中原一也さんのレビュー一覧

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ラスト10数ページの展開に燃え萌え

※後半の方で結末について触れています。

綺麗事の一切無い、男臭くハードボイルドな作品でした。
余計な感傷や情感を削ぎ落としたシリアスな世界観ですが、捕食し合う獣同士のような絡みや、新垣の須田に対する真摯かつ強烈な執着心には非常に熱いものがあり、強く引き込まれました。

ヤクザの息子・須田と警察キャリアの息子・新垣。
生い立ちは正反対だが、共に父親の呪縛という足枷を持ち、その呪縛から逃…

11

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

3Pなのになんだか微笑ましい。

中原さんにハマり中で目に付いたものを買っては積み本にしているので、
その一環で我が家の本棚に並んだコチラ。
当初は、淫靡な表紙の絵を見て、
3Pは好きだけど経験不足(もちろん読む方の)な自分には、ちょっとハードルが高い?
と思っていたのですが、そんなことはなくすごく読みやすかったです。
レビュアーさんたちの評価が高いのにも納得です。

実の兄弟で、綺麗な兄が格好いい双子の弟ふたりに愛…

10

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

双葉編(主人公達の話はまだ続きます。)

うわー、まとめて4冊ゲットして読み始めて、勝手にこの4巻目で完結だと思い込んでいたー!
違いました、続きます。
愛してシリーズ4作目、「双葉が街から旅だって行く」の巻。

いつの間にか斑目と坂下の関係は盤石だが、
斑目と双葉の息もぴったりな下ネタ漫才もまた健在。
そんな中、双葉の過去を知る男が現れる。

双葉の語りたがらなかった壮絶な過去、それによって狙われることになるという
ハ…

5

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

愛より、人間ドラマ

『愛してないと云ってくれ』シリーズ第3弾!

ドヤ街で診療所を営む坂下。
ホームレスが襲われて金を奪われるという事件(マグロ)が立て続けに起こり警戒を強める中、
以前この街にいた小川が正業につき、その新しい生活の報告をする為にやってきます。

小川を使っておびき出される坂下。
後ろにいたのは、まだ彼を諦めていない班目の弟でヤクザの克幸…

診療所に火炎瓶を投げ込まれたり、罠に嵌め…

3

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ビックリなハリウッド展開!

ほほぉ~今回はシリアスな淡々とした刑事×ヤクザの男モノですね。
久々の・・・と思いつつ読み終わろうとしたクライマックスのその後にビックリ!
中原作品というと、登場人物の性格が突飛というのはあったりしても割と庶民的にいい意味で泥臭い(この話も或る意味泥臭いのだ)展開だと思うのだが、その終わりはまるでハリウッド映画のアレでした。
それは決して傍目で見ればまっとうでもなく安全ではないのだろうけど、…

4

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

理不尽を踏み越えて野良犬は走りつづける。

ラスト数ページで一度、読むのをやめました。
結末が怖くて。
胸が苦しくて。

糖度低。男×男!

冤罪からヤクザへと身を堕とした須田(受)と彼を追う為に刑事になった新垣(攻)の目の前に広がる闇を見せつけられるようなガツンと重い話です。

誰の日常にも理不尽は転がっていて、なんだかんだいいつつ、それを乗り越え、次の理不尽に向かい最後にパンドラの箱よろしく希望がある…わけではなかった須田。

『表の世…

2

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

消せない絆

かなりダークでシリアスな作品、ヤクザと刑事、共に学んだ学生時代そして当然のように
抱き合う関係になり、しかし、それも受け様が濡れ衣を着せられ攻め様の前から消えるまで
受け様はチンピラの子供で小さい時からお前の父親はと理不尽な目に遭いながら、
父親を嫌いながらもその父と同じようにロクデナシの道を歩いている。
しかしそんな時期に警察官僚の父を持つ攻め様と出会い、互いに立場は違うが、
同じよう…

3

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ラスト、物語に深みが――

そういえば、外道と呼ばれるような悪事を行うヤクザの話を、
小説で読むのは初めてです。
比べる物がないので自信を持っては言えませんが、
この本はヤクザ物として甘い部類には入らないと思います。
読んでいられない程の残忍なシーンがあるとは思いませんでしたが、
それなりに主人公(ヤクザの有能な幹部である受け)は冷酷非道です。


物語は、主人公の須田が大学生時代、
ヤクザの息子だからとい…

3

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

よくある話

な、わけないじゃん。
目覚めたら、そこは知らないホテルのベッド。
裸の自分の隣には、これまた裸の、若い、男?

中原さんのオヤジ成分を求めて、積み本の中から発掘。
なんだか既読のような気がしてたけど、実は読んでなかったみたい。
そして、ドラマCDも出ていて、そちらの方は、先に聞いていたことも忘れていましたが、、、。

この、
「ま、いっか」
で、すべてを流しがちな袴田36歳。

0

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

双子で3Pってより

中原さんなのに、オヤジ要素0!!
って方にビックリだ。
って、中原さんに、どんな偏見もっているんだ、私。
実兄弟物ってたまにハズレというか、地雷踏んじゃうことがあるのだけど、この作品は全然大丈夫、寧ろ、よかった。

美人の兄と、両親ですら見分けが付かないくらいよく似た双子の弟達。
両親を一度に亡くして、子供時代をバラバラにされて過ごし、
成長してようやく3人で暮らせるようになり、

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