真崎ひかるさんのレビュー一覧

目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

かわいいお話。

初読みの作家さんです。
なかなかかわいいお話でした。

偶然の出会いで名前も知らないままに過ごした時間の中で密かに想いを募らせていく志央。
相手の男は目の治療中でほとんど見えていないから顔さえお互いわからない。
けれど、兄に見つかりそうになったことと自分の感情に惑うことで逃げ出してしまった志央。
それから3年経って、またも偶然に再会を果たすことになるのだが…。

1つの嘘から塗り重…

1

暁の高嶺で 小説

真崎ひかる  高峰顕 

2編目だけなら・・・!

山岳警備隊シリーズの2作目です。前作の『白の彼方へ・・・』が好きだったんですよね。

でもこれは、1編目の高代(攻)が、私はどうしてもダメでした。
ついでに、浅田も前作ではすごくイイ男だったのに、なんかちょっと違う気がしました。『浅田と高代が似ている(高代は浅田二世と言われている)』という設定に、浅田を無理に近付けちゃったように感じてしまったんですよ。
ただ、浅田の存在そのものはいいんです…

2

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

登山なんて興味もないのに面白かった!

正直、読む前は『山岳警備隊ねぇ・・・』と半目だったんですよ。登山にもこれっぽちも興味ないし(そもそも筋金入りのインドア派なので)。

でも、真崎さんはごく初期作を除き作家買いしてますので、一応・・・と読んでみました。いや、参りました。面白かったんです。読み終わった今でも、登山にも警備隊にも何の思い入れもないままなんですが、それでも私にはまったく意味不明の用語や情景(好きな方にはよくわかるんで…

4

君主サマに全戦全敗 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

いよいよ『現場』へ。

SDシリーズ第4作目。本編(1・3作目)CPの続編ですね。

養成所を卒業して、SDとなった斗貴(受)の初任務になります。
実は、私はもう卒業後の続編はあるとは思ってなかったんですが、もしあるとしたらこうなるだろうな~という通りになっていましたね。ご都合主義と言えばそうなんですが、でもこのシリーズはホントの意味での『ハード』ではないので、そんなものでもまあいいでしょう。

ただ、ストーリ…

0

君主サマに完全降伏 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

あまあまにならないのに、やっぱり甘い。

シリーズ第3作目。前作はスピンオフだったので、本編(1作目)のCPの続編です。

これは、設定だけは『絶海の孤島』『養成所』『鬼教官と訓練生』とハードボイルド調ですが、本質的には『BLの寮もの』だと思うので、事件は起きますがまあそれなりです。それが主題ではないので、別にOKですね。

孤島ものいうことで、どうしてもメンバーが固定化してしまうんですが、今回は外から(当て馬的な)2人の新キャラ…

0

天下無敵の天使サマ 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

ニックネームと本質が全然違うよ!

余計なことかもしれませんが、未読の方にひとこと。作家さんは『スピンオフだから前作を読まなくてもOK』的に言われてますが、やっぱり読んだほうがいいです。今作だけでは説明が絶対的に足りないです。
確かにメインキャラクターは変わってますが、大元の設定で続編的側面が大きいですから。特に『円佳の弟(の時計)と藤村』に関わる部分が、今作ではあっさり流し過ぎで、よくわからないかもしれません。

さて本題で…

1

難攻不落な君主サマ 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

シリーズ1作目。

SD(セキュリティ・ドッグ)シリーズの1作目ですね。
最初はあらすじで、絶海の孤島の全寮制養成所に鬼教官って、どんな無茶でキチクな展開が?と思っていたんですが、意外に真面目(?)であっさりした感じでした。

SD養成所の教官・藤村(攻)×訓練生・斗貴(受)。斗貴はバイで、男相手の場合は元攻です。私はこういう『攻同士』は苦手なんですが、それほど気になりませんでした。斗貴が『いかにも攻』じゃなか…

1

二匹のケモノと堕ちる夜 小説

真崎ひかる  大峰ショウコ 

いよいよ・・・!

このシリーズ、なぜか好きなんですよ~。

では、いきなりネタバレ行きます。

さあ、いよいよ3Pですよ!私は基本的に3P苦手なんですが、これは3Pとしては例外的に好きな作品の1つです。他の『3Pだけど好き』な作品もまったく同じなんですが、基本『相思相愛』好みの私が3Pを受け入れる条件は、まず『初めから3Pありき』じゃないことなんですね。

これも、1作目の時点では、作家さん自身も『…

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二匹のケモノと檻の中 小説

真崎ひかる  大峰ショウコ 

義兄弟で三角。

間違っても感動を誘うとかそういう作品ではありませんが、なぜか好きなんです。

両親の再婚によって兄弟になった、秋穂(受)と将一(攻・兄)と慎二(弟)。秋穂は父の、将一と慎二は母の連れ子なんですね。
両親がアメリカに赴任し、3兄弟だけが残されたんですが、将一と慎二が揃って『秋穂が好きだ』と。まあ、三角関係なわけですが、結局秋穂は兄・将一を選びます。

ありがちと言えばその通りなんですが、…

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朧月夜に、あいたい。 小説

真崎ひかる  宝井理人 

このギャップはどうも・・・

広重(攻)と啓杜(受)はかなりの年の差なのに、あんまりそういう気がしなかったんですよ。広重が浮世離れしてて、年齢以外は『大人』って感じじゃないから?

しかしなんといっても、広重がほんわか天然かと思っていたら、まさかのドSだったという。『鬼畜・S攻』キライなんですが、まあこれは何とか・・・煙に巻かれたような感じです。でも、脳内妄想炸裂だけでとどまった方がよかったと思ってしまったんですよね。妄想…

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