無恋愛紳士

murenai shinshi

無恋愛紳士
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神16
  • 萌×28
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
132
評価数
34
平均
4 / 5
神率
47.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
バーズコミックス ルチルコレクション (コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784344837140

あらすじ

蘇芳は他人に対して恋愛感情も性的欲求もない「無性愛者」。
特に不自由も感じす仕事一筋で生きてきたが、
学生時代に振ったはずの日夏が部下として着任、
蘇芳への愛情をストレートにぶつけてくる日々が始まって…?

連日連夜、部下に迫られる上司に恋の目覚めはあるか!?

表題作無恋愛紳士

日夏葉月(蘇芳の部下)
蘇芳佳明(無性愛者)

その他の収録作品

  • 1歩め もう遠慮なんかしない
  • 2歩め お手を触れないで下さい
  • 3歩め 俺の本気を舐めんじゃねえぞコラ
  • 寄り道1歩め 
  • 寄り道2歩め
  • 迷い道1歩め
  • 4歩め ああ最低だ 我慢できなかった
  • 迷い道2歩め
  • 5歩め 来年も再来年もずっと一緒にいてください
  • 迷い道3歩め
  • 最後の1歩 さよなら蘇芳さん

評価・レビューする

レビュー投稿数8

これって恋愛なのかな

ARUKUさん、「明日屋商い繁盛」まではどれもこれも萌×2以上でハマるのに、それ以降直近に至るまでの作品は悉くピンとこない読者です。

この作品は受けの〔蘇芳〕が自称無性愛者(アセクシャル)という設定なのですが、実際にはアセクシャルではなく、他人への興味関心のなさと度を超した悲観主義が災いしてこれまで積極的に恋愛することがなかっただけという感じなので、タイトルの「無恋愛紳士」というのは間違ってはいないものの、ただでさえ理解され辛いAセクをここで使う必要あったかな?というのがまずひとつ。

そしてお話自体は、そんな蘇芳に攻めの〔日夏〕が殴っても蹴ってもへこたれないような積極的アプローチでグイグイと迫って迫って迫りまくって、その情熱に蘇芳も次第にほだされていく・・・という、言ってしまえば王道中の王道なスパダリBLなんですけれども、日夏の吐く台詞があまりにも台詞過ぎて上滑りして見えるし、神聖視され過ぎた恋愛観もなんだか現実味がなく、頭で考えた「恋愛とは」をつらつらと描き綴っているように見えてきて、とにかくなんだか仰々しい。
生身の感情のようなものがすっぽりと抜け落ちているような印象続きです。
「それから日夏は約束した通り死ぬまで一緒にいてくれました。めでたしめでたし(意訳)」と結ばれても、う、うーん???となってしまう。

私が想い想われの相思相愛を求める節が強いので、与えてもらうだけもらって「これが恋愛なんだ」で終わってしまうことに違和感を感じるのかもしれません。
恋愛感情を知ってからの蘇芳の日夏に対する愛情の表れが少しでも見れていたら印象も変わっていたかもしれませんが、この内容だと趣味じゃないな…と感じるお話でした。

【電子】booklive版:修正−、カバー下○、裏表紙×

1

今度こそ新境地へ。

『恋に落ちる花』の後、一体どういうものを描かれるのだろうという期待と不安の中、たっぷりめの本作を読んだ後は、なんだかよくわからなくていったん放ってしまいました。かなりの期間放った。。前作よりも何かしら突き詰めた感触はあったんですけど、それがいったい何なのか掴めませんでした。

読後の感想を寝かせていた間、他のBLコミックとか小説とか読んでいてぼんやりと思うものがありました。やっぱARUKU作品は純愛なんだよな…って。

作家さまが描きたいものって一貫しているような気がするんですよね。ピュアな受けを神聖視している攻めが、果敢にターゲットを陥落させようと試みる、みたいな受け攻めのスタンスは、どの作品においても基本的に変わらないように思うんです。

この作品の主人公が抱える「無性愛」は、作家さまがフィクションの中で描こうとしているテーマのたとえであり、設定です。だから現実の無性愛者と齟齬があって当然で、重要なのはそこじゃない。性愛未経験の人間が、恋と愛を知る時。心と身体、両方でもって他者を受け入れるという困難さと喜び。作家さまはその目覚めを描きたいんじゃないかなと思うんです、BL続きというジャンルで。

これまでも数々のARUKUマジックを楽しませてもらってきました。身体的な不自由さを抱えたり、食べるにも困るほど困窮した人物を描き、恋愛要素皆無の状況から愛の物語を紡ぎだす。その愛には、ただの恋愛だけじゃなくて、「奉仕愛」に近いものをわたしは感じます。セックスで奉仕する、という意味ではなく、セックスも奉仕の精神もどちらも尊いものとして同列、もしくはセットとして描かれているところが稀少なんですね。上手く表現できないんですけど…。

人物の背負う、広い意味での障害が大きくてショッキングなものほど、愛の純度が高まる。その演出の一つとして前作では不倫、本作では無性愛を選ばれたのでしょう。

わたしが今作を読んで得た「突き詰めた」感というのは、たぶんテーマそのものではなく、それを盛り立てるための手段だったのではと思います。ただ昨今は、その手段ともいうべき設定そのものがなんとなく物語から浮いてきているような気がしてきているので、いつか、そんな下衆の勘繰りを覆すような新境地へ連れて行ってほしいな~、なんて期待しちゃったりなんかもしているのです。

1

ARUKU先生大好きです。

ARUKU先生の作品はいつも切なくなります。みんな不器用な生き方をしてますね。そしてみんな可愛いです。日夏はかなりストーカー気質(というかストーカー)で本当に実在していたら怖いです 。蘇芳さんは小さい頃のトラウマが原因で恋愛ができないという面白い設定でした。話が進むうちにだんだん可愛くなっていく蘇芳さんはよかったです。ARUKU先生のおわりかたは救いがあるようなないようなものが多いですが、今回はほのぼのした終わり方でした。

4

切なさマイナス甘さプラス

人を愛する感情のないサラリーマンの蘇芳(受け)は、部下となった日夏(攻め)に日々告白を受けていた。調子が良く軽い男なので本気にせずにいたのだが、学生時代に自分に告白してきた相手だということを思い出し…。


久々の、ご本人の絵によるARUKUさんの新刊です。
ARUKUさんの作品は、受けは可愛いけど攻めが憎らしいことが比較的多いですが、今回は攻めもとても一途で可愛らしかったです。

いつもより胸がギュッとなるような切なさが少なく、その代わり甘さと可愛らしさがマシマシな作品だったと思います。
受けは、人を愛することができない、恋愛感情を知らない人です。無性愛者と言うそうで、設定としてはわかるのですが、「今まで好きになれる人に出会ったことがない」というキャラと「無性愛者」との違いがそれほど顕著ではなかったような気がします。無性愛者云々というよりは、普通にBLでよく見る「愛を知らないキャラ」くらいのかんじ…?
でもこの受けがすごく可愛かった。年上のエリート上司にはとても見えない、プライベートの子供っぽさと天然さがたまりませんでした。ARUKUさんのイラストがすごくキラキラしく続きなっていて、キラキラでまつ毛バシバシで、そんな美麗なキャラが子供っぽいというのが恐ろしくギャップ萌え。
そんな受けにハマってしまった攻め。軽くて女好き、チャラそうな年下男です。でもこれがひたすら一途。一歩間違えば…というか、もうすでにストーカーの域です。高校時代に先輩だった受けに告白し、こっぴどく振られた過去があります。

じっくりゆっくりと、関係が育まれていきます。気持ちが近くなるためのエピソードが本当にたくさんあって、その一つ一つが微笑ましく、きゅんとしました。
合い間に差し込まれる「迷い道」という名の番外編短編も、エロかったり面白かったりで良かったです。ぬたうなぎに大ウケしました。

4

あー、やはりARUKUさんだなあ。

ここのところ、原作が続いてご本人のBLを読んでいなかったのですが、やっとこ出ました!
嬉しくて発売日に買いに行きました。
とてもARUKUさんらしいお話ですね。
このコミカルというにはちょっとぎこちない独特のテンポ!たまらないです!
本当、唯一無二の作家さんだなあと思います。
ただこれってAセクじゃなくて、ただの恋愛嫌いなだけでは?と思うのですが、どうなのでしょう?

日夏くん、健気ですけどよくよく考えたらかなりのストーカーですよね(笑)

あ!そういえば、受けが貧乏でも不幸でもない!!(驚愕)

1

ぬたうなぎ

さすがストーリーテラーのARUKUさん。

今回は恋愛感情を知らない麗しき上司蘇芳と、彼に想いを寄せる爽やかイケメン…と見せかけてわりとストーカーな部下日夏。
蘇芳…仕事モードとプライベートモードで顔が変わっとる!!
恋することとは?生きることとは?
なんとも哲学的なテーマのストーリーです。しかしながら、重苦しい雰囲気ではなく、コミカルに描かれているので読みやすかったです。
終わりは誰にでも平等に来るし、蘇芳の不安が全く拭い去れたわけではないでしょうけど、最後まで日夏と一緒にいられたなら『幸福になれ』という宿題は果たすことができたのではないでしょうか。

3

臆病で可愛いひと

 ARUKU先生の新刊、楽しみにしていました。『無恋愛紳士』は私が知っているARUKU作品の中では一番コミカルで甘い一冊でした。まるごと表題作です。
 ARUKU先生の作品って、ファンタジーもリアルなものも、痛い話も甘い話も、独特の登場人物に独特のセリフ回し、そして独特のモノローグが重なって、現代のお伽噺のように感じます。そこが私にとって最大の魅力でもあります。だって、お伽噺ってなんだか忘れられなくないですか?ARUKU作品もそうです。なんだか忘れられない魅力があるのです。そして唯一無二なストーリー展開にも定評のある先生ですが、今回はかなり王道なストーリーでした。
 物語のテーマである【無性愛者は恋に目覚めるか?】ですが、これはちょっと語弊というか、オーバーだなと感じました。無性愛者だという主人公の蘇芳が、些細なことにイライラしたり怒ったり、初めっからとても普通の人間くさいのです。
 毎日コーヒーを渡してくれる女子社員が、退職するからと告白するシーンでも、彼女の手の震えに気づいて「申し訳ない」と謝ったり、普通に優しくもある。(ちなみにこの女子、私はなんだか好き)
 モノローグも続き多いので恋愛に興味がないのは分かるのですが「無性愛=他者に対して恋愛感情がない、性的欲求がない」というのなら、男としての性的機能や欲求はどうなっているのか?はたまたその解消は!?など無いなら無いで、そのあたりが描かれていたら無性愛者という設定に深みが出たのかなと思います。そのためストーリーとしては、恋に臆病な主人公が積極的な相手に少しずつ絆されて、いつの間にか恋を知るという王道になりました。
 だから思っていたよりも普通の話だなぁと思いながら読んでいったのに、最後まで読んで感じた健在のARUKU節に「やっぱり普通ではなかったな」と妙に納得しました。特にラストで結ばれるシーンのモノローグはグッときました。
 ↓でふばばさまが書かれている”静止画みたい”ってすごくわかります!この静止画みたいな絵柄を味があると取るのか、ただ苦手と感じるのかで好き嫌いが分かれてしまうと思います。私が先生の作品をお伽噺のように感じるのも、この静止画みたいな絵柄も関係しているのかもしれません。
 それよりも最近の先生の絵柄は透明感が格段にUPしたと思います。そのため蘇芳の透明感のある凛とした美しい顔と正反対の、可愛い台詞やモノローグが大変魅力的でした。
 だけど私はARUKU先生にはやはり唯一無二のストーリーを期待したい。先日先生の『フィッシュスケール』という作品を無料サイトで読んだので、余計にそう思うのかもしれません。あの世界観こそARUKUワールドだと思います。BLではありませんが興味のある方は検索してみてください。デンシバーズという無料のウェブコミックサイトで公開されています。

3

ふばば

迷宮のリコリス様
「フィッシュスケール」読んでみました。凄かった……
ARUKUさんには「極東追憶博物館」で人魚の話ありましたよね。更に進化した感じでした。
教えて下さってありがとうございました。

致死量の砂糖菓子

これは………神だ…
私は元々ARUKU先生信者的読者なんで、評価2割増しで神x2ですよ。

これは「無性愛者」が、迫られて押されて押されてほだされて遂に恋を知る、と一言で言えばそういうストーリーではあるんだけど、まー何というか迫る方の過剰すぎるアプローチ、迫られる方の戸惑いと心の声、背景とかも結構書き込まれた絵、ARUKUさん独特のなんか静止画みたいなバルテュスの絵画みたいな絵柄、これがもう濃くて濃くて…
日夏の、歯が浮くを越えて歯が抜け落ちるような愛の囁き。
んも〜、だんだんドキドキしてくるんですよ。
はねのけながら天然?であり続ける蘇芳の態度も、読んでるこっちが翻弄されるんですよ。
2人のラブシーン未満なんてもう……し、心臓がバクバク……!
万人におすすめとは決して言えません。ですが!私には神の姿が見えるうう…

13

迷宮のリコリス

ふばば様

コメントありがとうございます。
そうか『極東追憶博物館』のマリンブルーの2編も人魚でしたね。
そういわれるとデンシバーズで公開されているARUKU先生のもう一遍『リバース』もマリンブルーの進化系のように感じます!
魂の半身…みたいな。
ARUKU先生はBLじゃなくてもすごかった。。。

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