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この作品、ARUKUさんの作画じゃないことを残念に思う反面、原作だけでもARUKUワールドはここまでしっかり描けるのか!と衝撃を受けた1冊です。
作画者であるコウキ。さんのお力も素晴らしいんだと思います。
読み始めこそ絵柄の違いを気にはしたものの、早い段階でそれは些細な事だと思い直して読み進めることが出来ました。
ただ、ARUKU作品は大仰にリリカルな言い回しをする傾向があるので、そこはARUKUさんのあの絵柄があってこそかもしれません。
後半にかなり壮大な物語を潜ませてあるSF寄りのファンタジー作品です。
ARUKU作品の中で近しい系統のものを挙げるなら、最新刊の「スクールナイト」かな。
もしくは「極東追憶博物館」に入っている人魚のお話なんかも近い。
少し不思議な日常モノと見せかけて、ラストにかけて涙が止まらなくなるほど揺さぶってくる系。
壮大なロマンティックが好きな人には全力でオススメしたい1冊です。
“ドラマティック”なんて形容では全然十分に言い表しきれない作者の物語力に圧倒されます。
作中の言葉を借りながらあらすじを書くなら、
自分と「運命の相手」を繋ぐ糸は、例え途中で途切れたとしても、自分でもう一度その糸を繋げて別の未来を編んで行けば繋がった先の相手にはまたどこかで辿り着くことができるんだと教えてくれる物語。
ARUKUさんらしい強さを添えて描かれる「ARUKU流“運命論”」がとても素敵でした。
限界も境界もない。縛られる必要はない。
そんな真理がARUKUさんの作品にはいつも共通してあるように思います。
おや?この作品のレビューってまだあまりないのですね。
私は結構ツボでした。
BL界のストーリーテラーARUKUさんの原作なので、読む前からもう絶対ハマると思ってました。
ARUKUさんの作品にしては、なんとなく先の読めるストーリー展開となってましたが、やっぱり泣きましたー。
未来を予知できる雨森が、初対面の由比にいきなり求愛。
最初は拒絶していたものの、何度か会ううちにだんだん惹かれていく由比。ある日、雨森が出掛けるとき由比に突然「愛してる」と告げます。
その直後雨森は…。雨森はやっぱりこうなることも予知してたんですかね?
絶望に打ちひしがれた由比は、不思議な手紙を受け取ります。
幸せだった想い出を胸に、大好きなひとの未来を救おうと由比は旅に出ます。
糸巻きの糸を手繰る様に、今ひとたびの邂逅は叶うのか否か、ぜひご自分の目でお確かめ下さいませ。
全くレビューを読まずに、作画がコウキ。先生だったため購入。
前情報がないので、読み始めて心に浮かんだ言葉は、『ナニコレ?!』でした。
悪い意味ではなく、こんなで恋に落ちるの?まだまだページ数あるのに?
中盤からは、心鷲掴み!
何てキレイなお話なんでしょう!でも、実際キレイばかりではなくて、暗いし悲しい場面もありました。泣けます。
それでも、裏切らない話の流れが、ホントに素晴らしくて、沢山の方に読んで欲しいと思いました。
オススメです!!
この作品の評価、とっても難しいんですが神にいれさせて頂きました!
序盤は他の方が言われているとおり、
急展開で詰め込みすぎな印象。。。
ですが中盤からは涙がぼろんぼろんでてきました。
以下がっつりネタバレあります
君のことを夢に見ていたといって突然受けに告白してくる攻め。
受けも怪しみつつ攻め様を好きになっていきます。
この辺までは、
えーそれだけで受けちゃん好きになっちゃうのかい?!?(;・∀・)
と、受けの感情に疑問を持ったり、攻めがいきなりポエマーになったりして読み手としては取り残された感があり良作とはいえないのでは、、、とも感じたのですが、起承転結の転の部分で、想像のつくストーリーとはいえ読ませてくれたと思います。
受けの喪失感がダイレクトに伝わり、
BLの恋愛の部分で泣かせてもらいました!
恋愛とは関係ないところで泣かせてくる作品は多いですが、あまり恋愛の描写で泣くことって実は少ない気がしていて、その意味で神評価です。
攻めは、雰囲気、性格共に生まれ変わる前の方が好きだったので、個人的にそこは残念でしたが、きっと受けちゃんと過ごす新しい毎日の中で永久凍土はゆっくり溶けていくのでしょう、、、(*´∪`)
攻めの赤ちゃん時代のコマはめちゃくちゃ可愛いです!(*゚ェ゚*)
コウキ先生ありがとう、、、!
凄いです。
すみません、第一声だとこんなありきたりな言葉しか出てこなくて申し訳ないですが、作者様、本当に凄いです。素晴らしい作品をありがとうございます。
こんなにも心を揺さぶられる作品になかなか出会う機会がないので、涙腺崩壊必至でした。
この作品で私が一番印象的だったのは、骨が未来から送られてくるシーンです。その直前の夢の内容だけでももう胸が抉られるような思いになったのですが、夢を見た後にこれが実際にユイくんの手の中に入っているシーンを見た時に、もう悲しい未来しか見えて来ず、そこからはもう救いを求めて必死に読み進めている自分がいました。
そして、読み終えて思いました。後悔のないように今を生きようと。
この作品に出会えてよかったです。
心からの感謝を込めて、ありがとうございます。