樹生かなめさんのレビュー一覧

限りなく身勝手な愛情 小説

樹生かなめ  麻生海 

テンポが良い

まず、女は穴があればいい、というようなロクデナシ達が登場しますのでご注意ください。ただコミカルテイストですし、主人公は真面目な性格なのでそう悲惨さはありません。でも周囲が酷すぎる…。

この作品はシリーズ2冊目なのですが、前作は未読です。
実は、シリーズだと知らずに3冊目「限りなく不幸に近い幸福」を先に読んでしまい、ロクデナシに免疫がなかったこともあり、その時はもう二度と読まないだろうな…と…

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龍の兄弟、Dr.の同志 小説

樹生かなめ  奈良千春 

姐さん不在にホッとする一冊

龍とDr.のスピンオフのような作品で、本編の受けで好き好きの分かれる(わたしは苦手)氷川が登場する以前のお話。
ああ、それだけでもホッとしましたし、久々に樹生さんの作品を純粋に楽しめたと思います。

メインは、アラブの王国皇太子のカミール×組の実働部隊の凄腕エビ。(実働部隊は皆、魚介系のコードネーム)
年の差10歳で年下攻めなところは本編カップルと同じですが、キャラは正反対かな?
エビの…

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龍の宿命、Dr.の運命 小説

樹生かなめ  奈良千春 

嫉妬さえなければ…

シャレード文庫『DRは龍と立つ』を加筆修正しホワイトハートから出した作品で、シリーズでは本来二作目と言えます。
シャレード版も読んでいるのですが実際ほとんど覚えていないので、どの辺りが加筆されているのか不明です。

毎回同じことしか書いてない気もするのですが、今回も氷川先生(医師・受け)と清和くん(組長・攻め)の過去話と生活感全開でぐったりいたします。
この二人の出会いが清和くんのオムツ時…

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ロクデナシよりロクデナシ 小説

樹生かなめ  一ノ瀬ゆま 

イチバンのロクデナシは…

「最果てのロクデナシ」の続編です。

今回は、千里と母親を捨てた実父の波多野が千里の会社「仁科水産」に金の無心に来ます。
が、この実父がかなりしつこい!
普通では有り得ない手ばかり使い、もうイライラさせられっぱなしでした。
そして、今回のストーリーは実父のことばかりで少々飽きてしまいました。

前回は甲斐に奪われてしまった里和を千里が奪い返したところで終わりましたが、今回、またまた甲…

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最果てのロクデナシ 小説

樹生かなめ  一ノ瀬ゆま 

物凄く激しい執着

シリーズ未読です。

里和に穏やかな日常が戻り、里和が千里の思いを受け入れて辛い過去から脱却できると思いきや、突然乗り込んできた甲斐が千里を半殺しにし、千里が気絶している側で里和を犯した後、東京に連れて帰ってしまった。

このシーン凄い衝撃でした!
甲斐が千里をボコボコにするシーンは、物凄い痛さが伝わってきてかなりキツかったです。

どうしても里和を諦められない甲斐も、甲斐に諦めても…

1

龍の初恋、Dr.の受諾 小説

樹生かなめ  奈良千春 

尻にひかれる序章曲

以前別レーベルから出ていた『Drは龍に乗る』を加筆修正したもので、まずはこれありきな作品です。
今から読まれる方は、この巻を先に読まれることをお勧めいたします。

内科医の氷川は幼い頃面倒を見ていた清和くんと再会したのは良いものの、小さくてオムツの面倒まで見ていた子が今ではすっかりいっぱしのヤクザになっていて…
まあ普通の神経ならば『見ない振り』が一番なわけだけれど、そこはど天然、猪突猛進…

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龍の仁義、Dr.の流儀 小説

樹生かなめ  奈良千春 

過去語り

この作品の一番の衝撃はやはり、BLなのに直接的なそういう場面が恐ろしく少ないというところでしょう!ふがっ!
これってすんごくすんごくもったいないのです。
わたしは個人的に女性のヒステリックさを標準装備した氷川先生には指の先ほどにも萌えない(ファンの方にはすみません…汗)のですが、なにせ清和くんが好きなものですから。
本領発揮したら彼ほどフェロモンむんむんで男前な攻めってなかなかいないはずなの…

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龍の右腕、Dr.の哀憐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

右腕メイン

藤堂とのゴチャゴチャした騒ぎ(そう、抗争というよりも)が集結ということで、一回軽いの入れとくかという雰囲気の巻です。
てなわけで、サブキャラにスポットが当てられております。
最近ちょっと出番が減っていた、清和の右腕・リキのお話がメイン。
男にもモテてしまうというノンケにはお気の毒な立ち位置なのですが、今回はその辺りはお笑いも交えつつシリアス展開もございました。

リキがなぜ本名も家も家族…

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龍の求愛、Dr.の奇襲 小説

樹生かなめ  奈良千春 

恋女房強し

数巻続いてきた眞鍋組と藤堂組組長藤堂との決着(一応…)がついたように見える巻。
が、結局藤堂自身は逃げてますので今後彼がどのように姿をあらわすのか乞うご期待!(スピンオフがあったわ、まさかの設定の)

その藤堂との決着のつけ方には、またしても氷川の暴走劇が。
この巻辺りから本格的に、氷川の暴走というか無鉄砲さに引き気味になっております。わたし。
もちろん氷川視点なのだし彼が主人公なのでし…

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龍の烈火、Dr.の憂愁 小説

樹生かなめ  奈良千春 

こんなに続くならばナンバリング必須なのに

前作の『龍の灼熱、Dr.の情愛』の続きなので、ここはやはり順番に読まれるべきですね。
まあこのシリーズは順番がかなりわかりづらいのですが。
こんなに続くならば、ナンバリングして欲しかったなあ。

この巻はなかなかに派手。
氷川の昔の男(ではなく友人)が登場しキス事件がおきたり、爆発事件が起きたり、またしても姐さん拉致!が起きたり。
個人的にこのシリーズは、あまりに緊迫してると読書欲が失…

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