緒田涼歌さんのレビュー一覧

天国より野蛮 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

悪魔に納得

19世紀の神学校にいる、神学生・セシルと彼に執着する悪魔・オスカーが主人公のお話ですが、神学生を悪魔がたぶらかすお話ではないところがこのお話の面白いところだと思います。

まず、セシルが優等生の神学生でありながら、信心深いわけではないところや、オスカーが悪魔でありながら大変人間くさく、あるときは残虐でありながら“悪い”部分がそれ程無いところが斬新でした。
お話の中で、なぜ彼らがそのような存在…

0

限りなく危険な恋人 小説

中原一也  緒田涼歌 

イメージが大切

裏稼業を持つ年下バーテンと警官のカプ。
年下でイイ男の設定なのに、何だかオヤジくさい。
だけど、本当は年齢相応の子供な部分も見せ、魅力的な攻め像にしあがっていました。
受けも警官というストイックな職業の割に交番勤務というせいか、特別優秀とか上昇志向の人間とかそうわけではなく、縦社会の警察という組織に多少嫌気がさしている美人という設定。
快楽に従順でエロいだけではなく、後半腹をくくった彼はか…

1

天国より野蛮 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

あっさりしてました

攻め×受け について
最初は俺様、中盤辺りから健気っぽいような…。
見た目、悪魔・堕天使・美形(悪魔だし~w)
×
む…難しいです。健気とは言えないような気がするし可哀想な子でしょうか?笑い方を忘れた子です。
見た目、目をみはるような美形ではありませんがやや綺麗寄りらしいです。大人し目で眼鏡着用

ストーリー について
ファンタジー・シリアス調です。笑えるようなところはほぼありませ…

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天国より野蛮 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

さらっとして印象が薄かったのが残念。

『天国より野蛮』って一体何の意味だろう?
あらすじを見るに堕天使(悪魔)と神学校の生徒・・・悪魔が野蛮ってこと?
最後まで読むにその”野蛮”の意味が不明でした、一体どういう意味だったのか?

お話は、下級の淫魔・ロジャーが目を付けていた神学校の生徒・セシルに、何となく堕としてやろうと近づいた上級悪魔の堕天使・オスカー。
セシルは身体は平気で差し出すも、オスカーは心だけは得られずに、そこか…

0

LOVE GAME(ラヴ ゲーム) 小説

朝月美姫  緒田涼歌 

駆け引き

恋の駆け引き。
それが、一冊全部につまってました。

最後には、ほろりとくるような。

読みごたえは抜群です。

攻めも、受けも(?)本命以外とのHがありますが、
それはそれで、この2人の駆け引きなのです。

周りは、ずっとこの先も2人に振り回されていくんだろうなw

0

愛咬の掟 小説

高尾理一  緒田涼歌 

室内飼は無理

 五虎会若頭(ヤクザ)長瀬凱喬(攻)×組織犯罪対策(刑事)穂積夕志(受)。

 刑事だった父親を何者かによって殺された夕志。犯人を捕まえるため刑事になり、その行方を追って現場を張り込みをしていたところ、何者かに拉致されます。
 拉致したのは、五虎会若頭の長瀬凱喬。長瀬は夕志に現場にいた理由を問い詰めますが、なかなか口を割らない夕志に対し、強姦する長瀬。
 その後、長瀬は夕志を自分のペット(…

3

悪くて甘い遊び 小説

成宮ゆり  緒田涼歌 

成宮さん好き好き

面白かったー。
主人公の受けくん、可愛いではないか!
この、思わず面倒を見たくなるアホっぽさや鈍さは、今後社会人となった彼の強力な武器になるだろうなと思いました。
成宮さんのキャラづくり、上手くて好きです。
けして誉められた男ではないんだけど、そこにイヤミがない。
どうしようもない欠点まるごと含めて可愛いって思わせてくれるキャラって、イイ子なキャラよりもずっと好きです。

対する攻め様ですが、余裕…

2

陽だまりに吹く風 小説

吉原理恵子  緒田涼歌 

程々に良いと思うんだけど・・・。

吉原さん独特のしつこい書き方に慣れているせいか、私はそこまで読みにくいとは感じませんでした。
吉原さんらしいな~と感じる程度。
じっくりした作風は私は嫌いではないです。

吉原さんを初めて読む&重たい系は苦手な方には良いのではないでしょうか?
同じような学園物で『子供の領分シリーズ』『くされ縁の法則シリーズ』がありますが、こちらは長くなりすぎていますので手が出しにくそうです。
他の学園…

5

月下の華盗人 小説

日生水貴  緒田涼歌 

最後に大きなものを手に入れた!

漆黒のマントに仮面、予告状。怪盗・朱ノ月。
朱ノ月を捕まえるのに夢中になりすぎた、若き刑事・一晶は川で溺れたが助けられる。
その後、事アル毎にちょっかいを出す!
一晶は小説家の理人の家に居候していた。尊敬している彼に愛を告げられる。
理人の作品が盗作?
海外に行ってしまうという理人が怪盗・朱ノ月だった。

0
非BL作品

魔術は甘く美しく 小説

真堂樹  緒田涼歌 

神秘的な世界の虜に

 真堂樹さんは本当にいろいろな世界観をお持ちの作家さんです。
 本作は穢れ知らずの騎士アルウィンと魔男・クリストフェルのめくるめく?お話。
 ブルーロータス騎士団の面々が、最初はアルウィンを歓迎しない態度で、だらだらと、本当にお前たちは騎士か?と思える振る舞いをしていたのには、過去にまつわる理由があって・・・
 騎士団の面々と、アルウィン&クリストフェルの関係に要注目です。特に、クリストフェ…

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