須和雪里さんのレビュー一覧

薄紅のイフリス 〜愛の妖精〜 小説

須和雪里  佳嶋 

愛の妖精の物語。

ええー!?これが花丸BLACK?と驚きを隠せない須和作品でした。
ひょっとしてBLACKは、何か新しい路線を目指しているのでしょうか?
それにしても、佳嶋さんのイラストがステキですね~♪主人公は実は人間ではなく妖精なんです。
なんてピッタリの起用なんでしょう♪
ふんわりしたファンタジーの世界は妖精自体に性別がないせいか、BL?とも思うのですが、妖精によって結びつけられる人間が男同志なので、…

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愛は地獄を突っ走る 小説

須和雪里  櫻井しゅしゅしゅ 

アホ話と、切ない話

表題作連作の他は、短編1本なので作品的には2作品の収録となってます。

自分はその短編「あやかしの恋」目当てに購入したんですが、表題作連作もかなりアホで楽しめました。

ピアスノベルズが一時期やっていた台詞入りの挿絵なんですが、この作品に関しては成功してます。
体育教師・相原[攻]が想いを寄せる越智[受]を何とか落とそうと努力します。
結局お互い両想いで、エロシーンに突入するんですが相…

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サミア 小説

須和雪里  西炯子 

不思議ワールド

BLっていうよりも普通の小説の感覚で読みました。
萌という感じではないですが、どの話も話としておもしろいです。

以下3つの短編が同時収録です。
【サミア】
【影法師は泣いている】
【暗珠】
普通のハッピーエンドの話は一つもありません。
全体的にちょっと暗い感じです。

【サミア】と【影法師は泣いている】はファンタジーです。
【サミア】は高校生とエイリアンの話です。
かなり…

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ツー・ペアきまぐれボーイズ(3) アウト 小説

須和雪里  島田悠美 

人付き合い重視の話。家族だったり恋人だったり友達だったり。

須和先生の初期シリーズ3巻め。
何だろう?BLなのかな?コレ?
誰が読んでも構わない、誰もが感情移入できる主題の作品だと思いました。

【囚人たちの冬】
囚人って檻の中にいるって事で、主人公達に当て嵌めると、抜け出したい檻がそれぞれ有るんですね。
青池亮と水落聡にとっては、それが家。
亮は、祖父からのDVとそれに無干渉な父がいて、帰りたくない家庭。
聡は、自分を理解しようとしない家…

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ツー・ペアきまぐれボーイズ(2) ミッドナイト・レベリ 小説

須和雪里  島田悠美 

男子寮2ペアの、恋が深まる短編集2巻め

須和先生の初期作品シリーズの2巻めです。

【ミッドナイト・レベリー】
聡と一実のご馳走様なやりとりは1巻から続いています。
本の中でも「ごちそうさま」(にっこり)と高1の一実がやっている!
「先輩の生きが良いのかな、舌がしびれる」って、高1ながら見た目小学生の一実のセリフに、思わず赤面!
そんな熱々な2人に隣室のクールビューティー・熾龍(しりゅう)が、恋人の亮が最近おかしいと相談に来…

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ツー・ペアきまぐれボーイズ(1) 激闘横恋慕 小説

須和雪里  島田悠美 

2カップルも他のキャラも、ちゃんと立ってて面白い!

1992年の本作、作者の初文庫化だそうです。
なのに、読み始めから「あ、須和雪里だ!」の文章でした。
口語体で軽く書かれていますが、ロケーションや心情の説明が純文学風で、悪く言えば“古い”、良く言えば“ノスタルジーを感じる”
須和先生の言い回しは、この頃から続いていたんですね。

表題作【激闘横恋慕】は、本筋話のちょっと脇話です。
主人公の寮同室カップル・青池亮×野崎熾龍(しりゅう)の…

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サミア 小説

須和雪里  門地かおり 

おやすみ またいつか

もう恋とか愛とかでいう言葉では追いつけないほどに―

思わず作中の言葉を借りてしまいましたが、表題作「サミア」を
読んでは、ふつふつと湧きいでる気持ちが上手く言葉になりません。
肉体という殻を取り払って、互いの存在、魂そのものを慈しみ合う
限られたひと時が、夏の日々に書かれています。

想い人がエイリアンという、ややもするとキワモノ設定が、
こうでなければ表現し得なかっただろう物語…

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サミア 小説

須和雪里  西炯子 

旧版は「死」が主題。

門地作画の新版より、全体的に暗め重めで、またずんと心に残る作品でした。【サミア】の他2編、辛かった・・・!

【影法師は泣いている】
主人公は霊体の過去を忘れた「おじさん」、憑いている「稔」も良い子で、そろそろ成仏出来そうな平和な日々だった。
でも、その稔が1年先輩の「明」に恋をしてしまった時から、おじさんや生きている稔と明の平穏な日常を壊していく。

明に憑いている「洋」には、おじさ…

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サミア 小説

須和雪里  門地かおり 

愛すればこそ、殺してあげる。

≪サミア≫
悲しいファンタジーです。
ド田舎に住む普通の高校生の、ひと夏だけの忘れ得ぬ恋。
美麗な外国人の姿を模したエイリアン「サミア」の目的は、彼を「不死」から解放できる唯一の存在「智則」。
途方も無く長い時間、寂寞と空虚の宇宙空間を1人ぼっちで智則だけを求めて来ました。
サミアとの交流の中、短い時間でも愛の交換をして、実って、なくてはならない存在になっていきます。
それなのに、相手…

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あいつ 小説

須和雪里  ハルノ宵子 

BL・・・じゃないと思う

元気で家庭も平和な健全男子のちんこ(あえて伏せ字無しで行きます)が突然、感情持って身体から離れてしまうというトンチキ話。
欲望にまかせて妹に飛びかかろうとするし、下品な言葉を口走ります。
しゃべるちんこといえば、ちんつぶを連想しますがあんな可愛いちんこじゃありません。
低脳で下品な馬鹿ちんこです。
家だけではなく学校中で大暴れ、ここで男子生徒や男子教師を襲おうとすればそれはそれでBLな気が…

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