“この気持ちをなんと呼ぶのだろう" 両片思いのふたりが夜空に織りなす恋と友情

きみと見た ほうき星を探して

kimi to mita houkiboshi wo sagashite

きみと見た ほうき星を探して
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×216
  • 萌19
  • 中立8
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
344
評価数
87
平均
4.1 / 5
神率
49.4%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
G-Lish Comics ガーリッシュコミックス
発売日
価格
¥647(税抜)  
ISBN
9784864572873

あらすじ

高校最後の文化祭で仲良くなった同級生の河合と大原。
たったひとり、廃部の決まった天文部で頑張る河合は、
大原にとって特別な存在だった。

それから2年――
多忙な大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は
同じアパートに住みながらもすれ違いの生活を送っていた。
ある日、偶然大原の引っ越しを知った河合は、
大原の近くにいたいという気持ちが恋だったことを自覚し…

“息がかかるほど近くにいるのに、絶望的に届かない"
もどかしく切ない想いがすれ違う、ディスタンス・ラブ。

【単行本:各話タイトル 】
第1話「きみを泣かせたのは僕だった」
第2話「彗星が消えた日」
第3話「この感情をなんと呼ぶ」
第4話「すれ違う軌道、ふたり」
第5話「燃え尽きるまで」
第6話「暗い星が照らすもの」
最終話「きみと見る ほうき星」
描き下ろし番外編

表題作きみと見た ほうき星を探して

河合博人,大学生,ガソリンスタンドでバイト
大原翔,カーディーラー,高校の同級生

その他の収録作品

  • 描き下ろし番外編(単行本用描き下ろし)
  • カバー下:あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数15

すれ違いありの切ない恋物語

受けと攻めの両視点で語られていくのですが、
受け君の方が苦労していて、色々と諦めてしまって
いるところが読んでいて心が痛かったです。

偶然を装って攻め君が受け君と同じアパートに
引っ越してくるのですが、物理的にそばに居られることに
あぐらをかいてしまい、受け君との関係をないがしろに
してしまったことは頂けなかったなぁ~。

両想いとわかっても、
身体だけは繋げても、
心は遠く遠く離れていく。
もだもだ展開が続きます。

攻め君のバイト先の代々木先輩がとてもいい人で、
彼が居なかったらすれ違いのまま二人の関係は
終了していただろうなぁと言えるほどです。
また、重くなりがちな物語の中での癒しというか、
まさに救世主(メシア)的な存在でした。
代々木先輩が居てくれて本当によかった!!

最後はまとまるところにまとまったのですが、
その後の色々をもう少し読んでみたかったので、
物足りなさからこの評価になりました。
番外編が高校時代の話ではなく、
まとまった後の話だったら萌×2にしていたと思います。

0

理解できない事が色々……

高校時代の同級生、星空、天体観測ときたらせつなくロマンチックな路線かと思いきや疑問点が多々続出して、お話の世界に入り込めませんでした。

・3年間も同じマンション(わざわざ受けの近くにいたいから学校から遠い受けのマンションに住んだ)に住みながらめったに会わない、飲みに行った事もなく酒が飲めるかも解らないってどういう事?!友達ですらないと思う。
せめて一ヶ月に一回くらいは飲みに行きたくならないの?お互いの家で飲むとかご飯食べることくらいもできなかったの?!
・そもそも受けのこと、好きだったのにどうして同じマンションに住みながら長らく会わなくても平気だったの?
そして攻めへのお誘いや高校時代からの約束も忙しいを理由に断られ続けた結果、受けは攻めへの思いを断ち切るべく引っ越しを決めるのだけど、その途端、受けに執着するようになるのはなぜ?遅くない?
・攻めは高い家賃を払うためにバイト漬けになって同じマンションでも会えないくらいだったのに新居にはマメに通って、しかも手作りのプラネタリム(気が遠くなるような作業を含む)を作ってるんだけど、バイトどうなったの?どうして暇になったの?暮らしていけるの?

そもそも
・お互い好きだとわかっている。
・さんざん攻めは受けのことを好きだ好きだ言ってる。
・受けは「抱いてほしい、オレを本気で愛してほしい オレは本気だから…って無理だろ?」と挑発したのに対して、攻めは「わかった 抱いてやる」と覚悟を決めたうえで毎日のようにセックスしている。
なのに、付き合えない という事が理解出来ませんでした。
受けが自分がゲイで、攻めがノンケだからいずれ別れが来るという事が怖くて付き合えないというけど、男女、夫婦だって別れないという保証は全くないわけで。
そして本気なのは自分だけだとやたら拘っている事。
でも人によってはここが愛おしく感じる萌えポイントなのかもしれません。

そして「なんでこんなにプラネタリムを作ることに拘ってるんだろー……」
独りよがり、独り相撲の好きなめんどくさいやつだなぁとしか思えませんでした。
(借金のための進学断念など同情する余地はありますが)

0

設定に無理がありすぎ…

天文部の河合と、文化祭の展示を手伝った大原、展示は誰にも見てもらえなかったけど、これから一緒に彗星や月食を観ようと約束。大学生になった河合は、好きな大原を追いかけて同じアパートに決める。淡い恋はこれから!
でも河合は家賃のためにバイトに明け暮れ、好きなはずの大原との約束も守らず、顔を合わせることもない。就活目前だから約3年?同じアパートに住みながら、一緒に飲んだこともないって、友達以下じゃないか!
なのに大原が引越すとわかった途端に「好き」と言う身勝手さ…
同じアパートでも会えないほど忙しかったのに、新居の大原にはマメに会いに行けるのが謎だし、大原の信頼を取り戻すために作ったプラネタリウム2号機は手作業で一万個も穴を開けたって…バイトは?家賃は?

大原も河合のことが好きだったのに、一緒にいられると思った期待を裏切られ、いきなり好きと言われても信じられなくて当然。でも信じられなくても、カラダの関係を持つと、仕事が忙しくなるから会えなくなると言った直後に毎晩セックスしに河合の部屋にやってくる…健康面は大丈夫なの?

毎晩セックスしてるのに、付き合う付き合わないで二人が揉めるのもよくわからない。
河合は好きだ付き合おうって言ってるんだから、OKと返事を返すだけで済むのに、大原は河合を遠ざけてまで河合に告白するためのプラネタリウムを作る。河合がそうしたように、告白の本気度をプラネタリウムで示したかったのかもしれない。でもキャラの気持ちより、「プラネタリウムを作る」って設定を作者が使いたいだけじゃないかと思えてしまう。
河合のバイト先輩のキューピッドぶりは素敵でしたが…

父親のリストラで夢を諦めて就職する大原が河合と比べて自分を可哀想に思ってしまったこと、肉欲を求めてる自分を河合がどう思うか怖くて踏み出せなかったこと、河合をどんな気持ちで吹っ切ろうとしたのか、大原の気持ちには共感できるところがいっぱいあったし、二人が変わろうとするキッカケに天文を絡ませるのもロマンティックなのに…
無理がありすぎな設定と気持ちを置き去りにした展開が気になりました。

キューピッド先輩以外、ほぼ二人だけで話が展開していくのだから、背景は無理を感じさせないものにして、二人の気持ちを追えるものにしてほしかった。

1

本当、全て先輩のおかげ

同人誌を買っていて、とても好きな作家さんで、題材も高校時代からの両片想いとか大好物なのですが!!
何故か響きませんでした。
何故だろう?
多分、すれ違いがリアルすぎたからではないでしょうか。
無視して学校から遠いマンションを借りたおかげで、バイトに追われて会う暇も作れないとか、物語では決してあってはならないですが実際ありそう。しかし、約束破るのは良くないな!!
でもね、信じられないようなこういう人、結構リアルでいるんですよ。
これじゃあ、大原くんが頑なになっても仕方ないかも。
ちょっと頑な過ぎるかなという気もしますが、現実だったら全くもって河合くんを信用できなくなるのもわかります。
このどうにもならない状況を、愉快な先輩が面白半分で首突っ込んでくれたおかげで上手くまとまり、本当、この先輩がいなかったら確実に別れたままでしたよね。
高校時代のエピソードは良かっただけに、色々萌えられないのが残念な一作でした。
リアリティは必要だけれど、ある程度作られたお話でないと萌えられないのかも。

1

表情の魔術師…!

先日「結んでほどいてキスをして」で三月えみ先生の世界観にドップリハマり、こちらの作品を作家買いさせて頂きました。
もう、あれです、最高…。
最近BL本の読みすぎで何を読んでもフ〜ンヘェ〜ホォ〜みたいな感じになっていたのですが(笑)、三月えみ先生の作品に出会えて、こんなに心が動かされることがあったでしょうか、いやない。
話も登場人物の感情の動き、表情が丁寧に描かれていて、特に表情が素晴らしいです。
例えば、すきだと告白した後の表情、場面は違いますが受攻どちらも見せてくれます。とくに両思いになったあとの抱き合うシーンの表情は本当に受攻どちらも好きが溢れていて相手のことを欲しい欲しいと思う感情がひしひしと感じられ萌えすぎて暴れます。
思い悩む顔、覚悟を決めた顔、相手を想う顔、もうこんなにいろんな顔見せてくれて本当ありがとうございますといった感じです。
もう先生の家の方向に足向けて寝れません。
攻のバイト先の先輩もすごくいいキャラすぎて好きになりました。

3

二人の天体観測

三月さんの新刊と言うことなので遅れながら先日拝読させていただきました!

二人のすれ違う心、お互いにどうしたらいいか分からない。
もどかしいお話でした。
正直自分はこのような経験をしたことが無いので大原の気持ちが良く分かりませんでした。あと彼少し面倒くさいですね笑
少し変わっている河合だから付き合えたのだと思います(^^)/

お互い好き合っていて体の関係もあるのに、心が通じていない。
私には少し難しい考え方でした笑
大原がアツシの件で男同士の恋愛について恐れているということは分かりました。そしてそれで河合とも素直に付き合えないことも、
ゲイとノンケの恋愛はやはり難しいですね。
星が原因で大原の気持ちが不安定になり、星のおかげで二人は結ばれる。
題名にもありますが作中には多くの星に関する描写が見られました。
題名から推測していた二人でただ天体観測をするという話ではなく、恋愛のお互いの理解が難しいことがわかるお話でした。
三月さんはやわらかい絵柄ですしシリアスすぎる~ということもなく、読みやすい作品だったかと思います(^^♪

2

萌えないすれ違い。。。

高校最後の文化祭、廃部が決まってる天文部、星と宇宙の話でリンクする2人。設定自体はすごくステキです。でも、イマイチ萌えませんでした。まず、高校卒業後、大原が好きで同じアパートにまで引っ越してきたのに、大原に「箒星群を一緒に見よう」と誘われて断る攻め・河合。元々高校の時一緒に見ようって言ったのは自分なのに。しかも理由はバイトが忙しいから。は?ちょっと意味が分からん。。。ノンケとはいえ、家や大学から遠くて家賃も高いアパートにわざわざ引っ越すぐらい大原が好きなのに、その後はバイトが忙しいから放置って!

受けの大原も凄く意固地で、勝手に河合の考えや気持ちを決めつけて自己完結。「もう諦めるって決めた」から両想いだと分かっても付き合えないらしい。。。確かに期待させて放置した河合は悪いけど、そこまでかたくなな態度だと。。。可愛くないです。。。河合は謝って歩み寄ってくれてるのに。

最終的には大原が考え直して、河合を受け入れてハッピーエンドなんですが、なんか良く分からないです。普通は「すれ違い」がキュンキュンポイントのはずですが、すれ違った理由が河合のバイトが忙しいことと、大原の性格的欠陥みたいなものが原因なので「切ない」すれ違いって感じではなくイマイチ萌えなかったです。

4

河合と大原と代々木はいるけど東進はいない

第1話が河合目線、第2話と第3話が大原目線、第4話が河合、第5話が大原、第6話が河合…そして、過去と現在を行ったり来たりといった感じで、少し分かりづらかったのが残念です。
ストーリーは良かったし、最後は無事に結ばれてホッとしました。が、大原の気持ちがもどかしい…。
「俺を本気で愛してほしい」って言っておきながら、河合の告白を拒みちゃんとお付き合いすることもなく、身体の関係だけを続けるのです。河合は何度となく好きだと伝えてますし、そもそも大原に会いたいがため彼は近所に引っ越してるわけです。そんだけ愛されて一体何が不満なんだろう…、と思ってしまいました。
もし、代々木の後押しがなかったら、大原が告白することもなくセフレのままで、いつしか河合の気持ちの方が冷めちゃったりなんかしたんですかね。
切ないというより、もどかしい二人です。
何はともあれ代々木、ありがとう!!君は二人にとっての林修だ!(←?)

7

思い出ばかりが美しかった

 星を見るってすごくロマンティックですよね。親に内緒で深夜に家を抜け出して仲間と流星群を見に行ったり、幼馴染と公園のブランコでただ一緒に星を眺めたりした日々は、ワクワクしてちょっと切ない思い出です。大人になってからは、夜は繁華街に出かけるもので、ただ星を眺めるなんて無縁になってしまったし、田舎とこちらでは星の数がそもそも違う。思い出は思い出のままの方が美しい。その思い出をやり直したらどうなるんだろう!?そんな気持ちで読んでいました。
 攻めの河合は不便なところに引っ越してまで大原のそばに居たかった。河合を好きな大原はその行動に期待する。大原の気持ちはよくわかるんです。それは期待しますよ。わかりやすい行動ですもん。だけど河合の気持ちがさっぱりわかりません。なぜに放置?「そばに居たい」が一番の理由なのに、家賃払うのにバイトが忙しくて約束も守らない、会うこともなくなるってその程度の想いってことじゃないの?と…。その後の頑張りには私ですら「本気か!?」と懐疑的になるんだから、大原が信じられないのも無理はないと思いました。
 大原は頑な過ぎるほど頑ななんですが、沢山の事を諦めてきた大原がキラキラした河合に惹かれた、高校時代のエピソードがすごく共感できて切なくて、そこばかりを何度も読み返してしまいました。やはり思い出は思い出のままが美しい。そんな印象が残ってしまって、作品としてはちょっと残念でした。

4

涙がぶわぁっと・・・

とにかく主人公の2人がよく泣きます。
しかし、そのたびに気持ちに同調して、
涙を抑えることができませんでした。
初読み作家さんということと、
レビューの高さがイマイチということに尻込みしてしまい、
なかなか購入に踏み切れなかったのですが、
今は勇気を出して買って良かったと思っています。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

《CP》
星が好きな大学生・河合 × 感化されて天文に魅せられた社会人・大原

高校の頃、たったひとりで天文学部の文化祭の出し物を作っていた河合。
それを大原が手伝うことになります。
文化祭の本番、一人の見学者もいなかった天文学部。
「こんなに綺麗なものを作ったのに……」と泣く大原。
天井から下がっている星々。それに淡く照らされた暗い室内。
雰囲気満点で、大原の気持ちに同調し、涙が滲みました。

美しい天文学部の出し物。
これを見て、2人はどう思ったのだろう……。
隣で並びあう河合と大原の背中が複雑に…それでも純粋に見えました。


両片想いだった2人。
大学生と社会人になって、やっと両想いであることを知った
河合(攻め)と大原(受け)。
しかし河合がどんどん自分から離れていってしまうことと、
河合がゲイでなく、ストレートだということを気にして、
「付き合わない。お前の事は諦めたんだ」と言う大原。
ここは、河合が「バカヤロウ!!」ですよね。
いくらバイトが忙しかったとはいえ、
どんどん河合に感化されて星を好きになり、天体望遠鏡まで買った
大原の気持ちを考えて欲しかった。
河合は自分の行動を顧みる必要があると感じました。

やっと大原(受け)に対して、出直すことを決めた河合(攻め)。
彗星のように大原への気持ちで
「燃え尽きるって決めたんだ」と言う河合の台詞。
ここでも涙がぶわっときます。
なんてずるくて、格好良いセリフなのだと思いました。

体を繋げながらも、決して河合とは付き合わないと、頑なになる大原。
不安になることはいっぱいあったろう。
でも、少しでも河合の台詞の本気を感じて欲しかった。
気持ちを信じてあげて欲しかったです。
大原(受け)は、その気持ちを信じたかったために、
河合(攻め)に出直して来いと言います。
出直そうと決めた河合は、大原のためにプラネタリウムを
2回作成します。

そして最後、逆の立場となり、大原は改めて河合に対して
「出直そう」と決めます。
そして本格的なプラネタリウムを作ることに。

大原は言います。
「このプラネタリウムが完成したら、なんて言おう。
 付き合ってください、かな。それとも……」
告白の練習をする健気で一途な気持ち。
それを部屋の裏で聞いていた河合は驚きながらも涙していました。

ああ…、ここも河合の気持ちに同調。
ぶわぁっと涙があふれて、ティッシュが必要になっちゃいました。
なんて純粋な2人の気持ち。
それを考えたら、本当に涙が滲んで読み進めることが
できなくなってしまいました。

それから紆余曲折を経て、2人でプラネタリウムを作ることになります。
綺麗なプラネタリウムの完成の中、2人は再び両想いとなります。

最後のエッチシーンは、全てのわだかまりが無くなった
両想いの2人のセックスだったので、
読んでいる私も幸せな気持ちになりながら
ドキドキして、見守りました。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

ラストのハレー彗星の話は良かった!
ハレー彗星が次にくるまで
2人はずっと一緒にいるということの約束だよね?
2061年までずっと……。

ページの途中で泣かされ、「もう泣くシーンはあるまい」と思って
読み進めると、また泣けるシーンがあって…。
本当にこんなコミックは初めてでした。

星空を舞台にした2人の、切なくもロマンチックで、
涙がとまらないストーリー。
画力も好みで、
背景とトーンの使用方法も文句がなく、素晴らしかったです。

読んで損はありません!
ピュアな気持ちに触れたい人には、是非手に取ってもらいたい1冊です。

6

入り込めなかったです

作者の既刊コミックス2作品、共に絵もストーリーも好きでこちらも購入。星空や天文がお好きな方は二重で楽しめる作品なのだろうと思います。詳しくはないですが星は好きで楽しみにしておりました...しかし残念、私には両キャラに対し「なにを言ってる(やってる)んだ君は!」なシーンが多すぎた。結果気が逸れて切ないはずのシーンをそうは思えなかったり、あまり感動もできず…あっさりと読み終えてしまった感じです。

ストーリーに関しては部分的にすごく好きなところもあって、特に第3話『この感情をなんと呼ぶ』はよかったなぁ。好きになる過程としてもいいと思ったし、個人的には一番盛り上がりました。そしてキスシーンが二十歳前後でこの大人っぽさ(でもそれも◎です)、擬音やキスの角度、長さがとてもしっくりくるなぁと思います。場所でよかったのは洗車マシーン!一度は考えるニヤニヤしちゃうやつを勢いにまかせ強引にやってしまってますね。

ところで今作は回想が入るスタイルを取っていますが、もしこのお話が第3話スタートで時間軸のまま進んでいたら、もうちょっと入り込めて印象も違ったかも?とも思ってしまう。個人的にはあの「青春」な感じがよかっただけに、余計そう考えるのかもしれませんが。

次回作を楽しみに待ちたいです。

6

すれ違いというより…

初読みの作家さまでしたが、きれいな表紙と「両想いなのにすれ違う」という切ない系のあらすじに惹かれ購入してみました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

う~ん、ごめんなさい、いまいちツボに入らなかったというか…。

高校生の時に、父親の事業の失敗により、進学・将来の夢をあきらめて就職した大原くん。
星が好きで、高校の文化祭でたった一人で星空を作ろうと一生懸命な河合くん。
おお、なんか面白そう、と思いつつ読み始めたのですが。

夢をあきらめた自分と比べ、一人でもあきらめずに星空を作る河合くんに徐々に惹かれていく大原くんの恋心は理解できる。
が、河合くんのほうは…?
大学生になった時に「少しでもそばにいたい」という理由で大原くんと同じアパートに住み始めるけれど、アパート代を捻出するためにバイトを増やし、その結果全然大原くんと会わなくなる、っていうのは全然理解できなかった。大原くんからいろいろ誘われても断っていたくせに大原くんが引っ越すと聞いてからの押せ押せな雰囲気もなんだかなあ、と思ってしまった。

大原くんのほうも。
「自分のことが抱けるのか」と挑発する割に「恋人になったら分かれることになるから友達でいたい」という志向がネガティブすぎる、というか。

『両想いなのにすれ違うふたり』というより、相手の気持ちを勝手に推測してグダグダ悩んでいるだけ、という気がしました。
いや、ごめんなさい、こういうシチュを『切ない』と感じる方がいるのは理解できるのです。私の『趣味じゃない』ということなんですけれども。

カバー下は面白かった!
「裏設定」を拝見して、ほうほうなるほど、と思いつつ拝見しました。

高評価ばかりの中こんな評価で申し訳ない。けれど、こういう感想もあるってことで。

評価下げてごめんなさい。

8

好きな作家さまなのですが…

三月えみ先生の作品は、商業誌ではない作品なのですが
『藍と金』が最高に面白いと思います。(続きもので未完)

でもそれ以外の作品がどーしても個人的にグッとこない…。
基本的にストーリーは良いのでキャラに感情移入できるかがポイントになってくるのかなぁ。
今回は攻にも受にもそれがあまり出来なかったです。

高校の同級生ふたり。
盛り上がって相手に期待させちゃう攻と、
家庭環境やマイノリティから、全てを諦めてきて、もう期待したくない受。
近くにいるのに、両想いなのに、絶望的に遠い。
なかなかくっつかないふたりを楽しむ作品だとは思うのですが、
攻、ちょっと自分勝手すぎ?
受、もーちょっとガツガツしちゃえ!
って思ってしまいました。

しかし、さっぱりとした絵柄なのにあいかわらずキスシーンやエロシーンに色気や生々しさがあり、やっぱり好きな三月作品。
毎回エロとキスに例外なく萌えて滾る!
これがあるからこれからも作家買いはしちゃうんですよね。

5

いい話だけどキャラには萌えない

高校三年生。廃部になる天文学部の最後の部員だった河合(攻め)と、男が好きな自分を隠し、家庭の事情で進学と夢を諦めた大原(受け)はひょんなことから知り合いになった。
文化祭の制作を手伝ったことで仲良くなり、互いに密かに友情以上の気持ちを持つようになる。大学に進学した河合は偶然を装って大原と同じアパートに入居するが、学生と社会人の時間は合わず、だんだん疎遠になっていく。そんなある日、2人で月食を見ることになり、お互いの想いを確認しあう。しかし大原は「友達でいよう」と言い残して引っ越してしまい…。


とてもいい話ではあったんですが、とにかく受けが意固地というか何というか、自分がこれ以上傷つかないことだけを優先して攻めの想いをはねつけるのが少々イラッとしました。
これを切なさと取る方もいらっしゃると思うので、そこが萌×2以上と萌未満の境目かと思います。

受けの気持ちはすごく理解できます。親の事業が失敗したために進学をあきらめ、なりたかった職業もあきらめ、ゲイであることに悩んだ時期。その上学生の攻めとは時間もタイミングも合わず、昔した一緒に彗星を見る約束も果たせなかった。何の期待も持てなくなるのはわかります。
でも告白されて告白して、さあこれから、となったときに「友達で」とピシャッとシャッターを下ろしちゃうのはどうかと思う。それも断るならともかく、毎日自分から攻めの部屋に押しかけて、身体の関係は持っちゃう。いやいやこれはいかんでしょ。気持ちはわかるけど。
たとえばこれが受け攻め逆で、受けの告白に「ごめんな、これからも友達で」と言いながら、毎日受けの家に押しかけて受けを抱く攻め、だったらどれほどクズかって話ですよ。

結局は、攻めのバイト先の代々木先輩がいい仕事をしてくれて、攻めと受けをつなぎ合わせてくれました。ていうか代々木先輩いなければ別れてたよね…。
代々木先輩はとてもいい人でした。ぜひとも彼も、某営業マン氏とデキちゃってほしいです。可愛い彼女を作る将来は認めません。(笑)

6

2人で天体観測から始めよう

「大丈夫 オレはお前なんかに もう絶対 期待しないから」
帯に書かれたこの言葉に切なキュンです(;ω;)

両想いでお互い気持ちも伝えあってる、なのに付き合えない・噛み合わない。傷つけて傷つけられてすれ違ってーーーというお話でした。

気持ちの上ではすれ違ってるけど、物理的には近くのままなので、見ていてもどかしかったです。そこまで近づいてるのに、、、どうしてソッチいくの?!という感じで。そのもどかしさが萌えに繋がるのですが。。。

攻めの河合くん。
高校時代は部員たった1人の天文部。文化祭と通じて仲良くなった大原くんと、卒業後も一緒に星を見ようと約束します。
大原くんと"偶然"会える確立を増やしたくて同じアパートに部屋を借りたのですが、生活を始めると大学行ってバイトして家賃代を稼ぐのに精一杯。
偶然会うところか、一緒に星を見る約束すらキャンセルしたり忘れてしまったりと、無自覚に無意識に大原くんの期待を裏切ります。
よく言えば大らか、悪く言えば鈍感な人です。

受けの大原くん。
彼には夢がありました。しかし家庭の事情で進学を断念し夢を諦め就職へ。「偶然」と言いつつ同じアパートに越してきた河合くんの行動の意味に期待を寄せつつ楽しみにしてた天体観測。寒空の下、一人で星を見て、河合くんへの気持ちを諦めると決めます。
ポツンとした小さな後ろ姿は見ていて切ないです。

ある日大原くんの引っ越しを知り、河合くんは告白をします。
大原くんから「俺も 河合のこと好きだった」と返ってきます。
と同時に、河合くんを諦めるという台詞も一緒に。

河合くんは驚き焦り「両想いなんだから付き合おう」と言ってもNO。
大原くんは1人で星を見続けた心の痛み・河合くんはノンケであるという違い・夢を諦め進学出来なかった劣等感。どうしても付き合うコトには「ウン」と言えません。
でも近くにはいたくて、いつしか体の関係だけ持つようになってしまいます。

河合くんは体が繋がっても気持ちが噛み合っていないことが辛く、「好き」という気持ちすら見失いそうになっていてーーーー。


ココまでしてなんで付き合わないの?
お互い好きなのわかっててなんですれ違うの?
と私は思ってしまうのですが、大原くんが求める愛は「好きだから付き合うんでしょ?」という表面的なものじゃなくて、もっと深〜い所にあるのかなぁ?本質の部分で理解し合いたいんだなと。河合くんのことだけでなく、色んなことに傷ついてて痛々しくて切ないです。
河合くんはその意味が分からなくて悩み足掻きつつも、好きで居続けようと、諦めない姿が良かったです。

そして!何と言っても!!
2人が修復して上手くいくキッカケを与えた救世主!メシア様ー!
本当に"救世主"という名以外の何物でもないw
最初登場した時は、ここまで重要人物になると思わなかったヾ(*´∀`*)ノ

この人が居なかったらダメになってた恋なのではなかろうか…メシア様のアシストっぷりがスゴイです。彼にも幸せになって欲しいなー+゚。*(*´∀`*)*。゚+

5

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