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エキスパートレビューアー2025

女性muuebaさん

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原作も、ドラマCDも繰り返し味わって楽しみたい作品

原作が大好きで何度も読み返している作品です。

ドラマCDパート1作目から感じていましたが、メインの2人を演じている、佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんが、本当にものすごく素晴らしい配役で、演技で、2人のバランスと雰囲気が最高です。
2作目、3作目、と重ねてきて、4作目でさらに2人の作りだす雰囲気、空気が素晴らしくなっていたと感じました。

キャストトークで、原作を読んでいてモノクロのページなのに、脳内でカラーで視認された、と佐藤拓也さんがお話されていましたが、ファン読者からすると、ドラマCDでは、カラーで、かつ動いている空気も感じることができました。おふたりの声が、演技が、そして脚本が、演出が、作品の解析度をさらに高くしたのだと思います。

今作では麻水の過去の話、家族の話が多く扱われていました。マネージャーさんも言ってましたが、人間味がないような淡々としたような麻水の、人間臭さが垣間見える部分でした。
麻水と麻水の家族、由岐と由岐の家族の温度感の違いは、原作で視覚で感じた以上に、温度差があるように伝わりました。
その後の由岐の誕生日のお祝いとその夜のエピソードにつながっていく、温度感の違いが素晴らしかったです。

学生時代の麻水と由岐の演技シーンは、ちゃんとうまいのですが、学生演劇というレベルに落として演じられていて、演じられた佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんの演技のすごさに感心しました。

キャストトークも巻末トークもおもしろかったです。
佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんの、作品の、それぞれの役の、解釈、掘り下げ、考察のほんの一部を知ることができて、より作品の味わいが深くなりました。

山瀬を演じた古川慎さんと、佐久間を演じた小松昌平さんの2人のトークもおもしろかったです。

三原を演じた福山潤さんが1人だけでお話されていて、ちょっとかわいそうでしたが、すごくがんばってお話されているのも楽しかったです。

作中の人間関係に準じたグループ分けのキャストトークも聴いてみたくなりました。
羽山と白崎と山瀬と佐久間、それから、羽山と白崎と三原、楽しそうです。

どたばたわいわいの冒険活劇BL

ストーリーよりもシチュエーションを楽しむ作品、だと思います。

佐藤拓也さんが1人3役(多重人格)を熱演。
設定が派手、展開も派手、で、大雑把、あれ?ん?ってところ多数あるので、途中まではもやもやしたけれど、終始そんな感じなので、中盤から、細かいことは気にしないで雰囲気と状況を楽しんじゃえ、となりました。

ざっくり3組の男性が出てきます。
幼馴染で詐欺師の2人、警察官の先輩後輩の2人、詐欺師の2人が昔、所属していたマフィアのボスとその稚児。
どんどん話が展開していって、だいぶ風呂敷を広げたなあ、どうなっちゃうの、と思っていましたが、多少、無理やりな感じはありましたが、大円満、という感じのハッピーエンドでした。
勢いがよくどんどん話が展開するのだけれど、ところどころ、シーンの変換、今のエピソードなのか、過去のエピソードなのか、場が変わったのか、混乱するところがありました。

明るめのアップテントのお話だと思っていたら、途中から2人の過去が明かされて、子どもを自分の欲求のはけ口、食い物にする大人が2人出てきて、それらのシーンがかなり胸糞悪いです。2人の関係に大きな影響があるエピソードなのですが、聴いててかなりしんどくなりました。

終盤に向かって八方ふさがりになってきたところで、3組の男たちが、それぞれの立場で関与して、どたばたわいわい、冒険活劇からのめでたし、めでたし、となりました。

ラストは、BLのご褒美的なねっとりしっとりの甘々エッチシーンでした。

メイン2人のバランスがよかった

原作既読。

高瀬修二を新垣樽助さんが、花村尚也を阿部敦さんが演じています。
原作のイメージ通りで、高瀬は強い俺様感のある男で、花村は憧れの先輩のためにとことん尽くし、人の役に立てたらうれしい、という純粋さと性格の良さがありつつ、一方で「自分」というものをしっかり持っていない弱さがある男で、というキャラクターが声から、話しぶりから、よく伝わってきました。

登場シーンは少ないのですが、佐井を演じた野瀬育二さん、すごいと思います。
浅学で、野瀬さんのことを存じ上げていなかったのですが、最初のうちは、優しくて頼りがいがありそうな上司っぽさがあり、後半は情けなくてずるい嫌な男っぽさがよく出ていました。
声優さんってすごいなあと思わされた表現でした。
原作できらいなキャラだったので、最初のシーンでいい人っぽく聴こえて、後半での変化が楽しかったです。

公私ともにボス、という感じの強い男、高瀬に公私ともに求められ、求め、心身ともに捧げてしまっていることに気づいた花村が、距離を置こうとして、好きになってしまって困る、と言い、それを受けた高瀬が、まだ(好きに)なってなかったのかよ、と返すエピソード、原作でも好きなシーンなのですが、とってもどきどきしました。素敵でした。

高瀬の元相棒、花村の元上司の登場により、2人の関係に変化が生じ、ひと悶着あったあとのハッピーエンド、高瀬が切る啖呵がかっこよくて痺れました。

極端な男と極端な男だからうまくいった

すごく優秀だけど、「自分」というものがほとんどない男、花村尚也。
憧れていて、片想いをしている上司にデザインもその他の仕事もことごとく成果を捧げ続け、手柄を奪われて辞めていく同僚たちを見ながらも、役に立てればいいとかんばってきて、その憧れ上司の結婚話を聞いてショックを受け、仕事相手の社長に強引に誘われて一夜を共にしてしまいます。

いい大人が流されすぎじゃない?どこまで自分がないの?と途中まで、けっこうイライラしてしまいました。
中盤から、自分の意思を出すようになってくる様子は、急展開すぎる気がしなくもなかったのですが、うじうじ、ぐじぐじしながらも、がんばっていく花村尚也には、俺様!という感じで、仕事もプライベートもひっぱっていく社長、高瀬修二がお似合いなんだな、と強く思いました。
高瀬に出会ってなかったら、花村は、上司なり同僚なり彼氏なり友達なりの、なにか、に巻き込まれて、すっごく大変な将来になっていただろうな、と思いました。
逆に、俺様感の強い高瀬には、花村のように、人に尽くすのが好きで、自分を殺す、のではなく、自分を抑えることが自然にできる人が似合いなのだと思います。

2人のそれぞれ関係のあった男性が登場して、気持ちが揺れ動いたりしつつ、それぞれの強さ、弱さをしっかり描いたうえでのハッピーエンド、素敵でした。

隣にいさせて

ちょっと昔の作品のようです。
短編のためか、展開が早くて、とんとん拍子に両想いになりすぎたように感じました。
幼馴染だった2人がどうして、お互いに恋心を抱き、どうやって、迷いや悩みを乗り越えたのか、は描かれていません。
ほんわかかわいいお話でした。

ラブコメとファミリー人情とどちらの要素も兼ね備えている

原作既読。

古川慎さんのエリル、中島ヨシキさんのソラ、どちらも原作の雰囲気がとてもあってて、素敵でした。

天使のような悪魔と悪魔のような天使、ウリ専のゲイ風俗、予想外の展開が続いてわくわくします。キャラクター設定も、物語の展開も楽しく、メイン2人の独特のテンポのある会話に萌えました。

世間知らずの悪魔、ソラくんを、百戦錬磨のエリルが意地悪してかわいがって楽しむ様子は、最高、でした。

ウリ専の風俗店のオーナーと雑用係のドタバタな日常、ときどきエッチ、だけでも楽しいのですが、後半、ソラの関係者が登場して、わいわい、ごちゃごちゃ、ドタバタする展開はさらに楽しいです。

エリルの過去と気持ちがわかり、ソラが自分の気持ちに気づき、めでたし、めでたし、でめでたくねえよ、っていう終わり方が爽快でした。

スペシャルミニドラマ
ファミリーもの、ラブコメもの、どちらもの要素があるドタバタっぷりが楽しいです。

キャストトーク
メインの2人だけでなく、みんなでわいわい、がやがややっている、楽屋裏っぽい雰囲気もちょっとあってとても楽しいです。
演じたキャラクターについての話で、天使と悪魔じゃなきゃ犯罪者、というコメントには爆笑しました。
他にもキャラクターについての声優さんそれぞれの分析、掘り下げにとても愛を感じました。

愛は金なり コミック

熊猫 

ちょっと不思議な異世界ジェットコースター

熊猫先生のきれいで鮮やかな色味、キャラクター設定が楽しい作品でした。

表紙のカラーイラストの鮮やかさが印象的で、本編はモノクロなのに、カラーに感じる鮮やかさがありました。柄や影の使い方が目に楽しいです。
キャラの見た目や性格がみんな結構、誇張されてて強烈なのですが、それがまた風合いとしていい味になっています。

天使のような悪魔と悪魔のような天使、ウリ専のゲイ風俗、予想外の展開が続いてわくわくします。

エロいシーンがけっこう多いのですが、エロさより、愛らしさを強く感じました。
悪魔のソラくんの、世間知らずっぷり、純情っぷりが、ものすごくかわいいです。

ぐいぐいどんどんソラくんをかわいがり続けるエリルのいじわるっぷりにきゅんきゅんします。

この2人がドタバタやってるうちに、愛情が生まれるラブコメ、という展開でもじゅうぶんに楽しいのですが、ソラの、エリルの過去が明かされる展開、未来につながっていくラスト、壮大でお見事でした。

ちょっと不思議な異世界ジェットコースターを楽しんだような読了感がありました。

よくあるオフィスものかと思ったのに・・・

初読み作家さんでした。

よくあるオフィスものかと思って読み始めましたが、メインの2人のキャラクターがどちらも濃くておもしろいです。
どちらも仕事ができて、会社でバリバリ働いている上司と部下で年齢差がある2人が、少しづつ社外、時間外で交流をするようになり、親しみが生まれてきます。
憧れ、親しみ、という情を持っている関係が優しくてほんわかしてて素敵です。
さらにイケオジでクールな上司がEDという設定が絶妙におもしろく、ときどき、エピソードに用いられるのでそのたびに笑いました。


絵がきれいで、キャラクター設定もよくある感じに見せて個性的で、会話のテンポや内容がよくて、トータルで楽しい作品です。

BLの恋愛要素はこれから出てくるのでしょうが、まだ何も関係がない現段階でもかなり萌えます。

蜜果 5 コミック

akabeko 

5巻も素敵だった、6巻が早く読みたくなった

初めに短編で読んだ時のあの衝撃を思い出しました。
鮮烈で強烈な出会いと体験をした2人が、今やすっかり仲良し同棲カップルになっています。2人とも角がとれてまるくなって、柔らかしい優しい雰囲気を醸し出しています。

が、しかし、2人ともそれぞれ、独特な性格、倫理観、考えを持っていることから、予想外の言葉、予想外の展開が続くところが今作の魅力だと思っています。

貴宏の大阪の系列店に派遣で別居になってしまう2人。
希雄が、あれこれたくさん考えて、考えすぎてしまう様子が、貴宏が好きで好きで、絶対的に好きなところからきているのがとてもかわいいです。

貴宏も希雄も現旧、夜の世界で働いて、恋心や体を商売道具にしてきた経験から、恋人に対するあれやこれやの感覚は、少々、一般人とずれているようです。~しなければ、~でないとおかしい、とならない2人のあれやこれやが、かわいくもあり、ときにハラハラさせられます。

希雄が一時期、本指名していたウリ専の客、涼介との再会。涼介が失職した理由、涼介が希雄に向ける愛情。
貴宏が派遣先の大阪の店にいるナンバーワンの問題行動、そして過去。

貴宏と希雄の遠距離恋愛の話がありつつ、新しいキャラクター2人による、別のつながりや物語も進行していきます。
これまたハラハラさせられておもしろいです。

だいぶ難しいところが多いふたりだけど、希雄は「なんで俺の気持ちいつも全然わかってないわけ、俺はすんげーわかりにくいお前をいつもわかろうとしてんのに」と泣きながら気持ちをぶつけ、それを受けた貴宏は「俺はお前にふさわしい人間になりたい、それだけなんだ」と気持ちを打ち明け、そうやって、少しづつ、お互いに対する気持ちを、言葉で交し合っていく様子が素敵でした。この2人、身体で交し合うことが多いので、言葉でも、という大事なところが、5巻は多めに描かれていたと思います。

遠距離によるすれ違いは解消されましたが、5巻で新しく登場したキャラクター2人がかかわる波乱が今後ありそうで、続きが楽しみです。

配役が秀逸

原作既読。
山田ノノノ先生のどろりとした暗さのある情感たっぷりな世界観が味わえる作品。
原作は視覚で味わう作品ですが、かなり心がヒリヒリしましたが、ドラマCDは聴覚で味わう作品で、そのヒリヒリさが増しているように感じました。
聴取していて、かなり心が痛い、というか、つらい、というか・・・
原作のラストを知っていないと、つらさが先に立って聴き続けるのが自分はしんどかったです。
それが作品の味であり、原作の雰囲気をより広く深くした演出だと思います。

ドムサブ作品は今や数多くあり、作品ごとに設定が少しづつ異なるものだと思いましが、今作はドムサブという性癖を通して、人間の気持ち、考え、本能、を深く掘り下げています。

メインキャストのふたりとも、原作のふたりの解析度をさらにあげてきたように感じる声、演技でした。
特に佐山正己を小林千晃さんが演じられたのが、素晴らしかったです。
ちょっとこもっている、聞き取りづらい声色、話し方、が佐山正己の持つ、悩み苦しみをより際立たせていたように思います。
佐山正己の生い立ち、今の状況に同情はするものの、それでも、あまりにとげとげした言動は聴いていて心が痛みました。
中盤から後半に生きてくる、演出、演技なわけですが、聴いていてしんどいほどでした。

今作は絶対的に原作から入るのをおすすめします。

人間の深いところ、複雑なところ、難しいところを掘り下げて表現している

山田ノノノ先生のどろりとした暗さのある情感たっぷりな世界観が味わえる作品。

いろいろなドムサブ作品がある中、甘さや優しさより、人間の深いところ、複雑なところ、難しいところを掘り下げて表現していると思います。

読んでいて、かなりしんどくなることもあり、つらい、ひりひりする、と思いながらも、時々、読み返したくなる強烈な印象があります。

愛情と、気持ちと、生き物としての本能、性癖との、区別とすり合わせ、せめぎ合い、折り合いをつけていくまでを、情感たっぷりに描いています。

孤独と苦しみの中でもがいてもがいてなんとか生きてきた佐山正己が、伊達悠生に出会い理解され救われる話でもあり、伊達悠生もまた、佐山正己との関係で理解され救われる話でもあります。

ハッピーエンドかと思ったらまた一波乱あるのも、深いところだと思います。

心身の体調の良いときに読むのがお勧めです。
心のカロリーをけっこう消費します。