佐伊さんのレビュー一覧

精霊を宿す国 新しき空と神の獣達 小説

佐伊  吉茶 

大満足

待ちに待った最終巻でした。webですでに既読ですが読み比べたわけではありませんので、加筆修正の可否は分かりません。ですが書籍化されたことでかなり読みやすくなったことと、吉茶先生のイラストが物語の世界観にとても合っていたと思いました。

こちら本編の最終章「浄化」と新しい青雷の神獣師レイとルーファスのお話の「新しき空と神の獣達」、『時飛ばし』後の後日談的な「神の獣達の宴」の構成となっていました。…

7

精霊を宿す国 赤い炎の翼 小説

佐伊  吉茶 

絶望と救いと…

ずっと楽しみにしていた続巻です。既に「新しき空と神の獣」が2月19日に発売されると発表されてる通りまだ続いてます。
次が最終巻になるのでしょうか?凄く楽しみです。

こちらの作品はとても登場人物が多いのですが、その分それぞれにドラマがあって読んでて、その分心を揺さぶられるんです。途中なん度もグズグズ泣いてました。それぞれのCPにドラマがあって引き込まれてしまってました。

私はキリアスの…

7

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

ぜひ読んでと薦めたくなるくらい面白い

長編ファンタジーは飽きてしまうので得意じゃないのですが、気になり購入。一巻まで読了です。

結果は読んで正解でした!

ひとつの精霊をふたりで所有する精霊師(神獣師)。最高です。読み始めから鳥肌もの。作り込まれた設定に惹き込まれて夢中で読んじゃいます。運命の番好きの私にはたまらない関係性でした。

登場人物が多くて名前がなかなか覚えられないとか、物語の核になるメイン主人公の出生の秘密が…

8

精霊を宿す国 黄金の星 小説

佐伊  吉茶 

「俺を、見つけてくれて、ありがとう。」

長編骨太ファンタジー第二弾。
本巻は五大精霊、光蟲の神獣師イーゼスがハユルを裏山に預けにくるところからスタートします。
イーゼスの依代、ハユルは二神と言われる精霊師からしたら侮蔑の対象で、器も小さく体に負荷がかかっている状態。
ハユルが何故このような状態になってしまったのか、過去を通して語られる出来事と、道中でハユルが見つけた新たなる真実。
これをイーゼスに必死に届けようとする姿に、ハユル…

6

精霊を宿す国 黄金の星 小説

佐伊  吉茶 

どんどん面白くなります

「精霊を宿す国」2巻目は主人公達以外の神獣師のエピソードが書かれています。
考えてもみてください!精霊師、神獣師は2人で一組、しかも神獣は5体。どう少なく見積もっても5組10人のエピソードが楽しめる!
しかしともすればバラバラになってしまいそうなそれぞれのエピソードが、主人公の出生の秘密や事の起こりの事件と絡められ織り込まれ、ヨダ国の存亡へと展開していく様は見事としか言いようがありません。

9

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

まず読んで!

壮大な長編「精霊を宿す国」の最初の一冊です。
主人公達が出会い、唯一無二の半神へとなっていく様が描かれています。
精霊を体内に宿す依代とそれを操る操者。その宿した精霊の力を使い国を守る神獣師、精霊師。大国に挟まれ精霊の力で自立独立を守るヨダ国。
設定が壮大かつ緻密で、その上で魅力あふれる登場人物達が己の宿命と唯一無二の半神の為にもがき生き抜きます。
この青雷の巻は物語のスタートでありこれか…

9

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

想像の斜め上をいくおもしろさ

BLだとか、オメガバースだとか、そんな括りでは語れない壮大な物語。同じ世界に生きながら、富と栄誉を貪る者と貪り尽くされ蔑まれる者たち。最後に世界を救えるのは誰なのか?小山田あみ先生の麗しい表紙絵が、物語が進むにつれいろんな意味を持っていることに気づかされる。絶対紙本で出版して欲しい作品!

10

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

読みでのある物語をお探しの皆様へ

世界観、宗教設定、地政学に政治、物凄く緻密に計算された舞台上で個性的・魅力的なキャラクター達がそれぞれの人生を生き抜きます。
しかも登場人物の数が多いのにきちんと書き分けられていて、モブであってモブじゃない!
物語の後半はもう、息を付く暇もなく引き込まれ巻き込まれ涙でぐしゃぐしゃになりながらも読むのを止められませんでした。
こんなに心揺さぶられ、時間を忘れて没頭できる物語にはなかなか出会えな…

10

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

BLの枠に収まらない完成度の高い作品

物語は竜王の婚約者をめぐり様々な思惑の渦巻く世界で、主人公セナは否応なく渦中に飲み込まれていきます。世界が大きく変化する時代の潮目。登場人物に降りかかる困難や怒涛の展開にハラハラドキドキ、夢中になって読み進めてしまいます。そして、それぞれの過酷な運命と相手への深い愛に涙が出ます。

ネームドキャラが多いのは佐伊先生の作品の特徴かもしれません。主人公やその周辺だけの箱庭のような世界ではなく、そこ…

8

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

作り込まれた世界観の長編ファンタジー!

主人公のオルガは物語の当初14歳と年相応もしくはそれ以上に幼いのですが、キリアスという半神に出会い、自身の出生の秘密を知り、様々な経験を通して国を守る神獣師へと成長していく様が見事です。
また、佐伊先生の作品はストーリーと恋愛の絡め方が素晴らしいと思います。最初は小さな想いだったものも、あの経験があったからこそ今、このキャラはこの境地に至っているのだと納得感があります。互いにぶつかり合い、困難を…

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