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元レジスタンスのミカは矯正施設に拘束され過ごしている。ミカの管理をしている旧型のロボット形状リールーはエラー続きだけれど、ミカとは気持ちの通じるところがありいつしか親愛関係が。
ある日無理やりリールーのトートを新型と交換させられそうになり施設を脱走したミカは、目の前でトートが破壊されそうになり自ら施設へ戻るけれども間に合わず⋯。
その後人型の新型にお世話されることになるけれど、そこにはしっかり旧型トートの記憶が残っていて、やっと現実に抱きしめ合えた2人に涙〜!
人の命には限りがあってだからこそ一緒に過ごせる時間が大切で尊くて、でももし愛する人が亡き後もずっと一緒にいられるならそれを拒む事ができるだろうか?
どんどん技術が発達してAIとの会話が日常となった現在、こんな未来はそう遠くないのかもしれない。
でも時代がどんなに進化しても変わらぬ大事なものは何か。それを教えてくれるような一連のシリーズだった。
この後もまた続きが読めたら嬉しいなぁ。
「2055」「2072」に続く近未来シリーズ。
人間。
アンドロイド。
AI。
愛の形は?
愛は不変か?
そんな哲学的な問い。
本作は「2072」でも描かれている爆発事故の生き残りオリジン・ミカが主人公。
レジスタンスのミカは、矯正施設で旧型ロボットに管理されている。
ロボットは故障エラー続きで、スルガたちは新型筐体ロボットつまり人型ニューオーダーAIに交換しようと提案するが、勿論ミカは拒否する。
ある日、遂に強制的に新型と交換されることになり…
ミカにもよくわかってる。この憎む気持ちはもはや意味もないことは。
それでも口をつくのは、不完全でいい、壊れてていい。そして突発的に旧型を掴んで逃走してしまうミカ。
さて、この逃走劇は勿論失敗します。
旧型は壊れてしまい、結局新型があてがわれる。
無気力なミカに新型が話しかける…
これは、奇跡?
それとも、進化?
不完全な人間(オリジン)が、愛の永続を願って創り出したオールドAI。その後、AIが自ら作ったニューオーダー。彼らは完璧。なのに今度はそのニューオーダーがオリジンの愛を学習する?
進化はまるで環のように。「僕は僕だよ どんな姿でも」