるのではないでしょうか。
最高糖度がもたらす幸福世界を存分に味わって欲しい絶品のストーリーでした^ ^

ストーリーは面白い。でも主人公にはあまり共感できない。

死後の世界を異世界風に描いたストーリーは、あまりないアプローチかつ独創性があって面白かったけど、主人公……いきなり死んだのにも関わらず、生前の世界への未練や家族への懺悔が真っ先に出ないないなんてちょっと違和感。

義兄への恋慕のために犯罪に手を染めるほど大好きだったんですよね?
義理の両親には深い愛情を与えてもらったんですよね?
自分が死んだことを自覚したら、すぐに思い浮かぶのは大切な人たちのことじゃないのかな。なのに、バージンがどうのこうのって……うーん…そんなに軽い反応ができるものなのか疑問でした。

夏生は犯罪を犯してこの地獄に堕とされた罪の意識が薄すぎるような気がします。恋に盲目になりバカなことをしたのは分かっていても、多くの人たちを不幸に陥れた反省が少ないのはどうかと思う。娼夫になりたくない?随分とワガママな男だと思いました。
そんなんだから義兄につけ込まれて利用されたのかもですね。周りが見えず、独りよがりの愛を満たすために悪事に手を染める夏生の思慮の浅さは愚かとしか言いようがありません。両親が今どうして暮らしているのかを心配もせず、大事に育ててもらった義理の親を悲しませる親不孝者の内面描写が薄っぺらく思えて、死後の世界という重厚感が夏生に対してはあまり生かされていないのがもったいないなと思いました。

バックグラウンドに迫るのは、どっちかいうとハーデの方ががメインでしょうか。過去から繋がる精神的負債の原因が暴かれていくストーリーは、この世界の構造社会と相まって読み応えがありました。
あと、ハーデにそっくりなチビッコはめちゃくちゃ可愛いので必見です^ ^

次から次へと主人公を襲いくる展開は待ったなしの面白さです

悪役令息に転生した主人公が奮闘する作品は多いですが、このボリュームなので、サクッとサラッと進むストーリーでないことを覚悟と期待の上で読むべし!

悪党ファミリーの「悪役令息」に転生した、原作を知る主人公。
原作とは異なる奇怪な展開が起こる謎。
ヒロインがヒロインではない裏口ルートに、ラストはスカッとする断罪シーン。
次から次へと主人公を襲いくる展開は待ったなしの面白さで間違いありません!特に、メインディッシュの断罪シーンは見せ場としては最高で、ここに至るまでの伏線回収の丁寧な処理には脱帽でした。
あそこのあの設定がここにこう生きてくるのかとか、ここで上手くハマるんだなとか。最初の頃には絶対に見えてこない隠された部分が少しずつ露わになり、バラバラだった点と点とが1つの線となって最高の結末へと導かれていくことにワクワクいっぱいでした。

そもそも。この作品は転生ものがメインだと思いますか?
サタリアだけが転生後の世界をコントロールしてると思いますか?

サタリアに転生した世界の側面だけだと物語の全貌は暴けません。サタリアの手に余る事象が起こっていることに違和感を感じる読者のみなさんなら、もしかして…と勘付く方もいるでしょう。
キメラのアルヴェンの動きに注目すれば、その答えは自ずと分かると思います。サタリアに一心に愛を向けるアルヴェンの行動は予期できないことが多く、彼の存在は非常にミステリアスに映ります。
アルヴェンが何を考えどう動いているのか、サタリア視点からは何が何だかですが、彼の行動理由の謎が明かされると、おおおお……!!!でした(((( ;∀;))))

ラクトフェル伯爵家への復讐に燃えるはずだったアルヴェンが心変わりをした理由や、サタリアに執着する理由には驚くほど納得。「悪役令息」は、あくまでも"悪役"であって"悪"ではないことを知って欲しいです。
サタリアに転生する前に役者をしていたという青年は、悪のラクトフェル伯爵家を没落に追い込むため、徹底して悪役になりきる道を選びました。生来の優しさまでは隠しきれていなかったことが結果的にサタリアに多くの味方を付けることに繋がり、最大の誤算にして最高の結果になったことは胸アツのフィナーレでした!

最高のエンドには歓喜の思いでしたが、サタリアの父親への制裁にはもっと罰を与えても良かったと個人的には思っています。コイツはもっといたぶって死エンドでも良いくらい。サタリアをこれまでに殴ってきた回数ぶん、アルヴェンに顔の原型がなくなるくらいにボコってもらいたかったです。
恐怖支配してきた歪んだ親子関係には反吐が出ましたが、三つ子の弟たちとの兄弟愛には最悪な家族関係の中にあってひとときのオアシスでした。

魔法生物やキメラが登場するファンタジックな世界観と、悪と善が渦巻く人間模様に釘付けになった物語は、ボリューミーな期待を裏切らない一冊でした。アルヴェンとのラブはもちろん見どころですが、サタリアを慕う魔法生物たちとの主従愛も同じくらい見どころです。
生み出す側の慈愛と生み出された側の献身との関係性にグッときたのも最高の読後感に繋がりました^ ^

恋愛偏差値ヘッポコなハイスペ攻めの不器用さがクセになる

たった1人を除いては、次期宰相と謳われるジャッジの想い人が誰なのかは明らか。
そして、そのたった1人にだけは気持ちが伝わらないといけないのに、残念ながら全く好意が伝わらない恋心がなんとも不器用でむちゃくちゃ焦れました〜!

これね、奇跡的な恋のすれ違いのお話なんですよ^ ^
最初っからバレてるんでもう言っちゃいますが、ジャッジはルットにお熱です。
でも、ルットはジャッジが自分のことを見てるのを"睨んでる"もしくは"監視してる"と思ってて、罪を犯した双子の妹にそっくりな自分を嫌ってると勘違いしています。ルットが罪を犯したわけではないのに贖罪を負わせるのは、貴族と平民の立場上仕方がないことではありますが、妹が傷害未遂を起こしたお相手が王子の婚約者だから事は重大な案件なわけです。
そんな事情があり、やらかした妹の悪評が未だ残る学園内で働くルットには一部の生徒から敵意を向けられることもあり、ルットの中ではその筆頭株がジャッジだと思っている節があるんですよね。まぁ……ジャッジという男は気の利いたことが全く言えず、口を開けば気持ちとは真逆なことを言ってルットを傷つけ、顔は顰めっ面で怖い。これでルットのことが大好きだと言うんですから、恋心1つでこうも人は愚かになれるのだなと感心しきりでした(笑)

睨んでるんじゃなくて、ルットのことが心配で見てるだけ。
素直になれなくて、つい尖った言い方になっちゃうだけ。

真面目に頑張るルットのために、裏で手を回してルットが仕事しやすいように、身なりをきちんと整えられるように、妹と安心して生活できるように、ちゃんと賃金が得ることができるように……あからさまにアピールはしないけど、自分の権力と財力を使ってルットに尽くすジャッジの足長おじさん的な根回しが健気すぎる……
文句も言わずにひたすら妹の罪を償うルットもかなりの健気さんで、2人本当にお似合いなんですが、ルットがジャッジを怖がっているうちは気持ちが全く噛み合わず、焦れったさだけが上積みされていくので、ここはじっと我慢で読み耐えましょう^ ^

ジャッジのヘタレに、ルットのニブい態度もすれ違いにワをかけて、両想いの道が遠のいて行くのはご愛嬌。ルットがジャッジに惹かれていくと、すれ違いが更に拗れていきますが、この噛み合わなさがこの作品の見どころでもあります。
ただ。周囲が2人の恋(どちらかというとジャッジの片想いを)を気にかける目線は見守りの強い味方でしたし、ルットの元に寄せられるタレコミ情報にニヤニヤしながら、ジャッジがルットの心を掴んでいく過程を微笑ましく見届けることができました。肝心なところで詰めが甘い次期宰相の人柄を始めとして、登場人物たちのキャラクターの厚さはエンタメの宝庫ですので、脇キャラたちの存在感も併せて楽しんで欲しいと思います。

ズレにズレまくった歪みを修正し、恋愛の土台が整っていく恋愛模様をじっくりと堪能して下さいね。
ルットの双子の妹と王子の婚約者との関係に秘められた隠しネタも面白かったですよ!( ´∀`)

これまでのストーリーは、とんでもなく壮大な物語の始まりに過ぎなかった

いずれはツガイとなる2人の期待を思えばこそ、続編の2巻はきっとうなじを噛むのだろうと予想してましたが、マジかのマジか……

この作品の全体像の一端が垣間見えた2巻でしたが、みなさんご覚悟を。
αやΩ、ツガイの概念が全くない遥か昔の部族コミュニティの婚姻譚だと思ってた方が殆どだと思いますが、それは全くの見当違いだったことが分かります。
対立関係にある部族同士が1組のカップルの結婚を通してわだかまりが解消されていくだけのストーリーだと思っていたら大間違いでした。その裏にはめちゃくちゃ壮大なストーリーが待ち構えており、ヨルタとガルナの部族を含んだこの世界全体の動乱の訪れによって2人を取り巻く環境が大きく変化していくのが、まさかこの作品の真の狙いだったとは。

こんなの目ん玉ひん剥くしかないでしょう!!((((;゚Д゚)))))))

いや……もう設定が細かい。この世界の枠組みというか構造というか、大体の全体像はざっと掴めたものの未知の情報もまだ多い。この2巻でも一部の情報が明らかになっただけで、これから出会う新情報の方が圧倒的に多そうです。
他にも部族が多く存在することにも驚いたし、バース性やツガイがどんな意味を持つのかにも驚かされるばかりでした。また、不穏さを見せる大陸の動きとΩの希少性の謎とが繋がるそのカラクリにもビックリで、今巻だけで何回驚いたか分かりません。

作者さんの頭の中に思い描いているストーリーは一体どうなっているんでしょう。
この物語は深いですよ、簡単に辿り着けるような雰囲気は皆無でした。そもそも、この2巻は全体の何合目に当たるのかも見当すらつきません。
かなり話が複雑化してきそうな予感がしますね、登場人物も増えて動くエリアも広くなってきてますし、じっくり腰を据えて読む必要がありそうです。

少しずつ情報を獲得しながら、自分たちが向き合うべき問題や辿る道を模索していくバドルとヨキの選択と決断が、これからの部族の未来にとってどう影響していくのか見ものです。
その過程で将来の族長としてバドルの成長具合も楽しみですし、いつかツガイとなる2人の固い愛の絆にも期待して見守っていきたいなと思います♪( ´▽`)

恋愛に不器用になるのは、それが本気の愛だから

百武って、忍が絡むと意外とポンコツ^ ^

多くの読者を魅了する作品を輩出することはできても、たった1人の好きな人の心を理解するのにはまだまだ修行が要りそうですね。仕事のスランプと恋愛のすれ違いのダブルパンチに陥り、百武にとって悪戦苦闘渦巻く続編となりました。
相思相愛にあっても、少しの歪みで大きな裂け目にまで発展してまうことは誰にでも起こり得ること。嫉妬心から百武と忍の盤石な関係が揺らいでいくのが今巻の見どころとなっています。

多くの経験をしてきたであろう大人たちとはいえ、恋愛を前にすると冷静でいられないアダルティな恋模様にドキドキし通しでした( ´∀`)
勝手に百武に破天荒のイメージを持っていたけど、忍をモデルにした作品しか書けなかったり、嫉妬して見当違いなことを忍に投げつけては自己嫌悪に陥ったり。桜庭の前での態度に見られるような、強引でガサツでワイルドな姿は1ミリもなく、些細なことを気にする繊細なハートは対忍限定の百武の人間らしい一面でした。

忍の方はというと、更に色気に磨きがかかり、薄幸の陰りを帯びた美貌に虜になる者たちが多数続出。本人は無自覚というのが罪深いですが、忍の色気の出所が百武なのは間違いないわけで、結局ラブラブでもすれ違っていても百武が1ミリでも絡んでいると忍のフェロモンが放出されるということが今巻分かりました(笑)

百武の感情も忍の感情も思いっきり揺さぶられるストーリーとなりましたが、第三者の登場によって感情的になるシーンがあったものの、きちんと冷静に話し合いが出来るのはさすが大人の2人ですね。適度に歳を重ねた、いい大人たちのしっとりとした恋愛模様が沁みました。

今後は嫉妬はほどほどに^ ^
嫉妬もラブラブに転化できるのなら、少しのやきもち感情くらいなら良いかもしれません。でもできれば2人にはずっとラブラブでいて欲しいので、嫉妬など感じさせないくらいの愛で包み込んで幸せな毎日を過ごしていくことを願ってます。

この番外編集はぜひとも読むべき

メインキャラからモブキャラまで。多くの視点で語られる「俺の妹は悪女だったらしい」の世界が存分に楽しめる番外編集です。

本編を読んだことのない方は、必ずそちらから。そして本編既読の方は、もし内容が少しうろ覚えだとしたら読み返してから番外編集への移行をオススメします。
本編のあのシーンの裏側エピソードだとか、補完内容になっていたりだとか、本編の中身をしっかりと知っていると番外編の内容がストンと落ちること間違いなし!初めてこの作品を読んだときのワクワク感が思い起こされた懐かしみと共に、その後のエピソードを知ることができた未来への期待に嬉しさがめいっぱい込み上げてきました。

そんな番外編集は1つ1つがバラエティに富んでいて、ひとことで言って最高。全部が1軍の面白さです( ´∀`)
番外編のアドバンテージを生かした自由で楽しいエピソードが盛りだくさんで、どのお話も平和と幸せの世界線にあるのが良いですね。安心・安全・安泰の読み心地に終始ニンマリでした^ ^
トータル的にはコミカル寄りかな。笑いのセンスが素晴らしかったです。笑いを取りにいってる感じではないですが、結果面白く仕上がっている不思議に終始沼でした(笑)
フィルバートがめちゃくちゃにニアを愛しまくっているシーン描写にしても、いちいちが規格外で思わず笑いが溢れてしまうくらい楽しかったです。

彼らの過度なイチャイチャとあまあまは、もはや2人だけの問題ではありません。彼らの周囲を取り巻くみんなの問題です。
それは色んなキャラクターの視点展開からも分かるように、フィルバートとニアの2人はこの国のカリスマアイコンであり、モブ騎士やモブメイドたちの熱狂ぶりを見ても、彼らは多くの者から慕われ愛される存在です。
そんなモブキャラたちにしっかりと関心を寄せられている2人の強固な愛は、誰のどの視点でもブレが全くない。彼らがラブラブなことの裏付けというか説得力が増すというか……恋愛模様に広がりが増していく面白さが突出していました。特にメイドたちが集う秘密の情報交換会には大爆笑でした!!(職場の福利厚生が最高すぎる)

主人公であるフィルバートとニアのエピソードだけじゃなく、ニアの妹・ダイアナの良縁にも触れてくれたことが最大のサプライズだったと思います。お相手にはビックリでしたが、でも納得でした^ ^
ダイアナの幸せがニアのやり直しの人生の原動力だったことを考えると、彼女の幸せを見届けることができたのはニアの悲願。BL作品であったとしても、深い兄妹愛で結ばれた絆のストーリーという意味でも胸にグッときた素晴らしい作品でした。

誠意と覚悟が2人の絆をより強くする

恋人同士の関係からまた1つステップアップした2人の同棲編。
公私ともに充実した生活っぷりに、終始穏やかな気持ちで読み終えました( ´∀`)

ここまでトントン拍子できていて、順調すぎて逆に不安になってしまうのですが、これがもう全くの杞憂で要らぬ心配でした。
いつの間にかに家族への紹介が終わってたのはビックリ。(たった2コマで済ませてるとは!笑)
スピード感は確かに大事だけど、もう少しそのときのエピソードを詳しく知りたかったなと思いました。蒼生の家はワンコだけの登場でしたし(笑)、もうちょいページを使ってお互いの家族について掘り下げてくれたら嬉しかったです。

恋人→同棲…ときたら、あとは"け"から始まるアレを想像してしまうのですが、それに関しては2人のキャリアを考えるとまだ先かな。
俳優として力をつけてきてる蒼生も、メイクアップのスキル向上に向けて挑戦しようとする晴人も、お互いの存在が仕事にもいい影響を与え合っているようで、改めて素敵な関係を築けている2人が微笑ましかったです。同じ場所に帰ることがモチベーションとなり、仕事とプライベートが良好なサイクルで回っている生活がずっとラブラブすぎて眼福でした^ ^

引っ掛かることがあったといえば、若い新マネが蒼生に良からぬ感情を向けてきたことでしたが、逆にこのピンチを活かして彼らの盤石な関係をアピールした切り返しには拍手!ヽ(´▽`)/
晴人の覚悟と誠意が伝わった胸アツのエモシーンは注目です!

2人ともイケメンだから目立ちますし、いつかは噂になることもあるかもですが、そのときがきても蒼生と晴人なら色んな問題をクリアしていけると思います。
不安より期待。彼らの強固な結びつきを心の拠り所として、これからも蒼生と晴人の活躍と成長を見守っていきたいです♪

Ωらしくなくても、特別な人にとっての"運命"であればいい

αはイケメンのスパダリで、Ωは華奢美人というのがセオリーだったのは、今や昔。時代は少しずつ変化し、色んな方向性からオメガバースを解釈する作品も出てきて、必ずしもαやΩが容姿に優れた者である概念は薄くなりつつあるのが現在のオメガバースです。

オメガバース市場は飽和状態で、設定のバリエーションも様々。ちょっと前まではΩが虐げられていた作品が主流でしたが、ずっとあまあまで幸せな世界線にある作品もここ数年でめちゃくちゃ増えました。
じゃあこの作品はどうかというと、これまでのオメガバースの規格から外れた設定が盛りだくさんです^ ^

一番に目を引くのがΩの久保のそのガタイの良さ。ガッチリムッチリとした肩幅の広さや胸筋の厚さはΩらしからぬボディです。そして万人に溶け込む平凡なビジュアルもΩっぽくはありません。
性格は非常に穏やかで、風貌からみてもマッチョなβって感じですが、でもよくあるΩ像でないキャラクターだからこそ、その異色のキャラクターが映えていてめちゃくちゃ面白いです!
「運命」を毛嫌いするαの俳優・青木馬が一瞬にして久保に惹かれてしまうことから始まるストーリーで、青木馬にしか分からない久保のヒート…フェロモンの香り…これまで誰にもΩだと気付かれてこなかった久保のΩの兆候を、青木馬だけが察知するというまさに運命の出会いがこの物語の軸。あれだけΩを避けていたのに、久保には自分からグイグイ迫る青木馬の執着心が健気で可愛くて、時に久保への想いが空回りしちゃうこともあるけど、全体的にはラブコメテイストで2人のやりとりにホッコリでした^ ^

体格の良い男同士2人のカップルということもあり、ベッドシーンの肉体美と肉体のぶつかり合いは男同士のそれらしく、それがなんともエロい……
久保は普段穏やかで、ふとした時に見せる表情は可愛いんですけど、やはりそこはΩの気質なのか、特別な相手との特別な時間のときはいやらしさを帯びるエッチなギャップがそそりました。
周囲の人たちも皆いい人ばかりで、青木馬と久保の恋愛を見守る環境もベスト。嫉妬深い青木馬の絶えない心配だけが気掛かりですが、今をときめくイケメン俳優の独占欲にはニヤニヤしかないので、ずっと久保にゾッコンなαでいて欲しいなと思います( ´∀`)

ビジネスとリアルの狭間で揺れる想いにヒリつく一冊でした

攻めの想いを知らないとはいえ、色々とやらかしちゃってるノンデリな受けが何とまぁ危なっかしいことか。
ビジネスと割り切ってる朝陽は能天気でいいけど、下心を隠して恋人のフリをしなきゃいけない仁のことを考えると、朝陽にモヤモヤ……。仁の恋心に頼り切った擬似恋人関係が、仁の純粋な想いを搾取されているみたいですごく切なかったです。

お金のため?
暇つぶしのため?
朝陽の娯楽に、顔出ししてまでフリに付き合う仁の健気さが沁みました。
画面越しでは朝陽と恋人同士でいられる嬉しさが、仁の積極的なキス行動から伝わってきて、普段クールな仁の抑えきれない欲望の一端が垣間見えると思います。
表では健全なカップルだけど、裏では不健全なニセカップルで……と、本気になりたくてもなれない複雑な心境がストーリーの軸。2人の甘いシーンもあるにはあるけど、想いが通じ合っていない段階では何の意味も為さないただの行為です。親密な触れ合いに早く意味を持たせてくれよと願うばかりでした。

ずっと一途に幼馴染を想い続けてきて、でも朝陽はノンケで女の子と恋愛をしてるところを仁に見せつけて。しかも好きな人から恋人のフリをお願いされるだなんて、仁の忍耐力をワザと試しているとしか思えませんでした。朝陽は配信が上手くいってることで調子に乗りすぎて、ライバルの配信者に狙われるし、ファンの子たちの拡散力を甘くみてるしで、危機管理がガバガバで後半はドン底です。
仁とギクシャクするようになってから何もかもが上手くいかない朝陽の状況は、ある意味自業自得。受けザマァ的展開になって初めて仁に対する想いに気付いていく朝陽の鈍さには相当焦れました。

朝陽みたいなタイプはどうだろ…?好き嫌いが分かれるかもです。
無頓着ゆえの思慮の浅さが私にはあまりハマらないキャラクターでした。
ただ。
2人とも顔がめちゃくちゃイイ……!!( ´∀`)
こんな顔面偏差値高めの男子たちがイチャイチャ配信してたらそりゃ明日の夢見もよくなるだろうな…と、ファンの気持ちに思いっきり共感でした。

想いを遂げてからは、ビジネス兼プライベートの垣根はあってないようなもんで、ただのイチャコラ報告会みたいになってる2人の甘さにニヤニヤ……^ ^
配信はもはや課金目的ではなく、愛する恋人の見せつけと他者への牽制にシフトしているバカップルの幸せ絶頂の姿を最後までお見届け下さいね。