秀香穂里さんのレビュー一覧

俺を飼ってくれ 小説

秀香穂里  あじみね朔生 

ちょっと無理がある…

「黒い愛情」を読んで、秀香穂里さんわりと好きかも?
と思ってまとめ読みしてるのですが、これはうーん、個人的にちょっと。

「非現実的な設定」「いかにもBLな展開」は別にいいんです。
無茶な設定の中でもきちんとルールを設定して、丁寧に描いてあれば、
仮想世界の中でもリアリティが出てくるわけで。

でもこれは、そのルールがグラグラな印象。
恭一の設定も、享楽的な暮らしぶりと、
役者と…

1

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

楽しめました

ソフトSM、というか精神的調教。執着攻めにも近いかな。
と言ってもキツくないです。唯一登場する道具が乳首クリップ。

がっつりSMが読みたい方には物足りないと思います。
でもエロいです。基本、ねっとり言葉責め。じっくり羞恥を煽るタイプ。
そのへんが個人的にはすごく好みの度合いで楽しかった。

濡れ場のたびに登場する乳首クリップが、だんだん
「二人の間のおやくそく♪」
みたいに見え…

4

Chara Collection Petit 2011 特典

漫画&小説が読めてお得感満載の1冊♪

『憂鬱な朝』の番外編が掲載されていると言う事でお借りしましたこちら。
私の大目当てはそれだったのですが、ページを捲っていくと、何と1作目に木下けい子さんの『うちの王子いりませんか』番外編が!
もうこの作品、大好きで大好きでたまらなかったので、すっごく嬉しい始まりです♪

目次を見ると、読んだ事がない作品ながら豪華な作家陣の顔ぶれ。
勿論初読みの方もいらっしゃいますが、絵柄は見た事がある!…

5

Chara collection EXTRA 2007 特典

東下り 秋月こお

東下りのためだけに、今では入手困難なchara collection 2007をなんとか手に入れました!
かなりお値段が張りましたが、どうしても手に入れたかった理由は業平×国経の大団円だという風の噂をキャッチしたためなんですよね。『東下り』というタイトルだけで業平さまのお話だと分かりましたし、諸兄×千寿丸カップルの行く末は綺羅星ロマンセで決着付きましたからこの東下りは業平×国経だとあたりをつけて…

0

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

大人なストーリーで

秀さんらしいお仕事ものです。
大人なストーリーで、
シリアスめに進みますが、最後まで意欲的に読めました。
設定も面白いです。
ただ、個人的には、この設定でもう少しコミカルだったら、
もっと楽しめたのにな!と思いました。

鳴沢が、遊び人を改め、大切にしたいと思った恋人からフラれ、
傷心だったところに、現れたのが、同じ高校の体育教師、灰原でした。
一夜の遊びとして、灰原のことを誘っ…

2

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

学生時代を思い出す

主人公の高校教師が恋人にフラれた事から心が冴えない日々を鬱屈した思いを抱きながら
後輩教師との思わぬ付き合いが始まった事を切っ掛けに、教師としても一人の人間として
成長していくような内容でした。

学校内での出来事は教師と生徒のやり取りなんかが、某教育関連番組の討論的な雰囲気も
あったりして、悩める受験生にも思いを馳せてしまうような感じでしたね。
そして、教師である受け様の始めの傲慢さ…

1

夜情にゆだねて 小説

秀香穂里  ヤマダサクラコ 

疲れて逃げてきて

 大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。
 遼路の実家は老舗の旅館で、あとをつぐものだと思われていた遼路の兄が男の教え子と失踪し、父が倒れたため、期間限定で手伝うために帰ってきたのだ。
 母親には休職したと嘘をついたけれど、実は東京でのゴタゴタに疲れた遼路は、職場に辞表を出した上での帰郷であった。
 さりとて、本当に旅館を継ぐ意思もなく、父が元気になれば、ま…

1

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

ごくごく個人的に、どうにも……

秀香穂里さんといえば何よりもまず、お仕事BL!という印象。
そこが好きな作家さんなのですが、今回は個人的に、お仕事のチョイスが不味かったかなぁ…と。

受けと攻めは同じ進学校の、それぞれ国語科と社会科の教師であり――物語を通して、恋愛面だけでなく人として教師として、成長してゆく姿も描かれているのですが。
つい二年前までそこそこの進学校で受験生をやっていた身としては(受けは高三担当です)、教…

1

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

先生も生徒も成長するのです。

イイ話だったのですよ。
みんな自分に悩み、迷い、それは大人も生徒も同じなんだと、
ちょっと傲慢で上から目線で、愛していた男に振られたことがとてもショックだった国語の教師が、年下の体育教師とのふれあいで、受け持ちの生徒とのふれあいで、そんなことにきがついていく話。
思わず「贈る言葉」が流れてきそうな???
あまりにフィニッシュがきれいにきまりすぎて、思わずうろたえる読者。
よかったのに、萌…

4

俺を飼ってくれ 小説

秀香穂里  あじみね朔生 

やさしい躾

美形で才能もあるのに稽古が嫌いで宝の持ち腐れな劇団役者・恭一。
お金が必要になって、知人から聞いた闇オークションで自分を売った恭一を競り落としたのは憧れの俳優・章吾だった。
家に連れて来られて飼われることになり、逆らわないように躾られるけど酷いことされるわけじゃないです。
タイトルと設定を見てでハードなのかなと思ったら、躾というのも礼儀や身だしなみなど、後々の恭一の役者人生を考えたもの。

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