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表題作朧月夜に、あいたい。

相原広重,31歳,穏やかで浮世離れ
新名啓杜,秘密を持つ高2生

その他の収録作品

  • 明日夜も、そばにいたい。
  • あとがき

あらすじ

女の幽霊が出るというスポットをうろつく男を揶揄(からか)おうと女装したのに、おどかすどころか不思議な魅力を感じてしまい…?
出版社より

作品情報

作品名
朧月夜に、あいたい。
著者
真崎ひかる 
イラスト
宝井理人 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
朧月夜に、あいたい。
発売日
ISBN
9784344815537
2.8

(11)

(1)

萌々

(1)

(4)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
26
評価数
11
平均
2.8 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数7

このギャップはどうも・・・

広重(攻)と啓杜(受)はかなりの年の差なのに、あんまりそういう気がしなかったんですよ。広重が浮世離れしてて、年齢以外は『大人』って感じじゃないから?

しかしなんといっても、広重がほんわか天然かと思っていたら、まさかのドSだったという。『鬼畜・S攻』キライなんですが、まあこれは何とか・・・煙に巻かれたような感じです。でも、脳内妄想炸裂だけでとどまった方がよかったと思ってしまったんですよね。妄想ならいくらでもやっちゃって!なんですが。
ギャップのあるキャラクター自体は別にダメではないのに、このギャップはなんかあんまり好みじゃなかったんです。

あと、啓杜のピアノを巡る親との関係の決着のつけ方が、ちょっと安易な気がしました。え、そんなもんでいいのか?という。啓杜を心配して反対してたんじゃないのか?矛盾してるんじゃないの?とちょっとついて行けませんでした。

まあ、全般的に不思議な雰囲気の漂うストーリーでしたね。う~ん、正直ちょっと微妙かなあ。

0

どんでん返しのギャップ萌え?

絵本作家で、死んだ恋人に逢うために夜の公園に日参しちゃって、相原さんったらなんてオトメ。そうかーオトメ攻めかと思っていたらまさかのヘンタイさんだった。
物腰が柔らかいだけにこわいわ。
でもこのギャップは嫌いじゃないよ。

攻のキャラクターはおいておくと、良くも悪くも繊細なお話だった。

二人の恋の他に割と大きな柱になっているのが、両親に弾くことを反対されている啓杜のピアノです。
プロになれるのも一握りなら、それで食っていけるのはもっと少ない。
超正論で反対していた両親が、有名絵本作家が「援助します」と言った途端あっさりと許しちゃうのはちょっとなあと思わなくもない。
結局金なの……
前半のおとぎ話っぽい浮世離れした雰囲気からいきなり現実に引き戻されたようでちょっとフクザツな気分になってしまいました。

イジワルだと思っていた親友が実は良い人だったというのは基本なのか。
どなたか苦労人の友坂に愛の手を。
友坂目当てでスピンオフに手を伸ばしてみようかな。

0

2度目が美味しいかも?

実は、発売されたばかりの頃に一度読んだのですが
その時は、前半の相原のほんわりした雰囲気と
後半の彼とのギャップの大きさにスイッチが切り替わらず
腑に落ちない感覚が残ってしまって
決していい印象ではなかったんですが
先月、スピンオフ作品が出て、そちらもやはり読んでみたくなり
今回改めて最初から読み返してみたんですが。。。

2度目の今回の方がより楽しめました。

1度読んではいるものの、細かい部分はあいまいになっていて
それでも、相原の正体をうっすら覚えていた事で
余裕を持って読めたのが良かったのかもしれません。

啓杜(けいと)が抱える10代後半特有の不安定さや親との確執と
それをふんわり包み込む相原の浮世離れした雰囲気が
うまい具合に調和している感じをラストまで感じていられれば
この物語を充分楽しめると思います。
啓杜が、嘘をついていることに罪悪感を感じながらも
それをやめられない葛藤や
どんどん相原に惹かれていくのを感じる事が出来る筈ですから。

残念ながら、後半の相原に違和感を覚えてしまった人は
『明日夜も、そばにいたい。』で
相原が啓杜に出会うまで抱えていた寂しさを感じてみて下さい。
ここでも、最後の方は相変わらずの相原の変態具合が露呈してますが
本編よりちょっとだけ大目に見てやってもいいかな?
って気になれるかも知れませんのでw

1

どこかおとぎ話みたいな雰囲気のBL

朧月夜の丑三つ時。
友達に乗せられ悪ふざけで女装して幽霊のふりをして驚かそうとしたら
驚くどころか亡くなった恋人と間違われ泣かれてしまった啓杜。
啓杜は高校生で、ピアノを進路として選びたいのに
親には猛反対されている・・・
そんなとき、あまりにもへたくそなピアノの音色に誘われて
入り込んだ先は豪華なお屋敷。
そこにいたのは自分が幽霊のふりして泣かしてしまった男 広重だった。

広重は、31歳という年齢のわりに、ふわりとした雰囲気の男。
亡くなった恋人♀に逢いに朧月夜の晩は、公園へ足を運ぶ。
自分が行かなければ夜の公園で待ちぼうけをくってしまう広重のために
啓杜も、女装して公園へ通うことになる。
昼間は、広重の好意に甘えピアノを弾かせてもらい急速に親しくなっていく。

どこかおとぎ話みたいな雰囲気のBL
恋人を失った悲しみさえも、どこかメルヘン。
だれも傷つかずまるくおさまる。

ふわふわっとした文体と挿絵。
生ぬるいかと思えば、エッチはギャップ萌えしましたv

2

啓杜のお友達は、どこに?

真崎さんの作品のキャラって、いろいろギャップがある事が多くって。
この作品で、ギャップでどんでん返し担当は、相原でした。

啓杜の襲い受けって、手もあったと思うけど、
うん、やっぱりこの相原で、啓杜君お初は、むしろしっくりする。
行け行け、ドンドンだ

そして、こんな相原に声を当てるとしたら、これはもう、平川さんでしょう。
友坂は三宅さんかなぁ。


ところで、啓杜君のお友達君達、
途中からすっかり消えてしまってたけど、彼等的には、啓杜君がこんなオッさんに食われちゃうってのはどうなのかな?
最初の方、啓杜挟んで、三角関係ってのもアリかなと思いつつ読んでいたけど、
やっぱ、ここは、絶倫エロ少年に変身した和幸が、ぱっくり食ったのは、、、
って続編も出たりしないかなぁ

0

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