受けの凜一さんがめちゃくちゃ愛おしくて仕方ない…本編ラストや後日談、電子特典SSでしあわせな姿を見せていただけてすごく満たされました。しあわせになってよかった…!
毒親・毒祖父に育てられたため、自己肯定感低すぎの、「出来損ない」アルファである凜一さんが主人公です。
もう彼の育ってきた環境がつらくて…!優秀な兄と比べられては出来損ないと罵られ、厳しく躾られた凜一さんは他人を寄せ付けないクールビューティーと化し、29になる今まで友人もおらず、会社でも孤立していました。そんな彼が、包容力MAXな年下ベータの青年に出会い、とある事情で頼み事をし、青年と接していくうちに恋を自覚するー…。
すごくすごく、優しいお話でした。甘くて切なくて、とびきりにやさしいお話。
青年と出会ってから、凜一さんが表情豊かになったり、他人と穏やかにお話できるようになったりと、成長が見られるのもすごくよかったです。心が暖かくなりました。
感情ダダ漏れな耳としっぽもかわいい!面白かったです!
葵居先生の転生もの、しかも主人公は、モブ!
モブ主人公大好きなので、配信日を楽しみにしておりました!
ふと気づけば、大好きなWeb小説の世界へ転生していた主人公、紀里斗。転生した先の身分は、作中の悪役である魔術師ディートフリートの雑用係キリト。
紀里斗は大好きなキャラ、ディートフリートの恋を実らせ幸せにしようと奮闘します。
紀里斗の前人格(?)であるキリトはディートフリートの雑用係。厳しい主人に叱られても辞めず、幼い頃から現在までの十数年間、雑用係を務める物静かな青年。ディートフリートはキリトの名前も知りませんが、自身がつらいときも常にそばにいたキリトを信用していました。その素地があったから、転生して中身が紀里斗になって今までと違う言動や行動を起こしても、面食らいつつも話を聞き、受け入れてくれる。
キリトのこれまでの献身が、紀里斗を救った…。それに気づいて紀里斗が胸を痛める場面もありますが、そこに気づける紀里斗で良かったです。
「幸せ」をテーマに描かれたこの作品、読後心があたたまるような、やさしい物語でした。
タイトル通り、転生して雑用係になった紀里斗に惚れて求婚しちゃうディートフリート様ですが、他人に厳しい面もありますが、言葉が足りないだけで心優しいスパダリ。
ディートフリート様が紀里斗にスキンシップしたり迫ったり求婚したりのシーンはニヤニヤしました。この攻め、見せつけたがりさんです。周囲に誰がいようとおかまいなし。「さあみなさい、このかわいい俺のキリトを!」な勢いでいちゃついてて笑いました。やさしいせかい。
紀里斗の転生理由や、それにまつわるあれこれに傷つき苦悩する場面は切なくもありましたが、読者的には…これでもか!というほど見せつけられていたので、「心配せんでええよ…」と生ぬるい微笑みを浮かべちゃいました。
事件解決のくだりは駆け足気味でしたが、まあそんな詳しく知りたいとも思わないので(笑)大満足です!
キリトくんにもさらっと触れてくれてのハッピーエンド。面白かったです!
読後、キリトくんのことが気になりすぎてディートフリート様と紀里斗のハッピーエンドに浸れなかったなぁと個人的に思ったり。
転生した紀里斗は「小説でディートフリートの行動や今後の展開を知ってる」という強みで彼の関心を得ますが、あっちへいっちゃったキリトくんはどうなったんだろう……と気になって気になって。
紀里斗と同じ条件なら、言葉は話せるし理解できるとしても、文字は読めない全く知らない世界で、たぶん資料を抱えたまま床に転がった状態で気がついたんだろうなと…。
紀里斗より過酷なんじゃないか…?と思うので、転生チートかなんか得てて、紀里斗の面倒見のいい先輩とやらに世話してもらって、しあわせになってたらいいなぁと思います。スピンオフないですかね!?キリトくんの幸せ物語が読みたいです!
何度も読み返しては笑って萌えて切なく胸を痛めて、ハッピーエンドで喜び泣きしちゃう作品です。よかったねえ!
学生時代からの親友に、ずっと恋心を抱いてる魔術師ネロ。ネロの恋する親友は、太陽のように輝く美貌を持つ、モッテモテの貴公子。来るもの追わず、去るもの追わずの彼は学生時代から恋人がたっくさん。
そんな彼が呪いを受け、とんでもない姿に変貌してしまうことに!
長年の親友らしさあふれるふたりのやりとりに笑ったり、親友を苦しめる原因を作ってしまい、それを告げる勇気のない自分を責めるネロの気持ちに切なくなり、とんでもない伝説上の怪物、シヴァ犬のモフみに癒されたり、予想以上の世話焼きっぷりを発揮するミケーレにおかんみを感じたり、終盤のふたりの別れに涙し、想いを伝えあってのハッピーエンドで嬉し泣き!
萌えて笑えて涙してと、感情がジェットコースターで忙しく、何度読んでもめちゃくちゃ面白いです!
電子特典SSは学生時代のミケーレ視点。この時からネロのことが好きだったんだなって微笑ましくなりました。この頃にはすでに下半身ゆるゆるだったのかあと想うとちょっと微笑ましさ半減しますが。ネロのそばかすもかわいいとか、ベタ惚れすぎてニヤニヤします!
体はひょろひょろだけど、心はつよつよな王太子が召喚した異界人は、人生に疲れきった心も体もつよつよすぎる若頭だった…!
お互い相性の良すぎる者が召喚されるとあって、若頭は893らしいオーラをまといつつも自分好みの王子に内心はメッロメロのデッレデレ。
受け攻め両視点で書かれるので、召喚成功した異界人が同性かつ不穏なオーラをまとう若頭なことに戸惑いつつも、彼と接しているうちに惹かれていく王子の気持ちもしっかり描かれてますし、若頭が内心では王子にめろめろデッレデレ、かわいいかわいいと思いまくって愛でてることがこちらにしっかり伝わって、にやにやしちゃいます。かわいい。
王子は体が弱いながらも国と民のことを考え、努力できる子で、そんな彼だからこそ護りたい若頭。なんと、王子は体力不足で失敗続きだった精霊召喚の儀を終え、小さな火の鳥と契約を結びます。
いらんことする王族であわや国の危機!というところで若頭と王子、契約した火の鳥が活躍して場をおさめてのハッピーエンド。
これからもグールに襲撃され続けるのは変わりませんが、ちょっぴり光明差したかな?な、気持ちのいい〆でした。
王子(王)の後継も問題ありませんし、これからも若頭とふたり並んで国と民を守っていくんだろうな。
ちょこちょこ「ん?」と思う箇所(誤字かな?)はありましたが、面白かったです!
すごいタイトルだ!元ヤリチンがひとりの男に惚れ込んじゃうんですか?そういうの大好き!と、手に取りました。すっっっっごい面白かったです!
あとがきで、先生はRPG好きと書かれてました。それが納得のゲーム描写で。わたしも古き良き王道RPGを好んでプレイしますので、わかるわー!な世界観でとっつきやすかったです。
信仰心に禁欲禁酒が関係するのには笑いました。斬新!
主人公の雪也が転移した先は、直前までプレイしていたゲームの世界。そこで聖女(仮)として勇者パーティーに同行することになります。
来る者拒まず去るもの追わずだった雪也が、訳あり勇者に惹かれていく様子にニヤニヤし、雪也や勇者の過去に胸を痛め、エロトラップのせいで催淫状態になったり触手プレイされたりな雪也にあららー!と笑ったり命の危機に慌てたり、聖獣のもふみにほのぼのしたり、仲間たちの絆に心あたたかくなったり、本来の聖女が登場したときの、雪也の心情にしんみりしたあとの、彼女のチートな効率厨っぷりに爆笑したり、ラスボス戦の勇者と雪也と聖獣に熱いエールを送ったりと、最初からクライマックスまですっごく楽しませていただきました!
すばらしいハッピーエンド!黒画面に金文字で~fin~と描かれた画面が目に浮かぶようです!
「この世界を救うのは二度目」すごく格好いいセリフです。痺れました。
王道RPGストーリーのマルチエンディング、隠しパラメータがあり、勇者が黒魔法を使い続けたら魔性値が上がってBADEND…元ゲームがすごく魅力的で、このゲーム、やりたい!と強く思っちゃいました。もちろん、聖女ポジは雪也さんでお願いします!
めっっっちゃくちゃおもしろかった…!
冒頭はすごくつらい展開続きです。病も怪我も治してしまう神子の血液を暴君に利用され、幼い頃から戦場で血を抜かれ続ける日々。彼が暴君に呼び出され、神子の力を失い、監獄に送りにされます。
そこから神子様と優秀な囚人たちのターンスタートです!
ここからすっごく面白かった!序盤を読み、暴君この野郎!と鬱々してましたがぽーんと吹き飛ぶ勢いで面白かったです!!
仲間たちとの会話はコミカルかつテンポよく。シリアス!コミカル!シリアス!と、いい塩梅でやってきます。
攻めであるエルの、神子への過保護っぷりは最初からレベルMAXですので、BL要素もしっかりがっつり味わえます。世話焼き攻め大好物なわたし、萌え転がりました。最高でした。
主役カプふたりもすごく素敵ですが、サブキャラもみんな魅力的です。暴君の最後もよかった。胸がスーーーッとしました!
すっごく面白かったです!
踊り子の母を持つ、美しすぎる美少年の人生がひどすぎました…彼に悪戯する輩どもに、〇んでしまえ!!!と何度思ったことか…泣いて嫌がるこどもに手を出す大人など、万死に値します。もげろ。
美しすぎるため、周囲から性的な目で見られ悪戯され…護衛騎士にさえそんな目に合わされ、心を殺し続けてきたアンジュ。そんなアンジュが15歳のとき、学院内で変態に襲われ頭を打ち、その衝撃で他者の人格が現れました。名は伸明。日本で三十路まで生きた、こどもは守られるもの!とまともな神経を持つ人格です。
もう限界だったのでしょうね。アンジュの精神は伸明と交代するように、心の奥底で眠ることになります。
伸明がとてもいい男で。存在を感じるアンジュへ語りかけることが何度もあります。諦めないんですよ、アンジュのことを。優しさに痺れました。他者に酷い目にあわされ、心を殺して生きてきたアンジュに寄り添ってくれる魂が、伸明でよかった…。
アンジュから母への言葉、沁みました。
嫌われからの溺愛、大好物です!大好物なんですけども!!!!
攻めのレイフィールドよりも!専属護衛の彼が!!心を閉ざし、人形のように生きているアンジュを守り続けてきた専属護衛騎士の!!デイエルス・マイヤー様が!!!!!好きすぎまして!!!!
あんなひどいことが日常だったアンジュが!伸明になる前のアンジュが!!表に出すことはなくとも、心から頼りにしていたという…デイエルス・マイヤー様…最高に、最高に格好良すぎてですね…!
レイフィールドの良さも霞んでしまうくらいで…!また電子特典SSがデイエルス・マイヤー様視点で一部語られてまして!!!!
ありがたすぎて拝んでしまいました…。ありがとうございます、ありがとうございます…。
あなたはアンジュのお兄様です…実のお兄様より、兄です…ずっとアンジュの頼れる兄様でいてください。
本編ラストがレイフィールド視点で締め、ラストの一文に「嗚呼~!」と感動の言葉が漏れました。
面白かったです!!!!!
壱師先生の作品ははじめてです。試し読み部分に心を鷲掴みされまして、早速購入しようとしたら配信前という…!配信日である今日まで、数日やきもきしておりました。
面白かったです!!!
タイトル通りのお話なんですけど、タイトルからライトな物語と思われるかもしれません。そんなこと無かった!ドシリアスな中に、主従な関係の、リズ(真名を呼べるのはご主人様の特権ですので愛称で呼ばせていただきます)と主人であるロベルト様の親しいからこそのコミカルでテンポの良い会話が楽しく、またふたりのすれ違いが面白かったり切なかったりで!重すぎると感じることなく楽しく読み進めました。
ロベルト様の不遇すぎる過去は本当に胸糞すぎて。リズ様が作中でおっしゃってましたが、ロベルト様の生家は魔窟でございます。ひどすぎる生家、そして起こる事件、大切な大切な、隷魔リズとの突然の別れ。うさんくさすぎる教会…。
つらすぎる過去回想が終わると、再会したリズ様の溺愛パートいらっしゃいませです。めちゃくちゃ癒されましたし笑いました。
受けのロベルト様視点で物語は描かれてますが、ちょこっとだけリズ様視点があります。
この攻めリズ様、ストーカーばりのド執着を見せてくださいまして…。そしてそのやべー執着心を物語最後までロベルト様に隠しきったのがお見事すぎました。ロベルト様は清く正しく美しくおつよく、そしてリズ様のこと大好きですので、「ここは触らないでください」と言われたらずっとそれを守っていくの、想像にかたくありません。リズ様のやべーところは自白しない限りバレないんでしょうね。バレても笑って許してくれそうですが。ロベルト様、心優しい神子様ですので。
全体的にシリアスで、事件の真相などはうわぁ…と目を背けたくなるほど残酷なところもあります。が、主役ふたりのやりとりがとにかく癒し!で、鬱屈とせずに最後まで楽しく読ませていただきました!おーもしろかったです!
電子版特典SS、めちゃくちゃしあわせそうなふたりが見れてにこにこしちゃいました。これまで大変だったロベルト様、これからはリズ様とふたりで幸せに暮らしてください!
過保護な攻めはいいですね!堪能いたしました!
冒頭からなかなかハードです。荒くれ者に襲われ気を失った猫獣人が主人公。前世をぼんやり思い出し、目が覚めたら冒険者の青年に保護されていてー。
青年と愉快な仲間たちと共に旅をし、冒険者にー…とはなりません。青年たちと皇都へ向かう旅の途中で子龍を保護し、皇都にたどり着いたところで明かされる、青年の正体。職を与えられ、職場では前世チートな書類処理能力で重宝され、自己評価が低すぎるのがたまに瑕☆な、仕事のできる猫獣人が爆誕しておりました。
両視点で書かれてますので、攻めの過保護っぷりもしっかりわかります。主人公がおつかいに行こうものならこっそり護衛がついていく。主人公に想いを伝える前に外堀から埋めていく。そんな攻めでした。好きです。
話が通じないタイプの女性が出てきたり、獣人行方不明事件が起こったり、前世にまつわる彼が登場したり…。次々と起こる出来事で先が気になり一気に読んでしまいました。面白かったです!
主人公の前世、彼との関係は切なかったです。そんな彼とまさかの再会で、しかしきっぱりと誘いを断る主人公が格好良かった!冒険者の青年と出会い、彼が自身を見てくれるからこそ自信もつき、変われたんでしょうね。
青年と出会う前に、前世の彼と遭遇して誘われていたら…俯いて、ついて行ったんじゃないかな。前世で何度も聞いたあの言葉を聞きながら。彼の後ろを。
実は第三皇子だった青年の隣を歩いて、冒険者したりお城でバリバリ書類処理したり、生き生きと顔を上げて暮らしてってほしいです!
伊達きよ先生ワールドにどっぷり浸らせていただきました。すっごく、すっっっごく素敵な、愛の物語で…!
序盤はつらいんです。唯一の人を愛し愛されたいと願うティガに求婚する異国の男性があらわれ、惹かれ、異国へと嫁ぐティガ。嫁いだ国は一夫多妻制で、自分はハレムの中のひとりだった。
ま、まさかこいつが攻めじゃないよね!?ってヒヤヒヤしてしまいました。よかった違ってて!
ティガの想いが切なくて切なくて。ハレムに住む嫁たちの、こどもへの関心のなさも悲しくて。どのような展開になるのかと夢中で読み進めました。ティガもこどもたちもかわいい!サブキャラのおじさまも、ラストは生き生きとしてらっしゃって素敵でした!
すごく、すごく愛あふれる物語で…!何度も何度も泣いてしまいましたし、すごく頼れる長男が、ティガや妹弟にだけ見せる年相応の姿には笑わせていただきました。
たくさんの愛が描かれてました。もう、ほんとうに素敵で…最っ高のラブストーリー。面白かったです!!!