2巻が発売、ドラマCD化が決定したので前から表紙が気になっていたコチラ、読んでみました。
設定自体は、はらだ先生のワンルームエンジェルに似てる。あっちは天使だったけど、まぁ、幽霊と天使、亡くなった子って部分で大きくカテゴライズしたら同じとして、もう1人は見た目がイカついからレッテル貼られて本当の自分を見てもらえない男。
唯一の理解者が自分にしか見えない彼だったってところがよく似てる。
それと、この作品はタイトルに[モンスター]とあるので、主人公の椿くんは悲しきフランケンシュタインにも思えてしまった。怖そうな外見、大きな身体、強い力のせいで人が寄りつかない、理解されない。そんな彼にアドバイスしてくれる幽霊の兜くん。彼のいう通りに行動を起こすと上手くいっちゃうんよ。クラスメイトからもカッコよくない?!とキャーキャー言われ出したり。
椿がコミュニケーション能力高くなって生きやすくなるのは良いことだけど、自分だけの椿じゃなくなる事に嫉妬する兜くん。
なんか、ラストあんな所で終わるなんてすごく気になる!続き読みたくさせられました。
ただ、私の読解力がなくてところどころ???ってなるシーンがありました。大筋はわかるからいっかと読み返してませんが…。
たまにやってくる半裸の椿にどきーーーん!!!とさせられます。色気ムンムン、匂い立ってます。
修正が必要なシーンはなし。
大人気作品の続編。
前作読み返さずに読み始めたからかずっと乗り切れず心が平らかなまま。
前作から3年が経過。1年前から同棲中の灰賀と金江先輩。両思いの安定期な2人の上に灰賀の就活話がメインだったので、そもそもが地味っちゃ地味かな。
金江先輩のスタジオエンジニアってお仕事、どっちかと言うと夜型で一緒に住んでても生活すれ違いがちだな。仕事で忙しい金江先輩と就活で忙しい灰賀。お互い思い合ってる感じで無理して日にち調整して久しぶりのデートした時、頭痛と目眩がして休憩を取った金江先輩。私はこれ、脳梗塞だったらどうしよう…ってとこまで思っちゃったよ。だって、若い人でもなる事があるからね。無理は禁物だな。
前作は金江先輩のミステリアスさと風俗で働いてるってインパクトで心惹かれてた部分があったけど、今は普通に社会人してる分ミステリアスさもインパクトも無くなっちゃったから私的に引っ掛かりがなかったのかもしれない。
たらたらした日常に感じてしまった。
そんで、最後の卒コンの4回生たちのライブシーンがただただこなした感じで、なんか盛り上がらんなーと思ってたらここで来ました、この作品の見せ場が!
金江達のバンドのサプライズ演奏。
とっても気合いの入った迫力のある作画でカッコ良さが伝わる見開き、その後のドラムの林田・ギターの金江・ベースの山内の演奏カット!
ここが1番魅力でした。
そんで、cigarsの音源をサプライズで再録する金江、相当灰賀の事好きやん。
今回、イチャイチャシーンよりも演奏シーンが1番印象に残りました。
紙本で購入
白抜きとほぼ白抜きに見えるトーン修正
うーん、今回はまたまた謎が深まるばかりで読後スッキリしませんでした。
しかも、全然ラブいお話もない。
謎の人物による貴族ばかりを狙う連続殺害事件が発生。目撃者によると白い髪の人物でどうやら覡様ではないかと噂が。
上層部では、誰の仕業か把握してるっぽい。
その人物は8年前に亡くなったとされるエルヴァの親友。
貴族襲撃を止め相手を退治せよと任命されるエルヴァ。亡くなったはずの親友が現れ困惑するエルヴァは…。って感じなんだけどさ。
黒海は過去の様々な覡たちに起こった出来事をエルヴァに見せてくれるんだけど、その中に過去の覡の少女や少年、更にはエルヴァが意図的に忘れていた虐待されるシーンが出てきます。
このシーンの事が注意書で冒頭に書かれてたんか。
ショックなシーンではあるけど、他の作品でも描かれるエピソードだと思う。大人気作品だからか注意喚起が必要になるんか。大変だなぁ…。
ラブがないとは言いましたが、アルトに対して甘える行為が自然になってるエルヴァがいいなと思いました。
描き下ろしの海に飛び込んで泳ぐお話はアングルが良きでした。
紙本で購入
修正は不要
ブルースカイコンプレックスが大好きです。
ならてら以外の新刊と言う事で読んでみました。
紙の質がトテモしっかりしています。ハリのある紙。商業単行本でも紙質にこだわったり出来るもんなのですね。
そして、
目次ページでビックリ!
全20話ですと?!どういうこと?と思って読み始めて理解。ショートショートで繋ぐお話でした。なので、ぷつぷつ途切れる感じがします。
あと、毎話カラー表紙付きなのと、漫画のコマが1箇所カラーになっていたのも斬新。
鼻の頭が真っ赤なところ、水溜り、桜の花、花火、舞い降る枯葉、クリスマスツリーの飾り、チューリップetc…
かなりチャレンジングな作品だなと思いました。
私はやっぱり、単行本1冊で5話位でお話紡がれる通常の作品の方が感情移入しやすいです。
静かで穏やかな2人。
描かれていないところですけべな事もしてるのでしょう。でも、ショートストーリーなので彼らの日常風景のみ切り取られていきます。
サラーッと読んじゃって、斬新さだけが残った感じでした。
紙本で購入
修正が必要なシーンはなし