沢路きえさんのレビュー一覧

夢の通ひ路 小説

火崎勇  沢路きえ 

あらすじがピッタリ

本のあらすじには「夢のように心誘う、淡くせつない」とあったのですがピッタリだと思いました。特に「切ない」でなくひらがなの感じとか。

新川(受)の視点で進みます。
不運続きの新川が勤めている喫茶店に、小野寺(攻)が通ってくる話です。
最初は小野寺は自分のストーカーかもと疑っているのですが、そこから親しくなっていく過程がスムーズで良いなぁと思いました。

夢で逢っていたという不思議の理由…

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ツイン・シグナル 小説

仙道はるか  沢路きえ 

双子それぞれの恋

双子が主人公ですが、双子で恋愛ものでなくそれぞれ別に好きな相手がいるという設定。兄の凛は叔父が好きで、弟の蓮は大学生であり恩師の息子である優作が好き。
高校生で性格は正反対、ですが二人の恋を別々に平等に追う話ではなく、内容はほぼ蓮と優作のお話です。

読んだ感想としては…ちょっと長いかも^^;
進展はあんまりなく、蓮は章一が好きだけど自分はまだ子供だし…とぐるぐりるしてる内容で、それで30…

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ツイン・シグナル 小説

仙道はるか  沢路きえ 

2人それぞれの切ない恋に泣けました

中学生の双子達、それぞれの切ない恋が詰まった1冊です。双子同士の恋愛モノかと期待したら、全然違ったのが新鮮で良かったです。

◎大学生・亮一×双子の兄・凛
凛はずっと叔父さんに恋をしていました。告白して振られて、叔父さんに彼氏ができても、5年間諦められなくて。その寂しさと、自分を見てほしいという思いで、好きでもない相手とエッチしまくって…。
そんな自分に疲れていた時に知り合ったのが、諒一で…

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怠惰な情熱 小説

仙道はるか  沢路きえ 

五年の想いはノンケも堕とす

若手俳優同士の、ノンケとゲイのラブストーリーです。

…でも、ノンケの瑛は根っからの女好きでなかなか上手くいかずに、ゲイの和弥の片思い歴は5年にもなります。
そして、片思いに疲れた頃に、初恋の相手・諏訪が現れて「今でも好きだ」と迫られるのです。この諏訪も、実は母親の元恋人で初エッチは強姦だったという、あまり人には言えないような思い出だったんだけど…。
でも、再会した諏訪は、とても優しくてス…

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柊探偵事務所物語 汚れなく、罪なく 小説

仙道はるか  沢路きえ 

終わるのが惜しいです…

探偵事務所シリーズの4冊目で最終巻になります。1冊ごとに違うキャラ視点で楽しめるこのシリーズ、今回は、元刑事で探偵事務所所長・柊とモデル出身で人気俳優・鳴海の話で、鳴海視点になります。

相変わらず、2人はケンカもせず、仲良しカップルです。
だけど、一度も柊から好きだと言われたことがないことや、エッチを誘うのもいつも鳴海からで、自分が本当に愛されているのか不安になります。でも、そんな鳴海の気…

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柊探偵事務所物語 コードネームは蠍の心臓 小説

仙道はるか  沢路きえ 

今回は、年下くんの執着と一途さに萌えます

探偵事務所シリーズの3冊目になります。1冊ごとに違うキャラ視点で楽しめるこのシリーズ、今回は前作に引き続き、ホストクラブと探偵事務所でバイトする大学生・金光と元刑事で探偵事務所所員・由貴の話で、金光視点になります。

今回は、柊と鳴海2人のイチャイチャがあまり見れなかったのが残念だったけど、金光と由貴のすれ違いがキュンキュンして、相変わらずな金光の溺愛ぶりに萌えました。

前作の事件解決の…

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柊探偵事務所物語 迷い家の里 小説

仙道はるか  沢路きえ 

今回は、年下攻めに萌えます

探偵事務所シリーズの2冊目になります。1冊ごとに違うキャラ視点で楽しめるこのシリーズ、今回は、ホストクラブと探偵事務所でバイトする大学生・金光と元刑事で探偵事務所所員・由貴の話で、由貴視点になります。もちろん、前作の2人のイチャイチャも見れるし、今回はホラー要素もプラスされてて面白かったです。

柊探偵事務所に来た今回の依頼は、5年ぶりに実家に帰る女性のお供をすることで、流れで金光や鳴海も一緒…

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柊探偵事務所物語 小説

仙道はるか  沢路きえ 

年下くんの明るい執着が萌えます

探偵事務所シリーズの1冊目になります。4冊で完結なんだけど、それぞれが違うキャラの一人称になってるので違う視点で楽しめるし、事件解決とラブも堪能できて、どの話も面白かったです。中でも、1冊目が一番好きな2人の話で、お気に入りです。

1冊目は、探偵事務所所長・柊と年下人気モデル・鳴海の話で、柊視点になります。
ストーカーに困っている鳴海が、柊に身辺警護を頼んだところから話は始まります。
こ…

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ヤヌスの末裔 小説

仙道はるか  沢路きえ 

双子の秘密がカギです

謎の双子の兄弟を愛した高校生のお話です。よくある、双子たちとの3Pモノかと思ったら、最後にどんでん返しがあって意表をつかれて面白かったです。

高校生の祐は、レンタルビデオ屋で探していた作品を見付けて喜んでいると、一人の男に声を掛けられます。その男・克弘は、祐と同じマイナーな作品が好きで、意気投合した2人。
そして、克弘の家には、他にも祐が喜ぶ作品がたくさんあるから来ないかと誘われます。いつ…

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銀河鉄道通信 小説

仙道はるか  沢路きえ 

静かに重い

講談社X文庫ホワイトハートのラベンダー帯は
耽美と言うには軽いけれどもBLとしては重いと
言う部類の話が多い、と評者は勝手に思っています。
この作品もそのレーベルの特色を体現した
結構手強い存在です。

タイトルからして既に色々な背景を背負っている
この作品。紐解くと更に背負っているものが多く、
読んで心が軽くなるBLを求めている方には不向きで
あるやも知れません。
ただ、あと…

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