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18/25(合計:242件)
榎田尤利 雪舟薫
雀影
同じ花が、想う人の心に咲いてくれるとは限らない。もし咲いていても、見えない。 ということで、華族物。 お話の全てのイメージが「百合の花」に象徴されていく展開が素晴らしい。 蕾の百合だった千早が、邦彦の執着と激情に翻弄されて、そして開花する。 ありがちな幼なじみ執着物の王道のようでいて、「百合の花」を核に、すっきりと揺るぎなく展開する物語。 お話のほとんどは攻め視点。 それは攻め…
松岡なつき 雪舟薫
和食好き
ネタバレ
最初この作品に手を出そうかどうか迷っていた自分は愚か者でした…! 試しに一巻を買って読んだらめっっちゃハマり、それから中毒です! 一気に全巻集めました。 歴史モノで長いので ぐだぐだなかだるみするかなーとか思っていましたが全然そんなことありませんでした。 とってもスピーディーに話が進むので読んでいて気持ちいい。 でも一つ一つの描写は細かいし、登場人物の動作もイメージしやすい。 そして驚いたのは…
バーバラ片桐 雪舟薫
クレタコ
麻薬取締官通称マトリの愛澤[攻]とヤクザの愛人の聡[受]、そして聡の飼い主であるヤクザの山極の奇妙な対極的な人間関係と、平行して麻薬取り締まり捜査が動いて行きます。 結局、愛澤と聡はくっつくんですが愛澤の魅力が足りないというのではなくて(彼は単体で読めば攻として十分に魅力的ではあるのですが)山極の感情や心の闇の部分が読めない分にキャラ的魅力が彼の方が勝ってるのと、そんな山極と愛憎の関係にある聡と…
pesca
とうに夜半をすぎ、うっすら空が白みかけてる中、ナイジェルは1通の手紙を書いていた。 出すことのできない手紙を。 親愛なるカイトへ・・・。 カイトにとっては重荷になってしまうであろう手紙を書くのには、素直に感情を伝えるのはいいが、感情的になってはいけない。 言いたいことを全部書けたように思えても、やはり何か足りないように思えて 不安に苛まれる。 初めてあった時に戻ってやり直した…
1巻で初対面したカイトにナイジェルが聞きます。 「その服は船長にもらったのか?」 「靴と靴下も買ってもらいました」とカイト。 その靴と靴下を買ってもらった時の裏話です。 トンネルをくぐるまでスニーカーで過ごした現代人のカイトの足は ジェフリーからみると赤子のように柔らかく綺麗に映ります。 そんな靴選びからみる時代の違いなどのエピソードも面白いですが、そんな愛でられているカイトをみ…
宮廷道化師として宮廷で過ごすカイトの宿舎を一人で尋ねたナイジェル。カイトとふたりでいろんな話をして、カイトが今足りなく思っているものを差し入れることに。 翌日それを持ってカイトの元を訪ねたナイジェルは、カイトがジェフリーと外出してることを知らされ、ショックを受ける。 きっと今頃 カイトはジェフリーから欲しいものを買ってもらっているだろう。自分の買ったものなんて不要に違いない。 ジ…
たけうちりうと 雪舟薫
マダムM
他の方のレヴューにありましたが、少年カノンのお相手がランキア王でないことがショックです。前編の良い感じで、てっきりそう思っていたのに・・・。 吟水詩人のバルだって、王弟アリルに無条件で従っているから、そうなんだと思っていたのに・・・。 えー!?そうなるんだ!?えぇ!?そうなっちゃうの!?と泣きながら絶句。 サクサク面白く読ませて頂きました。大団円なんだけれど、なんだか、みんな少しずつ幸福でな…
帯『謀略の貴族、現れる!!』 うーん、期待し過ぎてたのかもしれません。 大好きシリーズなので楽しみに読んだんですがこれはイマイチ。 カノンは村にバルと共に帰り、一緒に住む為の家を建てたりしちゃってます。 なかなかラブラブなんですがバルは何せ吟水詩人なので都ならともかく田舎では需要はお祭りの時位しかなく、本人も働く訳でもなくカノンに食べさせてもらってるのでカノンはバルにとって村で暮ら…
帯『愛と哀しみ、そして癒しの物語。』 前編ラストで、ランキア王とカノンでのラブ開始の鐘が鳴り響いたかもーーって思ってたのに!! 思ってたのに!! 後編でまさかの展開に呆然絶句。 流刑ってさー、1人で行けよーー、何でそんな妙な条件付いてるのか!! 正直、アリルを死刑にすれば良くね??って感じですが決定は決定で、流刑に処されたアリルの従者としてバルとカノンが選ばれます。 拒否権無いです…
帯『あなたに忠誠を捧げます……!』 ウスカバルドシリーズは現在3作出てますが、自分的にはこの「ウスカバルドの末裔」前編と後編の2作、特に前編はもう猛烈に面白くて面白過ぎるわーー!!!って位におもろかったです。 実はこういう中世風ファンタジーは基本的に食指があんま動かない方なんですが(思えば小学生の頃、指輪物語の巻頭部分にあるホビット族の設定説明段階で何度もリタイヤしてた苦い思い出があるので…