電子限定おまけ付き
この話は上下巻になっています。滅茶苦茶中途半端な所で下巻に続きますので、上下巻セットでの購入をお勧めします。
シリアスな話なので、イチャイチャ甘々な話が好きな方には合わないかもしれません。
ストーリーは殺人事件の犯人を突き止め、今年起こる殺人を食い止める為の謎解きが重要になるので、ネタバレは見ずに読んだ方が面白いです。
以下、ネタバレ含みます。
主人公のカナは、5年前両親を事故で失い、4年前の12月24日に兄の律を殺されました。それから毎年12月24日に同様の殺人事件が起こっていて、その遺族達が警察よりも早く犯人を見つけて殺そうと、5年目の12月24日に集まって相談しています。
そこに来た今年の被害者の知らせは、カナの幼馴染の悠晟だというものでした。
死ぬと24時間前にタイムリープ出来る力を持つカナは、悠晟を救う為に自殺してタイムリープします。
悠晟はカナが好きで告白していますが、カナはそれに答えていません。カナも悠晟の事が好きですが、殺人事件が原因でその事は伝えていません。
恐怖も体のダメージもあるタイムリープを何度繰り返しても大事な人を救えない絶望感。
登場人物がBLにしては多めで、犯人は誰だ?と疑心暗鬼になりながら読み進めることになりました。
描き下ろしの話は、本編では少な目のエロ成分を補充出来る話ですが、正直1周目では穏やかな気持ちで読む余裕がなく、上下巻読み終わった後に読み返しました。
※このレビューは下巻未読の状態で書いたものです※
4年前、何者かに殺された瞬間に、死ぬことで24時間前に戻ることができる力を手に入れて、死を回避した、幼馴染みの悠晟のことが好きな奏斗(かなと・24歳・受)と、高校時代に奏斗に救われ、奏斗のことが好きな幼馴染みの悠晟(ゆうせい・攻)の、クリスマスに毎年起きる連続殺人に翻弄された奏斗が、悠晟を殺させないために葛藤し奔走する、タイムリープ・サスペンスラブストーリーです。
この本の発売を知り、レビューも読まず徹底してネタバレを回避して、まず上巻を読み終えたのですが…上巻で既に、すごく面白かったです。
主人公の奏斗。
5年前に両親を事故で亡くし、4年前に兄・律(享年24)を殺されています。「兄の死は自分が殺されるのを回避してしまったせい」と思い、後悔と贖罪を胸に犯人に固く復讐を誓います。
悠晟もまた、ただの好青年というわけではなく、彼だけで本一冊出せそうなくらい、家庭内のイザコザでボロボロになった過去があります。
被害者に共通点がない、4年前から続くクリスマスイブに起こる連続殺人。
今年の被害者は、悠晟だった。
奏斗は何度でも命を投げ出す、悠晟を助けるために。
他の被害者遺族たちと話して、思わぬ共通点を見出だして事件を紐解いていくミステリー的な側面もありワクワクしましたね。
そして、タイムリープしたために存在しなくなった、奏斗しか知らない「人生で一番幸せな24時間」があまりにも幸せそうでその後の展開のショックがすごかったです。
シリアスなストーリーの最中でも、瀬戸先生独特のコメディセンスが時々光ってて、思わず吹いたりする所もあって、メリハリがあると思いました。
全体的に見たら、起と承が終わったくらいなんですかね…?犯人はもう既に登場している…んでしょうね…だとしたら誰なのか。そして「人生で一番幸せな24時間」は、再び訪れるのか。明日の君に、会うことができるのか。
期待と不安を胸に、これから下巻を読みにいってきます!
でもゆっくり読めないですよ!先が気になっちゃって気になっちゃって。
本格ミステリーと言って良いでしょう。事件が起こり、色々ある中で最後に犯人を捕まえて終わります。
登場人物全員が重要なので人間関係の把握や、細部に散りばめられた伏線など、読み落としが許されない集中力が必要です。小説を読む感じに似ています。さらっと読み流すなど出来ません。よくここまでの構成を考え付くな・・とため息です。ミステリーなので読者は気が急ぎつつもある程度推測しながら読み進める筈ですが、進む度にその上を行く展開になり、一体一体??ってなる事必至です。
なにかミステリ要素があるBLが見たいなぁと探していたときにオススメされたのがこちらでした。
大切な兄の死、被害者同士の結託、そしてとある日に大好きな恋人が殺される。
自殺すると24時間前に戻れるループ能力がある主人公(受け)がずっとずっとひとりで頑張って、犯人をつきとめる、すごく複雑なストーリーです。
重いストーリーなのにところどころ挟まるちょっとしたギャグ描写に癒されます。
幼稚園のときの初恋(互いを女の子だと思ってたエピソード)が好きです。
カナと悠晟の過去も丁寧に描写されていてこの話のすごさがわかりました。
ふたりは両想いなのに、互いにつらいなぁ。
上下いっきに見るのがおすすめです。
とりあえず受けも攻めも可愛いんですけど話がかなり重くて驚きました!でも攻めの受けへの愛のデカさと受けのツンデレが最高でした!!攻めの受けへの愛のおかげで受けがほだされる所が個人的に最高でした!!またこの2人以外の登場人物一人一人が個性を持っててとても楽しくて泣けて、攻めが受けのことを見放さず受けも攻めのことを信じるところ本当に激アツでした!!2人の絆?的なのが結ばれた時は本当に感動しました!!家族愛も感じさせられる泣ける素敵な物語でした!