怪我をきっかけに現場仕事を退職しシェアハウスに引っ越したゲイの六郷。同居人の朝三もゲイだとわかり、それ以上にお互いの性癖がピッタリで惹かれる気持ちを抑えきれず…。SMとDom/Subの中間な感じの設定で、リアル感あってとても良き。
六くんの関西弁で明るく素直なとこと、サミさんの普段優しいのにスイッチ入った時の眼差しがたまらん。リミッター外して暴走するところが見たい!
六くんのサブミッシブをサブちゃんって言うのが可愛すぎる〜。
シェアハウスの皆の理解ある環境も温かくて素敵だし、2人のこれからがものすごく気になる!サミさんの自分を抑圧しすぎてしまうところを、六くんの持ち前の素直さがどんどん刺激して崩していって、2人でグズグズのトロトロになっちゃうところを見守りたい〜。
連載から読んでたのだけど、単行本でまとめて読むと更に良いです!2巻を切望〜!!
新人BAとして働く新の前に4年ぶりに現れた、陸上の後輩で有望な若手スプリンターの漣太郎。自身も陸上を愛し漣太郎の才能を見いだした新が、なぜ急に離れたのか…。
4年の間に変わったように見えてもお互い根っこの部分はそのままで、相手を想う気持ちは変わらずやっと本音で向き合える事が出来て良かった〜。
ランナーからBAへ転身した新のきっかけが、かつて自分もメーキャップアーティストを目指した時のものと同じだったのですごく共感。メイクもピアスもタトゥーも変わりたい気持ちを後押ししてくれる。
始まりは微ショタだったけれど、大人になって変わらぬ想いを確かめ合って結ばれたのが良かったなぁ。惹かれ合った気持ちは本物だった。自分を信じて応援してくれる人がいるのっていいね。
少しずつ進むエチも愛おしくて良き。
同性愛者である事を隠しセフレにお金を払って欲求を満たしている青柳。憧れの王子である部長にゲイバレし退職しようとしたら、浅桐部長にも自宅がゴミ屋敷という秘密があって…。誰にも愛される事はないと諦めていた青柳と、もう誰かと愛し合う事はないと諦めていた浅桐。
2人の傷つく事を恐れる気持ちと、それでも更に強く芽生える相手への想い。すれ違いそうになりながらも結ばれて本当に良かった。
それぞれが色んなものを抱えていて、その痛みを癒やし包み合える人の存在は唯一無二。王子の作ってくれたシロツメクサの指輪も、それをドライフラワーにしちゃう青柳君もとにかく可愛くて尊い!
読みながらその優しさにこちらもすっかり包まれてしまった。温かさの余韻。めちゃめちゃ良い作品だ〜!!!