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女性muziさん

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青と陽炎 1 コミック

ドンドン 

素敵な夢を現実にしてくれてありがとうございます

ドンドン先生、「夢で逢えたら覚悟して」で知ったのですが作品の振り幅・・・!
でも安定して面白いのがすごいです。
BL以外も面白く描けそうな才能を感じる(もし出ることあったら買います)

野球アオハルBLと言ってしまえばそれまでなんですが、画力とビジュアル含めたキャラ作りと(モブにもしっかり個性があって良き)何よりドンドン先生特有のテンポの良さと細かいギャグ!そんな陽の部分とシリアスな部分の落差がしっかり効いていてあっという間に読み終えてしまいました。続き〜!

攻め二人とも違う魅力がありますが、何より受け!エロい!
まつ毛バサバサ系黒髪短髪野球男子がこんなにエロいとは・・・あとがきで仰っていた坊主verも見てみたかった・・・(絶対クソエロい)
先が楽しみな漫画の一つになりました!そしてまんまとドンドン先生のファンに・・・健やかにおもろいBL漫画いっぱい描いてください!

アオイくんかわいい

センスの良い表紙で元々気になってたんですが、買って良かった…!
人外BLは数あれど攻め受けどちらもガッツリ動物でしかも異種族…!癖に刺さりました!

変温動物系って苦手な方もいると思うんですが、こんなに可愛く描ける作者さん素晴らしい。
トカゲのアオイくんがすごく愛おしかったです。
真面目で物静かなアオイくんと自由気まま我が道を行くネコのハチくん。
正反対な二人が秘密を共有しながら惹かれあっていくのが良かった。
アオイくんの尻尾のシーンは全編カラーで見たくなってしまいました。
この作者さんの他人外作品も読んでみたいです!

BLの枠を超えた良質サイコサスペンス

韓国の作家さんで初読みです。
スッキリしたシンプルな絵柄で好みは別れるかもしれませんが、読んでるうちに慣れるしストーリーに合っていてより魅力的に見えてきます。
そして韓国作家さんだけあり手や筋肉で魅せるのが上手い。

連続殺人鬼×事件の収集癖がある記者、というかなり攻めた組み合わせ。

どのキャラクターもパンチが効いていて魅力的ですが特に受けの造詣が他になくて新鮮でした。
この立ち位置になる人物は分かりやすく正義感に溢れてたり平凡だったりと、なるべく読者が感情移入しやすい設定なのがセオリー。
それを敢えて境界線の境にいるような人物造詣にしたことで読み手側も常に緊張感を持ちながら先の読めない展開を追うことに。

駆け引きや犯罪心理に踏み込んだ描写が万歳でサスペンスとして十分に読めます。
ところどころコミカルなシーンもあって(この作家さんのギャグツボりました)グロ要素はほぼないので苦手な方でも大丈夫かと。

BL要素もしっかり効いていて呑み込むはずが呑み込まれて受けに執着していく攻めの描写が堪りませんでした。
時折攻めの精神が幼なげなのが可愛くて可哀想で、でも怖い…
この作者さんにしか描けない世界観がしっかり築かれていて作品としての完成度が高いです。

気付いたら全巻買って読み終えてました。
特にクライマックス!容赦なく描かれる因果応報。
それぞれの傲慢さが招いた負の連鎖…しばらく登場人物に感情移入して切なさややるせなさを感じてしまいました。


ストーリー重視な方、攻めと受けの駆け引きが見たい方、今まで読んだことのないタイプの作品に触れたい方にお勧め。
決してハッピーエンドではないんですが、それを踏まえても多くの方に読んでもらいたい作品です。
個人的お気に入りキャラクターは班長!憎めない!

お互いを想い合う

試し読みで気になって購入。
ドラッグストアの店員さんな受けの大神くんとそんな彼に一目惚れしちゃうジムのインストラクターな瀧本くん。
何気ない設定がありそうな感じでキュンとします。

割と早い段階で攻めが受けに告白するのですが、この告白が一生懸命で誠実でとても良かった!
そしてそれを真剣に受け止めて関係を積み上げていく受け。二人の互いを思う姿が尊かったです。
時間をかけて身体を繋げる描写もこの作品に合ってて良かった。

絵が綺麗でスッキリした絵柄もあって漫画として読みやすいです。
あと二人のファッションがさりげなくオシャレで好き!
表紙のイラストがまさに恋に落ちる瞬間を捉えていてこの作品を表してるなぁ…と思ったので、このジャケに惹かれた方は買って間違いないです♡

やさしい先輩 電子 コミック

木ノ河奈知 

心に突き刺さる

創作BL大豊作まつりで気になって購入。
そして出会えて良かったー!
全人類読むべき隠れ名作!!!!!
感情が揺れすぎて深夜にベッドの上でゴロゴロ情緒不安定になってしまうくらい良かったです。

陽のグループに属しながらもそこはかとなく周りに合わせて生きている攻めと人見知りで隠キャな受け。
そんな二人の出会いと関係の変化が春夏秋冬の季節を交えて描かれています(もうこの時点で好きなやつ)

この作品の受けは非常に繊細で、コミュニケーション社会の生きづらさを感じながら生きています。(これがまた気持ち分かりすぎて…)
そしてそれは攻めも同じ。決してスパダリでも根明でもなく、等身大の学生として自身も悩みながら生きている攻め。
でもそんな攻めに出会ったことで少しだけ前向きに変わろうと頑張る受け。関係が尊い!
不器用に進んでいく二人の関係から目が離せませんでした。青春!
ある意味で救済型BLだと私は感じたんですが、他ではあまり見ないパターンですごく新鮮でした。

作者さんこれが初作品ですかね?
心の機微を漫画で表現するのが抜群に上手いです。
読んでるこちらの胸が痛くなるくらい感情が伝わってきました。
また応援したい作家さんが増えて嬉しいです。
紙書籍で出してほしいな〜手元に置きたくなるような、大事にしたい作品です。

※追記
作者さんのXで二人のその後のお話が読めました!
て、てえてぇ〜!となったのと二人の距離がちょっぴり縮まってて可愛かったのでぜひ見てください!!

応援したい

先にお伝えしておくと、物語が広がりそうなところで終わってます!ああ〜二人の交流のこの先が読みたい!

幼少期の影響で女装が好きな桐谷くんと、ある出来事でそんな彼の秘密を知る尾沢くん。
なんだかとても見守りたくなる二人でした。
会話のセリフが胸に響いてくる素敵な漫画だ〜

あと終わり方に関してはヤキモキする展開で終わってるわけではないのでご安心ください。
二人のその後を勝手に妄想しながらホクホクできる。できれば先が見たくなる。そんな爽やかな読後感!

BL未満なのでガッツリ絡みを見たいという方にはオススメしませんが、試し読みで空気感が好きで作者様を応援したい!という方はぜひ読んでみてほしいです。

こっちの二人も好き

スニーキーレッドに出てきたサブ二人のお話。
順番としてはスニーキーレッド1、2→コレ→スニーキー3という感じがオススメです。

いや〜ド執着イケメン年下攻め×平凡ノンケ受けって不変的な良さがありますね…何でこんな刺さるんだろう。

たなと先生が描く受けは本当にどこにでもいそうな平凡さがあり、そこがすごくイイ。ちゃんと普通な容姿なのにそれ以外が可愛い(最高)
攻めの本多くんはたなと先生の作品の中でも割と分かりやすくイケメンに描写されてるなと個人的に思ってて、受けの鈴木くんとの落差が美味しいです。

えっちは激しすぎずナチュラルな描写なんですが、それ故にエロいというか…リアルなんですよね(最高)
そんな中でも攻めのねっとり重くて瞳の奥に揺らめく情熱を感じるような愛が伝わってきて…エロい。

本多くんが鈴木くん好きすぎるのを見せつけられる一冊となっており大変美味しゅうございました。
スニーキー3巻読んだ方はモーションエモーションの番外編もぜひ読むべし。3巻でお話してる下剋上?が楽しめます。短いけど可愛くてキュンキュンできますよ♡

シンプルに絵が好き

続編が良かったのでレビュー。
溺愛執着ストーカー攻め×おバカかわいい小悪魔誘い受けって感じなんですが、不思議と爽やかで癖がなくサブ含めて好感度高いキャラしか出てこないので読みやすいです。

普段可愛すぎる受けはあまり好まないんですが、この作品の受けくんは可愛いだけじゃないところが魅力的!ちゃんと周りの友達や攻めのことを思いやる気持ちを持ってて包容力を感じます。性に明け透けなところも男の子って感じでイイ!
対する攻めくんは当て馬が出てくるこの続編をもってさらに完成された感ある…!

当て馬くん含めて周りのサブキャラも魅力あって読んでて面白かったです。
あとシンプルに絵柄が好き。
この絵とキャラクターに惹かれてラブコメ好きならオススメです♡
もし続編あるなら受けくんの学科のお話とか二人の将来のお仕事の話とか見てみたい。

双極 コミック

芽玖いろは 

至高の弟×兄BLのひとつ

もともと兄弟ものが癖なんですが、今まで読んできた中でも上位に入る好きな作品になりました。
好みどんぴしゃすぎて読み終わったあともう一度最初から読んでしまった。

勉強のできる真面目な双子の兄・郁朗と、対照的に出来の悪い弟・朱也。
良好な関係が築けていない二人がある出来事をきっかけに変わり始め…という感じです。

兄弟BLの良さって、周りから比較されやすいことで劣等感が生まれたり共依存に陥りやすい環境が発生するところだな〜と個人的に思っているのですが、その全てが凝縮されてました。

兄が弟に劣等感を抱いてる一方で弟は兄にクソデカ感情を向けてるという講図…永遠に好き。
恋に気付いた瞬間の兄がめちゃくちゃ可愛かったのでそら弟が抱くわな、と大納得してしまった。

シリアスなお話に合った繊細な絵柄もとても良きでした。弟・朱也の"視線"の描写がイイ。
ラストも切ないながら二人の先を感じさせる綺麗な終わり方で良かった。
作者さんがあとがきで語られてた10年後の二人、見てみたいなぁ。

登場人物が生きている!

上下巻まとめてのレビューです。
潔癖症の鷲園くん(受け)と縁があって仲良くなり、一緒に過ごすうちに惹かれてゆく梅谷くん(攻め)
設定は王道なんですが、この「潔癖症」が非常に物語に効いてて脱帽です。

まず心情描写がめちゃくちゃ自然且つ丁寧で驚きました。
昨今の商業BLは短い話数の中でお互いに惹かれていく様子や導入部分を描かなければならず、心の動きを自然に感じることの難易度が高いな〜と思うんですが、そういった違和感が全くなかったです。

そして何と言っても登場人物が「生きている」と感じられる!
家庭の問題やLGBTに対する周囲の目、病気から生まれる人間関係の弊害などが描かれておりそのどれもがとてもリアル。

そのため切なかったりしんどいシーンもあるんですが、攻めも受けも逃げずに向き合いお互いを想い合いながら前向きに頑張って「生きて」いる!
ので物語が重すぎるということはなく、考えさせられながらも二人の互いを想う気持ちが感じられとても尊かったです。

かといって人間ドラマだけではなく、攻めの触りたい!って欲求や攻めから見た受けの可愛さがコミカルに描かれてたりとちゃんとBLしてるシーンもあるので物足りないということもなく!ナイスバランス!
特にちょいちょい出てくる梅谷くんの脳内欲求が漏れるシーンが個人的にツボでした(笑)

心情描写がしっかり描かれているお話を読みたい方にすごくオススメです!