嫌い、大嫌い、愛してる。

kirai daikirai aishiteru

嫌い、大嫌い、愛してる。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神178
  • 萌×236
  • 萌17
  • 中立17
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
35
得点
1102
評価数
264
平均
4.3 / 5
神率
67.4%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344842854

あらすじ

「君の処女を30万で買ってあげるよ」 その一言から狂おしい恋と残酷な復讐劇は幕を開けた――。寂れた地方都市でつましく暮らす作業員の奏。東京から赴任してきたエリート所長の凍月。対照的な二人の男が出会い、脅し脅されるうちに心と身体が深く絡み合ってゆく。2ヵ月後、奏が意識不明の重体で発見されるまで・・・・・・。ドクズ男と無垢男、本当の愛を知るのはどっち?

表題作嫌い、大嫌い、愛してる。

凍月 颯,20代,既婚,左遷されてきた所長
奏 純平,28歳,難病の母を介護してる作業員

その他の収録作品

  • 第1章 ドクズの告白
  • 第2章 黒ずむ太陽 凍てつく雨
  • 第3章 小鳥が猛禽を狩る日
  • 第4章 恋獄
  • 第5章 愛してる、愛してる、愛してる。
  • 断章 白い冥路のライオン(描き下ろし)
  • 最終章 逃亡者
  • そして二人は(描き下ろし)

レビュー投稿数35

攻めが主人公にしては、かなり異質な…
敵キャラ?ってくらいのドクズ。
前半は特に、見た目以外にどこを愛せば良いのか見当もつかないほど。暴虐の権化(°▽°)

しかし、私は自分の中でこの作品を純愛にカテゴライズし、結末はハピエンと捉える。

中盤から後半にかけてのストーリーに至っては、甘みすら感じる。
狂おしいほどの愛。

人により、感想も結末の捉え方も変わるであろうこの物語りが、心に残す爪痕は大きいのでは無いだろうか。良くも悪くもありきたりや退屈という感想は出てこない。

ひと言でいうならば、私は好き。

0

作者からキャラへの容赦が皆無

読み終わるとどっと疲れを感じる作品でした。とても長い物語を読んだ後みたいで、コミックス一冊分なんて信じられません。特に断章後、ページ数にしたら1/5にも満たないはずなのに、心に刺さる要素が詰まりすぎてました。
ゲス上司と不憫受け。田舎で病気の母親を養わなきゃいけない奏の閉塞感と孤独が辛いです。あばらの浮き出た体を見るのもしんどい。奏との日々は過去回想の形で見せられるんですが、ただでさえキツイ内容なのに、一つの悲惨な結果を知った上で読むには絶望的すぎます。重心が不安定でマリオネットのように見える絵柄のせいもあり、余計に怖さが増してました。
断章後からは現在軸で物語が進みます。最初は奏の復讐大成功でクズ男が一人で苦しむだけで良かったんじゃないかと思ったんですが、読み進めるうちにこの展開が必須だったと分かっていきます。徹底的な悔恨の日々の描写は、作者からキャラへの容赦が微塵もないです。
ラストは私はクズ男の幻と解釈しました。ここまで悔いてやっと死ぬ間際の一瞬だけ妄想映像を見せてあげたんじゃないかなあと。
真正面から受け止めるには覚悟が必要な、心が理解を拒否したくなるような、ともあれ鮮烈な印象を残す作品でした。

2

なけた

メリバかなーと思う終わり方。
たぶん、最後の幸せシーンは攻めの描いた未来なんだろなーって…
受けは目が覚めたのはあの一瞬でまた深い眠りにつく。
攻めはあのまま助からず眠りにつく。
現実はこんな感じかと。刺されてるのをわかっていながら連絡先は110番。あれは、こんな事終わりにして楽にしてげたいって思った受けの愛情だったのかなーと考えながら読むと涙腺が…。ずっと深い眠りについてたけど攻めが声をかけてくれたり触れてくれたりは伝わってて愛されてるのが伝わったからこその通報だったのだと。ロミオとジュリエットですね。

1

胸中が色々な感情で埋め尽くされる

これは…なんかすごい物を読んでしまった感。
レビューを書きながら評価を何にすれば良いか、かなり悩んでいます。
作者さんの作品初読みでして、答姐などでよく「絵柄が大丈夫ならオススメ」というように書いてあるし、評価も高いので読んでみました。

読み始めは胸糞な展開すぎて「あー、自分には合わなかった」と思っていたのですが、母親の看病に疲れ、良くしてくれた璃子にも裏切られ、こんな時に助けてもらえるのが憎い凍月だけだった…という辺りから一気に引き込まれていきました。

自分の事を愛し抜かせて、その上で自殺するという歪な復讐計画が徐々に復讐を忘れて甘えたいという願望に変わっていく描写が素晴らしい。
凍月が愛していると奏に告げ、復讐が完成したときにハピエンの予感がして一瞬浮かれた自分、バカでした。
そこから更に憎悪、悲しさ渦巻く流れになろうとは…。

BLというか、大人の女性向けのドロドロストーリー(嫁姑問題とか不倫モノ?)を読んでいるような気分にもなりました。

絵柄は大丈夫なのですが、受けの最中の表情をもっと最初と最後で描き分けていただきたかったかもです。本当に嫌がってるのか分かりづらかったので。
攻めの性悪な表情は最高だったので、とても惜しい。

誰にでもオススメできる作品ではないかもですね。
ダークなお話で、胸糞な展開もOKで、ドロドロなメロドラマ要素もお好きという方には是非とも読んでいただきたい作品でした。
あと、心の健康な時に読むのが良いかもです(^_^;)

悩みますが、神からちょっと嫌な部分を差し引いて萌2とさせていただきます。
ARUKU先生の作品を読むときはあらすじやレビューをしっかり確認したほうがいいな、と思いました。

3

特濃で激重な神作

最近は新刊ばかり読んでいたのでDMMの例の
太っ腹クーポンで見逃してる名作を読みまくるぞと
ついに読んだ特濃のARUKU作品。
いや、すごかった、、こりゃ劇薬BLだわ。
絵柄が好みじゃなかったので読んでなかったんですが
痛々しいDeep作が好みの私には刺さりまくりでした。
いや「絶望に啼け」もびっくりの愛憎物語
ドロドロの昼メロストーリーで
最後には2人とも死エンドか1人死エンドしかないと思って読んでたのでラスト強盗に入られたとこでは
ひーっあかんっ!ってなり本当にこわかったです。
前半はクズ野郎が鬼畜すぎで
無垢男が可哀想で憎んで憎んで
愛して最後は純愛、、、献身、、、
自殺じゃなかった事実がわかったとこから
最後までずっと泣いてましたよ私は、、
純愛大作、メリバを思わせるラストでしたが
わんこがおっきくなってたから現実ですよね。
読んだらしばらくは放心してしまうお話で
気軽に楽しめるようなBLではないけど
がつんとしたの読みたい人には大推薦。
ずっと心に残る作品だと思います。

8

ただただつらい

貧しいけれど美しい青年が、どん底からさらに落ちて行く。
しあわせというものは大小の違いはあっても、誰しも手にできるものであってほしいと願う読者に、容赦なく「現実」を突き付けるARUKUさん節の最骨頂が、この作品ではないでしょうか。

病気の母を抱えて、必死で生きてきた奏。
そんな彼美しさに目をつけたのが、東京からやって来た所長の凍月。
奏を追い込み、自分に縋るしかない状況に嵌めていく凍月への憎しみだけが、奏の生きる糧になって…。

何も悪いことをしていない善良な人間が苦しむ。
そこには希望も救いもなくて、苦しみながらさらに深淵に落ちていくだけ。
読み進めるのがつらいほどに、これでもかと奏を襲う試練がつらいです。

家のために醜女を嫁にもらい、金と整った容姿で奔放に過ごしてきた凍月も、金で奏の体を自由にはできるけれど、こころまでは買えません。
初めて、何もかも捨てても欲しいと望んだものだけは手に入れることができない。
これがそれまでひとの心を顧みなかった凍月に与えられた業で。

もうひとりの需要人物、凍月の妻もしんどい。
容姿のせいで馬鹿にされ続けて、凍月との結婚で一発逆転かと思いきや、自分を愛してくれないだけではなく、存在すらも無視するような夫との生活。
彼女のコンプレックスをさらに抉るように、凍月が惚れ込んだ奏は美貌の持ち主です。
彼女もまたどれだけ努力をしても手にすることのできない愛のために、人生を狂わせてしまったのが、何とも言えません。

途中で奏が復讐を誓いながらも、だんだんと凍月に絆されていくのにもやもや。
あんなに酷い目にに遭っても、ひとのこころというのは理性で言うことを聞かせられるものではないんだなあと思い知らされます。
それだけにラストでこころのない、からっぽの奏を連れて逃げ回る凍月が悲しい。

どう評価していいのか悩みます。
つらい、苦しい、と思いながら読み進めて、最後に得られるのは虚しさだけ。
萌では測れない作品でした。
ここまで非情なストーリーを描き切ったARUKUさんに敬意を評して、「萌2」をつけさせていただきます。

2

この世の果てに見出した純愛の陰には。

発行当時、神評価のうなぎ登りに圧倒されて読んだんだけど。
やっぱり何というか。再読して確信めいたものを感じてしまう。
ARUKU先生は何か、女性性というものに非常な嫌悪を感じてらっしゃるのか。
いつも大体女性というものを「完全なる悪」の様に描かれていて。
それがもういたたまれない。
アンデルセンが失恋の痛みとか、もしくは母を敬うあまり他の女性を嫌悪したとかで、
とにかく不幸な結末の女性を主人公にしたという様に。
何か女性へ対する嫌悪や恨みを感じて。どうにも痛々しさの方が上回ってしまう。
そのくせ、「受け」の女性らしさったら無い。

凍月の妻の醜さはその最たるものだが。奏にすり寄る清楚系ビッチの瑠子も。
身体を悪くして不憫なのだが、ことさら卑屈を装って奏を縛り付ける母親も。
極端に醜い女性を描いていて。それは女性が持つ幾つかの悪。利己的。侮蔑。虚栄心。
もちろんそれらは普通に男にもある気持ちなのだが、それを全て女性に背負わせる。
一体ここまでの憎悪を育てたものは何か。恐ろしくて知りたくは無い。

凍月の暴力から始まった2人の関係は、この世の果てで純愛へと昇華する。
初恋を知った凍月の長い贖罪の物語と読めなくも無い。
けれど、この後味の悪さは無くされはしない。

7

愛憎から生まれたもの

久々にARUKUさんの作品に手を出したら猛烈なものを浴びました。
読み終わるのに1時間以上読かかり、最後は思わず感嘆の息が。
寝る前に読んだら興奮して眠れなくて夜更かししてしまった。
昭和50年代、閉鎖空間の少し寂しいようなさびれたような田舎が舞台。

凍月のおぞましい行為に耐えるため、心をなくすように性悪に復讐に生きようと決めた奏。
それでもやっぱり彼は無垢できれいだった。
憎いのに縋ってしまうという心の機微をひたすら問答し、奏なりに納得のいく答えに辿りつけたのね。
眠り続けている奏の顔が本当にずっと安らかで、泣いてしまう。

結末は読み手によって分かれるだろうけれど、私は成長している犬に希望を持ちたい。
評価は神。けれどこの作品は中々読み返せない。色々と持っていかれてしまう。

4

残酷って綺麗ですね

初読みの作家さんで 衝撃的すぎてなにをどう感じればよかったのか?



裕福に育ち良心の欠片もなく生きてきた男
劣悪な環境のなか健気に生きてきた男

それに絡む
容姿の醜さから蔑まされ歪んだ女と
容姿と躰を武器に他人を貶め弄ぶ女


まさに 愛憎
狂った愛情と憎しみの果ての復讐とか ヤバめの昼メロもかすむくらいハード


相対するものへの嫌悪が愛情や執着や憎悪にかわり複雑に絡みあった 見たこともない非道で畜生なラブストーリー

昭和の寂れた田舎町の風景が物悲しく
残忍なのに何処か儚い 気を許すと涙が一気に溢れてくる



ねぇこれ ちゃんと生きてるよね?
生きてるんだよね 二人とも?

何層にも積み重ねられた歪な愛や 自虐思考や破滅願望にも似た幸福に ちょっと脳みそがバグを起こしました



評価はごめんなさい 中立(好き嫌いわかれるであろう)なんですが このメリーバッドエンドとも純愛エンドとも言えない狂おしいほどに歪んだ愛を見ていただきたくて萌2にしました

1

たぶん二度と読めないですが、すごかった

人からおすすめされて(ハッピーエンド以外読みたくないのでハッピーエンド保証をしてもらいつつ)読みました。
絵は、どこ見てるの?相手の方見てないけど……上半身と下半身の向きがちょっと……急にアクロバットな体勢出てきたけど大丈夫!?と思って三度見してしまったりして途中で読むのを中断してしまう場面がある程度には正直とても苦手です。
ですが、そんなことは些細な問題だと思うほど話がしっかりしていました。
前半の攻めのクズさや受けを取り囲む環境の辛さ、交わした会話の内容が後半にすごく活きていて構成がいいなと。
自分の専門分野に近い話があるとしんどさが増して読みたくないという部分があるので、この作品を繰り返し読むのは難しいなと感じてしまったのですがそういったところの描写含めてとてもすごい作品だと思いました。

4

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