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恋と成長のメタモルフォーゼ

初めは受け視点の構えで読んでたんですが、ところどころで切り替わる攻め視点がめちゃくちゃ面白すぎて笑ってしまった!!

ふふふ…あの自己中傲慢俳優くんがねぇ…( ̄∀ ̄)
ここまで変わるか…いや。本当は素直な性格だったと思うけど、彼を取り巻く芸能環境が彼を身の程知らずな天狗男に変えてきたのがそもそもの事務所のフォロー失態ですよね。苦労を知らずに顔だけで人気を獲得してきた背景と、顔ではどうにもカバー出来ない演技の未熟さが挫折に繋がり、演技下手を気にしつつも横柄な態度で周囲を困らせる問題児のワガママが幼稚クサくて失笑でした。

そこで新しいマネージャーに投入されたのが、小柄ながら腕の立つ陸。悪態が酷すぎて陸に豪快に投げ飛ばされてから、憑き物が落ちたかのように芝居に身を入れていく翔太の変化は大きな見どころです。
あの一撃で素行の悪さが改善の兆しを見せ、それと同時に陸からの視線を独り占めしたくなる衝動に駆られ始める翔太の行動は必見です。分かりやすいほどの独占欲にニヤニヤし、演技力を磨く努力の姿勢には拍手でした(笑)

最初の悪態を更新するかの如く、陸を意識してからの翔太がツンもデレも感情の何もかもが筒抜けで可愛いさが大爆発!!空港で陸をお迎えに行くのも笑えたし、陸が不在の間一生懸命頑張る姿もとにかく可愛くて、翔太の輝ける素顔の魅力に沼でした。

大根役者でクソ生意気な新人俳優くんのメタモルフォーゼ。
新しいマネージャーになった陸への恋心の芽吹きを経て、努力と研鑽に勤しみながら演技に磨きをかけていく恋と成長の物語にぜひ溺れてくださいね。
そしてできることなら、続編を希望です^ ^
更に俳優として成長した翔太の姿を見せて欲しいなと思います。

2人の想いに丁寧にアプローチしていく恋の描写がたまらない

教師と生徒の距離感は、学校という狭いコミュニティの中にあっては非常に近くなりがちですが、恋愛的観点では一番遠くにある関係性だと思います。
先生サイドからすると柚原の初への対応はごくごく常識的で、生徒からの好意に期待を持たせない流されない応えない柚原は教師としては信頼できる男。ただ…やっぱBLの土俵で考えると、"早く絆されてしまえ"と期待している私がいて、非常に焦れました(笑)

未成年者であること、教師と生徒であることの壁を愛の力で乗り越えてくれることを望みながら、イケない関係性の中でどこまでの求愛行動が初にできるのか見ものでした。まぁ…在学中に片想いが実ったりでもすれば、柚原が社会的に抹殺される可能性もあるわけで、初がボタンに手をかけて柚原を誘おうとするのはNG行動。勢いに任せた行動をするのは十代ならではだけど、一途な気持ちは時に一方的な押し付けにもなるので、ココんところの恋愛の匙加減は難しいなと思いました。

とはいえ。柚原もまた初の好意を一過性のものだと決め付けている点では押し付け行動だと言えるでしょう。
初の気持ちをかわしたり、キッパリと断るのは良いにしても、初の本気の気持ちを嘘だと決めつけるのは一番しちゃいけんかった。あれって、初が他のコからチョコを貰ったことに対する嫉妬も半分入ってない?と思いましたがどうなんでしょうね。今まで割とクールに対応していたのに、あのときだけ感情的になっていたのが妙に気になりました。
あと、柚原のセフレっぽい男が初にちょっと似ていたのも実はかなり最初から気になっていて、実は柚原は初のことが潜在的に好きなのかもと深読みしたりして。
ハグセラピーをやめて欲しいと伝えるところにしても、バイトの迎えをするのも、全部柚原からのBLサインに繋げてしまって、私のBL脳の過剰反応には困りもんでした^ ^

初の諦めない気持ちがどこまでも曇りなき晴天の空みたいで、柚原は初の一途さにずっと救われてきたと思います。
卒業後に3年もの時間をかけて親しくなっていく慎重さは、なにあれ……可愛すぎるやないかい。スローステップな関係性に心臓がギュンギュンにたぎりました!!
嫉妬する柚原も、甘える柚原も、"先生"してる柚原よりも魅力が溢れていて、恋人同士の2人のイチャつく姿は格別です。カッコいい年上の先生が、恋人の前では別の一面を見せるギャップが最高の読後感でした(*´︶`*)

多くの人たちの共感に繋がる感情の揺さぶり方が神的

男女問わずどの層から見ても刺さるストーリーだったと思う。

BLだから、もちろん男性同士の恋愛について読ませにくる内容ではあるんだけど、男女の恋愛のことだとか、女と女の友情のことだったり。天獄と青鬼のストーリーを基点として様々な人間ドラマを絡ませてくる読み応えは素晴らしいものがありました。
BLにしても十代の若者の恋愛と30を超えた大人の恋愛を読み比べできる点も面白かったですし、未婚既婚の立場から結婚というもの…将来的に誰かとずっと共に寄り添いながら生きていくこと…を考えさせられる人生観へのアプローチも沁みが深すぎて、どのページもどのシーンも最高です。

私は既婚の女だけど共感の嵐でした。
青鬼の元カノの抱える悩みや、天獄のお見合い相手の女性のモヤモヤ感情は、胸をギュッと詰まらせながら読みました。それらは天獄と青鬼の恋愛線に直接的に働きかける描写じゃありませんが、2人がお互いの関係の将来性について答えを出していく導き手としては十分な存在感。BLはファンタジーだなんて言われてるけど、創作の中にリアルの世界に生きてる人間の共感をあれだけ引き出すことができるのなら、もはやファンタジーではないよと言いたくなりますね。
丁寧に映し出されていく人間模様は、一本の上質な映画を観てるようでした。

登場人物たちが背負う複雑な感情や状況にわたし自身のこれまでの経験とを重ね合わせながら読むのは感慨深かったです。共感から納得、期待へと続く天獄と青鬼のストーリーに没入しまくりでした。
塩顔イケメンとくたびれオヤジの異色カップルに、続編のたびに虜になっていく私(笑)またも最高の読後感を更新しました。

たくさん悩んですれ違った時間もいずれは糧となり、固い愛の絆の礎となることでしょう。これから先も唯一無二のパートナーとして、互いに愛し愛される素敵な2人であることを願っています^ ^

刑事カップル2人の恋愛はスリリングとドキドキのオンパレードでした

塩野とのことを何かと揶揄われて気色悪いだの何だのと取り繕うしかなかった多古井の周辺(1巻参照)が、家族や職場の同僚といった2人の関係を応援し見守ってくれる存在がいっぱいになったことが本当に嬉しい!♪( ´▽`)
2人の交際を知っている一部の人たちの前ではナチュラルに交際をオープンにしていて、ありのままの姿でイチャイチャするできる環境が素敵だなと思いました。

遠距離恋愛中も基本甘めのラブラブで、お互いへの愛が更にパワーアップした姿は2巻の見どころです。お互いに嫉妬したり、気持ちが噛み合わずにすれ違ったりもするけど、不穏分子やピンチを乗り越えながら想いを交わし合っていく刑事カップルのスリリングな恋愛模様にドキドキでした。
クールな塩野に対し、人たらしの多古井とのタイプ違いのキャラが今巻も良い味出していましたし、それが周りの個性派キャラたちとの相乗効果で更に魅力に磨きがかかっていく面白さも格別です。共に歩いていく未来のことを頭の中に入れながら、キャリアアップを図る将来のビジョンにも期待が膨らみました^ ^

続刊にハッキリと言及してませんでしたが、あの終わり方は気になるなと言う方がムリ(笑)またアクの強そうなキャラが1人……是非とも再アゲインお願いしたいなと思います♪

戦うことは守ること。守ることは戦うこと。幸せを守るために戦う夫婦の愛の絆に最大の拍手を送りたい。

滝沢晴先生は、お仕事系の内容だったり事件性を絡ませながらストーリーに引き込ませるのが本当に上手い作家さん!恋愛以外の部分でも楽しめるワイドなエンタメのパワーにいつも圧倒されながら読ませて貰っています^ ^

お仕事BLにもカテゴライズされてもおかしくないほどの、事業内容の細やかなアプローチは今巻でもキレッキレでした。
シルクベアの製造ラインの効率性に触れた分業化の制度設計、社会的地位の低い者に対するリクルート事業、働き手のスキルに応じた専門職登録事業の試み…などなど、製品の販売戦略と同時並行に進められていくシリルの社会貢献活動の取り組みがめちゃくちゃすごかった。中世〜近世のヨーロッパの時代背景を想像すると、なるほどと思える視点が多く、まだ洗練されていない社会制度下にあってのシリルの実業家としての側面は非常にワクワクさせられました。

そんな頑張り屋のシリルを溺愛し、日々愛で倒すエセルレッドの執着愛は続編のあたまっから飛ばしています(笑)
"お飾りの妻"として迎え入れていた過去はとうに上書きされ、今や押しも押されぬラブラブいっぱいのおしどり夫婦っぷりがすんごい。

……なのに、です。
当人たちの恋愛結婚を疑い、あまつさえシリルの身分を蔑み、自分こそがエセルレッドに相応しいと主張してくる自己中オメガが登場することで離婚の危機が起きてしまうのが今巻の見どころ。これに関して言うと、貴族たちの性格の悪さと特権意識の卑しさが如実に見え、高貴な血統だなんだと言いまくる割には嫌味しか言えない育ちの悪さが哀れでした。
エセルレッドとシリルの不仲を煽り、お飾りお飾りと連呼するウザウザジュリアンと取り巻きの貴族たちの言動が何とまぁ品がないこと。騎士のくせに暇人なのかどこにでも現れるし、コイツのシリルへの暴言を聞くだけで、はぁ…憂鬱……。コイツらの声をノイズキャンセリングできたらどんなに良いだろうかと、それぐらい嫌なキャラでした。

当人たちの気持ちより周りの声によって動かされる危機を孕むのが貴族社会の怖いトコ。事実よりも、噂でも声が大きい方に信頼価値が置かれてしまうことがシリルをピンチに追いやります。
この時代にSNSがあったら大衆扇動に圧倒されて最悪な結果になっていたかもしれません。しかし、悪意のあるヤジ声をちゃんと拾いつつ誠実に自分の言葉でスピーチするシリルの発信力はものすごい誘引力でした。小説の中のセリフとはいえ胸に響くアツいものを感じ、私もシリルのスピーチを聴いていた聴衆の1人と化していました。

ずーーーっと、ジュリアンからの嫌味ボディブローを浴びせられていた劣勢値が、後半に大逆転する見せ場はサイッッッコウです!ヽ(´▽`)/
ジュリアンのザマァ…からの嘘情報の暴露がまさかの展開で、色んなゴタゴタが一気に片付いていく断罪ショーはスッキリの読後感。最後は最高のエンドが用意されているのも滝沢晴先生作品の面白さの1つです。鮮やかな回収劇がお見事でした。

エセルレッドはエセルレッドの戦場で、シリルはシリルの戦場で。フィールドは違うけど共に愛する人との幸せを守るために戦う姿が実に素晴らしい夫婦愛です。シリルの逞しさや健気さ、可愛さにまたまた元気と勇気を貰った一冊となりました。

恋愛方程式を解く鍵は、攻めの一途さと受けの絆され力

中高一貫男子校の全寮制……そしてルームメイトと聞くだけで萌えゴコロが疼いて堪らなくなるのは私だけでしょうか^ ^
欧州的ならパブリックスクール…日本的なら旧制男子高等学校寮といった、女人禁制たる学舎が醸し出すBLの香りに終始ドキドキとキュンキュンの嵐でした。

しかも、2人ともインテリ学生ってのが良いんですよね。
学年トップ1・2位の2人が、恋するとちょっとオカシくなったりドギマギしたり、余裕がなくなったり。彼らの頭脳ならどんな難しい方程式もあっさり解けてしまうんだろうけど、恋と青春の演算式となると一筋縄ではいかないのが恋愛の難しいところでしょう。
恋愛は生き物ですから、型にハマるもハマらないも人それぞれ。それにしても颯良に熱烈なアプローチをする夏輝の頑張りは誠実で一生懸命で、絆しにかかる熱量がすごくて頼もしかったです。(というか颯良が流されすぎ? 笑)
賢さに加えて、安定のイケメンにスポーツ万能という非の打ち所がない男が恋するとこんなにもコミカルな楽しい姿を見せてくれるのかと思うと、興奮ヒーハーが止まりませんでした!( ´∀`)

颯良が恋心で頭の中を駆逐されていく姿も面白いですし、どの角度からもどの視点から見ても楽しくて可愛いくてニヤニヤすること間違いナシのカップルです。可愛いピュア恋で攻めるのにも関わらず、しっかりとエロみもあるので、同室の強みを生かしたイチャイチャにしっかりと期待してOKです。

願わくば続きをぜひ!
卒業の進路と絡めた2人のその後を見ることができたら嬉しいです♪

恋人としても人としても最高すぎて萌えが沸点超えました

ずっと彷徨い続けていた葉の出口のない迷路に、ひとすじの光が見えました。

何が最適解か分からず、もがき苦しむ葉の漫画との向き合い方はあり地獄のようで、悩めば悩むほど、頑張れば頑張るほど、ドツボにハマって負のスパイラルに陥っていく姿は痛々しかったです。

……と、中盤くらいまでの葉はこんな感じ。
卑屈で自己肯定感が低い葉に、イラッとしちゃう態度やセリフも結構あったけど、このイラッを全て打ち消してくれたのは瀬ヶ崎です。この男の葉への曇りなき愛情は1巻のときからすごい熱量を感じていましたが、ふふふ……思い出しが止まらないくらい今巻の瀬ヶ崎も最高でした( ´∀`)
葉を献身的に見守り続ける瀬ヶ崎の恋人力に、多くの読者のハートが鷲掴みにされたこと間違いなしでしょう。

瀬ヶ崎の想いにイマイチ応えきれていない葉の態度が誕生日デートのときすごくヤな感じで、葉にはスマンがあの時の私は般若のような顔をしていたと思う。自分の仕事のことでいっぱいいっぱいな葉の姿は、瀬ヶ崎のために面白い漫画を描こうとしている本来の目的から大きく外れていたからです。
だって全然瀬ヶ崎のためになんか1ミリもなってないんですもん、もちろん葉自身にとっても。

そもそも、葉の漫画への情熱って瀬ヶ崎のためのものではないはず。絵を描くのが好きで漫画が好きな自分のために漫画家になったんではないのか?といつも疑問でした。
瀬ヶ崎の隣に立つために恥ずかしくない自分でありたいと思う葉の気持ちは分かるし、それだけ瀬ヶ崎のことが大好きなんだなというのも分かります。でも瀬ヶ崎にとっては、漫画家として成功している恋人が欲しいわけじゃなくて、葉がただ自分の隣にさえいてくれたらいい……ただそれだけのことなのに、なぜそこに思い至ってくれないのか激ニブ葉の空回りっぷりには相当焦れました。

瀬ヶ崎が賞賛されるべきは、葉がそんな態度をとってるとケンカしたりすれ違ったりしそうだけど、全くそんな態度で受け止めなかったことです。デートのときの葉の態度はまーひどいもんでしたけど、ネームを見せた編集者にボロカスに言われて落ち込む葉に優しく寄り添う瀬ヶ崎の大人の包容力……あれには涙が出そうでした。
恋人としても、人としても、最高すぎて萌えが沸点超えました。

編集の男のハッキリとした物言いは暴言に近いものがあったけど、でも言ってることは間違ってないし、葉に甘ったれた現実を突きつけてくれた彼は仕事の上での一番の理解者だったと思います。あれだけのことを言われて潰れなかった葉のガッツは、胸アツの成長力でした^ ^

葉の仕事状況はずっと低気圧の傾向でしたが、これからは高気圧の晴れ間に当たることを期待していきたいですね。
これから先も、2人の恋愛模様に大きな崩れは心配ないと信じていますが、もしあったとしても彼らならきっと大丈夫でしょう。瀬ヶ崎と葉の未来がずっと明るいものであることを願っています。

ストーリーが素晴らしすぎて声が出ないってこういうこと

どうやったら、あのスピンカップルたちにこんなにも素敵なエピソードを与えられるんですか……!!。゚(゚´Д`゚)゚。

エンディングに向けて盛り上がっていくストーリーの惹きつけ力。人間ドラマの面白さ。読み応え。感動に次ぐ感動の波。
感情が昂りすぎて、涙も鼻水もジョビジョビでした。読み終わりは余韻に浸りすぎて声も出ませんでした。星5個ぽっちじゃ足りません。気持ち的には一万個くらいはつけたいくらいです。

椿センセー、ただのヤリチンじゃないじゃないですか…
あの狐目の向こう側にはピュアな恋心をそっと潜ませていたんですね、それも十数年も。佐久山にご執心なのは、ぼっちゃん…のときから知ってましたが、下半身奔放な性描写もあってかこの男の奥底にあるものをイマイチ計りかねていました。でもこの作品で椿という男のことがよく分かり、私は今猛烈に椿推しに変わりました。

佐久山もぼっちゃん…のときには椿に塩対応していたからよく分からなかったけど、なぁんだ。あの時点でもうしっかりと恋愛進行中だったんじゃん^ ^
ぼっちゃんの手前だからって隠すの上手すぎ。ホント経験を重ねた大人って色んなことが上手になるし、不器用にもなりますよね。ウンウン
この2人の場合は複雑な事情が絡んでいるせいで、お互いに好きだからすぐにどうこうできるものでもないのが焦れましたが、でもそのぶん恋愛に誠実に向き合う2人の姿が眩しく映りました。

彼らの素晴らしい恋愛の軌跡を目の当たりにして、この作品の電書ページがしばらく落とせないでいました。椿と佐久山の学園青春から、佐久山の抱える家族の闇、恋愛への枷……などなど、"両想いなのに拗れてうまくいかないぶきっちょBL"の枠を越えた見どころ満載なストーリーは、拍手喝采のスタンディングオーベーションものだと思います。

かける言葉も何が最適なのか分からないくらい麻痺る楽しさ。最高に最高でした!!

恋心の訪れが目の前の世界を大きく変えたイレギュラーラブ

pixivコミックの方で話を追っていて、本編はほぼ読んだし買うのどうしよっかなと迷ってたけど、描き下ろしがどんな感じか気になって、散々迷った挙句えいやっとポチりました。

結果、買ってものすごーーーーーーーく良かったです。大正解でした( ´∀`)!

描き下ろしはめちゃくちゃあまあまです。
律がエロいと可愛いを最大マックスに更新してくれていて、一護と出会って恋をしていなかったらこんな表情や姿を見られなかったと思ったら、叔父さまの講義でのペア組に大感謝。(あれ?実は叔父さんキューピッド? 笑)
あれで急激に2人の距離が縮まって、友達からそれ以上になって、木曜日の約束がルーティン化して、キスをするのが恒例になって……と、対人関係に不慣れな律のペースに合わせるようにちょっとずつ2人で過ごす時間の親密さにドキドキでした。

明らかにタイプ違いの2人だけど、同タイプじゃない2人が惹かれていくのってなんか好き^ ^
中身で通じ合っていく結びつきが本気の恋って感じがして、いつものらしくない自分を曝け出しながらお互いに想い想われる過程にキュン。一護の方は律に合わせるように誠実に、律の方はちょっと冒険心を出してみたりと、2人の恋心が上手くマッチングしていく恋愛模様が素敵な萌え感に繋がりました。

恋ってすごいですね。いつも見ていた景色を一変させる大きなパワーがとてつもない。

キャンパスライフを舞台に、大学生たちの日常から2人の恋愛の特別感へと移ろう物語の雰囲気に没入でした。
大満足な読後感を受け、これからももっと律の可愛さが解き放たれていくんだろうなぁと妄想でニヤニヤしつつ、2人の恋愛が更に育まれていくことを期待していきたいなと思います♪

ピンチのたびに2人の愛は強く固いものになる

2人の睦み合いが道半ばで終わってしまい、これは2巻に期待するしかないかなぁと思っていたら、2巻の表紙のイラストが「期待していいよ」と私の購入欲を後押ししてきたので、ハハハ…( ̄▽ ̄) すぐに買っちゃいました 笑

今巻は学園編です。
婚約者となったサイラスとアルテシオのラブラブは安定しており、相変わらず変態じみた溺愛ムーブをブチかましてくるサイラスの独占愛を横目に、真面目に婚約者としての務めを果たし、勉学に励み、留学生たちとの交流に励み……と頑張るアルテシオの献身さは格式高い公爵家の婚約者に相応しく非常に好ましく映りました。
あっさり系の平凡顔のアルテシオに対して、金髪ゴージャスなサイラスとの容姿格差はこの作品の面白さの1つですよね。サイラスはアルテシオの平凡顔を最高に愛していて、そしてアルテシオの身体の方はもっと愛で倒していて(笑)、馬並みのサイラスのアレを受け入れるべくその時のためにゆっくりと慣らしていく2人の夜の鍛錬はドキドキと笑いありの楽しい時間でした♪

アルテシオに親しい友人ができると、複雑な胸中になるサイラスの嫉妬は想像通りの光景でした。アルテシオに求婚してくる留学生にこめかみピクピクさせながら学園生活を送ることになろうとは考えもしなかったことでしょう。
アルテシオがサイラスの婚約者であることを知っていながら手を出してくるライバルはワケアリのちょっと厄介な学生で、サイラスにバチバチの恋バトルを仕掛けていくのですが、このことが今巻注目すべき大きな波乱の幕開けとなります。

アルテシオって何でこんなにも粒揃いのスパダリイケメンたちに好かれるんだ?という疑問は置いといて、1巻のときから何かとトラブルに巻き込まれやすい2人がどう問題を回避していくのか目が離せません。
ピンチに見舞われつつも2人の絆が固くなっていくのを感じられたのは良かったですが、サイラスとアルテシオがしばらく離れていた時間により、サイラスと過ごす時間がアルテシオにとって無くしがたいものになっていたことに気付くシーンは切なかったです。私としても変態チックな拡張行為に嬉々として臨むサイラスの姿を見る機会が減り、アルテシオとは別の意味で物寂しさを感じてしまいました(笑)

当て馬登場で問題発生!ということに止まらず、他国のお家騒動問題との絡みで事態が複雑化していく展開は読み応え感満載でした。
作者さんの文章も読みやすくて、設定を色々ぶっ込んで話をごちゃつかせないところが個人的には気に入っています。サイラスとアルテシオのベッドシーンは、甘めに仕上げつつ、2人のやりとりをコミカル楽しく演出してくれるエンタメの完成度もGOOD!馬並みの…と形容していただけに、しっかりと丹念に解してアナルのポテンシャルを最大限に引き出そうとする時間の掛け方も、尻穴への敬意と誠実さが感じられてホクホクの満足度でした( ´∀`)

番外編がこれまたぶっとんだ内容で、ホーン国の侮れなさと、あのキャラのまさかのその後の人生への開きに驚き度10000点でした!!!
実は前半にも少し伏線があったんですよね。ホーン人の留学生が何のことを言ってるのか謎でしたが、まさか番外編で繋がるとは思いもしませんでした。
ホーン国ってますます謎な国!!笑笑

サイラスとアルテシオの子ができる妙薬が本当にあるのか知りたいので、続刊を強く求めます( ´∀`)