池玲文さんのレビュー一覧

No.99:人間玩具 コミック

池玲文 

溜め息が出る美しさ

座裏屋蘭丸さんの「Pet契約」と、中村明日美子さんの「薫りの継承」の発売で、この2015年後半、雑食になる前の自分が好んで選んでいた妖艶で官能的な作品を求める熱が一気に復活しまして。
今少しずつ昔の作品をかき集めている中で、私の欲望まみれの検索ワードに真っ先に引っ掛かってきたのがこちらの作品でした。

池玲文さん、媚のシリーズをチラ読みして何かちょっと違うな~って今まで興味を持たずにいたんで…

3

たつのおとしご コミック

池玲文 

とにかく可愛くて

ととさま、と呼ぶツノの可愛らしいこと!
変わり者と言われて人との距離を置いてるようなメカ屋もメロメロです。
狼とか、猫とか犬とか、人外ものって色々あるけど、「たつのおとしご」とはまたえらいとこ見つけてきましたね!いわゆるふわふわの耳とか肉球とかあるわけでもないし、枝みたいな不格好な角があるだけなんですが、最初のあの言葉が通じない感じや無知なだけにはっきりと口に出してしまう天然さ、乱れがちな着物…

2
非BL作品

Geofront コミック

池玲文 

NOT BLだけど、全力でお勧め!

 池先生のこういう特殊な世界のファンタジーが、どれも素晴らしくて、読む度に胸が高鳴ります。『No:99人間玩具』に同時収録されていた『花降る地下街』で描かれたジオフロントと呼ばれる地下街でのお話です。

・『Geofront』1~4話
 だらしがないナガサは、片付けと子育ての苦手なシングルファーザー。でも裏の顔は黒髪をなびかせた端麗な容姿のマフィアの殺し屋です。裏の顔と言っても、息子のテオも…

4

池玲文ファンブック オールヌード「銀閣博士とモルモット」 特典

​ 博士のインタビューに続編を期待!

​ 冒頭に10ページの描き下ろし漫画。↓でfiona0109様が詳しく書かれています。そして眠れる森様が書かれているあのシーン、笑うにはセクシー過ぎました(//∇//)
 他にはキャラクター紹介ページが楽しかったです。
 銀閣博士と茅ノ谷、碌音寺にはインタビューがありました。印象に残ったインタビューは
・銀閣博士の潔癖症の理由=「分からないなぁ、物心ついた頃からこうだったから性分だろう」性分…

5

銀閣博士とモルモット コミック

池玲文 

池玲文の美学、ここにあり。

 一番好きな池先生の作品です!私の「大好きなシチュ」と「興味がないシチュ」が化学反応をおこして、極上の「萌え」が合成されました。池先生はいつも新しい萌えを届けてくれます。

 「コメディなので笑ってもらえればいい」とあとがきに書かれていますが、ええ、そりゃあ笑わせてもらいましたよ。快楽マシーンを使って茅ノ谷で実験するたびに、間違えて(わざとだろw)エロが加速してしまったり、美麗なルックスでパジ…

9

媚の椅子 コミック

池玲文 

キスに萌えヤラれる

先に続編の「媚の凶刃」を読みました。
前編であるこちらは電子のサンプルを見て尻込み( ;´Д`)
でも凶刃がとっても良かったので萎え覚悟で購入。

痛い・ツライ・愛が無いの三拍子揃ってると勝手に思い込んでビクビクしてたせいか「いやいや全く違うよ!メチャメチャ甘いお話じゃん!!」と変に興奮しました。
サンプルでも読める冒頭の拷問もその後に続く拷問も、加賦さんは身を切る思いでやってるのが伝わ…

1

閑雅なスプーン (新装版) コミック

池玲文 

二人のラブバランスが絶妙

​ かなり前の池先生の作品。最近の作品とちょっと絵柄は違いますが、やっぱりお上手だしとても綺麗です!この頃の唇の描き方がとても好きです。ぷにゅっとしてて、美味しそうです。
 エリートサラリーマンの義章はもちろん、中性的なカスミも、見た目も中身も男らしく描かれていてるのがとてもいいです。居ついたり急にいなくなったり、猫みたいなカスミに振り回されてるかと思えば、カスミは高校の頃から義章しか見ていない…

1

奥津城村の愉快葬 コミック

池玲文 

方言萌!

 お葬式なのに愉快って何?と思って読んでみたら・・・。不思議な風習のある村の、親せきやご近所さんが沢山集まるお葬式、お酒もつまみも出て、しかも本人はしっかり生きている生前葬だから、それは飲めや歌えやの大騒ぎで愉快でしょうね。子供の頃、祖父のお葬式で不謹慎にも、めったに会えない従兄弟たちとはしゃいでしまったことを思い出しました。表題作も年上の従兄弟との物語です。

・『奥津城村の愉快葬』『奥津城…

1

ひんやり廊下、万華鏡 コミック

池玲文 

丁寧語に萌えます!

  『ひんやり廊下、万華鏡』、なんて詩的なタイトルだろうと心惹かれて購入。読んでみたら学校を舞台にした、いやらしくて可愛い作品でした!!!

・『ひんやり廊下、万華鏡』『廊下の先、二人きり』
 黒髪の永井先生がやばいです!黒髪とか細い切れ長の目とか眼鏡とか、そしてクールな表情のままエネマグラを出して、丁寧語でグイグイ攻めます 。どうしよう~!私、大好きなんです、丁寧な話し方のキャラ。 
 …

4

青色契約 コミック

池玲文 

​ 作品と作者がリンクして始まる関係

 一冊まるごと同じカップルのお話です。才能溢れる若き画家とそのパトロンの画廊オーナー安藤。初めて紲熔に会った時の衝撃は、まるで彼の絵を見たときそのもので・・・。
 圧倒的な作品と作者がリンクしてしまったら、芸術を知る者はそのすべてを欲することに抗うのは無理だと思う。それが可能になるのであれば特に。パトロンと言う契約に基づいた関係だけど、最初から二人には好意が丸見えなので、そういう関係に至るまでの…

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