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エキスパートレビューアー2021 ソムリエ合格

女性atyanmamaさん

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すれ違うにも程がある(笑)

運命の番で結婚して子供も二人もいるのに両片思いの末離婚してしまう二人
ある意味タイトルまんまの二人が出会い結婚して分かれて再び結ばれるまで

本人も周囲もアルファと思って育っていていたのに突如Ωだと判明する
…と言うのはある意味よくあるパターンだと思うんですが
このお話でちょっと違うのがこのアルファだと思っていたΩ君は大人になってもほぼアルファ的能力と外見を保っていると言うこと
これは斬新でとてもよかったです

また永遠に繰り返される両片思いのすれ違いも
オメガ君がなかなかすごいいじっぱりなんですが
それは彼がオメガであると知らされた時オメガだけどアルファには負けないと言う矜持を強く持ち
その意思を持ち続けているからこその意地の張り方だったり鈍感さだったりするので
ちょっと鈍感すぎるところも目を瞑ってあげます(鈍感と繰り返したくなるくらい鈍感君です)
アルファはアルファで全力でオメガを愛しているのにこっちは言葉が足りない
でもオメガな彼を人として敬っているからこそ
一途に相手を想っているからこその言葉なのでこっちも仕方ないんですけど通じない!
というか言葉足りなすぎる!

どこまですれ違うのかを楽しむがこの本の楽しみ方かもしれません
そして攻✖️攻的なお話が好きな方にもお勧めいたします

個人的にはαだと思っていたのにΩと知った時のΩの父の言葉と態度が秀逸だったと思います
又子育てものの親ができた親で子もできた子というパターンが苦手なんですが
こちらは親が子に愛は有るけど子の方がしっかりしているというところも良く
子育てものが苦手な私も嫌味なく読めました
個人的にはご飯のことを知ってショックを受けるアルファの件が好きです

きゅんきゅん
ギュンギュンというより楽しさが上回ったのでこの評価にさせていただきました
面白かったです

間違いなく名作

三日月と満月通じての感想です

読み終わり最後のページを閉じる時この本を読めたことへの感謝で胸がいっぱいになりました
こんな瞬間があるから本を読むのをやめられないんだと思う

身体の成長を止める病にかかり子供のままの姿の元皇太子エルンストは寿命200年の種族
彼を愛したのは寿命100年の戦闘種族ガンチェ
彼らは寿命も身体の特徴も特性も違う
ただこの本は種を超え愛し合う二人の睦まじさを愛でるためだけにあるのではないと思う(そこは本当に愛らしく読んでて満たされるのも間違いないが)
この本は二人の戦士の戦いの記録だと思う
二人の愛は二人を変え戦う力を与え人生を与えた
王になるためだけ60年を生きてきたのに病のため皇位継承不適格とされ皇太子の称号を奪われ辺境の貧しい領地を与えられたエルンストは
戦うことで生きていく戦闘種族ガンチェの愛を受けれ愛する
辺境の極貧の地に飛ばされその地を再生させるために奔走するエルンストと側で支え続けるガンチェ
種族を超えて愛し合う二人は互いを尊び影響し合う
二人は体液適合者という互いの体液が力になるの特性を持っているのだがこれは余りに違う体格差を持つ二人のために作られた設定だろう
(だがそこにご都合主義的な匂いを感じさせない技量がこの作者にはある)

種族の違う二人の最大の壁は寿命が違う事だ
個人的には死別が地雷でどんな名作でも死別のお話はあまり再読できないのだがこのお話は読み返すことができると思う
死が二人を別つ時を過ごすのも二人に与えられた戦いなのだから
運命を彼らが乗り越えた時
戦いを全うした二人を称えずにいられなかった

彼等が出会えたことに感謝し
この本と出会えたことに感謝します

これを読んでいた時ふと銀河英雄伝説を思い出しました
先生の深い造詣がこの物語を恋を描くBLと一線を画すものにしていると思う

大人の恋

社会人になって失いたくない恋に出会う事はそう簡単にあることではないと思う
歳を重ねた分恋に失敗したこともあるし、人生に絶望する様な若さも無くなっているけど満たされているわけでもないし、何より恋に生きる情熱で生きていける時代は遠くなっている
仕事は自分を表現する術なんて大袈裟なことではないけど
自分の全てとも言える
生きていく上で拘りすぎてるわけではないけど
拘りもある
若い頃の恋の様に全てをひっくり返すような熱量があるわけじゃないけど
失いたくないと思うしっかりとした想いに出会ったなら…
何か特別なことが起きるわけではありません
でもゆっくりと育つ愛が
二人の間に降る雨がしっとり二人を満たしていく様な
まるで降り注ぐ雨が硬い土の深く眠っていた種に染み渡り
双葉が開く瞬間は劇的な様に発熱することがあっても
樹木の様にゆっくり育っていく様な恋
時に突風が吹き揺れる時はあるけれど根はしっかりと這っている
そんな大人の恋のお話です
時にこんなお話を読むと満たされます

絶望から生まれ変わる2人の話

おのれのアイデンテティが揺らぐなか
グローバル化の世界で日本をどう舵取りするのか迷う官僚の重厚な世界なのにあくまでBLでしかも観重すぎず一気に読める上手さ
流石ですとしか言いようがない

1人は生まれた時から
もう1人は後天的に
自分を見失い虚無の淵に佇んでいた男2人が出会い
そこから初めはゆっくりとやがて激しくなる化学変化
足掻くようにもがく様に互いの魂を掻き抱き互いの手を握り立ち上がるまで
苦しみ心や体が傷付く男の美しさ色っぽさをこんな角度で楽しめるのは沙野先生ならでわだと思います

失意の官僚とデリヘルキャストの男
最初の印象で感じた左右感覚が途中で迷子になりそうになり、もっというならリバか?と思ったりもしましたが最初の感覚が正しくてホッとしました
なるほど「あれ」への布石でしたかと後書きを読んで納得
「あれ」を書くためにこんな世界を作り上げ書き上げる先生に改めて脱帽です
とりあえずリバではないのでリバ地雷の方も安心して読んでほしいです

エロもちょっと思った方向性じゃないのもいいです
オナクラデリバリー…オナニーをして客にオナニーをさせるデリバリーなるものがあっただなんて
…勉強になりました

霞ヶ関から風俗まで佐野先生の知識量が素晴らしすぎます



個人的には登坂に何が起きたのかなぜああなってしまったのか
彼が救済されるルートも見たい気がします

エロ可愛いライトな救済物

優秀なサラリーマンである攻めが会社の社長さんと会長さんに孫の生活指導を頼まれる
簡単な仕事だと思っていたら問題の御曹司は社会能力が全くなくそのお金を稼ぐために男を連れ込んでいた
(カードではなく現金が欲しかったと言う理由で、通帳の使い方もわからないのでお金のおろし方がわからなかったと言う
スタート時点はかなりアホな子です)

だれかれ構わず体を売られるよりはと自分だけにしろと攻めが言うところから2人の関係性が始まる

超がつくおぼっちゃま
朝過保護な両親のもと育てられ
あまりに何もできなくてそこも嫌味っぽくなく可愛らしく描かれている
当たり前のことを経験することで彼は成長していく
一方攻めのリーマンのほうはそんな御曹司君に癒されて自分の生き方を顧み自分らしく生きていくことで心が軽やかになっていく

ある意味救済ものと思われるが比較的ライトに書かれているので読みやすい
悪人が出ないBLが最近多いけれども今作もそうだった
人を愛することを否定しないって癒されます

中華仙侠風BL(ブロマンス)!

初めましての作家様
御本に曰く中華仙侠風BL(ブロマンス)
BLにはならないとのことなのか

絵柄が昭和で読者を振り落としそうな気がしますが個人的には無問題で一巻読みでした


以下ガッツリネタバレです





中国の架空の時代
前王朝を倒した英雄達が分割して立てた王国の王子モウジャク
父王になぜか煙たがれているが懸命に英雄である父を尊敬し父の御代のためにと政策を考えては、父に取りあげてももらえない日々
ある日そんな父が他国との友好のための使者になれと言う
友人も同行すると言われ喜んで受けるがそれは父がモウジャクを亡き者にしようと画策した黄泉への旅路だった
友人に殺される絶体絶命の時血の匂いに誘われた大きな虎に襲われる
まさにモウジャクを殺そうと剣を振り上げていた友人は虎を恐れて逃げ出したがモウジャクは一人残される
その時森から飛び出してきた若者がその虎を一撃で倒してしまう
言葉をうまく話せず自分を5歳と言う若者はユトと名乗りモウジャクを洞窟に連れて行く
その洞窟には人の苦しい思いを吸い取るという虎の神の絵が描かれていた
ユトの純粋さに癒されたモウジャクは自分が本当に父から憎まれて疎まれて命を狙われているとしり心の均衡を壊しそうになる
その時ユトがモウジャクの苦しい気持ちを吸い込んだ
まるで壁に描かれた虎の神の様に
己を5歳と思いろくに言葉を話せず森で一人で暮らしているユトには思うことがありそれを成し遂げるには誰かの思いを吸い取ることが必要だった
王子が再び使者としての務めを全うしようと旅立つ時
見送るユトとモウジャクに黒い魔手が迫りユトだけを取り込んでしまう
ユトを助けたいと願うモウジャクは不思議な声に導かれて
死闘を繰り広げている化け物の虎とユトを見つける
二人は協力し合い化け物の虎を倒すのだが
本当の化け物は虎ではなく別の何かだった
その何かは2人を溶かして食べるかの様に覆い尽くす
死にたくないモウジャクと共にいたいと願うユトの脳裏に不思議な声が聞こえる
「死にたくなければ(お前が今倒した)虎の心臓を食べろ」と
モウジャクのために生きたいと願ったユトは迷いなく虎の心臓を食べた
化け物から逃れ気がついたモウジャクの目の前に黒虎がいた
ユトが虎になってしまったのだ
そしてモウジャクの父はまだ執拗にモウジャクの命が潰えた証拠を求めていた
父王の脳裏に可愛かった幼い頃の愛しく育てていたモウジャクが浮かび上がる
その瞬間幼いモウジャクの姿が炎に焼かれてしまう



以下次号
である
続きまだですか?と言いたくなります

だいぶ駆け足で書きましたがたった一冊にこれだけの情報量を緩急つけてスピーディに描いているのであっという間でした
BLとかブロマンスとかの前に読み物として面白そう
ただBL臭が非常に薄いので好みが分かれるだろうな
化け物の謎
父王が抱えるモウジャクの謎
2人がどうやって生きて行く道を見つけるのか
数巻必要な気がします
同人誌が元とのことですのでお話はしっかり描き終わっているのだろうと思うとある意味安心です
ちゃんと出版されるといいな

ただお話がメインの為かBL的には今のところキュンも萌も少ないのでとりあえずこの評価ですが

虎と人間でも構わないんですがブロマンスでも大丈夫なので次回が楽しみです


ちょっと切れた

焦ったさが楽しいシリーズももう5巻目
カケルの気持ちの変化を待っているのはヤマトだけじゃなく彼らを見守っている周囲の子達や読者の私たちも同じです

カケルは懸命に対応しようと空回りしながらも頑張ってるので
変わらなければいけないのはヤマトもじゃないかなと思う
カウントダウンを一人で迎えさせたヤマトがちょっと信じられなかった

ただ思うのが人の容姿について外野がうるさすぎる
今回はそれをカケルがより意識して言い方が大袈裟だが身分違いの様に感じるためなんだろうけど
カケル本人に直接あんな暴言をぶつけた瀬尾許せないんですけど(ミコトちゃんを取られると思った嫉妬なんだろうけど…)
ミコトちゃんなんでスルーなの?
自信があるない別にして人として許せないことの様な気がするんだけど

萌え萌えというかモヤモヤなのかもしれないけど次巻も絶対に買うんでこの評価です

よさを掴むために必要な事項がある本

全781p中約300p位英国ブラックジョークの応酬です
私はイギリス人でもないし
イギリスに住んでいたこともないのでうっすらとした知識しかありませんが
彼の国は言葉の応酬がとにかくすごい国というイメージなのですが
このお話はまさにその嵐と言ったブラックジョークと言葉の応酬がすごいです
その無数の会話の中に彼らの真意
言えないから逆を打つ言葉が乱れ飛ぶんですがその激しい荒波の試練に耐えられるか否かのしれんがとにかく大きい
ただその言葉の分厚い鎧の中の二人の姿が見えてきます
誰だって傷付きたくないし
自分を愛してくれる温かい手を必要としている
でもそれを表に出すのは例えその相手にだろうと容易ではないのです
翻訳物の壁がとにかく分厚い
他社の某作家様の翻訳をしていただいている先生がいかに素晴らしいかしみじみします

その翻訳や言葉の壁こそが2人の心のバリケードだと思いグッとグッと(二度言う)我慢できたら我慢してください
素直になれず愚かで
愛を求めたいのに愛などいらないと嘯きながら
自分に愛が相応しくないと思っていた2人の契約の恋が本物になるまでを愛しく思える事でしょう

ただ続編と言われて

この応酬もう一回読むかと言われたらちょっと悩むんですけど
と思ったので評価はこちらです

年下ストーカー狂犬攻が子犬の時に出会ったら

先生には珍しい年下攻
ヤンデレと言うか犯罪の域まで行く今だと企画通ったかなと不安になる題材でしたが面白かったです
出会った時は攻の方が小さくてかなりのストーカー気質で狂犬君でしたが
待てができる狂犬君になるまでのお話でした
(待てができても狂犬なのにはきっと変わりがないだろう)
ただこのカップル苦労は続きそうな気もします

でもなぜ今まで積んでたんだろうと思う位闇攻めが好きな私には好きな要素が詰まった攻君でした

最高すぎて泣いてしまった

前作雨余曲折の内に結ばれるには二人はある意味自分を見つめ直し受け入れるという作業が必要で
よりその作業が進んでいたのは青鬼だったと思う
その差が今作浮き彫りになってとてもよかった

今回は二人の関係を見つめ直す外的ファクター(青鬼の問題に母と同僚に入ってきた女性)が両者とも女性だったのも面白い
この二者の二人の関係を受け入れる方向もよかった

ゆっくりと薄皮を剥がす様に変わっていく天獄と既にある程度受け入れてどんと腰が落ち着いてきた青鬼
天獄が内面から光ってるように美しく
青鬼が枯れてるのに満たされていているのが伝わってきて
もう最高です
としか言いようがなかった

人でなしが愛に出会い人になる物語
続編決定おめでとうございます
嬉しいです