小山田あみさんのレビュー一覧

檻の中で愛が降る ~命がけの恋~ 小説

あすま理彩  小山田あみ 

下克上

下克上、貴族、和服が好きな方にはぴったりの作品です。
下男×貴族。
下男とは、卑しい育ちの者を軽蔑する言い方です。
梓は雪下公爵家の子息。そんな梓の世話をするのが下男の中原。
しかし梓は中原が苦手でいつも感謝の言葉とは逆のことを言ってしまう。
そんなある日、梓の父の会社の会計が金を持ち逃げし、今まで優雅に暮らしていた梓の生活は一変。金の心配をしなくてはなりませんでした。
そこに中原が多…

2

心まで縛りたい 小説

砂床あい  小山田あみ 

縛られた気分になれます

表紙イラストを見て買ってしまった作品です。
流石、レジを通すとき「申し訳ない」って思っちゃった。
「カバーをお付けしますか?」って聞かれたけれど、
それって店員さん、あなたの羞恥プレイになっちゃいますよっていう、
表紙よりさらにすごい“亀甲縛り”の口絵なので、遠慮しておきました。

緊縛に特化したSMのお話なので、ノーマルだった受の千宗の戸惑いはたっぷりなものの、痛々しさはほとんどあり…

7

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

教師と教師

エロシーン満載、教師と教師の再会モノです。教師と教師って意外と珍しいパターンのような気がする。

受けは攻めに対して、罪悪感がある。かつて攻めの愛の告白を受け流したうえ、「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と言い、大怪我をさせたことがあるからだ。
再会した攻めは、受けに強引に関係を迫る。理由は「嫌がらせだ」と。受けはそれを受け入れ、セックスする。

夜光花さんお得意の、執着攻めの登場で…

4

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

アホアホ受け最高

夜光花さんには珍しいタイプの受けでした。職業は霊媒師にしてコンビニの店員。純粋でアホアホで一途。中学時代に大好きだったクラスメイトと再会し、恋心が再燃します。
攻めは意地悪な人嫌いです。しかも『ナニカ危険な霊』が憑いてる。リアリストな攻めはそれを認めませんが、霊が見えてしまう受けは必死で彼に付きまとい、守ろうとする。
攻めも受けに少しずつほだされていきます。受けのそばならよく眠れる。受けのご飯は美…

2

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

「やめないで」「かわいい」がキーワード

ビール会社の同期営業マン同士のお話。
たまたまゲイクラブで出合った八木と香月。
実は香月は以前から八木に片思いをしていたのですが、八木の誤解から「お互い可愛いタイプが好み」だからとライバル宣言されてしまって・・・
香月のゲイ友・純一(可愛い系・恋人あり)、会社の後輩・武田(可愛い系)、武田の上司・舞原(優しく頼れる大人?武田を大変可愛がっている)を巻き込んで、恋のさやあて状態になっていきます…

0

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

好きすぎて辛い

作品タイトルはちょっと怖いですがそこまでシリアスではありません。

中学教師の幸也は新任教師として赴任してきた男を見てぎょっとした。それは幼馴染の聡だったから。昔、聡は幸也のことが好きだと告白してきました。しかしなにかと自分と聡が比べられることが多く、さらに自分の父親と聡の母親が不倫関係にあったため幸也は聡が妬ましく、「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と言ってしまいました。
そ…

4

華族は熱砂の獲物 小説

ゆりの菜櫻  小山田あみ 

アラブの王子様と淫乱華族のさまざまなプレイw

ゆりの菜櫻さんの本をはじめて読んだ。
と、思っていたらこの作家さん
BLゲーム「絶対服従命令」のシナリオライターさんでした。

視点が受けでも攻めでもないんですよ。
読者は、映画でも見ているように第三者的視点で
物語をどちらの側面からも見ているような感じ。

留学中の独逸から砂漠の王国サリジタールに攫われ
第4王子の愛妾になってしまった軍人の弟・・・と、いうのが
前作「軍服は鷹…

1

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

「可愛い」と一口に言ってもいろいろですよね。

ふたりはビール会社の営業部の同期。
八木は男らしくワイルドな雰囲気の行動派、香月はどちらかといえば八木とは反対のクールな理論派という感じで、タイプは違うが営業成績を競い合い周囲や八木本人からは“ライバル”として見られている。

最初の印象は、八木は香月にとって苦手なタイプではあったのだが、いつのまにか“苦手”は“気になる存在”となり、密かな片想いへと変わっていく。
自分も八木もゲイではある…

0

華族は熱砂の獲物 小説

ゆりの菜櫻  小山田あみ 

「軍服は鷹の獲物」 兄カップル編

アラブものて、大概、日本人は受けで、アラブ人が攻めですよね。
でもって、そのアラブ人は王族だから当然金持ちで、めっちゃイイ男だし、
よくよく考えたら、受けが嫌がる要素なんて一つも見あたらないと思うんですよ。
だけど、そこを受けが、「わーい! 玉の輿じゃ~☆」って、
ホイホイついて行っちゃうようじゃ物語が成立しない!!
普通に考えたらそうなるはずなんだけど、
どうしても嫌がらなければなら…

3

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

怪談系は苦手ですが…

西条希一(一匹狼タイプ 霊の存在を頑なに否定)×天野歩(霊媒体質 西条に纏わりつく黒い影を気にしている)

中学で同じクラスになった西条の背後に不吉な黒い影を見て気にする天野ですが、その時は自分の霊媒体質の状態がひどくなったことで学校に通えなくなり、(一度偶然出会うものの)そのまま疎遠になってしまいます。24歳になった天野は父親から一人暮らしを強要されますが、引っ越したばかりのアパートの隣に住…

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