後半部分を雑誌の連載で読んでいて、単行本になったら欲しいなと思っていました。近所の本屋で見かけて購入。
なので前半は初見、後半は読んでたけど、よく分かってなかったことが判明しました。途中からでも普通に面白かったけど、最初から読んで、あ、そういう!えー、すごく好きなんですけど!となり。
悪魔のくせに芯が天使だから、甘いのですね。そしてタイトル回収でした。バブちゃんでコーティングされて愛らしいけれど、元は悪魔で性悪しかも100年浄化液に浸からないと浄化できないほどの。
ここのくだりも好きだし、他にも好きな展開がいっぱい。
赤星先生のコマ割りや絵柄が自分好みで、すごくツボでした。とても面白かったです。
和風ファンタジー。そういう系統も好きなのと、表紙も好みだったので前情報なく書店で見かけて購入しました。
とてもかわいいです。肩から先が羽で可愛らしい。あとは人型?(というのかな、この世界観で何というのかちょっとわからないのですが)ですごく守ってあげたくなる初々しさが良いです。時々見せる儚そうな笑み方とかも可愛くて、庇護欲を掻き立てられます。
すごくゆっくり物語が進んでいきます。まだ序章といった感じで、不穏な要素があちらこちらに散りばめれていて、一巻で完結かと思っていたのでちょっとびっくりしました。でも、丁寧に描かれていて大変満足です。
あとがきに書かれてたように、次巻からぐっと動き出すようなので、続きを楽しみに待ちます。とても素敵でした。
アジアの雰囲気と日本のカジノ、この世界感、大変好みです。
危なそうでそこまで危険なこともなく。
と思いつつもラストのシーンは迫力あって本当に脚もっていくのかと、そういうエンドもあるかもとドキドキしました。そしてオチの部分、令輝の無機質なイメージの性格から月並みの愛情表現などないけれど、でも確かに絆のようなものがあり。このシーンは大変好きな部分です。
また、後半の追い込みは読んでいて面白くて、お互いの気持ちの交わらなさと雪の藤堂に対する気持ちの表現の仕方がなんとも切なくて、でも最後は甘くて、また夢中になって読んでしまいました。
腰のルーレットの刺青、雪が今までどんなセックスをしてきたのか軽く伺える表現など、ところどころ切なくて。本当に猫のような雪が魅力的で、家族から愛されている末っ子の九輝も彼の思う正義を貫いていてそこも素敵でした。頭の中で映像が浮かんでくる素敵な作品です。
書店で見かけて気になっていたので購入しました。
わりとサクサクと進んでいきます。2カ所ほどお話のポイントになる部分があって、そこが気に入りました。結ばれて、ページ的にこのままで終わりじゃないよなぁ、どんな問題がくるのかな、と思いながら読み進めると。物語の佳境でわだかまりが実はあって……。実に人間らしい理由で、好きと嫉妬、認められたいけれど、芸術的センスは努力だけでどうにかなるわけでもないので、せっかく乗り越えたと思ったのに会ったら愛しさと嫉妬心まで復活してしまう……共感しちゃいました。
ハッピーエンドになるのに、どのように落ち着くのかなと思ったら、攻めの愛が深かった!続編があっても良さそうな雰囲気で、とても面白かったです。
きっと壬生の才能に嫉妬したり、頼もしく思ったり、作品を愛したりするんだろうな。実はお互いすごく深く愛してるところ、好きです。
和章のお話。柊という名前すごく良いですよね。
物語の主軸ととても絡んでいて、面白くてものすごく丁寧に読みました。
能面の様な和章が後半、ほぼ物語の終盤で彼の顔が綻び色々な表情を出すところがとにかく嬉しくて、ああ、幸せになれそうで良かった。
印象に残っているのは、先生が倒れてセリフを言うシーン。いつも凪の様に黙っていたけれどとても耐えていた、先生の気持ちを想像すると苦しくてやりきれない、そして信じていた柊が正しかったなと。
焼香のシーンもやはり印象に残っていて、とにかく読んでいて物語のイメージが脳内で映像の様に再生されました。
個人的にはキャラメルをざーっといれるとこ、自分の身内のお葬式とダブって泣き笑いで共感。
そう、まだ先は長い二人だから、少しずつ一緒に人生を生きていく、希望があるところも好きです。
雨の音から始まる、重々しくじっとりとしたイメージから、主役二人それぞれの物語が表現されて、少し交差し。また一気に絡まりほつれ結びついていく。
毎回一穂ミチ先生の作品は読み始めにドキドキワクワクさせられるのですが、このお話は特にじっとりとした湿度を感じさせられ一瞬辛いのですが、読後はめちゃくちゃ良かったです。
印象に残っている、タワマンに住む先輩の表現もねっとりとしていて、ある種理解できてしまうし、でもこの気持ち悪さの表現が非常にしっくりくる。読んでいて一顕の彼女が変なのではと思わされるけれど、別れる時の勇ましさと勢いは全く嫌じゃなく清々しさも感じられました。
整も見かけと違うだらしなさ加減が魅力あって、大変好きです。それぞれが別々に生きてきた過去(元恋人など)を受け止めながら、一緒に生きていくというところもすごく腑に落ちて好きな部分です。
発売日に紙で購入していたのですが、なかなかタイミングがなくて積読状態でした。やっとちゃんと読めました。
上下一気読みです。よかった、面白かった…!もしかして雰囲気だけかなと思ったのですが、さすがのウノハナ先生。ぐいぐい読まされてしまいまいした。
ヒロムが自分の好みのタイプなので、堪らないです。一度人生につまづいてしまい、なかなか日の当たる場所に戻れないけれど、それでも環境を変えることが出来て、二人で暮らせるようになって良かった。慶太は早々に恋に落ちちゃってるとこもかわいくて風俗ルポを早々にやめたところもかっこよかったです。
あとがきで書かれてたけれど、お隣に住んだ二人もすごく良い子たちだったし、悪者になりきれなかった彼も憎みきれないそこはかとない悲哀がまたリアルで切ないですね。