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10/20(合計:192件)
定広美香
みみみ。
ネタバレ
ヴィーナスシリーズで定広美香さんにどハマりして以来、いつ読もうかと思っていたUGHシリーズ。Renta!で特集が組まれたのでこれ幸いとシリーズ全作一気に読み漁りました。 本編にあたる、この『アンダーグラウンドホテル』は上下巻合わせて700ページもあるので、読み応えたっぷりです。 めちゃくちゃ面白いです!! 自由を極限まで制限された世界で何にも縛られずに生きるキャラ達のクソッタレな生き様が…
対象的な二組のお話が読めます。 表題作は、和がテーマの初々しい高校生カップルのお話。 もう1作は、洋がテーマのアダルティな年の差カップルのお話。 この方の他の作品を何冊か読んだところ、男同士の熱くハードな恋愛モノを描かれることが多く読む人を選んでしまう感じがしましたが、こちらはかなりライトでどなたでも読みやすいんじゃないかなと思いました。 『6年目の花道』『ヤバイ目で見ンなよ!!』 …
hinahina
丸ごと一冊が関連するひとつのストーリー。 ”あらすじ”にあるように、 2003/04、2004/05、2005/10 に三和出版さんから 発売されていた3冊が、上下巻という形にまとめられて 文庫として出た作品。 なので、上巻・下巻ともボリュームがありました。 上巻でもそうでしたが、くっついたり離れたりの2人。 お互いがお互いを思うからこそ、その繰り返しと言う感じ。 とっても…
丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。 読むときに、あれ?どれから読めば??というくらい 「アンダーグラウンド」と名の付くのがあったのですが、 三和出版さんから、 2003/04 アンダーグラウンドホテル 2004/05 同 囚われの刻 2005/10 同 陽のあたる場所 という3冊が発売されていて、この「上下巻」というのは、 この3冊をまとめた状態で、 説明書き…
『ヴィーナスに接吻』の続編です。 前作のあとがきで「キャラクターの思い通りになんかさせてたまるか!(=死なさせない)」と仰られていたので、二人の倒錯した執着愛の行き着く先は一体どこなのかとドキドキハラハラしながら読みました。 「よくぞこの結末にしてくださいました!」という感じです。 本作では色々なことがひとつずつ明らかになっていきます。 トマが樹に望んだ“本当に欲しい物” 樹…
これはすごい………! 読む人を確実に選ぶと思いますが、迷わず「神」です。 定広さんがこの作品で描かれたかった究極の愛の形(=SM関係の先にある「介護愛」)、凄まじ過ぎる…… 幼い頃から互いの存在を必要としてきた〔都〕と〔トマ〕の常軌を逸した互いへの執着心が、常に生きるか死ぬかのギリギリ感をはらみながら描かれていきます。 都の場合は、トマの美しい手への異常な執着が己でその手を無きものにし…
yoshiaki
定広さんの代表作「アンダーグラウンドホテル」の続編。 今回は、スピンアウト第一弾の「アンダーグラウンドホテル KISS&KILL」から登場したエリー・チェーシー(実際はUGHにも一瞬登場してるんですが、顔出しは「KISS&KILL」からです)が主人公。舞台となる刑務所も、前回までのレベル3からレベル4に移ります。 カプも新しい組み合わせだし、一見前作を引きずっていないように見えるのですが、…
snowblack
表題作は、戦中〜戦後の身分違いの恋。 前編、そして再会までは面白く読んだのだけれど、 シリアスな題材だったのが、最後ファンタジーになってしまった感があり残念。 「ペパミントキャンディ」は、最後の意外性がいい。 頭を撃たれ精神が5歳児に戻ってしまった登希。 自分を見舞ってくれる男が誰なのかは分からぬままに、惹かれていくが……。 タイトルになっている、ハッカ飴の使い方が象徴的でとてもエ…
むぼち
あまあまのせつないBLが好みの私は、この続巻でさらに度肝を抜かれました。 『ヴィーナスに接吻』でも、男らしさ満点のまぐわいを見せて頂いたのに、こちらではさらにすごかった。 まさか、こんなに受が似合わないこの人が犯されるなんて、と驚きますが、そのやられっぷりは見事にその人らしく、最後まで男のままなのです。 私が読んでいないだけのでしょうが、強姦とはいえ、これだけ「女」にならない受はあま…
「愛ゆえに身を引く」などという言葉が空々しく思えてくるような、強烈な愛に圧倒されました。 両腕を与え、奪うことで、お互いに後戻りできない関係に陥る二人。 求めて、求めて、これ以上ないほど求め合っても、満たされない。 生きている限り一つのものにはなれないのに、それを渇望しているような二人の愛は、私には苦行のように映りました。 「究極の愛」と「SM」を描かれたとのことです。 トマの腕…