大地幹さんのレビュー一覧

月とピエタ 下 コミック

大地幹 

No Title

 百合川先生をモデルにエスキースを描いているシーンで、鉛筆の芯がすごく長く出ていて「ん?」と思って調べたらデッサンのときはこういう削り方するんですね。
画材の扱いに詳しいし、作品の設定が上野の美術大学になっているので、大地先生は芸大出身なのかな。
握りしめた鉛筆の先が当たってクロッキー帳の裏が汚れちゃうなんて、実際にデッサンをする人ならではの芸コマな描写な気がしました。

 キリスト教を…

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月とピエタ 上 コミック

大地幹 

表紙が美しい

 表紙、とくに上巻の紺色の背景に浮かび上がる人物が麗しく、また「月とピエタ」という題名もどんなストーリーなのか気になって読んでみました。

 でも中身の絵柄が表紙とは全く違うので、割とがっかり。
陽介は百合川先生のことをすごく美しいと言っているけど、先生の斜視っぽい目つきが暗くて、あまり美しいと思えないので、ストーリーに今ひとつ入り込めません。
あと、読んでいて過去の出来事(事件と兄のこと…

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月とピエタ 下 コミック

大地幹 

罪悪感と救済

よかったです。すばらしかったです。
ただ正直なところ、上巻を読んだ時の期待感、昂揚感を超えてはこなかったです自分の中で。すみません。
理由としては、ストーカーから茨木を庇って百合川が刺されるくだり…上巻で伏線がはられていたし
カバー下の薔薇?はキリスト教において「神の愛・慈悲・殉教・勝利・復活」を象徴する重要な花で、赤い薔薇はキリストが受難の際に負った「5つの傷(両手・両足・脇腹)」と血を象…

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月とピエタ 上 コミック

大地幹 

とても良い(じんわり沁みています)

上巻のみの感想ですが、じんわりと沁みる良さがあります。
すばらしい作品の予感。
下巻を読むのがワクワクします。この感覚は何度味わってもいいですね。なのでBLを読むのをやめられない。作家さまへの気持ちでいっぱいになります。

なんと言っても百合川先生がいい。
茨木視点の百合川がいいとも言えるか。
変人ぶりがツボだし、猫背な立ち姿がかわいいし、論理的な思考と話し方、知的、合理的なところも好…

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月とピエタ 下 コミック

大地幹 

恋愛の先にある人生につて

BLではないと言われたと作者が言っていたようだが、正直言読み手を選ぶ作品だとは思う。

BLと言うものが、恋を扱うものならば、この作品は青年の生き様生き方を描く話であるから、これが小説の媒体だとしたら、一般文芸だっただろうなぁと思うと、確かにBLではないかもしれない。(まあ個人的には男と男の友情以上の感情の物語はぜんぶBLでいいじゃね?と思っているので、この作品はBLでいいと思うけど)

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月とピエタ 下 コミック

大地幹 

「心に響きました。」

マジでみんなに読まれてほしい。

それだけです。

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月とピエタ 上 コミック

大地幹 

映画を観た後のような読了感

先生のXを見て、これはきちんとレビューを書かなければと思いました。
先生の描きたかったものを出版してくださったカドコミ様には一読者からもお礼を伝えたいです。

美大生と講師のストーリー。
美術について触れている部分もあるのでとても興味深く、色々調べながら読んでしまいました。
先生ご自身も美術を学んでいたのでしょうか?表紙や百合川先生がモデルを務めるときの身体のラインの美しさが強烈に印象に…

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月とピエタ 下 コミック

大地幹 

静かに沁み入る感動と美しさ

人に合わせてしまい自分の本心を出せない美大生の陽介は、断る事ができずストーカー被害にも合うほど。ある日変人と呼ばれる解剖学の講師百合川に、見透かされたような一言を言われ逆上してしまい⋯。

正反対な2人が夜の散歩を共にしながら、少しずつお互いの本質を知って惹かれ合っていくのがすごく静かで丁寧な描写でしっとり沁みる。
周りの評価を気にして自分を見せられなかった陽介と、他人にどう思われるかよりも…

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月とピエタ 下 コミック

大地幹 

陽介の過去

キスしそうになったことを「冗談だから」と言って誤魔化して逃げ出した陽介。同級生たちの同性愛者についての差別的発言に傷つきます。自分の気持ちを認められなくて、女性と関係を持とうとしても気になるのは百合川先生のことばかり。
そんな時に先生に偶然会い、実は誰にも恋したことがないけれど、自分への想いが好意なのではと伝えられます。「大切なものが周囲の目より価値があると思えるぐらい好き」と素直に言える先生に…

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月とピエタ 上 コミック

大地幹 

百合川先生のこと

十字架に懸けられたイエスの絵を描いている陽介の姿から物語ははじまります。
いつも愛想笑いをしてNOを言えず優柔不断な陽介は、女性関係でトラブルもよくあります。ひょんなことから美術解剖学の解剖学の百合川先生と隣同士に住んでいることがわかります。身だしなみも小汚かったり、いつも鍵を失くして自宅前に座り込んだり、夜の街を散歩しているちょっと変わった先生ですが、陽介はその美しさに気づきます。

ある…

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