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俺がずっと側にいてやるよ
前半のぐいぐい読ませる力と描写力は「神」です。
とにかくリズム感やテンポがもんのすごくイイ!
こういう文書かれたら、戦意喪失っていうか、永遠に勝てる気しないっていうか、
シッポ丸めて逃げたい!っていうか!この引きこみ方は規格外!
ちょっとーーーーーやめてーーーーwwwww
日雇い労働者が集まる街の美しい医師・坂下と彼を慕う「懲りない面々」
という設定が超・異色ですが、懲りない面々の描写にどんどん引っ張られていく!
もーー!なんでこういう人がBL小説だけ書いてるんですかーっ!
ほかのジャンルにも殴り込みかけましょうよー!
オヤジ萌えとかそういうの関係なく、作中のおっさんたちがものすごくライブ感あります。
今回のキーマンとなる「双葉」と不遜な新入りの関係あたりから
急に同じリズムで読めなくなってくるのがかえすがえすも残念。
もう少し因果関係が整理できていて、なおかつ、アクションシーンが書けていたら
文句なく「神」なのに…。
とはいえ、これはぜひシリーズで揃えたい。
斑目と坂下の性格描写も大変魅力的です。
しかし、坂下が主人公にはなっているけれども、
一番、書きたかった人物はといえばやはり斑目なんだろうなと思わせます。
中原一也さんの本を買うのは、エロが好きだからっていうのもあったはずなのに。
というか、このシリーズで一番好きなのは斑目の男臭さと、決して女っぽくはない坂下が、エロエロになってしまうとこだったはずなのに!
今作を読んで、もうエロなくてもいいんじゃない。
むしろBLじゃなくてもいいんじゃない、って思いました。(いい意味で)
ずっとこの町での、出会いと別れを読んでいたいなと思いました。
この先、何か展開があるのかな。
斑目が、坂下と離れることにだけはなって欲しくないな〜。
うわー、まとめて4冊ゲットして読み始めて、勝手にこの4巻目で完結だと思い込んでいたー!
違いました、続きます。
愛してシリーズ4作目、「双葉が街から旅だって行く」の巻。
いつの間にか斑目と坂下の関係は盤石だが、
斑目と双葉の息もぴったりな下ネタ漫才もまた健在。
そんな中、双葉の過去を知る男が現れる。
双葉の語りたがらなかった壮絶な過去、それによって狙われることになるという
ハードな展開が今回も続くが、斑目と坂下の活躍で双葉は助け出され、
そして人生にひと区切りをつけて巣立っていく。
この街の日々は、いかに陽気で気楽だろうと浮草のような日々だ。
日々誰かが訪れ、そして去って行く。
そんなある種の諦観が漂う街。
班目も過去と対峙して、その一時のモラトリムから脱する時が近づいているのか?
双葉の卒業によって、そんな今後の展開を予感させる巻でした。
あ、今回班目のナニはフェアリーからトマホークになっております(笑)
シリーズも4作目になると多少飽きが来ることがあるのですがこの作品は
毎回何かしらの楽しみがあって笑わせてくれます。
しょぼくれたオヤジ達が何やら可愛く見えてくるから不思議ですよね。
今回はかなりのハードアクションとでも言いますか、バイオレンス風味が
増大してるストーリー展開になっていて、最後に涙も誘う感じで終わります。
主役二人のエロはもちろんきっちり入れながらも、斑目さんの相棒でもある
双葉の過去がメインのストーリーで、隠された過去が引き金になってドヤ町が
大変な事件に巻き込まれることになるのです。
ドヤ町に現れた新顔は、何やらきな臭い訳ありな感じで、一人で不幸でもしょってる
雰囲気&常に他人を威嚇気味で、本来の目的は双葉なんです。
簡単に言えば、嫉妬から、亡くなった幼なじみが好きだった双葉に逆恨みして
双葉が逃げていたマグロ漁船のメンバーに双葉の居所を密告してしまう。
でもこのマグロ漁船のメンバーがきな臭いなんてもんじゃないのですよ~
その辺のヤクザも真っ青な感じの事を平気でやるような軍団でした。
双葉とマグロ漁船のメンバーの争い事で、ドヤ町の住人がかなり混乱に陥る。
斑目と先生は今回はかなりの人命救助になってます。
そして、この事態の収拾に双葉が決着をつける為に一人で・・・・
ここから斑目と先生も双葉を助ける為に必死で行動する事になります。
今回のメインの設定は逆恨みです。それもかなりバイオレンスです。
そしてドヤ町を卒業して、新しい生活に踏み出す事が必要だと思わせるお話。
今回は双葉が気持ちとは裏腹に一歩を踏み出すことになります。
残された先生は、寂しさを人一倍感じながらもあるべき姿だと強く思う。
そして、斑目の今後についても、先生は考え始める・・・って内容でした。
二人の未来はどうなっていくんだろう?って双葉が出て行く事でかなり切実に
考えてしまうようなストーリーで、新たな展開になって行くような感じがします。
コミカルなやり取りの中で、骨太要素もエロもまんべんなく配置してる作品で
やっぱり好きだなぁ~って思わせるお話でした。
『愛だというには切なくて』
読み終えて表紙を眺めるとタイトルの良さが沁みました。
男同士の恋愛。
仲間意識から芽生える友愛。
叶わず終わった片思い。
”さよなら”の後に待っている出愛い。
楽しいばかりでない、
ちょっぴり切なさを含んだそれぞれの愛。
シリーズ4作目になるとおなじみのメンバによる
わちゃわちゃとした日常を読む楽しみがありました。
でもこの作品の舞台は、世間一般とされる場所から離れた世界。
その日暮らし、ホームレス…。
それに慣れちゃいけないんですよね…。
楽しいだけじゃダメなんだと改めて感じ、
斑目との別れも予見させるような流れに少々ショックです。
さて、シリーズ4作目。
ようやく斑目克幸とのゴタゴタを終え平和が戻ってきたとある町。
主役はおなじみ
神の手を持つ医者で現在日雇い労働者の斑目×町の診療所医師の坂下先生
ですが、今回は2人の友人で準主役級の双葉の物語でした。
若いのに世間の荒波を経験し、
ヒョイヒョイっとした身軽さで動き回る双葉。
何か訳ありな過去は匂わせていましたが、今回のお話で明らかになりました。
正直、命狙われ追われてる身というのは想像もしてなかったのでビックリ。
斑目克幸の周辺探るときなど結構動き回ってたよね…?
完全に巻いたと思ってたのかなぁ。
何年も追いかけてる方の執念もすごいけれど。
双葉の周囲が騒がしくなり、心配する斑目と先生。
双葉のためとなるとぶち切れる2人がカッコよかった!
”あの”坂下先生が胸ぐらつかんで怒鳴ってる…!。
斑目もつい手が出ちゃって、いつもの冷静さを失ったギャップ良き♪
双葉自身も知らなかった現実には驚きました。
その件についてあとがきで触れていますが、
ファンの要望より作者さんのこだわりを貫いた形になったのは良かったな、と思いました。
BL的な萌え部分は、なんと言っても坂下先生の開花…!
野性的で雄々しい斑目にいつも翻弄され流されるように抱かれてばかりでしたが、
自分が主導権を握って斑目を喘がせたいと思うようになるとはー!!!
ここをこーしてあーしてと誘導する坂下先生のエロさよ////
草食獣に言われるがまま素直に従う肉食獣という図が良き♪
ちょうどこのシーンは口絵カラーになってるのですが、
視点が天井裏から覗いてる気分になれるのですよー!
奈良さん神…!。+゚ *。(*´∀`*)。+゚ *。