かわい有美子さんのレビュー一覧

天使のささやき(2) 小説

かわい有美子  蓮川愛 

甘々でした

前作「天使のささやき」はサラッとしていて正直薄味に感じたのですが、かわい先生のお書きになる男前な男達が好きなので続きが読めて嬉しいです。

今作は名田と峯神がカップルとして出来上がっているので、仕事の出来る恰好良い男達がプライベートではラブラブしている様子にすごく萌えました。
話の盛り上がりとしては、後半大きな事件が起こるのだろうと思いつつ読み進めたところ特にそんな事はなく、少し物足りなく感…

6

天使のささやき(2) 小説

かわい有美子  蓮川愛 

天使は舞い降りる。

待ってましたの2巻です。
前巻で、「あれ?これってきっと続きがあるんだよね?」……
カップルとしてはまとまったけれど、回収されていない伏線があり
続編を期待していた作品。


全体としては、ゆるやかに着陸という感じのストーリー。
前巻での緊張感は薄れ、恋人同士になった二人はなんだかんだ甘く、
一緒に生きていくスタイルを見つけつつある。
事件もそれほどハードではない。
過去の情報…

12

夜に迷ってしまった君に 小説

かわい有美子 

大人の甘いHを堪能♪

『天使のためいき』のカプ、峯神×名田です♪

晩御飯時の寮の食堂で、
周りの目を気にせず名田にセクハラする峯神、さすがw
荒木はやっかんでやいのやいの言いますが
ものともしませんよ、妙なフェロモンで人をたらしこもうとする峯神は!
名田は内心何を言われるのかハラハラしながらも
なんとか平常心を保とうとして可愛いです。
「肩凝ったから揉んでほしい」と公言して、
あとで本当にビール片…

4

イメージトレーニング 特典

ただのツンじゃなく、実はね……

ルチル文庫創刊7周年記念フェア、書き下ろしSSカード。
「饒舌に夜を騙れ」番外編。

訓練所である術科センターの帰り、雨の中、傘を差した橋埜と犬伏は……
蒸し暑さの中、襟元のネクタイを緩める犬伏とは対照的に
「心頭滅却すれば火もまた涼し」などと、きっちりスーツ姿の橋埜。

絵に描いたようなツンデレと言われ、「俺、デレたことあったけ?」などと言う橋埜。
こんなストイックな橋埜が、実は…

4

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

BL的には?だけど面白い

未完の小説の完結編、でもこの手の作品には本当の完結はないのではと思えるような
ラスト展開で、BL的には違うのではないかと感じてしまう。
野々宮と伊能、二人の恋愛的な面で云えば前作の方がアリでした。
伊能が過去のこだわりを野々宮との再会で踏み越えて前向きになる、
野々宮の強さに助けられながら、検察官として、今まで以上に取り組む姿が印象的。

続編の完結と言う事でBL的な何かがあるかと思っ…

8

金のフォークに銀の匙 小説

かわい有美子  麻生海 

可もなく不可もなく

設定も悪くなく文章も読みやすかったのですが、どうしても物語の世界に入り込めず、私にとって最後まで萌えたところがありませんでした。。。
ただ、全くつまらないというわけでもなかったので、『萌』よりの『中立』でしょうか(汗)
攻め視点オンリーで、攻めの心境の変化をもっと掘り下げてくれたら良かったかなぁ、と思います。

1

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

硬質な読み応えのある人間ドラマ、光溢れる完結編

面白かった!
未完と知らずに旧版を読み始め、続きが読みたくてもだえた本作。
10年以上のブランクを経て、新装版上下二巻で刊行。
下巻にあたるこの「贖罪」の後半3/2程が、書き下ろしの完結編にあたります。
(書き下ろし以前のレビューは、旧版の方で書いているので詳しくは割愛します。)

                 :

大学時代の先輩後輩だった二人の検事の物語。
親友の渡瀬を失…

10

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

光と影

未完だった作品がとうとう完結しました。
前の巻を読んで自分で予想していた展開とは違う意味で裏切られたと言うか・・・
しかし、意図としようとしたことはわかったような気がします。
旧題の「いのせんと」そして今回題名の「光」の意味するところ。
この2巻の展開とエンドがまさにそれを象徴しているような。
彼等はまっとうな道をまっとうな方法で歩いて行くのだと。

前の巻が仕事や人間関係を通して伊…

10

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

じわじわ浸透するように。

葛西さんの絵がステキで表紙に惹かれてかってしまいました。
いや、あらすじも読んで面白そうだなと思ったから買ったんですけど、ちゃんと読んでなかったのかSFだって気づいてなかった!
読んでみたらSFな感じで驚いちゃったり。

物語は偶然の出会いから始まって。
気まぐれのようにほんの些細な流れでそばに置くことになって。
結果的に置くことにはなったけれど、なんとなく感じる熱い視線はあるもののそ…

8

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

同じ人間には思えない

方や500才くらいの寿命がある選ばれた人種と文明水準が千年も遅れているような
地域で暮らす人間との気まぐれな思いから始まる出会い。
これだけ寿命が違うと同じ人間同士とは思えないファンタジーなのですが、
老成した大国出身の受け様は、近代医療でも治す事の出来ない病を持っていて、
受け様の生まれた国でも異質で排除されるべき存在なんです。
それは老成した大国が優生学を良しとしている為に遺伝子に不…

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