青虫さんのレビュー一覧

愛だ恋だと言うなかれ 小説

青虫  Ameri 

王道の三角関係モノかな

主人公を二人で取り合う三角関係モノで、初期からどちらとくっつくかは分かりやすい。どっち?というドキドキがない代わりに、振られそうな方が必死に口説く様子に切なさを感じられる良さがある。三人の性格や結末はこれ系の王道かな。

視点主は知晴で、基本的に軽い関係を心掛けているキャラ。初恋の純基や三年付き合った徳永に振られた傷は、たぶんまだ癒えていないけど、見えないフリして生きてる印象。物事をはっきりさ…

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カタバミと春雷 小説

青虫  時田ともる 

No Title

とっても良かったのにレビューがなかったため残しておきます。
田舎暮らしの小説家×自殺しようと田舎にやってきた社畜

話の流れは、たぶん皆様想像される通りだと思います。
2人はとても臆病で、文学青年同士らしく遠回しなやりとりが可愛いです。受けの社畜が怒ることが多いのですが、その時の感情の出し方やひりつきがとてもリアルで好きでした。
文章も読みやすく綺麗なのでおすすめです。
2人ともそんな…

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羊は繭の夢を見る 小説

青虫  まほうびん 

日常に溶け込む、ささやかな

青虫先生、いくつか読ませていただいております。
普段の生活に溶け込んでいる、それはそれは等身大の恋愛を、当事者目線で語ってくれるのが青虫先生の作品の好きなところなわけなんですが。本作品、それを一層極めていましたね……!

昔東京でサラリーマンをしていた、実はゲイの受け様・羊介さん、地元で毛糸屋を継ぎ、穏やかで一人の日常を過ごしているとこから始まります。そこに攻め様・繭村さんが編み物レッスンの…

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