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恋心の訪れが目の前の世界を大きく変えたイレギュラーラブ

pixivコミックの方で話を追っていて、本編はほぼ読んだし買うのどうしよっかなと迷ってたけど、描き下ろしがどんな感じか気になって、散々迷った挙句えいやっとポチりました。

結果、買ってものすごーーーーーーーく良かったです。大正解でした( ´∀`)!

描き下ろしはめちゃくちゃあまあまです。
律がエロいと可愛いを最大マックスに更新してくれていて、一護と出会って恋をしていなかったらこんな表情や姿を見られなかったと思ったら、叔父さまの講義でのペア組に大感謝。(あれ?実は叔父さんキューピッド? 笑)
あれで急激に2人の距離が縮まって、友達からそれ以上になって、木曜日の約束がルーティン化して、キスをするのが恒例になって……と、対人関係に不慣れな律のペースに合わせるようにちょっとずつ2人で過ごす時間の親密さにドキドキでした。

明らかにタイプ違いの2人だけど、同タイプじゃない2人が惹かれていくのってなんか好き^ ^
中身で通じ合っていく結びつきが本気の恋って感じがして、いつものらしくない自分を曝け出しながらお互いに想い想われる過程にキュン。一護の方は律に合わせるように誠実に、律の方はちょっと冒険心を出してみたりと、2人の恋心が上手くマッチングしていく恋愛模様が素敵な萌え感に繋がりました。

恋ってすごいですね。いつも見ていた景色を一変させる大きなパワーがとてつもない。

キャンパスライフを舞台に、大学生たちの日常から2人の恋愛の特別感へと移ろう物語の雰囲気に没入でした。
大満足な読後感を受け、これからももっと律の可愛さが解き放たれていくんだろうなぁと妄想でニヤニヤしつつ、2人の恋愛が更に育まれていくことを期待していきたいなと思います♪

ピンチのたびに2人の愛は強く固いものになる

2人の睦み合いが道半ばで終わってしまい、これは2巻に期待するしかないかなぁと思っていたら、2巻の表紙のイラストが「期待していいよ」と私の購入欲を後押ししてきたので、ハハハ…( ̄▽ ̄) すぐに買っちゃいました 笑

今巻は学園編です。
婚約者となったサイラスとアルテシオのラブラブは安定しており、相変わらず変態じみた溺愛ムーブをブチかましてくるサイラスの独占愛を横目に、真面目に婚約者としての務めを果たし、勉学に励み、留学生たちとの交流に励み……と頑張るアルテシオの献身さは格式高い公爵家の婚約者に相応しく非常に好ましく映りました。
あっさり系の平凡顔のアルテシオに対して、金髪ゴージャスなサイラスとの容姿格差はこの作品の面白さの1つですよね。サイラスはアルテシオの平凡顔を最高に愛していて、そしてアルテシオの身体の方はもっと愛で倒していて(笑)、馬並みのサイラスのアレを受け入れるべくその時のためにゆっくりと慣らしていく2人の夜の鍛錬はドキドキと笑いありの楽しい時間でした♪

アルテシオに親しい友人ができると、複雑な胸中になるサイラスの嫉妬は想像通りの光景でした。アルテシオに求婚してくる留学生にこめかみピクピクさせながら学園生活を送ることになろうとは考えもしなかったことでしょう。
アルテシオがサイラスの婚約者であることを知っていながら手を出してくるライバルはワケアリのちょっと厄介な学生で、サイラスにバチバチの恋バトルを仕掛けていくのですが、このことが今巻注目すべき大きな波乱の幕開けとなります。

アルテシオって何でこんなにも粒揃いのスパダリイケメンたちに好かれるんだ?という疑問は置いといて、1巻のときから何かとトラブルに巻き込まれやすい2人がどう問題を回避していくのか目が離せません。
ピンチに見舞われつつも2人の絆が固くなっていくのを感じられたのは良かったですが、サイラスとアルテシオがしばらく離れていた時間により、サイラスと過ごす時間がアルテシオにとって無くしがたいものになっていたことに気付くシーンは切なかったです。私としても変態チックな拡張行為に嬉々として臨むサイラスの姿を見る機会が減り、アルテシオとは別の意味で物寂しさを感じてしまいました(笑)

当て馬登場で問題発生!ということに止まらず、他国のお家騒動問題との絡みで事態が複雑化していく展開は読み応え感満載でした。
作者さんの文章も読みやすくて、設定を色々ぶっ込んで話をごちゃつかせないところが個人的には気に入っています。サイラスとアルテシオのベッドシーンは、甘めに仕上げつつ、2人のやりとりをコミカル楽しく演出してくれるエンタメの完成度もGOOD!馬並みの…と形容していただけに、しっかりと丹念に解してアナルのポテンシャルを最大限に引き出そうとする時間の掛け方も、尻穴への敬意と誠実さが感じられてホクホクの満足度でした( ´∀`)

番外編がこれまたぶっとんだ内容で、ホーン国の侮れなさと、あのキャラのまさかのその後の人生への開きに驚き度10000点でした!!!
実は前半にも少し伏線があったんですよね。ホーン人の留学生が何のことを言ってるのか謎でしたが、まさか番外編で繋がるとは思いもしませんでした。
ホーン国ってますます謎な国!!笑笑

サイラスとアルテシオの子ができる妙薬が本当にあるのか知りたいので、続刊を強く求めます( ´∀`)

ストーリーもエロもキャラも歳の差も最高すぎて鳥肌もんでした

イチBLのキャラクターとしての三浦の魅力にも惚れ倒しましたが、俳優人としての三浦の魅力にも圧倒的に惚れました!

松基羊先生、演技シーンがめちゃくちゃ上手い!
普段の三浦とカメラの前に立つ三浦の存在感が違うんですよね。それを漫画の世界で表現できちゃうなんて、本当にスゴイです。( ´∀`)

読み始めの1話目からエロスがかっ飛ばしており、2人のアツ〜イベッドシーンでガツンと心を鷲掴みにされること間違いなしでしょう。
29歳の敏腕マネージャーと、44歳の売り出し中の俳優とのロマンスは、2人の出会いから交際に発展していく過程においてもグッと引き込まれるストーリー構成。Vシネ俳優だった三浦の路線変更に打って出た園田の見込みと、三浦への情欲を内に秘めた下心との葛藤が切ないながらも、ほわっと幸せな気持ちにさせてくれる恋愛模様が沁みました。

年上ならではの包容力が、三浦の人としての魅力を最大限にプッシュしており、見た目はコワモテなのに、性格は情け深い三浦のギャップ萌えはもちろん、役に入った途端完全憑依してしまう演技力に、スタッフどころか私まで見入ってしまう大人の色気に完全にヤられました(//∇//)
攻め受けどちらのオファーも完璧に演じきる三浦の存在感はどんな役でも演じきってみせるというプライドが感じられ、畑違いのBLフィルムに対しても体当たりで望む後ろ姿がカッコイイ……!
三浦の濡れ場シーン=園田との情事を想起してしまう三浦のカメラ前での表情が完全にツボです。ひと回り以上の年齢差のあるマネージャーと俳優の恋愛ストーリーという設定だけでもお腹いっぱいなのに、お仕事BLの見せ場をもブチ込んでくる贅沢な物語に終始虜でした。

三浦が受け役をしていた作品のときに攻め役をしていた失礼極まりなかったカレ……あの若手俳優が三浦の演技に引きずられて本気になったシーンは最高でした。あのあと奴がどうなったか分かりませんが、三浦が演技力で黙らせたザマァのカウンターパンチは私の一番のお気に入りです^ ^

子狸の存在の大きさを再認識

今巻の雰囲気が、何だか金田一○○のような…コ○ンのような……離れ孤島で起きる一連の事件性と、民俗学チックな邪の香りがプンプンとしていて、ピンチ度は過去一に感じられました。

いつも発売を待ち侘びている大大大好きな作品ですが、すみません。今巻は辛口です……(>_<)

慶次の依頼に対する前のめりな態度に有生が毎回振り回されるのはすっかり見慣れた光景ですが、そのやりとりが微笑ましく受け入れられていたのは有生の圧倒的な能力があってこそ。つまり、慶次がズレた行動や発言をしていても、結局は慶次可愛さにクールに祓い倒す有生の存在が揺るがなかったからです。
でもそうでないのなら、ちょっと黙ってはいられません。慶次の突発的な行動により負傷した有生の姿には一瞬ヒヤリ。井伊家の長男・風斗の思惑から結果は好転しましたが、結果が良ければ過程は問題視しないという収め方には何となくスッキリしませんでした。(依頼者の女性は最後まで好きになれなかった)

慶次が今回ホントに役立たずというか…子狸がダウンしていたので仕方ないですが(げっそり子狸には爆笑!)、子狸がいないからこそ頑張って欲しかったです。
眷属の力で何かをすることだけが討魔師ではないはず。依頼者の背景を聞き取ったり、向かう土地についてリサーチしたり、情報力で不出来をカバーする発想には至らないのだろうか。
自分が出来ることから少しずつ力をつけるフェーズに入ってると思うのですが、これじゃあいつまでものび太状態で先が思いやられてしまいます。有生は神事についてもよく知っていて、眷属の力の強さだけでやってきてないのが分かるだけに、隣に立つ慶次にも有生の討魔師としての姿勢を見習って欲しいなと思います。

とは言っても、アホな慶次も可愛いんですけどね。皆にイジられてムキーってなってるのも面白いですし、有生とのスペック格差が作品の魅力を引き立たせているのも分かります。
やっぱり子狸が常駐してるのとしてないのとでは慶次のキャラクターの素材が生かされないのかも知れません。ご主人たまぁ〜…と柔らかな口調で厳しくディスる子狸の励ましとも叱責とも言える口出しがあってこそ、慶次の無能キャラが映えていたんだなと今巻で確信しました。
今巻は子狸の干渉があまり働かなかったので、恋愛面にしても事件面にしても危なっかしいところが目立ったかな。天然鈍感な慶次の行動を笑いに変えてストレス浄化してくれていた子狸には改めて感謝しつつ、子狸の存在の大きさを再認識したところでした^ ^

ポンコツ慶次と、口は悪いが慶次への愛はメガトン級の有生、そしておしゃまな毒舌子狸の存在があってこそ眷愛隷属の万全の布陣だと思います。
風斗がちょっと引っ掻き回しキャラなのが、有生的には気が気じゃないでしょうが、無害の当て馬キャラとして居続けてくれるなら、ほどほどに有生の嫉妬を煽って欲しいです。その後の2人のラブラブエッチが盛り上がるので(笑)利用できる存在は利用しちゃいましょう!

井伊家と弍式家の和解という慶次の理想郷への道はまだまだ遠そうだけど、井伊家と弍式家の対立構図の常識が通じない慶次なら何かしでかしてくれるかもという期待も抱いています。
腹黒系キャラとワケアリ系キャラに需要のある慶次のモテ期がどこまで続くのかもしっかりとチェックしていきたいなと思います( ´∀`)

この世界のΩたちはかくも素晴らしき

この作品のΩの位置付けはというと、αよりも地位が低く、嫌厭されている存在であることですが、いやいや何を言ってるのかと異議を申したい!

自身が仕える主人に献身的に寄り添うユーリスや、強大な魔力を有する無敵の王太子妃・アデル、そして今巻の舞台となるハディール王国に嫁いだ元シュテルンリヒト王太子のヴィルヘルム。この御三方の姿をずっと追ってると、Ωが低く見られているのがオカシイと思えるくらいです。

聡明で気高く、優しさと慈愛に満ちたΩたちの活躍と存在感が一番の見どころでしょう。Ωの地位が低くとも、番である伴侶たちにはめちゃくちゃ愛されているのもまたこの作品の面白さです。
まぁ……今作はΩというよりは人間を蔑む獣人がひと騒動を起こすこともあり、人間嫌いの侮蔑の言葉をたくさん聞かされるのはヒジョーに胸糞悪かったですが、それ以上にユーリスを始めとするΩのキャラクターたちの気丈な振る舞いがカッコよくて読み惚れてばかりいました( ´∀`)

元はギルベルトとユーリスの物語だけど、もはや彼らだけの物語だけでは収まらなくなってきているストーリーの広がりには期待感しかありません!
今巻はヴィルヘルムが嫁いだハディールが舞台だけあって、ヴィルヘルムと番になった年下の国王・カシャームとの愛の育みに寄せたエピソードがめちゃくちゃ良かったです^ ^
腕っぷしが強い年上の美人お妃さま…マジでカッケーです。ヴィルヘルムの夫教育があまりにも豪快で力技過ぎて笑ってしまったけど、そんなヴィルヘルムに惚れたカシャームの恋心にはキュン。2人の恋愛模様はギルベルトとユーリスとはまた違った趣きがあって、砂漠の国だけに胸アツでした。

あ、因みに。
ギルベルトとユーリスはもう殿堂入り決定でよろしいかなと思います(笑)
不安要素が全くナッシングで、安定のおしどり夫婦感。あからさまな愛情表現をしない控えめな2人ですが、瞳の奥に宿る熱情とのギャップは最高の萌えみでした。
彼らの関係が盤石であることによって、その周辺が不安定であっても安心して見届けられる存在の大きさがとても頼もしかったです。カシャームとヴィルヘルムの恋愛見届け人のような立ち位置で、熱砂の国の番たちの想いに寄り添っていくギルベルトとユーリスの姿に注目して読んで欲しいなと思います。

獣人国での陰謀に巻き込まれながら、主人を守り、家族を守り抜いていくシリアスな展開にはハラハラ。読み始めからこの旅には何かあるなと思っていたけど、予想以上に濃い内容で読み応え満載でした。
ハディール国の内部に蔓延る膿みの吸い出しに、真の番になった国王夫夫のすれ違い愛にと見どころがてんこ盛りなストーリーに加え、2人の愛息のミハイルがあんなことに……!((((;゚Д゚)))))))
ミハイルが今後どう成長していくのか楽しみでもあり、ちょっと不安でもありますが、ギルベルトとユーリスならちゃんと然るべき教育を与え、ミハイルに寄り添っていけるでしょう。彼ら家族3人にとってもまた大きな転換期となりそうで、更なる続刊がもしあるとするなら次巻はどうなるのかワクワクしています^ ^

恋愛あり、ファンタジーあり、バトルあり、人間ドラマあり、家族愛ありの読み応えに最後まで没入でした。
アラブ様式のゆったりとした装束姿の2人の表紙イラストも最高に素敵でした♪

小さな存在がもたらした家族の再構築

いや、西園寺家って何なんですかね。
目的遂行のためなら手段を選ばぬ鬼畜ぶり。αに非んば人間に非ず的な偏向思想……ああおそろしやおそろしや。

大企業のトップに立つ者があからさまな差別をするとは脳みそにカビ生えてますね。この作品がそういう世界観なんだというのを加味しても、それで社会が成立してるのが違和感ありすぎてコンプラどうなってんのって思って見てしまう。周りの「ほらあのΩ…ヒソヒソ」の声もウザすぎて、こめかみピクピクでした。

唯一の救いは天星と皇佑が和解して付き合いが深いことです。甥姪たちも皇佑にすっかり懐いていて、家族団欒のほのぼのとしたシーンにほっこり。西園寺家では絶っっっ対に味わうことができなかった温かい家族の時間は、遅ればせながらやってきた兄弟で過ごす時間のやり直しにも見えました。

天星の父母は金と権力、名誉はあっても寂しい余生しかないと思うとこれはこれでザマァになってるのかな。彼らが何を寂しいと思うかは分からないけど、でも父親の方は根っからの鬼畜じゃなくてホッとしました。
ただ。小さい孫たちに目を付けて、息子たちに与えた"α至上主義教育"をやるというのはえげつないですね。さすがゴリゴリのα至上主義の西園寺家。

でも孫パワーはすごかった…!
天星のお父さん、めちゃくちゃ絆されてるー(笑)
女の子だし、実際に会ったら可愛いくて堪らんかったんでしょうね。目線でだけ相手を殺しかねない相貌をしておきながら、素直になれない照れ隠しみたいなのが彼の中にある人間味を感じたところでした。元々はあんな人ではなかったみたいだし、ラスボスはあの母親か……。
α選民思想でガチガチに塗り固められていた天星の周辺が、皇佑や父親との関係緩和で少しずつあるべき家族のカタチに整っていくのを見るのは嬉しい読みどころでした。家族の絆が再構築されていくストーリーに最後まで目が離せなかったです。

また、目が離せないといえば、ナナセと皇佑との関係。ぶっちゃけ最近はこのカプを見届けたい気持ちが強く、新刊出るとソワソワしている状況でしたので、ナナセと皇佑編が始まるとのニュースを聞いて、ガッツポーズでした。

独占欲つよつよのαにΩにさせられた彼らの恋愛を見たくて見たくて、今からもう待ちきれません!♪( ´▽`)

タチを極めたスパダリの華麗なる転身

どちらも安定のイケメンで眼福……♪( ´▽`)
しかも。
タチを極めたスパダリの華麗なるネコへの転身は、ドキドキと興奮の大嵐でした!

受けの理月は、ネコ願望を抱くタチを極めたテクニシャン。お顔はかなりの美人さんなので、抱かれる側としてのポテンシャルにめちゃくちゃ期待して読みましたが、予想以上でした。男らしい筋肉を備えているにも関わらず、官能的な曲線美から放たれるふわふわマシュマロボディのしなやかさが、頭の中に彼が組み敷かれている画をすぐに思い描きました!
色白でむっちりとした理月の身体のバランスは、攻め受けどちらのポジションをも極めることを可能にした黄金比。セックスシンボルたる彼の魅力に虜でした。

そんな理月のお相手となる黎司は、理月とは真逆にあるタイプで、もちろんこちらのボディスペックも理月に負けない完璧な肉体美の持ち主。理月の色白な身体とのコントラストが映える褐色肌はエロティックの塊です。
クーデレとツンデレを掛け合わせた黎司の理月への塩対応は、一見すると生意気な後輩に見えてやや危なっかしさを感じるところですが、少しの隙間から覗かせる彼の理月への想いには熱のこもった感情が見受けられ、素直になれない不器用な愛の裏返しにニヤニヤ……( ̄∀ ̄) 弟くんが間に入ったことで良い潤滑油となり、2人の距離が一気に縮まっていく恋愛模様からは目が離せずでした。

タチを極めた男の性欲を満たしてくれるに相応しい相手との思わぬ出会いに、ストーリーにエロスの彩りが散りばめられていく2人の容赦ない絡みは目に毒…どころか良薬でした!!!
フェロモンに当てられて余裕のない黎司の表情も良かったし、ネコ側でトロットロになってる理月の恍惚の表情もめっちゃ良い。誤解からセフレ関係を経由するというモダつきには焦れましたが、黎司の恋愛初心者らしい不器用さがかえって誠実に見え、モフ耳の効果もあってか黎司の可愛さがアップしていくのを見届けるのが楽しかったです。

そんな2人の恋愛発展の影には、半獣人である黎司の過酷な過去が暴かれる描写もあり、切なさと痛さで胸がキュッとなるシーンも……。理月が黎司の傷どころである耳を撫でる行為が黎司の苦しい過去を癒すように見え、とても素敵な触れ合いにジンときちゃいました。゚(゚´∀`゚)゚。

エロスにだけ特化していないストーリーにぜひ注目しながら読んで欲しいなと思います。

愛し方の正解は、1人じゃなく2人で答えを見つけるもの

ケンカップル2人のジレモダな恋愛模様にものすごーーく焦れました。゚(゚´Д`゚)゚。

何を考えてるか分からない攻めと、泣き上戸な受け。
嫌いで別れていないことが分かるだけに、未だに未練が残るかつての恋愛に対して今何を思いどう行動するのか見ものでした。別れに至ったその裏にある背景を暴くと同時に、10年の時を経て再燃する恋心に迫るストーリーは、ときにヒリヒリ、ときにドキドキの色んな感情が渦巻く大人たちのやり直しBLです。
好きと嫌いが混在する桔平の思いと裏腹に、自分からフッたくせにやけに桔平の周りをチョロついてくる那由多の不可思議行動が気になってしまうのがこの物語の軸。別れてからも再会してからも桔平を振り回す元恋人の気持ちは、桔平にあるのかないのかさてどうなんでしょうか^ ^

私のBLアンテナは、那由多は桔平のことが好きだと強く示してますが、桔平の奥底に踏み込もうとすると拒絶するなど、肝心なところで己の気持ちにブレーキがかかる那由多の反応には一抹の不安を感じてならなかったです。読めば読むほどお似合いの2人だし、両人とも好き合ってるのに、いつまでも収まりの悪い状況にもやもやもやもや……早よくっくけやの大合唱でした。

愛し方の正解が分からずに悩む那由多の心の傷は、好きな人からたくさん愛されることで癒えていくことでしょう。正解が初めからあるわけじゃなくて、桔平と正解を探していくことが2人の"愛し方の正解"なんだと思います。
ぶっちゃけ那由多が元恋人たちとどんな交際していたのかもっとそこを掘り下げて欲しかったですね。独占欲とか執着がすごいらしいけど、GPSつけるとか四六時中一緒にいることを強制するとか、毎日鬼電しまくりとか、いちいち交際関係に口出するとかストーカーばりの類いでしょうか。ぬぼーっとしてるのであまりイメージないけど、縛り付けの強い執着は桔平好きそうだし、むしろド執着をあらゆるところでブチかます那由多のヤンデレな一面を見せて欲しいくらいでした。

なので、おかわり希望です!できれば大盛りで(笑)
交際後のオフィスラブの様子など、まだ見ぬ彼らの恋人の側面をたくさん見せて欲しいなと思います。

純情と官能の蠱惑的なマリアージュ

12年もの間、ずっと先生だけを想い続けてきた生徒の一途な恋心にキュンとなる一方、マッサージと称して色んな快感を身体に植え付けていく攻めの開発テクニックにはエキサイトヒーハーでした!\(//∇//)\

視覚の暴力!
めちゃくちゃエッッッッロイ!
年齢差の愛が魅せる官能の世界!
純愛とエロスのマリアージュはなんとも蠱惑的でした。

下着でも隠しきれていない自己主張の強い膨らみや、普段慎ましげに収まっている蕾が惜しげもなくオープンされた画が飛び込んできたときには心拍数が50は上がったと思います(笑)
篠森の恋心がマッサージに反映されたボディメイクは、"いつかのとき"のための下準備も兼ねていたわけですが、恋の始まりが小学生だったとはいえ、よくぞここまで性欲を抑えてきたものだと感心しました。自身の進路も久瀬のために決めたようなもので、青春時代から久瀬のための人生に振り切ってきた篠森の努力と研鑽は拍手に値します。

篠森に想われている当の久瀬はというと、明確な態度を出さずともハッキリと拒否するとも言えない宙ぶらりんな反応を見せていて、その優柔不断さには少々モヤッとするところも。自分に好意を抱いている相手に際どい施術を許してる時点で、答えはほぼ出てるも同然ですが、小学生の頃の教え子だったことを思えばヘタレになるのも仕方ないのかもですね。でもあのマッサージの内容は、明らかに疲労軽減を目的にしてるというよりは快楽目的でわざわざ篠森の店に通ってる風にしか見えなかったので、久瀬の身体は心より何倍も正直だったと言えるのではないでしょうか^ ^

篠森のフィンガーテクニックによって暴かれていく久瀬のホンネをトロトロな表情からぜひご判断頂き、あまあまな2人の絡みを存分に味わって下さいね。そして、小さかったピュアな恋心が、ドデカクソ激重感情に育っていく12年の時間の重みを感じて欲しいなと思います♪( ´▽`)

向日葵の花言葉の如く、攻めの情熱的な愛が沁みるストーリーでした

期待していた通りの幸せなラストにはめっちゃ感動……。゚(゚´Д`゚)゚。

好きな人を危険な場所から救い出す向日葵アルファの覚悟や、劣等感を払拭していく白薔薇オメガの勇気、そして相愛の2人の元にやってきた新しい生命の存在にと、エンディングに導かれていく見せ場の多さはドキドキの嵐でした。
見目麗しきアルファと深層の令息との高ビジュアルカップリングは、奈良千春先生のイラストによって世界観がより華々しく彩られていることにもご注目です。

陽の気を持つ向日葵が持つ生命力の強さと、清らかで陰のある白薔薇の花が魅せる優美さはストーリーにも良い存在感を与えており、花の特性とキャラの魅力をリンクさせた人物描写がとても面白かったです。
離婚歴のあるオメガの雪の、恋愛や結婚に積極的になれないトラウマ感情がどこかミステリアスで陰があって、自分自身を役立たずと評価している自己肯定感の低さが何とも痛々しくて切ない…。陽貴と同じ向日葵アルファの元義家族たちに酷い扱いを受けていた過去を、陽貴がどこまで上書きしていくのか見ものでした。
魔族に捕らわれたり、魔王との子どもを作らされそうとしたり、2人が恋愛関係を育む過程には厄介な案件が飛び込んでくるのもまたこの作品の楽しさです。魔王が思いの外イイ男だったら多少心がグラつくけど、そこは安心して下さい。魔王はそれなりに魔王でした^ ^

魔王の鬼畜さよりも、女王の無慈悲さの方が私には引っかかりました。
あの女王のキャラはあれで正解なのか……?雪(というか女王にとって価値があまりないと判断された者)に対して冷たい態度だったのが許せません。紅薔薇の精が怒るのも無理はないなと思ったし、雪より陽貴に生きて戻ってきて欲しいと願う女王の命の選別主義にはもやもやしました。陽貴が女王の人柄を庇うように火消しに回ってたけど、全然共感できなかったです。
あとこれは私の気になりどころでしたが、雪を離縁した元義家族たちは今どうしているのかということ。雪を娶ったのだからそれなりの血筋の貴族だろうけど、陽貴と同じ向日葵の同族なら外戚とか横の繋がりはあったりしそう……その辺りはどうなんでしょうか。
私の希望的観測ですが、雪が陽貴と結ばれて幸せになっているところをぜひ見せつけて欲しかったです。できることなら元義家族たちの没落を願う。元義家族たちのザマァな姿を見ることができたら100点満点でした。

美人で優しく、お料理上手な奥さん……めちゃくちゃ最高!
向日葵が照らす明るい日差しは2人が歩む未来を輝かせる光となり、いつまでも幸せであり続けて欲しいなと思います^ ^