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しゅみじゃない作品

マスターレビューアー 「BLアワード検定」合格証 ソムリエ合格

女性みざきさん

レビュー数9

ポイント数156

今年度19位

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想像と違った

面白そうなあらすじだなあと思い購入し読み進めるも、読めば読むほどどう読んだら良いのか分からなくなってしまいました。
絵はとっても綺麗なのですが、うーん…

主人公の女鐘はごく普通の真面目なサラリーマン。
ひょんなことから女性先輩社員・森園さんのメガネを借りることになるも、メガネをかけた途端に現実世界の中に森園さんが社員同士で妄想したBL妄想が現れるようになって…と、なんとも不思議かつユニークな設定なのです。
しかしながら、ユニークがゆえに次々と繰り広げられる妄想上の男性社員同士のCPの数々に入り込みにくく、終始画面がごちゃついていて読みづらかった。

コメディタッチな雰囲気も設定も面白いと思うんです。
でも、結局どういう話だったのか…?とも思ってしまう。
残念ながら、BL的な萌えは私には感じられませんでした。
現実でもBL展開になる2人に関してはすごく良さそうだったのですけれど、とにかく周囲がドタバタしているからか気が散りそうになってしまう。
もう少し掘り下げたらもっとおいしくなりそうなんだけどなあ…
絵柄が素敵なだけに、自分の趣味とは合わなかったのが残念です。

ひとつずつ丁寧な掘り下げがほしかった

前作・前々作を読み返し、わくわくしながらページを開いたのですが、うーん…
結論から言えば、前作・前々作の方が惹かれるものがありましたし、シンプルに好みだったかなと。
あと、絵柄が少し変わったような…?気のせいかも。

池田とリオの組み合わせがすごく意外でした。
スピンオフ元の徹とは違って心を読める人もいない上、SMものでもありませんから、彼らはいったいどう関係を深めていくのか?どんな展開になっていくのか?と期待をして読み進めていたんですね。
期待大だっただけに、テーマは良いはずなのにテンポが悪く入り込みにくかったのが非常に惜しいです。
エピソードが飛び飛びに感じられたのも読みづらく思えた要因のひとつなのかなと思いつつ、何よりキャラクター像が掴みづらかったのが惜しい。

リオって、スピンオフ元でもなんだかんだと面倒見が良く、読んでいて印象に残るキャラクターだったと思うんですよね。
だからこそ彼メインとなる話であるのなら、過去のエピソードのあれこれをもっと深く知りたいところです。
でも、ひとつひとつのエピソードの描き方が断片的すぎましたし、合間に池田のトラウマめいたものもチラついていて、これではどこをメインにして読めば良いものかと混乱してしまいます。
どちらも軽いエピソードではないだけに、もう少しじっくりと掘り下げながら2人が惹かれ合う関係を描いてくれていたのなら…と、今回はこちらの評価になりました。
今後が楽しみな2人ではあるのですが、私はスピンオフ元の方が好みでした。

上下巻だからこそのまとまりがほしかった

あまり見かけない切り口が新鮮だった上巻の終わりから、一体どうこのタイムリープにエンドマークをつけるのか?と、わくわくしながら開いた下巻。
ピアスレーベルらしい色気汁気の濃厚さは健在のままでしたが、肝心のお話はというと…うーん。

バリエーション豊富なプレイの数々が見たい方はお求めのものがあるかもしれません。
ただ、何度読んでみても結局なんだったのかが良く分からなかったです。
上巻までは楽しめたのですけれど、いかんせん設定と展開が山盛りになった状態で何度も何度も盛っては後悔し、あまりにも同じことを延々と繰り返すわけですから、読んでいてちょっと訳が分からなくなってしまいました。
タイムリープの謎も分かったような分からないような状態ですし、そもそも緑月がなぜ西原のことが好きなのかも良く分からないまま。
母親・女体化・めくるめくエロの数々。
タイムリープの謎と緑月が成し遂げたいことに集中しようにも、とにかく具が多いです。
もっとすっきりと終わるのかと思いきや、どんどんページ数が少なくなり、これは綺麗に終わるのか…?と思っているとどうにもすっきりしない微妙な終わりを迎えてしまう…そんなあ…
そしてあの人はいったい誰…?

どうやらお話はまだ続いているようですが、その続きの部分がもう少し下巻にあったらうれしかった。
せっかくの上下巻作だというのに消化不良気味です。上巻は良かったんだけどなあ…
ギャルの名嘉さんが気持ちの良い人で、作中で1番好きなキャラクターでした。

材料はどれも良いのだけれど

絵は非常に綺麗だったのです。
でも、どこをどう読んだら良いのかが分からず、誰にもそこまで感情移入が出来ないまま読み終えて今に至ります。

高額ながら確かなサービスが評判を呼んでか、依頼が絶えない「レンタル彼氏」の煉汰をレンタルしたのは、女装趣味持ちの警察官・正直。
てっきり正直を主軸に進むお話なのかなと思っていたら、どうやらメインは煉汰の方のようで…と、それはそれですごく面白いと思うんですよ。

「レンタル彼氏の煉汰」を通してのオムニバスストーリーとして読むのならありかなと思いつつも、何にせよどのエピソードも急だったり、背景があまり描かれていないものですから、ぶつりぶつりと途切れたお話が続いているような感覚に。
煉汰がなぜレンタル彼氏を始めたのかについても、もう少し掘り下げがほしかったというか…ここが詳しく描かれているか否かでかなり評価が変わる作品だと思うんですよね。
材料はどれもメインになりそうなくらい良いのに、上手く生かし切れないまま終わってしまった。そんな印象を強く持ちました。
合間に正直との恋とも呼べない名前のない感情のようなものが見えますが、これもなぜ正直には他の客と異なる感情を持ったのかが分からないため、いかんせん入り込んで読めない惜しさ。すごくえっちなんですけどね…

第1話が1番良かったものですから、この雰囲気のまま別の客たちと1度限りの疑似恋愛をする「ミステリアスなレンタル彼氏の煉汰」のままの方が私は好みだったかもしれません。
客視点の1話完結ならもっと面白くなるのではないかなと思った1作でした。

星屑のおやすみ コミック

Arinco 

中盤まではすごく好きでした

うー、すごく良かった部分とそんなのありかと思う部分があって評価に悩みました。
中立とかなり迷ってこちらに。

まず、1番良かったのは愛情いっぱいの家族の描写。
作中のあちこちからかわいい盛りの真への惜しみない愛情を注いで育てる蓮と祐也の姿と、2人の愛を全身に浴びながらすくすくと育つ真の図は幸せいっぱいで本当に素敵なものでした。
そして、この幸せが1話の終わりから作品全体に静かに切なさを運んでくるのが上手いです。

そう来るのかと、日々の幸せの中にあるあまりにも切ないストーリー展開と設定に唸りました。
幸せであればあるほど祐也の心情が苦しくて、ああ〜…これは辛いよね…と、いつか来る終わりを覚悟している彼を見ては、なんとかならないのかと思ってしまう。
ずっと片想いをしている蓮と、愛くるしい息子の真、姿を消してしまった双子の片割れの祐真。
幼馴染の関係にバース性も絡んでいるからこそ、より複雑なんですよね。
3人って、3角形って難しい。円であれば丸くおさまるのに。
そんなことを思いながら読みました。
しかしながら、読み進めながら蓮の祐也への気持ちがなんとなく透けて見えるので、この関係をどう進めていくのか?祐真はどうしていなくなってしまったのか?と少々ハラハラしながら家族の行く末を追っていたのです。

ここからが合わなかったところになりまして。
うーん…それぞれ形が異なる不器用な愛を持った人たちだったと思うんです。テーマは好きです。
でも、私にとって祐真がしたことと考え方は理解が出来ず、決して美談にはならないなと思ってしまったんですね。
結果的に真は愛情たっぷりに育てられてはいるけれど、祐真は祐也と蓮の幸せのためだけに子供を意図的に作ろうと思ったということになります。
これは理解が出来ません…あれだけ作中の家族描写が良かったというのに、子供が良いように使われているように感じて一気に冷めてしまいました。
こんなに幸せそうな家族がカバーイラストのオメガバース作でこの子供の扱いってどうなんだろう。

私は蓮が「許さない」と言ったので、次のページで彼が何を言うのかと期待をしてしまったんです。
すごく残念でした。
祐真の犠牲の上よりも何よりも、彼ら3人の関係よりももっと他になにかあるのではと。
かと言って、何を言ってほしかったのかも分かりません…
その後、お話は盛り上がるも盛り上がれず…真はすごくかわいらしかったんですよ。
なにかもう少し別の理由があっても良かったんじゃないかなあ…
前半〜中盤まではかなり好みだったのですが。

ギヴン 9 コミック

キヅナツキ 

ギヴンとはいったい

本誌の方で最終話が掲載された時、読みたい気持ちを抑えてコミックス化を待ちに待っていたのです。
そして最終巻となる9巻。
全巻の中で最も早く読み終えてしまったなという、レビューを書いている今の気持ちが全てな気がします。
6巻辺りまでは読み応えがあったのですが、正直なことを言えば、巻数が続けば続くほど当初感じていた物語の面白さがどんどん失速して完結に至った。そんな印象です。
最終巻ならきっとと期待をしすぎたのかもしれません。

何を、誰を中心に見て読むかによっても評価が変わってくるかなと思うのです。
けれど、真冬と由紀の話を中心に見たとしても、なんというか…そもそもギヴンというバンドがあっての話だったはずが、ギヴンとは一体なんだったのか?となってしまった。
バンドものとしても、BLとしても非常に中途半端な印象を受けました。画の迫力がすごかっただけに残念です。
今までに登場したどのCPも好みでした。
好みだったのですが…あちこちにCPがいたからなのか、まとめきれないまま風呂敷だけが大きくなって終わってしまったように見えます。

「syh」のバンドシーンも好きです。
立夏の想いがのった、由紀が楽曲の中で生きているかのようなラブソング「海へ」も好きです。
音楽の力で前へ一歩踏み出せるようになった真冬も好きです。
でも、私はギヴンと立夏と真冬の話が見たかった。それに尽きます。

ちょっとしんどい

あらすじを読んで、これは好みの系統かもと思ったのです。
良い印象を持っていなかった者同士が、あることをきっかけに親しくなっていく。
誤解や思い込みがあったり、最悪が最良に変化していく過程が描かれたBLは王道ではありながらとても好み。
あらすじ通りと言えばあらすじ通りのお話でした。
主人公である千紘と、アパートの管理人・西宮が交流を深めていく様は良かったのです。

しかしこれは…ううーーーん。すごくもやつく。
なんともいえないもやもやが胸に残る読後感でした。
もっと千紘と西宮にフォーカスを当てた話だったのなら印象が違ったと思うのですが、その周囲がうるさすぎたのかもしれません。
椎崎先生が書かれるやや自己犠牲型の受けは決して嫌いではないですし、そんな受けをさり気なく気遣う攻めだって悪くはない。
親しくなるまでの過程も、親しくなってからの2人のやり取りも好ましいものだらけなんです。
我慢我慢の連続で受け流してばかりだった薄幸受けが、攻めやごく親しい仲の人々の協力もあって一歩踏み出していく流れも本来であればすっきりとするところ。

ただ、良かったエピソードの数々をはるかに上回ってしまうほど、作中に登場する悪意を持った人々の描写をストレスだと感じてしまったのも事実で。
自己犠牲型の千紘の性格+ストーカーや仕事の人間関係のもやもやオンパレードが私にはちょっと盛り込みすぎに感じられ、さすがに湿度の高い悪意が多くはないか?と、すっかり萎えてしまいました。
素直に恋愛パートに萌えられるバランスで読みたかったな。
攻めが最後までいいやつだったのが救いです。

バース性について真面目に丁寧に描いた作品

こちらのシリーズのレビューは久しぶりになります。
もう5巻目になるんですね。
雫斗と葉月の出逢いから、家族が増え、登場人物も増え…と、土屋家だけではなくどんどんと広がりを見せる嫌いでいさせてワールド。
久しぶりに第1巻から読み返してみたのですが、オメガバースのバース性について一貫して真面目に丁寧に描かれている作品だなと思います。
1巻と比べると、まだ幼かったしずくちゃんの成長っぷりが愛らしくも頼もしくて尊い。

今回のメインテーマとなるのは子育て+子供たち世代の成長でしょうか。
子育ての大変さを描きながら、年齢の近い幼子あるあるが微笑ましかったり、その一方でしずくちゃん世代の学校生活を通して、バースという第二性の差別や偏見に対して真面目に切り込んでいく。
まだまだ未熟で成長途中の真っ直ぐな子供たちだからこそ、深く考えずに発してしまう大きな言葉のトゲ。
バース性でなくとも難しいテーマだなと思いましたが…
子供同士で解決の方向へ運び、大人はあくまでも見守りながら、時に諭して自身で考える手助けをする。
優しいまとめ方でとても良かったなと思います。

嫌いでいさせてシリーズ。すごく好きな作品なんです。
零斗としずくちゃんと葉月の関係性が揺るがないものになっていたり、葉月と京介のちょっとしたやり取りに1巻からの時の流れを感じて良いなあと思ったり、好きなところはもちろんあるのです。
でも、5巻を読んで萌えたのか?と思うと、求めていたものとはなんだか違うなと思ってしまった自分がいるのも事実で、中立と悩んで中立寄りのこちらの評価になりました。
私がこのシリーズで読みたかったのは、雫斗と葉月の2人を中心に描かれていた2作目までの甘くて可愛らしい愛にあふれた家族の話だったのかもしれません。