水瀬結月さんのレビュー一覧

吸恋鬼(アムヴァンプ)は恋を食べる 小説

水瀬結月  六芦かえで 

みんなで幸せになりたい

なかなか可愛らしい感じのするファンタジー系で、ラノベ色の強い雰囲気になってる
ような、聖純潔学園なんていかにもな名前の学校で巻き起こる事件を背景にした
うっかり屋さんでニブイ受け様の恋を描いたお話でした。

人外物ファンタジーが好きで可愛らしい話も好物なお人にはお勧めの1冊だと思います。
このお話では、「吸血鬼」や吸血鬼の子供である「ダンピール」やヴァチカンの騎士や
保護騎士(神父)、…

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吸恋鬼(アムヴァンプ)は恋を食べる 小説

水瀬結月  六芦かえで 

恋を食べる吸血鬼ならぬ、吸恋鬼

人外好きな私としては、タイトルからして見逃せず、
購入しました。

う~ん。設定が、ご都合主義ませんか?と思いつつ
読みましたが、まあ、いいか。

歴史ある全寮制のクリスチャン高校に通う
高校生の琴里は、人の恋心を食べて生きる吸恋鬼。
フェロモンを発して、クラスメイトの自分への恋心を育て、
いい具合に育ったところで、食べさせてもらう。(ハグするだけです)
で、吸恋鬼は、珍しいと…

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この激情に染まれ 小説

水瀬結月  甲田イリヤ 

京都弁が…。

続編というか、その後のイチャラブ的なお話の短編集といった感じ。
作者いわく、これだけでも読めるらしい。
いや、読めるけど。
それで、イチャラブになる前段階が気になったら前作もよろしく、と。

今回は基本的には短編集というか同人とかの再録集といった感じで。
大きな波風が立つわけでもなく、2人で仲良くやっていくようなお話でした。
その中でそれぞれが抱える過去に対する思いが見えて。
羽染…

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その熱情に染められて 小説

水瀬結月  甲田イリヤ 

書家なので…。

昔リーフで出された本の文庫版。
それにネット配信されてたのとかおまけ付き。

デザイナーの瑞葉には大学時代からの親友で書家の羽染がいる。
羽染は周りの人間から見れば扱いづらい人間で。
けれど、長年付き合ってきた瑞葉には、その人となりはわかっていて、長らく片思いしている相手でもあった。
ある日、仕事で羽染に書を依頼することになるのだが、その企画には大学時代の先輩でもある両院も関わっていて…

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花嫁の秘密 小説

水瀬結月  あじみね朔生 

あらすじはあてにならない

あらすじと実際の話が違うと感じましたが、実際の話の方が好みなので良かったです。
あらすじを読んだ時点では「借金のカタに受が攻に性的に色々されてしまう話」だと勝手に思っていましたが、実際は
・借金は受が就職するはずだった会社のもので受はとばっちり(だが再就職先が即決まったのは受にとって幸運)
・性的に色々される、というより受を人間として気に入った攻が、受を自分の物にするために罠を張り外堀を埋め…

4

恋の半分はハートでできています 小説

水瀬結月  Ciel 

魅力的で一人だけ選べない

表紙やあらすじでは判りにくいが4P物です。
自分の読んだ複数物では一番好きですし、自分が読んだ小説の中でもトップクラスにお気に入りです。

受け:清水 未青(25歳)真面目で努力家。家族思いの苦労人。自分ではしっかりしているつもりだがかなりの天然ボケ。
攻め三人のスペックが高いので目立たないが、それなりにスペックは高いと感じた。
攻め1:浦沢 啓明(28歳)
未青の上司で大学時代は違う…

3

花嫁の秘密 小説

水瀬結月  あじみね朔生 

幸せな花嫁になる為に

今回は「大和の鷹」と呼ばれる世界的な総合商社の総帥と
就職先の倒産で攻様宅のベピーシッターとなる青年のお話です。

受様が攻様の絡め手によって
ふりだけの花嫁役から本当の伴侶になるまで。

受様は10才の時に両親が離婚し
母が4才の弟を連れて出ていってから
技師の父に男手ひとつで育てられます。

弟は母の再婚によりフィンランドに移住し
10年近くも音信不通な状態ですが
弟の…

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花嫁の秘密 小説

水瀬結月  あじみね朔生 

秘密結社に潜入せよ!

花嫁シリーズの最新刊なのですが、かなり意外性もあって楽しめる作品でした。
著者の既刊である「花嫁に100万ドルの愛を告ぐ」や「身代わり花嫁の嘘と恋」の
主人公たちも出てきたりとシリーズを読んでる人だと2倍楽しめる設定もあって
サービス満点の1冊になっていたように思います。

今回の主役はセレブの超一流企業の総帥の攻め様と張り切っていた入社初日に
会社が倒産してしまった受け様とのラブスト…

4

身代わり花嫁の嘘と恋 小説

水瀬結月  桜城やや 

ザ・花嫁?

花嫁モノでした。
…私、実はこれが初めての花嫁モノかもしれません。
普段、こういうジャンル読まないんでね。
今回はお友達が貸してくれたんです。

修学旅行先で罰ゲームと称して舞妓姿にさせられた透瑠。
その姿を偶然見染め神津に自分の花嫁になってくれと言われるも、きっと女性と勘違いしているのだときっぱり断る。
その夜、理事長から神津が理事長の知り合いであることを聞かされ、神津を「ぎゃふん…

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身代わり花嫁の嘘と恋 小説

水瀬結月  桜城やや 

花嫁モノ


舞台が京都ということで情景描写も丁寧、はんなりとした雰囲気の漂う作品でした炫

でも!
攻めの神津は和とは程遠く、海外生活が長いせいかキザなセリフを連発する紳士。
大和撫子に憧れて、燐とした雰囲気を持つ美人な透瑠を口説くのもベタな展開です。

今回主人公である透瑠は、中性的で大和撫子と評される美貌を持ちながら、真面目な委員長タイプで嘘偽りが我慢ならないという何とも男前な性格。
健気で可愛らしい受...

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