かつて少女マンガでドキドキしながら読んだ、メガネの冴えない女の子がキレイに変身するやつ。
あああ……そのドキドキ感を、まさかこのBLで味わえるなんて!!
夢見心地のような気分で、ワクワクしながら読んだ2巻でした。
いじめられっ子のエルマーがイジメっ子たちをやり返す復讐計画は、力技でボッコボッコにすんじゃなくて、あくまでも平和的にかつ最も相手がダメージを受けるカタチで着々と準備を進めるところが今巻の見どころです!
エルマーは平民だというのを学園でバカにされてきたからどないなもんじゃいと思ってたけど、めちゃくちゃ規模のデカい商家やないかい。下手な貴族より金をたんまり持ってるあの財力……エルマーの実家にシビれました^ ^
エルマーのお父さんもお母さんも、ブラコンの兄ちゃんも皆良い人たちばかり。エルマーの置かれてきた状況を共に悲しんでくれ、また学園でエルマーが貴族たちに立ち向かうのを全面協力してくれる頼もしいバックアップ力にグラント家の家族愛の尊さを感じるばかりでした。
にしてもです。
エルマーが美しくメタモルフォーゼしてゆく様は、シンデレラのドリームストーリーようで胸が躍りました!
身体の内外からキレイに整えられていくエルマーの変身過程は、元々あったエルマーのポテンシャルを引き出していく魔法の時間。見た目の改造計画に止まらず、凛とした気品を身につけ、生活習慣の改善を見直しながら美しく変貌してゆく新生エルマーにご注目です。
明らかにエルマーのことが好きだろって態度のアビくそゲイル(エルマー兄の言葉を引用 笑)が、エルマーの姿を見たらどんな反応を示すのか、グフフ……今から妄想が止まりまへん( ̄∀ ̄)
帰省中に美しく変わったエルマーを見て、あのいけすかねぇクソ貴族共が驚き狂うのを早く見たい…!!学園に戻るところで2巻が終わってしまったので、次巻の反撃の瞬間が楽しみでなりません。
エルマーの実家に快く迎え入れられたジーンも、エルマーとプライベートな時間を過ごす時間が増え、恋愛の風向きも以前にも増して強くなってきました。恋愛のムーブメントが3巻以降高まっていくことを期待します^ ^
恋愛の進捗状況はもちろん一番の関心事ですが、学園の人間ドラマも同じくらい面白さが強い作品なので、シリアスな場面もコミカルな場面も全部がエンタメの宝庫のようでした。もう既に3巻が読みたくて堪らず、今からウズウズしています!
原作は未読ですが、ハリーポッターを思わせる魔法学園と、貴族子息が集うパブリックスクールがミックスされたような舞台設定が楽しい一冊でした。
主人公のエルマーが差別主義者の貴族のヤツらにイジメられているシーンは非常にヤな感じですが、でもそれによって「獣混じり」と蔑まれるジーンと親密になっていくのを見届けるのはとてもワクワクします^ ^
エルマーは平民、ジーンは獣混じりとイジられ、どちらも学園内では孤立気味の有名人。そんな2人がイジメっ子たちの思惑をかいくぐり、契約恋人になって周囲の貴族学生どもの注目を浴びていく学園生活は、波乱もあればワチャワチャと充足した日々もあったりで、これまでのエルマーの陰鬱な学園ライフに刺激的な時間が加わることになりました。
恋人のふりをしなければならない状況が、いつしか……を期待してはいるものの、恋愛のムードはこの一巻ではまだまだお預けです。
噂とは違ってイイヤツだな、くらいの付き合いが今はメインですが、いつどこで恋愛スイッチが入ってもおかしくない感じではあるので、気が熟すのを今は待つばかり。お互いに惹かれ合っているのを実感するだけでも、その背景がめちゃくちゃ丁寧に描かれているため物足りなさを感じることはなかったですし、ファンタジーのスケール感とともに、繊細な人間ドラマにグッと引き込まれる物語運びは秀逸です。最後までノンストップで読みました♪
いじめられていても、あまり悲壮感を感じさせないエルマーの前向きなキャラがとても好感度大でした。ジーンの人をくったような余裕のある態度もイイ味出しています。
イジメの主犯であるアビゲイルとかいうヤツは、おそらくエルマーに特別な感情を抱いているような気がしてなりませんが、さーてどうなることやら( ̄▽ ̄)
ただの学園恋愛ストーリーで終わるのではなく、社会全体に蔓延る差別主義思想にも切り込みながら進んでいきそうなストーリーは期待値が大きく、2人が円満に結ばれるラストを願うばかりです。
契約が本気となるのも近いと信じ、彼らの恋愛の行方を見守っていきたいなと思います。
いよいよ全ての謎が解き明かされ、黒海の血を引くアルトの身体の真相究明と島からの解放エンドに繋がっていくかと思ったら、まぁ……そうは簡単にはいきませんよね。
アルトが向かった島外の世界でも、エルヴァが残った島の世界でも、混乱と騒動に見舞われピンチに次ぐピンチのオンパレード。早く何もかもが終わって安寧の日々が訪れてくれよと願わずにはいられませんが、秘密裏に真実が塗り潰されてきた年数を考えると乗り越えるべき壁は非常に大きく、読者側にとっても堪えどころの多い7巻でした。
島民からぶつけられた不穏因子の増大と爆発は、世界史で見たような魔女狩りの描写さながらの光景で、悪魔討伐に駆られる島民の行動原理がおぞましかったです。集団心理も働いてか、無敵となった島民たちの姿はまさにお前たちの方が悪魔そのものではないかと言わんばかりの様相で、秩序と理性を失った島民の荒ぶる怒りに恐怖でした。
革命のステージのようにも見える混沌とした状況は、島の中から何かが変わり始める第一歩かなと思うものの、あの島民たちの様子ではうーん…今後の自浄作用に期待するには頼りないかも。エルヴァの側にはアルトもいないし、アルトも島民たちから敵視されちゃってるしで、早くこの動乱が収束して欲しいと願うばかりです。
アルトはアルトで悪趣味な狩りゲームに巻き込まれ、物語の本旨からハズれ気味では?と思ったけど、エルヴァの仇を一個討った意味では大きな収穫だったと思います。もう7巻……まだ7巻と捉えるかは、物語の全貌がまだ見えていないため判断が難しいところですが、少しずつ2人が幸せになるための土台作りが整ってきてると信じています。
個人的には、マニエリとスシュカが上手くいってくれないかなとか、別の関心事も湧き上がってきて楽しみがより増えました^ ^
シリアスなシーンの中にも、コミカルな掛け合いでふっと緩む緊張と緩和のバランスが良いのもこの作品の良さですね。今は離れ離れになっているアルトとエルヴァが、再び触れ合える日がくるのを待ち侘びています。
絵がすごくきれい。
絵が美しいってだけで私の中での評価は3割増しくらいになるのですが、ストーリーもこれまたいい。義弟から義兄に向けられる兄弟ものBLは数えきれないほど読んできたのに、吸い込まれるように読み入ってしまいました。
複雑に絡み合う兄と弟の歪な関係に焦点を当てつつ、弟への劣等感や兄への熱情という2人の内に秘めたる心情が響いてくるストーリー展開は、しっとりと切なくてやるせない気持ちにさせました。
義弟の青の言動が分かりにくいようで分かりやすいのがこの作品の軸。義兄の藍以外に興味のなさそうなダウナー系スパダリキャラは、藍のこととなると独占欲を露わにしたり、藍の身体に手を出したり、突然告白をしてきたり、藍の心を乱しにかかります。義弟攻めBL好きには堪んねぇです(笑)
藍の方は青を弟と思っている一方で、青の方は藍を兄だと思っていないこのギャップは、一見すると養子である藍を家族だと認めていない青からの突き放しのように感じるのもこの作品のミソ。突き放しどころか囲い込みの足掛かりみたいなもので、兄弟関係以上に藍と対等な関係でいたい青なりの覚悟が端々に見受けられると思います。
「藍は兄じゃない」の言葉だけ切り取るとすごく冷たい言葉に思えるのも、青が何を考えてるのか分かりにくい性格ってのもあるんですよね。青の言動の裏にある真意を汲み取ると、"藍のことが大好きで仕方がない"のメッセージがたくさん散りばめられていて、一途で誠実な一面に萌えがたぎりました…!!
藍の心の中に閉ざされていたパンドラの箱を徐々にこじ開けていく青の迫り方に終始ドキドキでした。青のビジュアルの良さもありますが、藍に執着する距離の近さが私の心臓を鷲掴みでした(//∇//)!
ただ。1つだけ物申すと、青が不良グループとつるんでいたのは真面目な藍の引き立て役になることだったらしいけど、自宅に女子を呼んでリビングで侍らせている光景を好きな人(藍)に見せる意味だけは分からなかったです。この光景を見せられてきた藍が、青が自分に好意があるとはまず考えないっしょ。
女子たちとヤリまくってたとしたら藍がマチアプの男に抱かれるのを必死で阻止する説得力もなくなるし、あのワンシーンは変に妄想が働くので(私だけかもしれないけど)無い方が良かったかなと思いました。ついに2人が結ばれたベッドシーンで青が流した涙の尊さがちょっと薄れるかなー…って感じでしたので。
いや、それでもあの涙のシーンにグッときたのは、作者さんの魅せパワーに他なりません。エロスの中にあるキャラクターたちの心情の引き出し方や、ベッドシーンを盛り上げる画の美しさ、2人のちょっとした仕草や触れ方においても素晴らしいのひとことでした。
義弟たちへの罪悪感の中にも恋愛感情の仄かな芽吹きが入り混じり始め、シャルルの中で複雑な心境が渦巻いていく続編です。
今はまだ弟たちの過剰な愛情表現にドキドキしちゃうレベルですが、絆されやすそうなシャルルのことなので、頃合いを見計らいつつシャルルを落としにかかる義弟たちの動向は見どころ中の見どころ。かつての元妻だった女性との再会を経て、シャルルの周辺が賑やかな様相を見せていくことにも注目です。
義弟VSマリアンヌの嫉妬バチバチバトルだとか、実はマリアンヌは悪女だったのでは…とか、殺伐とした四角関係へと発展していくのかと思いきや杞憂に終わってホッ。義弟たちは今のところシャルルを危険から守るためと、シャルルの恋愛の芽を潰すことだけに腹黒パワーを発揮してるだけで、それ以外のシャルルと過ごす時間は甘えん坊弟キャラに徹しているって感じです^ ^
未来を知っているからこそ臆病になってしまうシャルルとは対照的に、どんどんシャルルに執着するようになっていくジェイドとリエンのヤンデレ愛が色濃くなっていく様は期待値が自然と高くなっていくというもの。2人とも将来有望な青年に成長していくであろう片鱗が見え、そんな義弟たちからガチガチに囲まれる独占愛に楽しみがいっぱいですが、根絶していなかった危険因子なる存在の行方が気になるところでもあり、恋愛以外のところでも見逃せません。
シャルルを巡ってはライバル同士のジェイドとリエンも、シャルルに害を及ぼす者に対してはタッグを組むなど、良き連携を見せてくれるのは頼もしい限りでした。敵には回したくないそんな2人が、シャルルの無防備なお誘いや天然行動に振り回されるギャップはあまあま&コミカルテイストで、切ない感情を忘れさせてくれるイチャつきシーンは有り難かったです。(リエンの成長の早さはすごい!)
タイムリープ前の記憶に引っ張られるシャルルの心情は非常に不安定だけど、トラウマ感情に起因する恐怖感や義弟たちへの罪悪感が早く払拭されて欲しいなと思います。そして、義弟たちに2人がかりでたっぷりと愛されて幸せの頂点へと到達する景色を目に焼き付けたいです♪( ´▽`)
高校卒業後に同棲していたのも、社会人になった2人の姿も既刊作品で読んで知ってましたが、時を遡って戌井と辰見が同棲をし始めたときに再度触れてくれる嬉しさよ……( ´∀`)
しかもタイトルには「溺愛編」の文言が。
溺愛ストーリーが予め約束されたニューシリーズにガッツポーズ!考えるよりも先に指が購入ボタンをポチッとしてました(笑)
1話目は戌井と辰見の愛の巣となる部屋探しから同棲直後の新生活にフォーカス。戌井の辰見への執着ラブと、辰見のツンデレはお馴染みの光景です。
ご飯中なのにも関わらず、戌井の性欲スイッチが急に入っちゃうシーン…大大大好きです!!!
その原因となった辰見のあの表情はズルい(笑)
色気と可愛さ、デレが入り混じったパーフェクトな表情に、戌井が発情するのも納得です。食欲を満たしつつ、湧き上がってくる性欲を冷静に抑えながら黙食する2人の間に流れる何とも言えない空気感にドキドキが全集中。これから起こることに期待感でいっぱいの2人の心理が手に取るように分かる演出が素晴らしいです!
当人たちだけでなく見守る側の私もソワソワ必至でした。
1話目では、スることに向けての気持ちの昂りで終わっちゃうので、ベッドシーンに至るのは2話以降かと思われます。お預けを食らわされたようで、2話を読まなきゃ気持ちがスッキリしないようなそんな思いでいっぱいなので、早くも2話購入することで頭の中は埋まっています(笑)
戌井と辰見がどんな溺愛のカタチを見せつけてくれるのか楽しみです!
森山×谷中のストーリーの続編、めちゃくちゃ嬉しいです!
サラリーマン(眼福のスーツ!)たちの恋愛が大好きなのに加えて、まつだいお先生の描く繊細で美麗な絵も相乗効果で楽しめるシリーズ作品。しかも今巻は恋人編というのもあり、冒頭から甘さが漂うカップルオーラに著しく期待感が昂りました( ´∀`)
相思相愛のアドバンテージはやはり強い。強すぎる……!!
お互いがお互いのことを大好きなことが伝わる大人の恋愛のドキドキ感。しっとりとしつつも時に爽やかな風が吹くビターな甘さ加減がちょうど良い塩梅でした。森山も何となく物腰が柔らかくなった印象を受けましたし、絵柄の雰囲気だけでも2人の交際が順調に進んでいるのが伺えると思います^ ^
とはいえ、ちょっとしたすれ違いや誤解…プチ遠距離恋愛(森山の遠方出張)の展開があり、言葉不足だったり伝え下手だったりな部分で2人の間に少しのわだかまりが生じてしまうシーンも。一緒に暮らすか暮らさないかのアンサーをどう導き出すかを軸として、3ヶ月の期間離れて過ごす遠距離恋愛の時間を彼らがどう過ごしていくのかが見どころです。
相思相愛の次のステップとして同棲の話題が出るのはある意味順当ですが、2人の未来を大きく左右していくことだけに慎重になる谷中と、思わず同棲の言葉を口に出してしまった森山との温度差が少々気になるところかな。急にやってきた遠距離恋愛は直接的な温もりを感じることができない寂しさを2人に与えましたが、一緒に暮らすことの意味を心と身体に冷静に問いかけるためには必要な時間だったと思います。
変化を受け入れることは確かに怖いことかもしれないけど、変化を怖がっていたらその先にある幸せの景色をずっと見ぬままなんですよね。ただその変化の恐れは1人じゃなく2人で乗り越えるものであって、森山と谷中ならこれから先変わっていくことを楽しみながら受け入れていくことができるでしょう。
2人同時に納得できる答えを伝え合うことができ、そのシーンはドラマのワンシーンのようにドラマチックで感動的で最高のシーンでした……。゚(゚´∀`゚)゚。
いずれは同棲のその先……パートナーシップ制度を利用して、なんてこともあるのかなと期待しています♪
うーん……すごい。
お仕事BLとしての見せ場がえげつない。
作者さんにとって初めての書籍とのコメントにただただ驚いています。
着眼点の鋭さや細やかなアプローチには玄人感しかないのですが、本当に初めての作品なのでしょうか。
なんならまだ疑ってますし(笑)、成熟された文章には粗も隙がまるでない。作者さんの社会経験値の高さを物語るような会社員たちの人間ドラマに最後まで引き込まれっぱなしでした。
イチ会社のイチ部署の中で繰り広げられるストーリーは、とても狭いコミュニティが舞台ですが、キャラクターたちの仕事に対する姿勢や恋愛感情に対する向き合い方はその限りではありません。扱いが難しい理系同僚との距離感の悩みから、いつしか特別な感情を向けるようになっていく心情変化は広がりが深くて読み応えたっぷり。人としての成長然り、仕事人としての成長然り、恋人としての成長然り……キャラクターたちの自分描写も素晴らしいものがありました。
BL作品に収めておくのが非常にもったいないですね。リーマンBLだけど、リーマンBL作品の可能性を超えたシロモノです。
そんじょそこらのビジネス書を読むよりこの一冊を。と勧めたい逸品で、職場における対人スキルや人間関係の構築に始まり、また会社にとっての自身の存在価値を客観的に振り返っていく発見と成長の物語が激アツでした!
派手な展開もなく、また特別な設定もないので、現代日常ものの作品の中でもおそらく地味系の方に入るかと思われますが、会社員にとってよくある日常にBLの彩りを加えた話の展開の仕方は全然地味じゃありません。仕事を通してお互いの才能やスキル、人柄に触れて好きになっていくからこそ、好きの感情に強い説得力が生まれるんですよね。
2人の仕事現場がリアルに感じられるような職場環境の演出が上手く、恋愛に発展していくストーリーの導きがナチュラルなのも魅力的でした^ ^
仕事も恋愛もメインディッシュ。設定ではなく、素材勝負の傑作です。
有能なコミュ障エンジニアの理系男子と自己肯定感低めの営業マンが織りなす不器用な恋愛の化学反応を最後まで見届けてくださいね♪
初めは受け視点の構えで読んでたんですが、ところどころで切り替わる攻め視点がめちゃくちゃ面白すぎて笑ってしまった!!
ふふふ…あの自己中傲慢俳優くんがねぇ…( ̄∀ ̄)
ここまで変わるか…いや。本当は素直な性格だったと思うけど、彼を取り巻く芸能環境が彼を身の程知らずな天狗男に変えてきたのがそもそもの事務所のフォロー失態ですよね。苦労を知らずに顔だけで人気を獲得してきた背景と、顔ではどうにもカバー出来ない演技の未熟さが挫折に繋がり、演技下手を気にしつつも横柄な態度で周囲を困らせる問題児のワガママが幼稚クサくて失笑でした。
そこで新しいマネージャーに投入されたのが、小柄ながら腕の立つ陸。悪態が酷すぎて陸に豪快に投げ飛ばされてから、憑き物が落ちたかのように芝居に身を入れていく翔太の変化は大きな見どころです。
あの一撃で素行の悪さが改善の兆しを見せ、それと同時に陸からの視線を独り占めしたくなる衝動に駆られ始める翔太の行動は必見です。分かりやすいほどの独占欲にニヤニヤし、演技力を磨く努力の姿勢には拍手でした(笑)
最初の悪態を更新するかの如く、陸を意識してからの翔太がツンもデレも感情の何もかもが筒抜けで可愛いさが大爆発!!空港で陸をお迎えに行くのも笑えたし、陸が不在の間一生懸命頑張る姿もとにかく可愛くて、翔太の輝ける素顔の魅力に沼でした。
大根役者でクソ生意気な新人俳優くんのメタモルフォーゼ。
新しいマネージャーになった陸への恋心の芽吹きを経て、努力と研鑽に勤しみながら演技に磨きをかけていく恋と成長の物語にぜひ溺れてくださいね。
そしてできることなら、続編を希望です^ ^
更に俳優として成長した翔太の姿を見せて欲しいなと思います。
教師と生徒の距離感は、学校という狭いコミュニティの中にあっては非常に近くなりがちですが、恋愛的観点では一番遠くにある関係性だと思います。
先生サイドからすると柚原の初への対応はごくごく常識的で、生徒からの好意に期待を持たせない流されない応えない柚原は教師としては信頼できる男。ただ…やっぱBLの土俵で考えると、"早く絆されてしまえ"と期待している私がいて、非常に焦れました(笑)
未成年者であること、教師と生徒であることの壁を愛の力で乗り越えてくれることを望みながら、イケない関係性の中でどこまでの求愛行動が初にできるのか見ものでした。まぁ…在学中に片想いが実ったりでもすれば、柚原が社会的に抹殺される可能性もあるわけで、初がボタンに手をかけて柚原を誘おうとするのはNG行動。勢いに任せた行動をするのは十代ならではだけど、一途な気持ちは時に一方的な押し付けにもなるので、ココんところの恋愛の匙加減は難しいなと思いました。
とはいえ。柚原もまた初の好意を一過性のものだと決め付けている点では押し付け行動だと言えるでしょう。
初の気持ちをかわしたり、キッパリと断るのは良いにしても、初の本気の気持ちを嘘だと決めつけるのは一番しちゃいけんかった。あれって、初が他のコからチョコを貰ったことに対する嫉妬も半分入ってない?と思いましたがどうなんでしょうね。今まで割とクールに対応していたのに、あのときだけ感情的になっていたのが妙に気になりました。
あと、柚原のセフレっぽい男が初にちょっと似ていたのも実はかなり最初から気になっていて、実は柚原は初のことが潜在的に好きなのかもと深読みしたりして。
ハグセラピーをやめて欲しいと伝えるところにしても、バイトの迎えをするのも、全部柚原からのBLサインに繋げてしまって、私のBL脳の過剰反応には困りもんでした^ ^
初の諦めない気持ちがどこまでも曇りなき晴天の空みたいで、柚原は初の一途さにずっと救われてきたと思います。
卒業後に3年もの時間をかけて親しくなっていく慎重さは、なにあれ……可愛すぎるやないかい。スローステップな関係性に心臓がギュンギュンにたぎりました!!
嫉妬する柚原も、甘える柚原も、"先生"してる柚原よりも魅力が溢れていて、恋人同士の2人のイチャつく姿は格別です。カッコいい年上の先生が、恋人の前では別の一面を見せるギャップが最高の読後感でした(*´︶`*)