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エキスパートレビューアー2022

女性Sakura0904さん

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本当に可哀想なのは誰?

 やっぱりカシオ先生の作品はダークな雰囲気のものが好きだなぁ、と改めて感じました。大学を舞台に構築されていく、爛れた三角関係。あらすじではりょうを陵辱する鉄馬がサイコパス扱いされていますが、本質的にはりょうや神崎の方がサイコパスなのではないかという気がします。鉄馬はやんちゃではあるけれど、根は普通の人間っぽいような。気弱そうな仮面が剥がれたりょうはどこまで欲望に忠実になり、感情を晒け出せるのか。神崎はどこまで倫理観を捨てられるのか。下巻が楽しみですね。

作者の描きたい!熱が詰め込まれてて良い

 優等生×ヤンキー。お馴染みの設定ではありますが、エロの割合がかなり大きく、攻めの方には優等生感よりも変態度の方を強く感じたりしました(笑)。馴れ初めや付き合うまでの過程などはほとんど掘り下げられていないので、とにかく優等生とヤンキーのセックスが読みたい、強面男子がとろとろにされるところを読みたい、という気分の時にもってこいの漫画だと思います。ストーリーは王道の展開ですが、文化祭で女装まではさせなかったり、所々ベタから外していて全体のバランスも良かったです。

とっても楽しい攻防戦

 ひなこ先生のダークな攻め、堪らないですね。まだ完結していないようなので、是非鴫原には最後まで今のサイコパス感を保ったままでいて欲しいなと願うばかりです。受けで年下の陸も、見た目性格共に好みでした。一旦こいつはもう受け入れない、と思ったら断固拒絶するという一貫した態度が素晴らしい。結局エロいことをされたらすぐ絆されるみたいなことがなく、もちろん生理的な反応はしてしまうけれど、心は明け渡さないと強い意志が感じられて見応えのある受けだなぁと。頑なな陸を鴫原がどう攻めるのか、楽しみです。

是非将来は2人で店を

 タイトルと表紙の印象そのままの作品でした。幼い頃からの片想いを抱えた暖が、大好きな陽菜斗のために洋菓子店である実家を最大限利用して、たくさんスイーツを作って贈っているのが微笑ましかったです。甘いものは人を幸せにしてくれる。陽菜斗の暖への好意は、彼からもらったいろんな美味しいスイーツの記憶へと結び付いていそうですね。この2人はまだまだプラトニックでいい、と思っていたので濡れ場がなかったのも良かったです。理解のある家族や友人に囲まれているところも令和らしく、このまま平和な青春を謳歌して欲しいですね。

ぴゅあ コミック

森世 

本人たちが良ければそれでいい

◆ぴゅあ(表題作)
 犯罪者側よりも実は被害者側の方が重い感情を抱えている場合もありますよね。共依存というよりは、環から悠海への気持ちだけが依存であるように見えました。悠海の軟禁がなくても、環はいずれ誰かに依存体質を発揮していたんじゃないかな、という気もします。家庭環境のせいか、持って生まれたものかは誰にも分からないでしょう。真っ当な家庭で育っても歪な子供はいますから。形だけ見れば犯罪に当てはまることでも、当事者同士が合意の上なら私はありだと思います。結局振りきれない悠海も悪いですからね。

◆【生放送】公園に出没する(させられてる)変態は俺
 配信サイトでの再生数を伸ばすため、際どいことをさせる先輩と、反抗しながらも言うことを聞いてしまう後輩の話。家でやるならともかく、公園での露出をOKしてしまうなんて、若いって、好意って怖いなぁと思いました(笑)。最後のオチまで完璧。ちょっと過激なラブコメを楽しめました。2人の名前が「ういろう」と「こんぺい」なのも可愛いですね。

朝田先生の感性が好き

◆ディーン
 表題作ではないけれど、冒頭収録でボリュームもあり、一番印象に残った作品でした。性行為の際に痛めつけられる相手の様子に欲情するコト。こういう癖って、一歩間違えてというきっかけで0が1になるのか、元々潜在的に持っているものが発現するのか、どちらなんでしょうね。いずれにしろ本人にどうこうする術はなく、犯罪者にならないように上手く付き合っていかねばならない。ゲイである上に、特殊性癖。もう一生、誰とも恋人らしいことはできないだろうという諦念。でも、実際に好きな人と付き合ってみたら、向き合う術が見つかるかもしれない。新しい視点が生まれるかもしれない。一歩踏み出すことによって得られたコトの新たな人生。短編でも読み応えのある作品でした。

◆ハレの日
 親子揃ってゲイという設定はまだ珍しいですよね。父親の見守り方、息子の失恋に際してかけた言葉、息子が幸せを掴んだ日の彼の表情、すべてが素晴らしく、温かい気持ちになれました。

◆アイ、セイ(表題作)
 本当に大切な人とはセックスしたくならない。この考えも分かりますよね。たとえば彼氏や夫が家族のような存在になればなるほど、性欲が湧かなくなるのもそうですよね。いつまでも旺盛なのも、性欲がなくなって穏やかな時間の共有で満足できるのも、お互いが同じ温度ならどちらも素敵なカップルだと思う。その狭間で揺れる2人の行き着く先は分からないけれど、BLの多様性を広げてくれる作品だと思いました。

花鳥風月 10 コミック

志水ゆき 

受けも積極的なのが最高

 吉利谷と財前については子供の頃からいろいろ背負ったり我慢したりしてきた2人が、この巻でようやくそういった柵から解放されて、お互いを思う存分愛し合える結末を手に入れた感じがしました。吉利谷への好意もオープンで性行為に積極的な財前なんてまさか見れると思っていませんでしたから、人は愛でこんなにも変わるんだなぁと嬉しくなりました。

 後半は一見と糸川がメイン。多分吉利谷達よりもページ数は多かったと思います。陽明と火弦が特にお気に入りの私ですが、最初に登場した一見と糸川のカップルも同じくらい好きなので、やっとこの2人が最後までするところを見れて感激しました。一見は一言で言えば古き良きドSなスパダリですが、普段は糸川に甘く、濡れ場でも基本的には糸川を気持ち良くさせるために意地悪を言う男なので、その経験を積んだ大人だからこその甘さがたまらないんですよね。絶妙なさじ加減は一見ならではだと思います。宣言通り、お互い相手を幸せにしてあげて欲しいですね。

攻めにいろいろ詰め込み過ぎ

 執着攻めを欲している人にはぴったりな作品だと思うのですが、そこに受けを崇拝しているという要素が加わると、私はやはり苦手なのだなと再認識させられました。特に宮緒先生のそういう攻めは、スピンオフ元でも感じたけれど、リアリティがなくて。こういう作品に現実味を求めるのはナンセンスだとも思うけれど。

 複雑な家庭環境に加え、和装にネイルをしている美貌の男というだけでも飲み込むのが精一杯なところに、受けへの執着が頑是ない幼稚園児みたいで萎えてしまいました。濡れ場で使う幼児言葉や、時折顔を出す取って付けたような関西弁に笑ってしまいそうになったり。BLにおける中性的なキャラがあまり得意でないため、余計目についたのかもしれません。そこに関しては完全に個人の好みの問題です。せめて言葉選びだけでももう少し年相応な感じだったらなぁと思いました。

攻めが可愛い

 はじめの初めてのセックスに対する理想の拗らせ方が面白かったです。抱かれる方ならこれくらい相手に夢見ちゃうよね、と共感しました。一方、はじめと同じ大学生でありながらタチ専のバイトをしている諒太はセックスこそ手慣れているものの、普段は年相応で普通なところが少しギャップがあって可愛げを感じました。ヤリチンだったり女性にモテまくっていたりしてもおかしくなさそうなのに、落ち着いてはいるけれどはじめに振り回される場面も多く、案外最初からバランスのとれている2人だったなと。まだまだ大学生活は長いので、恋人らしいことをたくさんして欲しいですね。

ブラコンお兄ちゃんも幸せになってね

 感覚で生きているヴァイオリニストの律がとても率直なキャラで、彼に好かれる人は幸せだろうなと思いました。対する清春は彼の大ファンでありながら、そんな彼と同棲し好意を向けられても、のめり込んだり恐縮し過ぎたりせず適度な距離感を持って接していて、律とのバランスが良いように感じました。潔癖症の人の絶対領域を崩せるくらいの関係性を築くことってとても難しいと思うので、真っ直ぐ向かっていける律だからこそできたことだろうなと。全体的には満足ですが、律が清春に惹かれた心情がもう少し深掘りされているともっとハマれた気がします。