明日の君に、言いたい事がある。(下)

ashita no kimi ni iitaikoto ga aru

明日の君に、言いたい事がある。(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×29
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

27

レビュー数
8
得点
208
評価数
49
平均
4.3 / 5
神率
59.2%
著者
瀬戸うみこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667664

あらすじ

悠晟の運命を変えるため奮闘するカナ。
悠晟に自分の能力とこれから起こることを伝え…!?
瀬戸うみこが描く命懸けのタイムリープ・ラブ、上下巻同時発売!!

表題作明日の君に、言いたい事がある。(下)

犬飼悠晟,24歳,モデル,幼馴染
月宮奏斗,24歳,悠晟の死の運命を変えようと奔走する幼馴染

その他の収録作品

  • その後の2人。(描き下ろし)

レビュー投稿数8

人生で一番幸せな明日を

悠晟を守るために何度も死んで時間を戻してきた奏斗(受)と奏斗と幸せな明日を迎えるために一緒に奔走する悠晟の、サスペンスタイムリープラブストーリーでした。上下巻モノなのでまずは上巻を読了下さい。

ということで、下巻を読みましたので感想を書こうと思います。
肝心なネタバレに触れないようにはしますが、ご注意ください。

下巻、読んでてすごいアドレナリンが出ましたよ…!
他の被害者遺族との絆、悠晟と奏斗のお互いへの想い、事件のピース。それらが徐々に集まって、来るべきクライマックスに向けてエンジンを蒸かす展開がたまりません。そしてクライマックスの衝撃と疾走感と絶望と爆発力。
奏斗の決意と悠晟の想いが、幸せな明日を迎えるために、勇気を振り絞って。
そして。

初回読み終わったときは、言葉にできない燃え尽きた感がありました。でも、読後感がすこぶる良くて、すがすがしかったです。

妹を失った兄、嫁を失った夫と姉を失った弟、祖父を失った孫。
他の被害者の遺族たちの背景や心境が、とても切なかったです。

はじめは、事件を追うミステリー的要素や奏斗の人間的成長の方が強く出ていたかなとは思いましたが、恋愛面も、悠晟の奏斗へのまっすぐな気持ちや、奏斗の悠晟を必死に想う気持ち、何よりクライマックスのそれぞれの決意がすごかったです。

犯人のサイコなシリアルキラー感は、それはもう何度読んでも色褪せぬほどの胸糞感で、逆にスッキリと同情の余地なしでした。「こいつのために彼らが手を汚すのは勿体無い!」という意味では事件の巻引としてはこれがやっぱりベストだなぁと思いました。

上下巻通してよんで、感情をたくさん揺さぶられて楽しい時を過ごしました。

面白かったです!

0

構成力の鬼

いつもかわいらしいラブコメディを楽しませていただいてる瀬戸うみこ先生の最新作。
今作はいつもとは毛色が違うなと思い読み始めましたが、大当たりでした、面白い!
上下巻まとめてのレビューです。

幼馴染の奏斗と悠晟。互いを大切に想いつつも、関係性に名前を付けられずいるふたり。
そんな二人に事件が降りかかる中、自らの死によって時間を遡ることができる奏斗が、運命を変えようと奮闘するお話。

とても綺麗に構築されたフィクションサスペンスストーリーでした!
サスペンスの推理要素はもちろん、ラブストーリーの感情の揺れ動きや昂まりがクライマックスへ向けて本当に綺麗に散りばめられており、何を犠牲にするでもなくフィクションとしても、サスペンスとしても、もちろんBLとしても楽しめる大満足の作品でした。ページを捲る手が止まりません。
ぜひ極力ネタバレなしで、ハラハラドキドキキュンキュンしていただきたい。

シリアスにお話は進みますが、うみこ先生節は随所に健在です!
好みによっては気が散ってしまうなどするのかもしれませんが、私には満足感を高めるいいスパイスでした。
他うみこ先生作品や本作試し読みで気にならない方は問題なく楽しめると想います。

この奏斗と悠晟は紆余曲折ののちハッピーエンドに落ち着きますが、作品としては少し含みを持たせ、切なさと、ひとつまみの希望を残したエンディングです。
そしてこのストーリー、このエンディングだからこそ、このタイトルに字面以上の重さがあるように感じました。

明日の君に。
そう、『明日』『君』に伝えたいんです。

複雑で強い想いを描く秀逸なストーリーと、それを載せたすてきな、すてきなタイトルです。

0

もうちょっとで本格ミステリ。

惜しい。もの凄く惜しい‼︎ もうちょっとで本格ミステリになる(かもしれない)んだけどなぁ。なんて。偉そうに思ってみる。
愛するが故の、自らの生死をかけたタイムリープと、クライムサスペンス。
タイトルが出オチネタバレなので。読者はラストを知っている。
カナは、愛する悠晟を救い、明日。やっと愛の言葉を言えるんだろう。
「明日の君に、言いたい事がある。」
どんなにかドラマティックにその明日は来るんだろうかと。私たちは手ぐすね引いて見守っている。もちろん事件の全容も明らかになるだろう。犯人を知った時、もの凄いショックを受けちゃうかもしれない。あっと驚かされるかもしれない。期待はエスカレートして行くばかり。

扉絵の、スノードームに閉じ込められた恋人たちが綺麗で。心掴まれる。

カナを含む遺族たち4人は、犯人への復讐などでは無く、犯人を炙り出し、刑務所に送る事に変更する。というか、ここでは兄貴分に当たる獅子川さんと花邑さんは最初からカナに復讐なんて物騒な事を止めさせる為に奔走していたのだった。彼等にも守り、愛した人がいる。当分に語られる事は無いが、獅子川の過ぎるツンデレの裏の、熱い心が優しくていい。
幼ない娘、まみたんの「パパ、怒っちゃやーん。」に持ってかれちゃうけども。

そして訪れるクライマックス。
復讐はしない、と決めていたのに。犯人に煽られた形で、犯人諸共死を選ぶ花邑さん。
カナは初めて。悠晟以外の皆んなの為に、この事件を終わらせる為に。明日を迎える為に。
再び死を選び、タイムリープする。
うーん。ここ、初読の時はそうでも無かったけど。再読した時はやっぱり泣いちゃった。
事件の真相と、犯人のヘキは胸クソで。非常に後味の悪いものだったけども。沢山の人の死で終わらせ無い、という明日は。何度か読み返して行く内に清々しいものとなって行く。

過去に兄を救けられなかったと、悔やむカナに悠晟は言う。きっと別の「世界線」で、大切な人と生きているかもしれないと。
少しずつズレて行く。これはパラレルワールドの世界の話でもあって。
そう思えば、瀬戸うみこ先生は、短編でそういったものをお描きになられているので。
本作はその集大成なのかも知れない。
こういった物語につきものの、辻褄の合わなさは何となく悠晟が説明くさく長々と解説していて。回収してる風になっている。

修正は太め短冊。言葉で確かめ合うより先に、体を重ねてしまっているカナと悠晟だが、心繋がってからのエチは格別。ネチッネチッとしてます。

0

ご都合展開………?

本のあらすじにも書いてますが確かに命懸けのタイムリープでした。
死んで時間を巻き戻し、好きな人を助けたいというSTORYは共感できます。

最初はカナが死んで時間を巻き戻し何とか犯人を突き止めて皆を救いたいという単独でタイムリープしていた上巻から5年目に殺される悠晟に全てを話し、2年目以降に同じ手口で家族を殺害された被害者遺族と共に犯人に辿り着く下巻までハラハラ展開ではありました。

勿論BL作品なので、悠晟の過去を通じてカナを好きになった経緯等も丁寧に掘り下げて描かれています。

25日を無事に迎えられた、やっと悠晟に好きだ。と気持ちを伝えられたカナ。

その後のエッチも可愛らしく(瀬戸うみこさんのはいつも可愛らしいと思ってしまう)ハッピーエンドで良かったんです。

ただ、25日は初めて迎えたが24日は何回迎えたのか?カナと一緒に死んでタイムリープした悠晟、何度もタイムリープしたカナ。この2人が幸せになった所で物語は終わったけど、これまた死んだりしたら時はどうなるの?とか邪推な事を考えてしまって………読後感がちょっと自分の中ではスッキリしなかったので……中立にしてしまいました。

1

幸せな結末でよかった…

瀬戸うみこ先生の作品は、既刊全部読んでます。
ほわほわしたお話でギャグが多くて、ラブコメ風味で楽しくなるテーマで可愛くて…という作品群からは一線を画す作品でした。

本誌を細切れで読んでいる時から
『えええ…この展開だと…幸せになるって…難しい?』と
結末は読まずに、コミックスになるまでジリジリして待ってました。

自分が死ぬ事で24時間前にタイムリープする事ができるカナ。
兄を殺された以後、12月24日毎年兄と同じ状況で殺されるひとたちの遺族と、犯人を見つけ出し殺すという目標で生きてきた。

ただ今年は…唯一の拠り所であった幼馴染の悠晟が殺される…
絶望の中でカナは、悠晟を助けるために何度も死んで、何度も24日をやり直す。

少しずつ変えられていく未来。
生きる意味を復讐ではなく、今を幸せに過ごしていく事に変えていく。
前向きになっていくカナと彼を支え続ける悠晟。
謎解きに時間をかけた分、結果が見えたあとの状況はあっけなかったけれど、みんなが幸せな未来を手に入れることができてよかった。

物語は凄惨だけれど、ところどころに先生の色が散りばめられていて、辛い物語の中でもほっとしたり笑わせてもらったり。

やっぱり瀬戸うみこ先生、好きだなあ…と再認識。

2

ストーリー重視の方にオススメしたい(ネタバレなしで読んで欲しい)

上下巻読んでの感想です。BLとしてというよりもサスペンスのストーリーとしてとても面白かったです(BLとしても関係性等とても刺さりました!)。続きが気になりすぎて上巻を読んですぐ下巻を読みました。ぜひ読む際は上下巻とも揃えてからお読みください。瀬戸うみこ先生の漫画はカスタマスカレード!を全巻持って読んでいますが今作は雰囲気もノリも違いました。そのため先生の別作品であまり刺さらなかったという方にもオススメしたいです。





↓多少ネタバレあり
タイトルにも書いた通りストーリー重視の方にオススメしたいです。最後はハピエンではあるのですがそこに至るまでがかなりシリアスなのでイチャエロや甘々BLがお好きな方にはあまりオススメではないかも…。
ミステリー要素があるので他の方も言っている通りぜひネタバレなしで読んで欲しいです。伝えたいことは多々あるのですがネタバレ極力無しで読んで欲しいのでレビューらしいレビューができずすみません…。伏線回収や複数いる登場人物の設定が上下巻でよくまとまっていて良かったです。
ハピエンに至るまでの過程に山がありすぎてみんなの今後の幸せを切に願わずには居られないです、カスタマスカレードみたいなノリのその後の番外編も読みたい。とにかくストーリーが面白かったです、この作品に出会えてよかった!

0

サスペンスのドキドキ

上下読み終えてのレビューです。途中までネタバレはないと思います。

元々サスペンスが好きなのですが、登場人物の苦しみや心境の変化がよく描かれていて物語に入り込めました。2冊というのも、短すぎずちょうど良いスピードの展開。
恋愛のドキドキよりも事件のドキドキが大きく上回りました。途中「あれ?」と思っていた伏線も、最後できちんと回収されていて良かったです。
あと、所々に刺さる言葉が散りばめられていてグッときました。

以下ネタバレあり

少し気になった点としては、正確に24時間前に戻る訳ではないらしいことと、初読み作家さんだからか顔の見分けがつきにくかったかな…
あとパラレルワールド説が出てくるのですが、それだと2人がいなくなった世界もあるのか…などと考えてしまって辛かったです。でも漫画で描かれる二人的にはハッピーエンドなので、それでもよかったのかなという感じです。

1

明日の君に、言いたい

この話は上下巻になっています。下巻だけ読んでも話が分かりませんので、上下巻セットでの購入をお勧めします。

ネタバレを見てしまうと面白さ半減かと思いますので、ネタバレ無しで読むことをお勧めします。


以下ネタバレ含みます。

タイムリープを繰り返しても悠晟を救えないカナは、とうとう悠晟に能力とこれから起こる事を伝えます。
そこから話は大きく進んで行くのですが…

この話を読んで思った事を書きます。
瀬戸うみこ先生は初読みだったのですが、見慣れていないせいか、登場人物が見分けられなくて大変でした。
顔が同じに見えて、髪型、髪色、瞳の色で見分けていましたが、横顔になったりするとあれ?ってなってました。
登場人物が多いので、何度か混乱しました。

登場人物が多くて上下巻に分かれていることもあり、情報が溢れてて整理するのが大変でした。主人公の回想で5年前、4年前、現在を行ったり来たりするし、タイムリープもするし、他の登場人物の掘り下げもあるし、なので、頭フル回転で内容を把握しようと頑張ってました。
なので、1周目読んだ時は、恋愛のドキドキ部分は敢えてスルーして2周目で楽しむことにしました。
頭が良い人は1周で把握できるでしょうね。羨ましい…

犯人の動機とタイムリープでなかったことになる過去にはちょっとモヤモヤしました。最後のタイムリープであの人やこの人のこの記憶がなかったことになるのかーとモヤモヤ。

カナと悠晟はこれ以上ないってほどハッピーエンドなので、ずっとつらい思いを繰り返していた分良かったなあと思いましたが、事件の解決編はあっさり過ぎて拍子抜けでした。

文句ばかりな感想のようですが、すっごく面白かったです。
面白い部分はネタバレしたくないのであまり伝えられないのがもどかしい。
あと理解力の足りない自分のせいなので、普通の人はすんなり読めるのではないでしょうか。

シリアスな話ですが、それが苦手でなければ読んでもらいたいです。

追記
レビュー後3周4周と読み返すうちに、人物や内容の把握がしっかり出来て、じわじわと評価が上がりました。神評価に上げます。
人物や内容の把握に時間を取られてサクサク読めないのが地味にストレスだったのですが、把握後はストーリーに没頭出来て評価が上がりました。

3

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