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表題作銀河鉄道通信

狩野裕也 大学4年生 24歳
各務正人 心に傷を抱えた訳あり元小学教師 24歳

あらすじ

泣いてもいいのだろうか、彼の前では弱い自分をさらけだしてもかまわないのだろうか。
「俺の前では強がるな」裕也はそう言うと、正人の小さな頭を己の肩口へと引き寄せて、「泣けよ」と囁いた。
正人は裕也の言葉通りに瞳を閉じると涙を流した。
瞼の裏に幾千億の星を見ながら…。
…教え子の自殺にショックを受け、北海道へやってきた正人。
雄大な自然と愛する人に巡り合い、頑なだった心をほどいてゆく…。

作品情報

作品名
銀河鉄道通信
著者
仙道はるか 
イラスト
沢路きえ 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062552660
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

静かに重い

講談社X文庫ホワイトハートのラベンダー帯は
耽美と言うには軽いけれどもBLとしては重いと
言う部類の話が多い、と評者は勝手に思っています。
この作品もそのレーベルの特色を体現した
結構手強い存在です。

タイトルからして既に色々な背景を背負っている
この作品。紐解くと更に背負っているものが多く、
読んで心が軽くなるBLを求めている方には不向きで
あるやも知れません。
ただ、あとがきも含めて刊行から20年近く経っても
尚今に通じる記述が含まれており、ただ遠ざけて
しまうには惜しい存在であるかと。
ロマンスとしては確かに重い部類です。
しかし、ロマンスの向こうに在ると導かれるものは
きっと軽やかな筈です。

1

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