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You’re my moonlight 電子 コミック

春巻トキコ 

えっ ここで終わりですか?

コミュニケーションが お互いの母国語ではない英語なので 作中でも「ですます調」で話しているのが初々しく感じました。
部族の長老の孫、しかも長男ともなると、やはり跡継ぎの問題が出てきます。問題が解決されず終わってしまうので、ええっ?続かないの?!と驚きました。
悲しすぎます。しかしアッサリと解決してハッピーエンド、とならないところが とてもリアル・・・。
続きを是非お願いしたいです。
こういう終わり方の作品は あまり見かけないので、新鮮でした。

とても切ないお話でした

とても切ないお話だと思いました。
単純にボーイズがラブするような、そういう楽しいお話ではないです。

「性依存症」というものがありますが、主人公の及川くんはこれにかなり近かったのかもしれません。
及川くんは元来、真面目でとても控えめな性格。静かな落ち着いた生活を送りたいと思っています。それなのに、ずーっと発情期のような抑えられない性欲に悩まされ、恋人にも去られてしまいます。
心機一転、職場も住む場所も変えたところで出逢った花村さんが、及川くんの「治療とリハビリ」(と言って良いのかわかりませんが )をしてくれることになります。
○日間我慢できたら「御褒美」を貰える、というようにして少しずつ性欲を抑えられるようになっていきます。

性欲が抑えられないなら遊んでしまえ~ と、手当たり次第にその日のお相手を探せるような子だったら楽しめたでしょうし、もっと楽に生きられたかもしれません。けれど真面目で大人しい及川くんはそんなことは考えつきもせず、一人で悩みを抱え、苦しみます。
抑えられない病的な性欲。及川くんの性格が性格なだけに、とても可哀想に思いました。

花村さんは及川くんの苦しみを理解し助けてあげているうちに絆されていきますが、もしそういう気持ちを持てず、あのままお別れになっていても、及川くんは独りで頑張って何とか立て直していっただろうとは思います。
けれど、やっぱり花村さんが添ってくれたことでかなり安定していて、最後はよかったなぁと思いました。

帯にもあらすじにも「淫乱」とあるのですが、こういう苦しみ方をしている子がそんな風に呼ばれてしまうのは気の毒に思いますし、この帯やあらすじを読んで手に取ると、かなりギャップを感じると思います。

何度読んでもドキドキします

コミックフルール(電子)で読んでいた時からコミックス化を待ち望んでいましたので 感慨無量です。

拓斗の日焼けした逞しい体と 陽を避けた寛也の白い体、お互いの肌に昂りを感じた中学時代... ドキドキしてしまいます。
地域復興の仕事で帰島した寛人は 拓斗と再会します。

お互いにハッキリとは気持ちを口にしないまま 体を重ねたところで1巻は終わり。
この先 大人になった2人の恋がどう動いていくかが見ものですが、それと同時に 島を出た寛也と子供の頃から確執のあった父親との対決... そちらも個人的にはとても注目しています。

2巻は2017年4月の予定とのこと。待ち遠しいです...

存在自体が嬉しい

いつもは拓斗が1人でいる事務所。
自分が持ち込んだんじゃない物があったり、物が動いていたり、普段 自分がいる場所で寛也が眠っていたり... そんなちょっとした事が嬉しい というお話です。

メガネを掛けたまま眠っているから 外してあげたり。
自分の傍らで 無防備に眠っている姿を見るのは、そりゃあ嬉しいものですよね。

2巻は2017年4月の予定だそうです。
2人の間に こんなゆったりとした時間が流れているでしょうか。
次巻も楽しみです。

可憐彼氏 コミック

水渡ひとみ 

小さくても可愛くても男の子♪

【可憐彼氏】
 秋(?)、一年生の小さくて可愛らしい子に「卒業までの間でいいから付き合って下さい」と告白されて おつきあいをするようになった3年の尾外瀬美智。
ところがその子は「可愛い男の子」で 学ラン着てた‼
一緒に帰ったりできるだけでいいんです と遠慮がちに笑う かずみ君。
先輩も 一緒に帰ったり、休日に出かけたりするうちにかずみ君の可愛いところや意外にもカッコイイところにトキメキを感じ始めます。

 どんなに女の子のような容姿でも、かずみ君も男の子。小さい頃から空手を習っていて、先輩が暴漢に殴られそうになった時にも割って入ります。「お引き取り願えませんか」と丁寧な口調ながら強い目力で暴漢を威圧し 撃退します。漢...。
キスされた上に「先輩はオレが守ります」と優しい笑顔で言われて 先輩 きゅ~ん。
 というか、殴られそうになって腰を抜かしてる先輩に さりげなくキスしてるあたり‼ か弱い女の子を救うナイトの所作ですわ。この時点で 役割は決まっていたのかもしれませんね。
 その後もお付き合いが続き... かずみ君に「先輩を抱きたいんです」と言われます。俺が女役とか全然考えてなかった~ みたいに思ってる先輩ですが、キスする時も かずみ君が先輩の腕を掴んでキスしてますし 押し倒されてますし、いやいや どう見ても... なんですけど、本人は年上とか身長が とかいう点だけで「抱くのは自分」と思っているんですね。
先輩が嫌がることはしたくないから と言って、その後は進展しない2人...。
まあイロイロあって、先輩も腹を括ります。

描き下ろしの「可憐彼氏 それから」で、2人は結ばれます。
この時に かずみ君「先輩が嫌なら俺が女役でも...」って 言ってます。
いや、読みながらずっと思っていましたよ。所謂「リバ」でいいじゃん~って。
同性なんだから どっちがどっちやってもいい訳で。
双方に経験が無いなら 取り敢えず両方の立場を経験してみてから選択したらいいんじゃないかしら。
どうしても、という拘りがあったら 多分、このカップルは成立しなかったんじゃないかな...。(所謂 タチ同士、というやつですか)

どんなに外見が女の子っぽくて可愛らしくても男の子は男の子 てことですね。
小さくて外見が可愛らしい子が「受け」みたいな思い込みを覆す、面白いお話でした。(´▽`)


【俺だけの、】

 SM専門の出会い系掲示板で出会い、「変わりたいんです」という裕太を、自分好みの躰に変えていく尚人。
自分なしではいられない裕太に優越感を持っていた、それだけだった筈なのに...。
気が付けば 変えられていたのは自分もだった、自分も裕太なしではいられなくなっていた... というお話。
 S、Mなど特殊な性癖だと なかなか相性の合うパートナーを見つけるのが難しいらしいです。しかも同性、両想い。ただの同性愛より更にハードルが高い。
取引先の社長令嬢との結婚なんて考えてる場合じゃないくらい 奇跡的な出会いですよ 尚人さん。
いいパートナーに巡り合えて良かったですネ♪


【スリイスタア】

 「相手をとっかえひっかえ ホモで有名」な 森沢澪が とっかえひっかえの相手とケンカしている場に出くわす雨宮武史。「興味ある?男同士に抵抗ないなら」と誘われるままについて行き... 縛られてされるがままにされてしまいます。(受けは森沢君ですが。)
Hの時はエロいのに、時折かわいいことを言ったり、寂しがったりする森沢君。一緒にいて少しでも寂しさを埋めてあげたいけれど、自分は「とっかえひっかえの相手の一人」でしかないのか とイラつく雨宮君。森沢君のことを何も知らないくせに、面白おかしく話す友人たちにも腹を立てて掴みかかります。
そんな姿を見た森沢君は 雨宮君の本気な気持ちを嬉しく思い、自分もまた雨宮君になら全てを... と告げます。
「孤独な迷子、本当の愛を見つける」というお話、好きです。
お相手が 今までの「とっかえひっかえ」を許せるかどうかが一番の肝です。
雨宮君... 「誰も知らない森沢君(スイスタア)」を得て森沢君の「特別」になれました。きっと森沢君の過去も寂しさも まるごと愛してくれるでしょう。


【さむいふゆのひものがたり】

 バスケ部のエース 陽介先輩は、万年球拾いの自分なんか到底手の届かない人だと思っていた幹。まさかその先輩に告白され 付き合うようになるとは...。
あれから5年。
プロリーグで一躍脚光を浴びた先輩。けれど膝の故障で引退を強いられ、今は近所のバスケチームのコーチをしている。幹は現役のプロ選手...。
 5年経って、立場が逆転している2人。それぞれ複雑な気持ちを抱えて、それでも少しでも長くいたいと思っているお話。
学生から社会人になるだけでも関係性が変わったりする中、お互いの気持ちが同じならきっと...。

***********

 カバー下は 可憐彼氏「2年後のふたり」。
先輩が卒業して ちょっと見ないうちにかずみ君はグンと身長が伸び、先輩の背を追い越しています。「俺だってまだ伸びんだからな」なんてムスッとしてる先輩に上から ちゅっ とキスをするかずみ君。(←見た目も男っぽくなっていてカッコイイ)
「先輩だって前よりもっとかっこよくなってて惚れ直しました」なんて言うかずみ君。先輩はかずみ君がもっとずっとカッコ良くなっているのが悔しくて&照れて バカ呼ばわりします。
いつまでも仲良さそうな2人でした。( ´▽`)


自分勝手でずるいひと

 学生時代からつきあいがある 社会人同士の恋のお話。
後輩の貝森君は海老原(エビさん)のことを好きだと言って ずっと一途に慕ってくれています。かれこれ5年。
エビさんは、常に傍らにいる貝森君をいつの間にか好きになっていました。
けれど 気持ちを伝える勇気が出ません。初めてつきあった彼氏とのHがうまくいかず、それが原因でにフラれた過去が尾を引いていたから...。

エビさん、貝森君と恋人同士になったとしても またHで失敗してフラれたらどうしよう という不安から、学生時代にお世話になった塾の先生と致して 慣れておこうという考えに及びます。
先生と、というのは たまたま偶然だったのですが、理由はどうであれ、好きでもない相手とHしようとしていた事実を聞かされた時の貝森君の顔... 表情...。
(なに下向いてんの! 自分がどんだけ貝森君を傷つけたか 自分の目でよく見てみなさい‼ と エビさんの首根っこ掴んで顔を上げさせたくなるシーンです。)
自分はエビさんに愛されていた という事実と、エビさんが他の人とHしようとしていた という事実を同時に聞かされた貝森君ですが、愛されていた嬉しさより やはりエビさんが他の人とHしようとしていた衝撃の方が大きかったワケです。
あまりのショックに よろめきながら出て行ってしまった貝森君を追いかけることもできない、相変わらず自分のことばっかりのエビさんに またまた腹が立ちます。(なんで自分が傷ついたみたいな顔してるんでしょう )
エビさんがお風呂に入っている最中にそっと部屋へ戻り、何事もなかったかのようにDVDを観ている貝森君が本当に優しいです...。
貝森君はエビさんのツラい過去ごと 総て受け入れてくれます。

お互いの気持ちを確かめ合い、晴れて両想いになった二人。
その後は いちゃいちゃラブラブで楽しそうです。
急がず焦らず ゆっくりゆっくり進めてくれた貝森君のおかげで、いくつもの季節を経て Hも成功し ハッピーエンドです。
ああ良かったねぇ~ 貝森君。(エビさんじゃない)


それにしても... 男性特有の考え方なのでしょうか。
学生時代、私の身近にも何人かいましたよ「初めてのHで失敗したら恥ずかしいから、別の人と練習してから本命彼女と~」とか言ってるハタチそこそこ男子。
練習 って...??  
好きな子の前で恥をかくことって そこまで嫌ですか、怖いですか。
それに比べたら 愛のないSEXなんて取るに足らないことですか。
練習だからいいんですか。
好きな子が傷ついたり不快に思ったりする事より 自分のプライドの方が大事ですか。
...当時の私には理解不能でした。 今も理解不能です。
同じ理由で 彼女が別の男性と練習してきたと知ったら 男性はどう思うのでしょうか。


自分が可愛い 身勝手で狡い男・エビさんと、温かく 海よりも深い包容力のある優しい貝森君。
ストーリーが好きか嫌いか ではなく、ダメダメなエビさんを見事に描いている 秋平しろ先生のマンガに「神」評価です。
ええ、エビさんみたいなひとは大嫌いです。蹴ってやりたくなります。
エビさんには勿体ない、貝森君の性格の良さも 神レベル。

次回作も とても楽しみです。

トレード(1) 電子 コミック

水田ゆき 

穏やかに 幸せに

今のところ電子書籍限定です。私はRenta! さんで読みました。
「完結」とは書かれていませんので もしかしたら続くのかもしれない...と思っていましたが、作家さんが第6話を「最終話」と表現しておられたので このままハッピーエンドです。
良かったです。幸せそうな主人公の二人の間に 波風を立てないであげて欲しいな と思っていましたから。


権力者の愛人の立場であった美しい青年が 運命のひとと出会って本当の愛を知り... というお話です。
美しく繊細なタッチの絵柄で、主人公二人の表情も 切なげな愁いを帯びています。

高校時代に両親を事故で亡くした田村愁は、彼の才能を見出した美大の教授を頼ることとなります。
教授は未成年の愁の後見人となり、絵の才能を伸ばせる環境を整えてくれたまでは良いのですが、愁の身体をも求めるようになります。
愁は教授に愛情があった訳ではありませんが、恩人ですし、教授の望む通りにしないとまた「独り」になってしまうという恐怖感から、それと...  教授の庇護下にいれば、自分の作品に対して強力な後押しをして貰えるという 少しばかりの打算から、身体を求められても拒めずにいました。
けれど いろいろ嫌になってきて逃げだします。
教授の愛人などという立場でありながらも心根が美しく、ぜんぜんスレていない愁。一方的に与えて貰うことを良しとせず、きちんとお礼も言える青年です。
一度は抱いてくれたものの、その後 全く自分に触れてこない佐伯さんに不安を覚えます。
もともと佐伯さんはノンケだったのだから、本当は自分とあんなことをするのはイヤだったんじゃないか、と。
佐伯さんが好きだという気持ちを伝えることも躊躇います。

新幹線で隣りの席に座っていた愁を なりゆきで保護したサラリーマンの佐伯涼。
佐伯さんは両親の愛情をあまり感じられずに育ち、他人に対して興味が薄いまま大人になってしまいました。
けれど 愁と一緒に暮らすうちに様々な感情が芽生え始めてきたことを自覚します。
愁を好きになりつつあることみも気づきますが、彼は誰とでもすぐ関係を持つのか、自分が特別な訳ではないのか、と苦しみます。
お互いに言葉が足りません。二人とも訊きたいことを訊けず、誤解したまま煩悶しています。じれったいです。

そんな二人が岐路に立たされます。教授に居所を見つけられてしまうのです。
感情をぶつけ合い、話し合い、いろいろ... いろいろあって、愁は晴れて自由の身になります。
教授がもっと粘着質なタイプで、愁のことは絶対に手放さない!と執着を見せたらどうしようかとハラハラしました。
教授がゴネたら もっとドロドロ愛憎劇に発展していったかもしれませんので、ある意味、このお話の方向性を決定したのは教授の性格だったと思います。
きっと愁の身体が目的で後見人になった訳ではなく、元々は本当に純粋に絵の才能を伸ばしてやりたかったんでしょう。
ただのエロジジイかと思いましたが、大人の対応ができるところを見せてくれました。

原作の世界を美しく映像化

原作のコミックスに かなり忠実に映像化されています。
ところどころ原作には無いシーンも入りますが、どのシーンも 元の作品の持つ世界観を崩してはいませんので、違和感はありませんでした。
例えば... 
コミックスでは 第一話には月島は全く出てきませんが、OVAでは葉月のシリアルナンバーを確認した黒田の脳裏に 在りし日の月島の姿が過ります。
ほんの一瞬ですが、時を経ても色褪せない 月島への想いが伝わってきます。
また「月の雫」を見つけ出すことができなかった小太郎が 葉月の服を掴んで泣き崩れるシーンで、原作では 小太郎が服を掴んだ部分しか手元の描写はありませんが、OVAでは服を掴む小太郎の手を 葉月が上からそっと握りしめるシーンがあります。動きがとても美しく、深い哀しみが胸に迫ります。
この描写を入れようと提案したのは どなたなのか知る由もありませんが... このシーンに限って言えば 原作を超えていると感じました。

悲哀と影を帯びる旋律、そよぐ髪、揺れる瞳、葉月の息遣い、衣擦れの音、小太郎の嗚咽...
コミックスでは表現し切れないものを表現できる、アニメーションって素晴らしいなと思います。

エンディングには「Syncretism」という美しい曲が使われています。
「混合」とか「習合」という意味なのですが、なんだか「Hybrid」という言葉と似ているな~ と気付き、もう一度じっくりと聴き直しました。

 『冷たいその体温を感じて』
 『その声も 何もかも 二人のものだから』
 『鏡のように映し出して』
 『その身体 形さえ二人のものだから』...

歌詞のあちらこちらに 葉月の言葉の欠片が散りばめられていて、また改めて感動させられました。

ちょっとキスシーンがあるくらいで あまりBL BLしていないのも原作通り。感動するのも原作そのまま。
ぜひ多くの方に観て頂きたい作品です。


★初回特典の 中村春菊先生描き下ろし漫画掲載!特製小冊子 ★

登場人物の設定資料や、声優さんたちのインタビューが掲載されています。
描き下ろし漫画の内容は...
黒田の元から戻った葉月は、相も変わらずダラダラ過ごす小太郎に呆れ、一計を案じます。
自分は黒田に修理をされた際に「小太郎が真面目に生活しないと体調が悪くなるなる機能」を勝手に組み込まれてしまったようだ と言い、ガクッと膝を床に付き、呼吸も荒く苦しむフリをします。
小太郎が「うわあああ ごめんごめん やります勉強します!」とアワアワしているのを見て (ヤバイ チョロすぎるだろコイツ こんな奴が本当に当主になっていいのか) と不安になる葉月、というお話でした。

三上、本気で悩んでます


 男同士の「契り」に必要なものについて誰かに訊ねたいけれど...
話が話だけに、相手は慎重に選ばなくてはいけません。それでなくとも三上には 浅群の寵愛を得ている~ だの、城戸の寵愛も得ている~ だのいう噂が立っていましたし。
考えに考えた末、三上は思い切って秋山さんに相談することにしますが....。

 三上、ぐるぐる悩みます。そのぐるぐるアワアワしている様や ニブチンとんちんかんな秋山さんの返答、思わぬ方向からのタイムリーな話題提供に膝を打つところなど ちょっとコミカルでクスッとさせられるお話です。
本編で目が融けるかと思うほど泣かされた後でしたので、私はこの ほのぼのした短編にかなり救われ、癒されました。

 1945年シリーズの、生きて終戦を迎えたカップルたちの後日談や 戦時中の甘いエピソードなどは楽しいですが、浅群塁に関することだけは、どんなお話を読んでも かなしくて寂しい気持ちになります。
それでいて(だからこそ?)、もっとたくさん塁の話を読みたいなぁと思います。
まるで、生前の彼を知っている人から思い出話を聴き、塁を偲ぶかのような気持ち.... なのでしょうか。
シリーズの中で、やはり塁のことだけは どうしても特別に思えます。