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エキスパートレビューアー2019

女性hepoさん

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誰からも恋心を感じ取れない不可思議さ

うーむ…。
読み終わってからもしばらく考えているのですが、どうしてだろう。
登場人物の誰からも胸きゅんをいただけなかったのは…。

ストーリー的にはよくある設定です。
親の再婚で義兄弟と一緒に暮らすようになる、という。
ただそこに付随するいろいろが悲しすぎて、胸きゅんに至らなかったのかもしれません。
たいていこういうストーリーのときは、主人公(母子家庭)がオカン体質だったり、母との慎ましいけれど楽しかった生活の思い出が散りばめられて、主人公の好感度が上がるような何かがあるのですが、この作品にはありませんでした。
父がいない寂しさ、愛人としての母の辛さのみ。
そんな母がついに伴侶を得てしあわせを願う主人公ですが、義兄弟との絡みや義兄による父親の回想からするとしあわせになれそうな要素がない…。
主人公も不幸、義兄も不幸、不幸の二乗で不幸しか見えてきません。

さらに主人公の恋人の素性が中盤まで全く分かりません。
リーマンっぽいので母親の仕事絡みの人かと思いきやそうじゃなく、元家庭教師って言っても主人公は現在高校3年生らしく、学生時代に主人公の家庭教師をやっていたというリーマンはすでに「かわいい年齢を超えた子供がいる」ことから、一体主人公が何才のときの家庭教師!?という疑問が生じてしまいました。

予想通りのCP成立になるものの、どちらからも恋心は感じ取れず。
主人公の存在を面倒としか思っていなかったはずの義兄が絆される過程もすごく弱いと言うより「あったかな?」というレベルだし、主人公が義兄に惹かれる描写も「…あったかな?」という感じで、さっぱりとした作画と相まってさっぱりと読み終えてしまいました。
わりと多めに出てくるえろすシーンもまったく色っぽさがないので、一貫して「ん?」という気持ちのまま終わります。

ふたごの弟の可愛さも伝わりきらず、もったいないなあという気がしました。

まさに運命の出会い

平喜多さんの作品が好きすぎて困っています。
困りつつもやめられないので、エンドレス好き過ぎに一区切りつけるべく、レビューを書いて冷静になろうかと再読中です。

こちらの作品、表題作の他に前後編の話が収録されています。

【あの日の飴はまだ甘い】3話+描き下ろし
高校でいじめに遭った少年が大学生になって、フリースクールのボランティアに行く話です。
自分を救ってくれたひとのようになりたい、そしてあのひとにもう一度会えたら…、と思っていたら会えてしまったという再会ものですが、恋愛部分に関してはわりと軽いです。
軽いというのは比重の点で、気持ちが軽いとか身持ちが悪いという意味ではありませんのでご安心ください。
恋愛よりも「自分がつらいときに支えになってくれた、進むべき道を示してくれた人」という部分に焦点が当たっているので、恋愛は+αの要素という感じです。

最初、達(いたる)自身もいじめで不登校→フリースクールで名取に救われたのかと思って読み進めていたのですが、もっと運命的でした。この出会いは本当に運命。
恋愛は+αと言いましたが、名取の最初のアクションが唐突で名取という人物がよく分からないだけにちょっと不安になりますが、大丈夫です。
名取サイドから見た過去話が良いので、恋愛部分の描写がちょっと物足りないものの最後はほんわりした気分になれます。
スクールに通う厨二系女子・留美韋ちゃんがいい味出してます。

【あぶないのはちょっとだけ】前後編+描き下ろし
守ってあげなきゃ系DKとエクストリーム系DKの話。
危険や刺激を求めるエクストリーム系はめんどくさいのであまり得意ではないのですが、巧みな心理描写でめんどくささを乗り越えることができます。
本編はエクストリーム系が危ないことや刺激を求めて飛び込んでいく度に尻拭いをしに行く幼馴染(攻め)目線で描かれていて、ふたりが「飛び込んでいってしまう」「それを助けに行かざるを得ない」という関係になったきっかけのエピソードも説得力があります。
ただわりとよくある展開なので、平喜多さんじゃなきゃだめというストーリーではないです。
描き下ろしは受け目線で、「まあ、そういうことだよね」という内容です。

贅沢を言わせてもらえば、表題作だけで1冊分じっくり読みたい作品です。
あと2、3話分あれば恋愛部分の物足りなさ、唐突感が拭えたのかな。
お互いの「恩人」という結びつきに焦点が当たっているので、恩人から恋に移行する流れが弱いというか、心理描写の匠(と、わたしが勝手に呼ばせていただいています)の手腕が発揮されていないのが残念。
ただ作画と雰囲気が好きなので、無条件に萌2評価をしてしまわざるを得ないんだなあ。

隅々まで癒される優しいふたり

はあああああ。
好き。

平喜多さんの作品を読むとどうしてこんなにも穏やかな気持ちになれるのでしょうか。

いとこ同士。
同性同士。
学校の先生と生徒。

困難しかないふたりなのに、焦れたり辛くなったり苦しくなり過ぎたりすることなく、穏やかな気持ちで読み進められるのは、まさに人物描写の匠・平喜多ゆや先生ならではのマジックだと思うのです。

当て馬的存在も出てきます。
ただその子たちも優しい。
そして何よりもポイントが高いのは「大人である篤杜の気持ちと覚悟が揺るぎない」ということでしょうか。
自分の気持ちを受け入れることに悩まない、自分のスタンスに迷いがない。
BLで何が焦れるって、自分の気持ちに気付いた登場人物がその気持ちを否定したり、相手も同じ気持ちだと分かったら2人分の気持ちを否定したりという「気持ちの否定」ではないでしょうか。
それが良いスパイスになる作品もあるけれど、平喜多さんの場合は既に作画で作り上げられたほんわかした温かい雰囲気の影響が大きいのでそういうスパイスは似合わない気がします。
そしておそらく平喜多さん自身もそれをご存知で、そういう方向には進まない。
焦れない、だがそれがいい。

そんなわけで年の離れたいとこ同士のふたりが結ばれるまでを描いた本作。
現在進行形の時間軸の中に辰彦が生まれたときからの回想や、幼いときの出来事が絶妙に組み込まれていて、篤杜にとって辰彦がどういう存在か、辰彦にとっても篤杜がどれだけ大きな存在かがしっかり伝わってくるので、まるで昔からよく知っている2人の話を読んでいるような気分になります。
完全に身内目線、もはや篤杜の姉目線です。

きっと平喜多さんの作画じゃなかったら、同じ気持ちでは読めなかったと思うのです。
辰彦はぼんやりして見開いてなくても大きな目で、ちょっと下膨れで背も小さくて、ショタというほどではないけれど幼い印象があって、篤杜は「学校マジック」で一部のJKを虜にしそうなレベルの、一般社会だったら10人並みを少し上回るくらいのビジュアル。
「ふつうにいたら目を引くタイプではない」2人です。
ショタジャンルの作家さんが描いたら、辰彦は「学校中の女子より可愛い」キラキラしたお姫さまになってしまって、無垢な幼さよりあざとさが前面に出てしまうだろうし、イケメンは誰が見てもイケメンに見える作家さんが描いたら、篤杜は学校中の教師や生徒、父兄にまで狙われる魔性の教師になってしまって、「生まれたときから辰彦が大切」というブレない軸が周囲に掻き消されてしまう気がします。さらに「誰もが惚れる王子に幼少期から選ばれ、愛されている受け」という不要な付加価値までついてしまう。そういう特別感はいらない作品なのです。どこにでもいそうなひとたちが、真剣に恋をする。それがいいのです。
辰彦はぽやぽやしていても現代っ子っぽい言葉遣いはするし、これまでに何度も報われない恋をしてきているので決して完全に「おぼこい子」ではないのですが、この作画だからこそのほんわかあったかい雰囲気が本当に良いです。

毎度のことながら長くなりましたが。
本編は基本的に辰彦目線ではあるけれど、篤杜目線も混じっていて、過不足なく2人の気持ちを知ることができます。
さらに描き下ろしで篤杜の気持ちをよりじっくりと堪能できるので、溺愛系攻めが好きな方にはたまらない構成に仕上がっています。
そして当て馬風だった清田くんも描き下ろしで匂わせ救済までしてくれて、最後は大学生になった辰彦まで登場するという、大盤振る舞いないとこもの。
まだ読んでいない方は、ぜひ親戚目線でお楽しみください。

電子版だと1話ずつが余計に短く感じる

電子版で読みました。

わたしが読んだサイトでは24時間レンタルで1話48円だったのですが、あまりにも短くて、正直48円の価値があるのか悩みつつも「乗りかかった船だ!」と思って最後まで購入してしまいました。
3話まで無料で12話×48円=576円なので、単行本を買うよりは安く読めたものの、何と言っても24時間レンタル…。
1話ずつの読み応えを考えたら高くついたな、というのが正直な感想です。

ストーリー自体もすごく軽くて、母親同士が親友っぽい幼馴染2人が、高校進学を機に2人暮らしを始めるというもの。
片方は首席入学の成績優秀者で美少年だけど生活能力ゼロ(表紙の子です)。
片方は幼馴染と離れたくなくて必死で勉強して同じ高校にギリギリ合格したオカン系DK。
入学早々、美少年に粉をかけてくる教師がいたり、オカンっぷりを周囲にからかわれたりと恋愛が進むイベント的なことはいろいろあるのですが、コメディタッチなのでどれも深刻な問題にはなりません。

ゆるく、ふわーっと軽い感じでDKものを読みたいというときにはいいかもしれませんが、電子版で読まれる場合に1話ごとの値段と価値が頭をよぎってしまう方は紙媒体で購入された方が余計なことを考えずに読めるかと思います。

話が飛ぶ感じが気になる

以前「スキマフリー」があった頃に1話だけ公開されていたので読んだのですが、完結していたので改めて通して読んでみました。

表紙のクオリティが本編でも保たれていたら…。
表紙の絵はすごく好みなのです。
でも残念ながら本編の絵柄は第1話の1ページ目を除いて、かなりラフめになっています。

話の方は、無精ヒゲ、ぼさぼさ頭、ホームレスという残念男子が偶然入ったカフェ(ホストクラブ?)で働き始めるというもの。
身なりを整えたらイケメン、しかも自意識過剰。
そんなホームレスが店長の自宅に居候させてもらうことになり…、という流れです。

読んでいると話が飛んだ?ページが抜けてる?と思う箇所が1話につき一回は出てきます。
感情の変化が唐突だったり、場面の切り替えも分かりにくい箇所があったりで、ノンケだったはずの主人公が店長に惚れるようになった心理描写や、店長の気持ちの変化も少し伝わりにくかったので、「よく分からないけど絆されたのだろうか…」という感じでした。
いろいろなキャラを出しているのに駒としてしか使っていないのももったいないなと思いました。

1エピソードごとに縮まる距離

古い作品ですが、かけあい漫才のような会話が楽しいです。
芳崎さんの「永田町〜」をずいぶん前に読んだことがあって、ポンポンやり合う会話の軽妙さと世界観に「こういうBL 作品もあるんだ。面白いなあ」と思ったものですが、こちらも本当に面白かったです。

同じ会社に勤める永島と津野。
エレベーターで会う度にガン見してくる津野のことが気に入らない永島は、ある日意を決して声をかけるが…。

という始まりで、出会い→告白→デート(?)→プロポーズ→同居とエレベーターが階を上がるようにステップアップしていく2人の関係が描かれています。

絵柄は古いのですが、本当に話が面白い!
1話ごとの長さは短いのだけれど、その短い中に起承転結がテンポよくきれいに収まっているのもポイントが高いです。

見ただけで話もしていないのに相手の内面が分かるという津野。
疑うことを知らず、すぐに騙されてしまう永島。
2人の基本情報だけを見ても津野が何枚も上手なのは明々白々なのですが、永島もやすやすと津野の策略に流されるほどのお人好しではなくて頑固者。
この頑固な部分を1話ごとに解きほぐす感じが、見ていて心地良い2人の関係を生み出してました。

自分のテリトリーに引き込んでしまえばこっちのもの!家に入った途端に野獣!という作品も多い中、この作品は最後までえろすなシーンは出てきません。
ネタバレしてしまうとキス止まりです。
だけどいいのです。

「どうしてオレは同居したんだろう?」
「どうしてオレの中で津野は他のやつとは別物なんだろう?」
「どうして他の人と写っている津野の写真を見て、こんな気持ちになるんだろう?」
自分の中に生じた疑問に一個ずつ答えを出していく永島を、ただ見守る津野。
だけど相手の内面が分かる津野には永島の変化も伝わっていて、だから焦って手に入れようとはしないのです。
一過性の相手ではなくて「生涯の伴侶」にしたいからこそ、体ではなく心を攻略していく。
周到に種まきをして、育つのを待つような津野の辛抱強さも見ものです。

「えろすはなくていい。ただ心が惹きあっていくさまが見たい」という方、
「強引な攻めに性的にではなく心情的に、絆されるのではなくてきちんと恋に落ちる受けが見たい」という方、
あなたの求めるものはこちらです!!

1ヶ所、津野が津転になっているところがありました。
津軽じゃなかった、惜しい!

同時収録は電車の車掌さんの恋の話で、こちらは切ないけれどよくあるパターンでした。

いきなりの公開えろすにただただ唖然

2話完結です。

ホストで身を立てていた龍城(たつき)の元に舞い込んだ父の訃報。
父の死を悲しむ間もなく、組長襲名を言い渡された龍城は…。

という始まりで、組長としての心得や作法を教育係から学ぶことになるのですが、教育係が料亭の板前でした。
なぜ板前?もしかして組がやっている料亭を任されている若頭とか?と思ったのですが、本当にただの板前でした。
2話で料亭と先代の組長の縁の話や板前が組長に恩義を感じていること、板前と龍城のつながりについて明かされるのですが、それとこれとは別というか、板前は板前であって組の者ではないのです。

うーむ。

さらに「組は継がない!オレは優秀なホストだ!」と抵抗する龍城に「おもてなし勝負」を持ちかける板前。
おもてなしとはまさにえろすのことで、ぐいぐい攻められます。
組の者たちが集う中で。

えー…。

これから命を預けようという相手が男に組み敷かれてアンアン言っている姿を見せられた組の者たちの気持ちたるや…。

そんなわけで最後はCP成立して終了しますが、大丈夫だろうか、この組と思わざるを得ない作品でした。
ヤクザものが好きな方は、求めるものは得られませんのでタイトルに騙されませんよう。

経験豊富な手練れ vs 初恋

秋月さんの作品はいくつか読んだことがありましたが、顎が気になって、ストーリーよりも顎…、顎が…となっていたのですが、こちらは気になりませんでした。
むしろこのページで「あれ、この本の作者さんだったんだ?」と気付いたくらい、気になりませんでした、顎。

4つの話が収録されていて、最後の短編を除いて3組は繋がりがある人々の話でした。

【悪い仔猫の性感帯】
バンドメンバーにすぐ手を出しては、相手が本気になって脱退を繰り返していた夜。
「次こそは手を出さない!」と決意したのも束の間、新加入のギター担当・一葉に一目惚れしてしまい…。
という話なのですが、萌えるんです。たしかに萌えるんだけど何かが足りない。
一葉はイケメンなのに夜が初恋。萌える。
夜は付き合っている相手には一途だけど、なぜか軽く見られてしまう。萌えそう。
この「萌えそう」の原因が足らない部分で、二股をかけているわけでもないのに「誰とでも寝る」「遊んでる」と思われる。
一葉のことも「何番目のキープ?」なんて聞いてくる輩も登場するのですが、読者に見えているのは一葉にめろめろな夜だけなので説得力がないと言うか、誰にでもしなだれかかっていったり、自分から「友人」とか「顔見知り」に平気でキスしたりする場面があれば、「あー、これは勘違いするわ」と思えるのですが、そういうのもない。
冒頭シーンでは「体は許すけど、誰も好きになれない」タイプかと思いきや、そうでもない。
夜という人間がうまく描写できていなかったので萌え切れず。無念。

【ずるい彼氏の経験値】
夜と一葉が属するバンドのドラムス担当・環の双子の弟・昴と高校生の話です。
こちらも人物描写が匂わせだけで、「会話や行動から読み取って」というパターンでした。
昴というキャラが恋はしたことがないけど経験豊富という設定だというのが読み進めていくうちに分かってくるので、最初に言ってくれたら違う心構えで読めたのに、と思ってしまいました。

【優しいおとなの保健室】
2本目の高校生の親友と、赴任したての保健室の先生の話です。
親友と昴のえろすシーンを目撃して、彼氏がいることを教えてもらえなかった寂しさを抱える高校生が、保健室の先生に話を聞いてもらって…という流れ。
先生が言う「心が暇だから寂しい」という台詞が気に入りました。
攻めの子がいい子で良かったのですが、今の時代、教師が生徒の頭を壁に叩きつけて流血させたら大問題になるけども…、という作品でした。

【発情カウントダウン】
激モテの先輩に惚れられて、つきまとわれる強気ちゃんの話。
ヤキモチからの気持ちの自覚、そしてえろす!というえろすな作品でした。

4組とも共通して攻め受け片方が手練れ、もう一方もしくは双方が初恋という設定でした。
えろすに特化したレーベルなのでえろす過多なのは当然なのですが、「もう少しで萌え度が上がるんだけど…」という情報や描写の足りない感が無念でした。

イケメンと据え膳

絵がわりと好みでした。
表紙は攻めがヅラっぽいですが、本編はちゃんと頭皮から生えてます。
デッサンが狂う確率も高くて、安定はしていないのですが、
イケメンがきちんとイケメン。
受けもきちんと可愛い系DK。
毎度思うのですが、これって本当に大事な要素ですね。
作画が好みというだけで萌え度が7割増しです。

というわけで7割増してしまったので萌2評価ですが、ストーリー的には「萌」でした。

毎朝、目覚めると、自分の上に乗っかって乳首を舐める幼馴染の姿が目の前に。
夜、部屋でうたた寝していると、またまた上に乗って乳首を舐める幼馴染の姿が目の前に。
幼馴染に性的に狙われまくる主人公の話です。

すごくシンプルで、攻めは溺愛系受けスキスキ、性的にダイスキ!というタイプ。
そして高身長イケメン。
受けは黒髪可愛い系で、とにかく隙が多いタイプ。
もちろん快楽に弱い流され系です。
なので単話ですがえろす率は高めです。

受けをぐいぐい性的に狙うイケメンが見たい!見ないことには眠れない!と言う方には、サクッと読めるので超絶おすすめです。

BLなのは3/39話

あらすじを読んで「これは読みたい!」と、鼻息荒く読んでみました。

予想外の展開でした。
これほど読むのがつらい作品だったとは。

女装して相手を騙すという場合、BL 的展開は一択だと思うのです。
「女装した主人公に友人の弟が惚れてしまうけれど、それは本当の自分じゃない」というパターン。
この作品ではそうではありませんでした。

長くなりそうなので登場人物をまとめると
主人公→友人の弟をからかう目的でSNSでネカマをすることを頼まれるが、弟を好きになってしまう
友人→最初は弟をからかう普通のDKだったのに、途中から弟思いの優しい兄にジョブチェンジ
友人の弟→両親の離婚で一時期、単身祖父母の家へ。転校続きで友人が少ないらしい
主人公の姉(重要!)→友人の弟がSNSを始めて、最初に出来たフレンド
という4人が主要メンバーになります。

あらすじの何がいけないって、姉の存在が一切明かされていないことなのです。
この姉こそがもう大事すぎるほど大事な役割を担っていると言うのに。

相当ネタバレしますが、友人の弟はネット上で初めて優しく返信してくれた主人公の姉に恋をしています。
全39話ですが、ほぼほぼ姉と友人の弟の少女漫画です。
本当に少女漫画だったらよくある設定だと思います。
自分の姉とSNSでつながっている友人の弟に「男」と偽ってSNSを通して友達になる主人公(女)。メッセージのやりとりをしてみると、好みが似ていて気も合う友人の弟から「会いたい」との言葉に意を決して男装して会いに行く。実際に会っても話は合うし楽しい。…好き。でも友人の弟は姉のことが好きで…。
よくあるでしょう。
これをBLでやってはいけなかった。

まず主人公が気持ち悪いのです。
会いに行くために女装するのですが、女装にどっぷりハマってしまいます。
友人から「女装をやめてもいい」と何度も言われてもやめません。研究しまくりです。
さらに弟を好きになってからがまた…。
友人の弟は姉が好きで、姉もその気持ちに応えるのですが、ここからの主人公がー。わー。
「姉から奪ってしまいたい。でもそうしたら姉が不幸になる…」←奪える気満々
「チャンスがあると思ったら止められなかった」←チャンスはふつうに考えて、ない
「今は2人を見守って、そのうちに…」←…。
という感じでやたらとポジティブと言うか、自分を恋愛対象にしてもらえて当たり前と思っているのです。

待て、と。

友人の弟の恋愛対象は女性です。
事実、作中で一切意識されていません。
どんなに「可愛い」と周囲から思われようと、君の性別は男です。

その辺りの逡巡が一切ありません。
BLの醍醐味のひとつに「同性を好きになってしまった…。でもアイツは女が好きだ…。オレの想いは口に出すことすらできないんだ…」という戸惑いまじりの切ない気持ちがあると思うのですが、この主人公にはありませんでした。
まずここが本当に違和感。

さらに友人。
冒頭で「SNSで女とつながってるなんて生意気!からかってやろうぜー」的なノリだったはずなのに、突然「…あいつにはオレの代わりにつらい思いをさせてしまった…。そのせいで友達がいないんだ。友達になってやってほしい」という優しい兄に変身します。
しかも弟のことを好きになってしまった友人をあっさり受け入れ、応援しようとします。

待て、と。

オニイチャン、ノーマル。オトウトも、ノーマル。
友人(男)とくっつけようとしますか?
のちに友人と弟をくっつけたい友人思いのオレと、友人の姉との恋を応援したい弟思いのオレの板挟みになりますが、弟の恋が叶ったら見守って、友人には諦めてもらうのがふつうじゃないのかなあ。

とにかく36話くらいまではそんな感じです。

ただBL的だなと思うのは、姉を悪者にするところでしょうか。
大学に、バイトに、将来に向けての計画に忙しくなる姉が、恋愛との両立に苦しむ展開にして、姉の存在を体良く追い払います。
37話目にしてやっとチャンスが来た主人公と友人弟の怒涛のBLが読めるのは3話のみで、駆け足すぎて最後は「…何だったんだ」という疲労感だけが残りました。

ちなみに姉は大学2年、主人公と友人は高2、弟は高1です。
この時期の4才違いって大きいと思うけど、まあ、それは置いておいて。

離婚に伴って、なぜ兄弟の片方だけが祖父母(母方)のところへ行かなければならなかったのか。
ラスト直前に祖母(母方)が末期ガンだからそっちに引っ越したいと弟が言い出すのですが、中盤くらいに祖父母も一緒に住んでいるというエピソードがあったはず。
離婚していて、母親についているのに祖母が2人。
誰の祖父母なんだろうという謎。

ツッコミどころも満載ですが、主人公の片思いはBL的萌えを感じさせてくれず、ひたすら姉と友人弟の恋物語を横目に「奪いたい…」と狙う主人公を延々と見させられる作品でした。